オオカミ狩り

前半は非常にドキドキした。
船という密室で凶悪犯と警察がどのように殺し合い
生き残っていくのかワクワクしてたのですが、
謎の韓国版プレデターの登場から
怪しい雲行きに…

練られた脚本だと思うのですが、
あの化け物によって、キャラクターも映画自体も
ぶち壊された気がしてなりませんでした。
ただ凶悪犯と警察の殺し合いだけで良かったのでは…

殺し合いの中の人間ドラマが見たかったのは僕だけでしょうか？
全身刺青のヤバい兄ちゃん
男の子の気持ちをくすぐるセクシーな女性警察官、
裏切り、寝返り色々出来ただろうに。

勿体無く残念な気持ちになりました。

フィリピンで捕まった韓国人犯罪者を、韓国に帰すため貨物船がチャーターされ、韓国の刑事も乗り込む。
航行中、犯罪者は裏切り者の助けで刑事と銃撃戦となる。
一方、船内にはとんでもないモンスターが収容されており、これが目覚めたから、もう大変。
このモンスター、戦時中、日本軍が作ったというから恐れ入る。
しかし、残虐な暴力シーンが多すぎて麻痺してしまう。

予想外の順番で人が死んでいく

コン・エアー船上版かと思いきや、凶悪囚人もビビる人造人間版プレデターだった。とにかく流血ドバドバ、血量半端なく、囚人は銃やナイフだったけど、プレデターは素手や素足で、腕をちぎって、その腕で殴るという何でもありの展開。次第に流血は当たり前になってきて、ほとんど生き残らない。ナイフ使いの寡黙な囚人ドイルの過去も徐々に明らかになるが、続編があるエンディング。唯一残念なのは人体実験は旧日本軍の仕業というのと、軍人役は日本人キャストを使わず、変な日本語という点。あるあるだが冷めてしまう。