刑事ジョン・ルーサー　フォールン・サン

　ドラマ未視聴でもすんなり理解できるストーリーで面白かった。登場人物の関係性もすっきりして観やすい。

　悪役の外道っぷりが凄まじくて良かった。頭脳派かと思いきや、体術もバリバリできる両刀派は珍しいかも。

　犯罪の仕方が現代っぽい。SNSをたどって弱みを握る件はリアルでぞっとした。誰にも言えないささいな秘密誰にでもあるよな〜。

　ドラマも気になったから観てみよっと。

悲惨なシーンが二時間半、けれども殺人者の意図も動機も今ひとつはっきりしない。ただただ残酷な場を見せ続けられ、不快さと眠気とたたかうだけ。何かもうちょっとどうにかできなかったのか。俳優の演技はそれなりに見事なのに残念。

サスペンス色は濃くて、どきどきしたけど。
肝心の「なぜ犯人は、この事件を起こしたのか？」等の描写がないので。
肩透かしというか。

「それで？」が多く残る。

最近の映画や海外ドラマがつまらなくなったと感じる理由は、脚本が雑で甘くてツッコミどころ満載なせいだと、改めて感じた。
他の要素、撮影技術、役者等は十分にその能力が高くとも。
自分の観る目が厳しくなったのかなと昔の映画を見返すと、昔の映画はよく出来てると感心させられる。
この傾向、いつまで続くのだろうか？