みなに幸あれのレビュー・感想・評価
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低迷しているジャパニーズホラーの中でも特にひどい
10点満点中1点。
作品中の風景はキレイなので1点です。
終始ツッコミどころ満載で笑いながら見れる作品。ホラー映画見たい人は絶対に見てはいけない。見た後に後悔しか残らない。
お金を払って映画館で見たい人が不憫でならない。
期待してた自分が悪かった。みるだけ無駄です。
超難解ホラー
「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」というテーマを下敷きに作られた作品のようだ。
これは確かにホラーだが、それ以前に「SF」というジャンルにしなければ何もわからない。
主人公が父の姉を訪ね、彼女と接見し、彼女が言った言葉がこの作品のテーマであり、この作品にSF要素があるということを示している。
しかしこのSFとしての設定がほぼテーマにしかなく、このSFがわかりにくいことで作品の意味がわからなくなることが残念な点だ。もしかしたら「異世界もの」の方が近いのかもしれない。完全に個人的主観ではあるが…。
さて、
この特殊な設定は、食に関する主人公と祖父母との会話で始まるが、それは食肉の過程を知らずに飽食する者たちへのジャブだろう。
その「犠牲」は、一家で「人間一人分」というのを、実際の人間(搾取される)に置き換えている。
基本的に普段は考えないことをリアル化した「世界」がこの作品だ。
しかし、
それにしても難解だ。そもそも「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」という感じのタイトルにしたほうがよかったように思う。
それを「みなに幸あれ」としたことにはどんな意図があったのだろう?
テーマがダイレクトに来ることで作品の設定が明確になる。それに沿ったホラーであればよかったと思う。
しかし「ホラーなのだ」と言われれば何も言えないのだが…。
また、
祖母の妊娠出産は何を意味するのかさっぱりわからなかった。そこにはテーマはなく、ただホラー感だけがあった。
この世界の秘密を知らずに生きてきた主人公。猟師が狩る鹿は象徴。味噌は犠牲者によって作られるのだろうか? そこら辺りに仕組まれた映像は、ホラー特有の気持ち悪さを演出しているが、ただ気持ち悪い。
さて、
幸せとは、完全なる主観でしかない。比較も不可能だ。その幸せという主観には「犠牲」があるという考え方こそ不幸なのだろう。
最後に主人公が彼の両親に会いに行く。その様子を近所の独身女性が覗いている。主人公はにこやかに笑い「だって幸せなんだもん」と答え再びタイトルが表示される。
誰に何を思われても自分が感じる「幸せ」にケチを付けてはいけない。そこが不幸への落とし穴だ。
タイトルは真っ赤な文字 落とし穴が潜んでいる。
彼氏と待ち合わせた主人公は、横断歩道で荷物を持つ老女と再び同じシチュエーションとなる。しかし主人公の心はそれどころではなく、彼女に変わって誰かが老女を助ける。
できなかった些細な行動も、自分を責めなくていい。関わる時は関わるのだから。
自分を責めるのも不幸。
いじめを受けていた中学生が「オレ、大丈夫っすよ。なっても」というのも、同級生が主人公に首を絞めさせ、彼女の祖母宅の新たな「犠牲者」になる選択も、それこそ不幸の元凶だろう。
日本には「犠牲」が美徳とされた歴史が長い。しかし犠牲が誰かを幸せにするわけではないのだ。幸せとは、ただそれを自分自身が感じるものだ。
この作品は、幸せという言葉を遣いながら、不幸が何かを伝えているのかもしれない。
そう思えばこの作品が如何に濃いテーマを持っているのかわかる。そこに異世界要素はあっても、SF要素を削っているのも理解できる。
しかしホラーで難解な作品は初めてだった。
清水崇がらみは久しぶり
人が一生懸命作った作品を悪く言うのはちょっと躊躇われるけどレビューなんで。総合プロデュースとはいえ清水崇がかんでるんですよね。それと人の推薦に素直に従い鑑賞。Jホラー的演出もありきたり、あえてテーマを読むとしても陳腐で2024年に通用するストーリーかな。私は黒沢清派と再認識。ウチの実家はリフォームしちゃったから雰囲気なし。
白いブリーフのおじさん
誰かの幸せは不幸の上に成り立っている論。
祖父母が暮らす田舎へ看護学生の孫(古川琴音)がやって来る、子供の頃から不快な物音を思い出します。祖父母共に不可解な言動や行動をし…と言うストーリー。
何とも言えない映画で狂った世界をぶっ込んだ作品でしたね。
ブリーフ一枚の男が、目と口を縫われて監禁されている😱
まぁ生け贄的な感じなのか?
家族全員いや村ぐるみで秘密を黙認!
いや、孫が知らんてとツッコミどころ満載でしたが。笑えてしまう。
こんな村があったら、一家に一人ならどんだけ人数いるんやと思ってしまう。
まぁ誰かの幸せは、不幸の上に成り立っていると考えている人間は、ゼロでは無いだろう。
不幸な状況の中からみる景色は、幸せそうな姿をいつも以上に羨ましく感じ、また幸せと感じる人は、誰かを不幸にして幸せを掴み取ったかも知れない。
まぁ極端な発想だが、その考えに飲み込まれたらそうなるんかとツッコミ所満載でしたね。
老人を主に使っているのが、なんとも恐怖です。指を舐めるって‼️
ホラーいやコメディいや不条理な作品か?いや呪い系の作品では?
ラストももったいない様な、んーって感じでしたね。
帰ろうZE☆
ホラーな目に遭ってるのに帰らない系ヒロインまた爆誕。
まぁ、そうじゃないと話は進まないので、どんどん怖い目に遭ってもらいましょう☆
個人的に、タイトルの入り方がカッコいい作品は当たりだと思ってる。掴みはOK、オープニングクレジットも良き。
私なら祖父祖母のブヒブヒの段階でスーツケース持って帰ってるなぁ…
謎の徘徊シーンは、なんとも言えないくて人間なんだけど人間ではないような、感覚型ホラーハウスで作り物のお化けに混じってリアル人間が幽霊のコスで追いかけてくる恐怖に似ている。あの表情と話し方、動きはキモい。
バーチャル世界のネタは最近よく聞くのでこんな田舎の因習じみたストーリーで入れ込むのはなかなか面白い。
囚われていた人も、目を開けたら別の自分になるのかもと信じていたかも。でも目を開けても犠牲者のままだった。
喜びなのか、絶望なのか。
カットがなんか面白い。やたらと横を開けてるような。
1本道に犠牲者を先頭に主人公、祖父祖母と連なってるとことか好き。
あの低〜いテーブルの下に大の大人が隠れるとかきっと誰も想像してなかったと思うからあのズドーンと映したところは笑いどころでもあり、とてもシュール。
家族みんながホラー。謎の味噌。謎の組体操。
田舎とホラーとイミフとキモさとシュールと謎と不条理と訳わからない終わり方。全て好き。
伊藤潤二先生の漫画好きなら好きなのでは?
誰かの不幸の上に幸福があって生きているみたいなのがコンセプトみたいだったけど、映画好きにも言えるな〜としみじみ。
私はこの映画は劇場でどうしても観たくて、でも時間が合わなくていつの間にか終わってて、悔し〜ってなって、でもふとアマプラ開いたら無料配信じゃん!やった!ってなった。
映画好きな人はだいたい好んで劇場に足を運ぶ。
だってその方が面白いのみんな知ってるし。
でも、日々排出される新作、ロングヒット作、公開終了作のタイムスケジュールの為、木曜日、金曜日を常にチェック。
それに合わせて自身のスケジュールを組む。柔軟に映画に合わせていかないとすぐ見逃してしまう。特にミニシアター系。これはなかなか難しい。
でも、最近ではこうして少し待てば数千円の配信サービスで1本2000円の映画がすぐに観ることができる。それを喜んで視聴する。
これはすべての、映画館、レンタル店の不幸の上に成り立っているのだ。
よほどの大作でない限り満席にならない映画館。
潰れていくレンタルショップ。
昔は立ち見、二本立て、入れ替え制がないので1度入るとずっと観てられるとかすごく特別感があった映画館。
レンタルショップでなかなか借りれない新作ビデオにしびれを切らす。
コンビニエントな世の中の下には必ず犠牲がある。
そんなことを考えながら、犠牲になってるのは若者だけじゃないんだZE☆おばあちゃん!と思った。
ラストにもタイトルがドンっと入るのだが、これは観た後と観る前とでは意味が変わるタイトルなのが良かった。
良作。
ブリーフを見るとトシオ君がどうしても頭をよぎるよ。
これホラー好きの宿命。
得体の知れない怖さ
ここでの評価は低いみたいですが、僕は楽しめましたよ。
まあまあボチボチじゃなく、面白かった。
70点ぐらい。
やっぱり、日本人としては日本のホラーが1番怖い。
田舎ホラーというか、何が起きてるのか分からない得体の知れない怖さ…
映画で、ほとんど怖いと思った事ないんだけど、珍しく怖かった…
夜おそい時間に観始めた事を後悔するぐらい(笑)
特に最初の15分ぐらいが1番怖い。
みそ汁の水面で始まる始まり方とか、タイトルの入り方とか、最初からセンスの良さを感じました。
脚本が良かった。
個人的に、脚本賞(笑)
ヒトコワなのか?霊的な怖さなのか?
何も調べずに得体の知れない怖さを味わって下さい。
「幸せの数は決まってて いつの時代もそれをみんなで取り合ってるの」...
「幸せの数は決まってて いつの時代もそれをみんなで取り合ってるの」という母の言葉に少しも思うところがなく、主人公が後半狂っていくのが意味不明でしかなかった
一理あるな…これは時代が時代ならこうもなりうるな…というのが全くなく、だとしたら物語として振り切っているかというとそうでもなく、つまらなかった(笑)
私は苦手でしたが、
怖いものが苦手でなければ、よい映画だと思います。
よく田舎の不条理さが映画になったりしていますが、そこに住んでいる人にとっては、もう少し印象のよい映画のロケ地になりたいのではないかなと思いました。
得体のしれない素人ホラー
得体のしれない恐怖に対峙する村人を描いた素人のホラー風映画。主演の古川琴音以外は素人の集まりで棒読みのセリフが酷過ぎる印象。この作品を上映する勇気はある意味凄い。
2024-39
もっと面白くできたような…
渋谷ヒューマントラストにて鑑賞。
上映している劇場が少ないからかシアターはほぼ満席状態。嫌でも期待が高まった。
しかし、内容はホラーというよりシュルレアリスム的な空想ファンタジーに近い映画だった。怖さは全くない。
設定とあらすじを読んだときは、なかなかJホラーチックで怪談やホラー小説好きな私からすると惹かれるものがあったので期待していたのだが、全くの期待はずれとしかいえない。
初期設定はいいが、話が進むにつれて話が超現実的になっていき、不快な映像とあまり面白くないおそらく笑うべきであろうシーンしか頭に残らなかった。
設定だけは良かっただけに残念。もっと面白くできた気がしてならない。
福岡県赤村で生贄が踊る
2024年映画館鑑賞12作品目
2月26日(月)チネラビィータ
会員デー1200円
下津優太監督作品初鑑賞
脚本は『純平、考え直せ』の角田ルミ
福岡県の片田舎にある父の実家に久々に泊まりに来た主人公
祖父母に異変を感じた主人公は2階の奥の部屋に誰かがいることに気づく
部屋には両目と口を縫われたパンツ一丁の太めの中年男が拘束されていた
ロケ地は福岡県赤村
どうやらこの地域の系統の人々は家に生贄を1人拘束していないと体調が悪化し死に至るようだ
何かの呪いか知らないが
両親と弟はおそらく北九州市にでも住んでいるんだろう
古川琴音の芝居がずば抜けている
他には松大航也くらいでそれ以外は素人芝居
盛岡の文士劇か田舎の公民館などで開催される大衆演芸レベル
主人公の幼少期を演じた子役が古川琴音になんとなく似ていた
昔はこんな配慮はなかったが『いま、会いにゆきます』あたりから変わった気もする
山奥に住む伯母を訪ねる主人公
薪割りを手伝いをするが誤って伯母の頭を割ってしまう案の定の展開
『野性の証明』の高倉健を思い出した
生贄が踊るシーン好き
主人公が自分で自分の目元を縫い始めるシーンはエグすぎる
観覧注意!
説明不足でいろいろとシュールだがホラーだしまあそこはいいだろう
何から何までいちいち説明しないとわからない人たちは放っておけば良い
理屈っぽい奴に限ってそれだ
誰かの不幸の上に人々の幸せが成り立っている
それって文藝春秋のことか?
配役
父の実家に泊まりに来た東京暮らしの看護学生に古川琴音
看護学生の幼馴染に松大航也
看護学生の祖父に有福正志
看護学生の祖母に犬山良子
看護学生の父に西田優史
看護学生の母に吉村志保
生贄に橋本和雄
山奥の小屋に住んでいる伯母に野瀬恵子
幼馴染の父に有馬和博
近所の主婦に河村純子
看護学生の弟に上原渉
看護学生の幼少期に久保留凛
地元の中学生に増永成遥
なんですかこれは
↑は米米クラブの曲名ですが
まあ、なんですかこれは、って作品でした。
幸せを命題として問いたいようでしたが
とっ散らかってて変な映画でした
写真一枚だけ持って山奥に人探しとか、雑すぎます。
不条理やりたいならソレも結構ですけど
ちゃんとしてほしいわ
才能あれど、どっちつかずの惜しさ
もし本作が世にも奇妙な物語などのオムニバス短編だとしたら、
納得いく出来だといえただろう。
ホラーとコメディには境界線があるのだが、本作は若干コメディに寄っており、シュールで奇妙な作風なので、小品としてはぴったりなのだ。
しかし、あくまで長編映画で、2000円とられるとなると、しかもそこに、
新たなJホラーとして期待させるような謳い文句を掲げておいて、
本作を呈示されると、さすがに文句を言いたくもなる。
まずは良かった点を簡潔に述べると、90分に収まる枠ということ、
一部の目を覆いたくなるようなゴア描写やシュールな笑いを誘う演出、
主演女優さんやその祖父母などの役者陣も良かった、
また序盤の家庭内での違和感や不穏な雰囲気にはシャマランの「ヴィジット」や「イットカムズアットナイト」などを彷彿とさせるワクワクを感じた。
さあ、では何故本作が傑作にならず、消化不良で終わったのかという話になる。
これは致命的なのだが、テーマやメッセージ性といった本作のコンセプトこそが、映画の邪魔をした、ということである。
本作のテーマやメッセージはわかりやすいものであって、要するに「他人の不幸の上で私たちの幸福は成り立っている。」というものである。
また、村の因習や村社会の闇も本作のテーマでもあろう。
それらは普遍的なテーマであるのも関わらず、
本作においてその構造は脆く理論は破綻しており、
遠回りして捏ね繰り回したあげく伝わるものも伝わらなくなってしまった、
ということである。
まず、共通したテーマを持つ他作について。
そのようなテーマの作品は枚挙に暇がなく、
幸不幸の対比というテーマにおいては、
傑作フランス映画「幸福」はその代表例であろう。
「幸福」では見事にこのテーマを、
恋愛映画の皮を被ったホラーコメディとして一級品の皮肉映画へと昇華した。
三池監督「オーディション」も前半で平凡な家庭を描き、
見知らぬところで地獄を生きてきた人間との接触が後半の地獄絵図を生む。
「パラサイト」だって例のどんでん返しの場面から幸と不幸の対比と反転による見事な展開があってこそ、傑作を傑作たらしめているのだ。
ジョーカーの救いの無さも似たような質感だ。
上記が我々の胸に迫るのはその切実さや、その残酷さを正確に摘出する的確さ(インテリジェンスとでもいおうか)、があるからである。
村の因習というテーマについてもウィッカーマンしかり犬神家しかり
昨今ではガンニバルしかり沢山の傑作がある。
さらに「鬼太郎誕生」のような大傑作がついこの間まで公開されていたことを忘れてはならない。
「他者の不幸で幸福が成り立つこと」「村の因習」「ホラーミステリー」この3点において、本作と鬼太郎誕生はテーマがかなり相似しているにもかかわらず、いわずもがな、雲泥の差である。
それは記述したとおり、切実さとインテリジェンスの欠如によるものであろう。
では本作の致命的なミスについて。
本作でも止せばいいものを、わざわざ登場人物に長台詞を喋らすことによって、映画の結末を待たずにしてそのテーマは説明されている。
曰く、「屠畜場で喰われるために肥やされ一生を終える豚」の話や、
「発展途上国の南アフリカで餓死寸前の子供達はこの国に住む我々からしてみれば不幸にみえるが、彼らには彼らの尺度があり、幸福なのだ。」ということである。
こんなことを簡単にべちゃくちゃ喋らせるべきではない。
安直であり、的外れであり、その浅はかさに憤りを覚えるレベルだ。
またその深刻なテーマと本作は関係あるようで結局あまりない。
というのも本作の話はもっと荒唐無稽であり、含みを持たせすぎており、
ホラーとしてもミステリーとしても消化不良で何も解決されないまま終わる。
また唯一感情移入できるはずの主人公の行動も荒唐無稽なものばかりで
とても共感できるものではない。
結局、テーマを重視するならガンニバルほどシンプルに振り切るべきで、
コンセプト重視ならシャマランくらいの展開力が必要で、
世界観を重視するならデヴィットリンチくらい振り切って、
意味深なテーマなど排除するべきなのだ。
そのどっちつかずの曖昧さが、本作を駄目な邦画たらしめてしまった。
形から入って外した。
古川琴音だから星2つ。
なんかA24見たいな映画作りたい気持ちは伝わったが、やはり形から入った感ハンパ無し。
表現を日本の村でなぞっただけ。
話自体説得力がない。
ホラーとしても押しや濃厚さが足りない。
メインの2人以外の演技力のバラつき、素人らしさを活かせず、下手さを際立たせてしまった。コメディ方向でまとめたほうが良かったのかもしれない。
村で言われてる「しあわせ」を漠然とさせ、
幸せの絶対量の話に拡大させたのがまずかったかもね。話デカ過ぎてゆるゆる。
説明しない事がA24らしさなのか?
説明無しでも怖くないとさ。
説明が無いことが怖くないといかんのではないか?
メタファー(隠喩)として
観ている最中、観終わってしばらくは
意味が理解できなかった。
ただ劇中で、
酷い状況に置かれている描写があって
なんでだろう?と思い、
その酷い状況が解放された時、
酷い状況を強いた側が、
呪いが発動したように、血を流し始める。
なんだこれは?
と思っていたんだけれど、
観終わった翌日、
風呂に浸かっていた時に、
ハッとした。
世の中の幸せの裏側には、
見ないこと見て見ぬ振りをすること
話さない、話すことを禁じられて
堪える人たちが
強要される人たちいるのではないか?
そういった沈黙せざるを得ない
沈黙を強いられる人たちの上に
【幸せ】が積み上がってるのではないか?
誰もが持っている後ろ暗さ、
語られたら終わってしまう秘密、
これらを暴露されたら、
それを強いていた側が、
血を流し、社会的に抹殺される。
自分の幸せを守る側は
それの何が悪いの?
主人公に対して、
「あなたも知ってるくせに知らないフリ?」
と言ってくるのか、と。
とするなら、
かなりパンチの効いた作品だなと。
ホラーというより、
風刺映画に感じた。
不気味すぎる表現が秀逸な新境地Jホラー!
ホラーではないかも、というのが率直な印象。
ただ、不気味すぎる映像表現は秀逸と感じた。
老人役の俳優の演技もセリフ棒読み&感情表現ないところ
が更に不気味さを助長していた。
演出なんだろうけど、下手なのかな?と思うくらいに
棒読みである意味驚いた(笑)
キャラクターの名前がないところも不気味。
家族なのに名前で呼ばないところも違和感。
なんと言っても、伏線というかいろいろやっていることの
回収が全くされないところも驚き。
ここまでくると笑える。
唯一の救いは古川琴音。
彼女が主役でなければきっとここまで観れる作品には
なっていない。
私も古川琴音のポスタービジュアルに惹かれて観た。
Jホラーは嫌いな私だが、
A24とか割と流行っている因習村ホラー的な
位置づけとして鑑賞すると良いと思う。
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