劇場公開日 2023年4月28日

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「日本人のうんこ耐性について。」せかいのおきく マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)

日本人のうんこ耐性について。

2023年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

イラストのウ○○はカワイイと思う。小学生用の「うんこドリル」も大ヒットしていて、本屋で見ると思わず笑ってしまう。だから、私も含めて日本人にはウ○○耐性(?)があると思っていた。
しかし、今作を見てヤッパシ実写だとダメだなと思った。白黒なら、コエ桶、肥溜め、コエをぶちまける場面でも全然OKだったが、カラー部分はダメだった。白黒でも長屋の肥溜めが溢れて地続きの通路の水溜まりと繋がっている場面はダメだった。足元からかぐわしき香り(^^)がプンプン臭ってきそうな気がした。

ついでにゲロの話。
実写でもアニメでもゲ○が苦手だ。最近はゲ○が流行ってるのか、「エブエブ」 「バビロン」 「トライアングル」でもゲ○の場面がある。なくても何も問題がないだろうと思う。私は勝手にゲ○3部作と呼んでいる。
映画では、ウ○○はほとんどないが、ゲ○はたまに有る。実物だけでなく、吐いてる場面や音もダメで目をつぶったり耳をふさぐ。ゲ○の場面はなくしてほしいといつも思う。

黒木華さんの演技が相変わらず良い。演技とは別に顔が時代劇にあってるように思った。池松壮亮さんは仮面ライダー役よりもこっちのほうが似合うと思った。「シン仮面ライダー」に出てた柄本佑さん、森山未來さんも似合うと思う。あと松山ケンイチさんも良さそうだ。

白黒映画では、武家屋敷や神社仏閣の白壁の白が映えてきれいだと思う。時代設定が昭和40年代より前の時代なら昔の感じがして良いと思う。白黒の風景もなんとなく好きだ。

去年、エコの話に関連して江戸時代の循環型社会の素晴らしさを知った。糞尿処理と農業に重要な役割を担っていたウンコ屋さん。食い物屋で、臭いから外で食べてくれとは言われたかもしれないが、映画の中のように毛嫌いされたり見下されたとは思えない(根拠はない)。逆に感謝されてる場面があれば良かったと思う。
ゴミを減らそうというより、流通量が少なかったり貧乏で買えなかったりして、とにかく物がなくて貴重だから無駄なく使うのだと思う。現代のように物が溢れていないから、要らないしジャマだから捨てるという発想がない時代だったのだろう。映画の中の紙のリサイクルはもちろん、様々な修理屋があったらしい。

2023/4/28(金) テアトル新宿

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マサヒロ