ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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ゴジラの本質とは?
SF怪獣特撮映画として見るならば星5つで全く問題ありません。
星3つにしたのはゴジラ映画としてどうなのよ?
という話。そのそもゴジラって何か?たぶんリセットボタンなんだろう。
戦後日本は奇跡的な復興を果たしたのだけれど、初代ゴジラを作った本多猪四郎監督が望んだ方向とはたぶん違ったんじゃないか?
だからもう一回壊そうと考えた。シン・ゴジラもそう。戦後の日本の原子力政策へのアンチテーゼとしてのゴジラなんだろう。
ゴジラ-1.0のゴジラが日本にやって来る目的は何か?これが見当たらない。いうなれば敗戦で自信を喪失した男たちがゴジラを倒すことで自信を取り戻す。そのための存在になってしまっている。いうなれば「ポジティブ・ゴジラ」だろう。
それってゴジラか?
と言う疑問が湧く。だから銀座を破壊しても特撮シーンを盛り上げるための破壊にしか見えない。
畏怖の対象としての「破壊神」に見えないのだ。
それとゴジラが銀座に登場しても政府もGHQも動かない。これも変だと思う。政治的に動けないというより、動かなければ「実害」が出る。
旧帝国陸海軍の男たちのドラマにしたかったという理由は解らなくもないが、現場の軍人たちの人間関係や決断や行動が日本の命運に直結してしまってはアニメでいうところの「セカイ系」と変わらない気がする。
もう少し「大人のドラマ」にするべきではなかったか?
もちろん見どころは沢山あるしSF怪獣映画として見るならば不満は全くない。
なのでわたしのワガママな感想なのかもしれない。
鈴木オート
ゴジラシリーズ1作目『ゴジラ』(1954)への限りないオマージュを感じながら、『ALWAYS続・三丁目の夕日』(2007)にも登場したゴジラの造形を思い出そうと必死になっている自分がいた。さらにその三丁目シリーズの陰の主役でもある吉岡秀隆の出演にも因縁めいたものを感じました。
昭和顔の代表と言えば橋爪功!モブキャラにもこだわりがある気がして、エンドクレジットで名前を見つけるぞなどと力が入ってしまいましたが・・・見当たらない。その代わりに篠井英介の名前を発見。おお、こんな所で浜辺美波と石川県繋がり。そう、またしても焼け跡の輪島朝市を思い出して泣けてしまいましたヨ。3カ月経っても瓦礫が片付けられていない様子なんて・・・まぁ、マイナスワンの意味からしても覚悟して鑑賞に臨んだわけなんですけどね。
米軍や政府なんてあてにならない。もう隠蔽工作しかしない。日本は命を疎かにする政策しかしてこなかったんですよ。現代で言えば原発問題とかね。災害復興にしてもボランティアや民間頼り。この作品も政府主導の『シン・ゴジラ』とは大きく異なり、民間の活躍でゴジラ対策を行っていたのです。
最初は『永遠の0』の0からマイナスしたような予感があったのですが、全く違いました。特攻を美化するどころか、生きて帰ってくることを主張し、戦争の悲惨さを強く訴えてくるようでした。戦争に行ってないなんてのは幸せなんだよな~なんだか山崎貴監督が三丁目に戻ってきてくれたような印象さえ残ります。
そして、アカデミー賞視覚効果賞受賞おめでとうございます。CGも使われてるんだろうけど、あくまでもVFXという言葉で押し通すほどで、昔ながらのグリーンバックでの特撮らしさが強調されているように思えた。それも1954年版へのオマージュなのだろう。ただし、ゴジラの手だけはTレックス並みに小さかったり動きも小さい。エメリッヒ版辺りから恐竜とかトカゲとかのイメージ変化が影響していたのだろうか、スーツアクターの終焉を感じさせる部分はちょっと寂しい気分だ。さすがに「シェー」ポーズを取るようなゴジラは要らないが・・・
水爆実験による放射能の影響か、序盤に大戸島に出現した時より巨大化してしまった銀座上陸ゴジラ。反核反戦色の濃い内容でしたが、この流れが凄い。背びれの格好良さやハリウッド版ゴジラの熱線にしびれてしまいました。そして伊福部昭のテーマ曲に震えが止まらない。ウォーーー!
エンドロール後のG細胞復活と咆哮は恐怖心を煽ってくるし、典子(浜辺美波)の首筋に出来た黒い痣が意味深すぎて次回作以降まで推測が飛び交うのだろう。コロナの影響でラストシーンに意味を持たせた気もするし、人類がゴジラと共生するのか破壊神として再君臨するのかワクワクが止まらない!ぁ、結局楽しんじゃったのね、俺。そして再鑑賞する際には鈴木オートの看板が落ちていないかチェックしなきゃ!
日本もこんな映画つくれるんだ
単純に面白かった
起承転結もしっかりしていた
映像も凄かった
主人公の立場、それ以外の登場人物、皆素晴らしい
魅力ある人たちだった
日本映画には絶望しか感じてなかったけど、
こんなに単純で面白い映画を作れるんだって感動した
映画館で見れて本当に良かった
映画館で見ないと「損」するタイプの映画
お金払って劇場で何度も見たい珍しいタイプの映画
それが日本映画、、、本当に嬉しい。
懐かしいモノクロ
ゴジラ映画一作目1954.11月.3日私が観た映画は1960年頃の映画ゴジラかゴジラの逆襲だったゴジラの顔がアップになりリアル感(怖かったイメージ)有り物語の内容も怖い😱1954.3月1日ビキニ環礁で水爆実験,第五福竜丸マグロ船が被爆し3月14日清水港に帰港,帰港中千葉県銚子沖に走航中に第五福竜丸の破片が海中に落ち何らかの生物が食べ放射能巨大化したのがゴジラ出現の記憶があります。ゴジラ−1.0ゴジラの顔が進化していますが怖さが同じに感じられたリアル感最高でした。
VFXも凄いが俳優の演技も素晴らしい!
アカデミー賞を受賞したので、リバイバルで家族で映画館で見に行きました!
やはりこの手の映画は映画館で見ないと!
大迫力の映像に圧倒されました!
ストーリーも俳優陣の演技にも引き込まれ、大満足でした!
一つだけ…なぜゴジラは日本を襲うのか?
戦争で負けてボロボロなのに!
この国は命を粗末にしすぎた byコトー
日本アカデミー賞でほぼ賞を総ナメにしたことと、先に観た兄の「過去最高に良かった!」の言葉に背中を押されようやく鑑賞。
やはりゴジラは昭和が似合う。
舞台は終戦直後の東京。
その絶望の中、ようやく復興しかけた町を巨大生物が襲う。
せっかく戦争から生き延びたのに、また新たな敵が現れる不条理。
いつになったら戦いは終わるのか。
神々しくもあり恐怖でもあるゴジラのあの迫力は映画館の巨大スクリーンで観てこそ。
とうとう日本のVFXもここまで来たか!
山崎貴監督、白組、天晴!
庵野シン・ゴジラでの物足りなさを見事に消化してくれた。
ただひとつ言うとするならば、ストーリーに捻りがないので先の展開が読めてしまう。
その点だけが惜しいので☆-1.0で。
物語はベタだけれども
物語は昭和の純情でベタですが、見どころはゴジラであって、むしろベタでいいんでしょう。2時間退屈しませんでした。「あれが、ゴジラ」浜辺美波がよかったです。
難を言うと、小さい頭で体を立てて歩くゴジラの造形は、昭和の図鑑の肉食恐竜のような古さを感じました。いまどきの肉食恐竜は頭を低く下げて歩くように描かれますから。
アカデミー賞受賞で話題にならなければ見ずに終わったかもです。
娯楽としては楽しめた
山崎監督率いる白組の特撮部分はアカデミー賞を取っただけありエンターテイメントとして万人に楽しめる内容になっていたと思う。人間ドラマは相変わらずのくさくわざとらしい山崎映画という感じ。ゴジラの出現する部分は良かったが、他の人間ドラマが薄っぺらくせっかくのふれ込みの敗戦後の日本がどう立ち上がるのかという復興にかかる話がただのお祭り騒ぎのように思えて上手く描けてないと思った。主人公の心情の描き方や周りの人々のドラマ、演出なども物語がきちんと描けていないので上手くいっていない。
昔のゴジラ映画のように監督と特技監督を分けて、人間ドラマをきちっと描ける人が監督になって、特撮は特技監督が作った方が良い出来になったんではないだろうか。
プラマイプラス!
途中???と言う場面もあったが、ゴジラとの戦いや人間ドラマ、最後まで良かったとおもう。
戦争が終わらない…あの頃の日本にはそんな人がいっぱいいたんだろうな。
みんな、若者に国を託して命をかけて……
映像が凄い
終戦直後という時代設定がよかった。
話自体は王道というか、むしろベタというか、大衆の好きなものを全部詰め込んだような内容でちょっと不満。
ヒット作にするにはこれぐらいの話がいいのかもしれないけど、都合よくやりすぎかなと思う。
生物として棒立ち状態で移動するのが不自然でリアリティに欠けるように感じて、個人的にはあまり怖くなかった。
映像はさすがに凄かった。
ぜひ映画館でみてほしい
ゴジラを見るのは初めてですが、感動と迫力でとても見ごたえがありました。新参が見るにはちょうどいい気がします。
戦争の終盤から直後という時代設定、血の繋がりが無い他人同士が家族になるのは、当たり前でない生活を表していて良い。
1番の要は娘役かもしれない。子役っぽい演技感がなく、普通の女の子。だから泣いたり笑ったりする仕草にとても共感できる。
他人同士が普通の幸せをただ願い暮らす中で、ゴジラが現れる。
このゴジラの描き方があまりにも巨大で恐い存在であり、そこがより、戦争から立ち直ろうとする人達に追い打ちをかけ、その対極した2つのバランスがとても上手く表現されていました。
この迫力はぜひ映画館で見てほしい!
ゴジラと戦う時に、今やらなければというメッセージがよく出てくる。
そうやって戦ってくれた過去があり、今の私たちがいる。それがこの映画で伝えたかったことだと思う。
高度成長期が終わり、これから日本の行く末も分からないなか、私たちはこれまでと同じように、誰かがどうにかしてくれると期待している。
でも蓋を開けてみれば、政治家の裏金、増税、物価上昇。何も変わらないのではないか。
戦ってくれたという事実だけが、私たちを支えている。そして私たちは大切なもののために、これからも戦う。
誰かではなく自分が、でなければ未来は続かない、そう改めて思いました。
初めてのゴジラ
姉妹で育ったせいか、特撮物に縁がなく興味もなかったのですがアカデミー賞につられて遅ればせながら鑑賞。
面白かったです!
話の筋も好みで満足度が高かったです。
個人的には俳優さん達の大袈裟だと言われている演技も気になりませんし、逆に安藤サクラさんの普段通りにボソボソ喋る演技の方がこの映画にはあってないように思いました。
ただ、こういう映画を普段まったく観ないのでゴジラが出る度、あっ、ソフビ…となってしまい(もちろんちゃんと本格的なんでしょうが)、イマイチ没頭できませんでした。
こんな私にはそもそもゴジラを観る資格がないのかも(泣)
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