ヒトラーの死体を奪え！

ドイツからロシアに｢ヒトラー｣を運ぶ数人のロシア軍、その｢ヒトラー｣を奪還するドイツ軍、その道中のストーリー
ロシアの女性情報士官のブラナの使命感がすごい、軍人のトールの不死身さがすごい、大尉の人間性のひどさがすごい、そんな感じでした
｢IF｣の世界だから現実的ではないのは仕方ないけど、なんかあまりストーリーに乗れずそんなに楽しめませんでした
良い人だったブラナがあんなに人間性が変わるとは
冒頭とラストはホラー
あのラストで見せられた物は、やっぱりあれしか考えられないです
そんな作品の中で、ポーランドの人達の辛さは本当の事だろうし悲しい事です

シャルロッテベガ扮するソ連軍中尉ブラナヴァシリエヴァブロスカヤは、スターリンの命令だと言われベルリンからモスクワへある箱を運んで行く様に命ぜられた。

途中で襲われたりしてたけど、暗くて分かりにくかったね。やっぱり女性中尉では なめられるよな。それにドイツ軍であろうがロシア軍であろうが村人たちからすると関係なさそうだ。死体を運ぶために命をかけるのはナンセンスなんじゃないかな。

夜間の銃撃戦が誰が誰なのか、どの位置で戦っているのか分からなくなりました。
妄信的なドイツ人、信用ならないロシア人、間で抑圧さているポーランド人、この相関図にドイツ系ポーランド人が加わる。ヒトラーの遺体を主軸に人種間の視点も加わると興味深い。

1945年ベルリンで焼却された筈のヒトラーの遺体が実は焼却されておらず、スターリンの元に届ける為に奔走した人物がいたというフィクション。

1991年ロンドンで暮らす女性の家に侵入してきた男が、元ソ連通訳の主の秘密を知っていると発したことで過去を語っていく。

ベルリンで自決したヒトラーの遺体を証拠として持ち帰ろうとする情報士官と、ドイツの科学力で蘇生させる為に回収しようとするドイツ兵の鬼ごっこをみせていく。

まあ戦争映画って言えばそうだけど、ロシアの流儀は個人的には理解出来ないし、ドイツ軍の蘇生って…実際は目的は違った訳だけど。
まあ突拍子もないファンタジーがベースだからねぇ…。