ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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18試局戦に泣けた
典子が爆風で吹き飛んだ後、捜さなかったのかな?出射座席があることは、出撃直前に教えられたのか?そうじゃないと明子にのこした現金の意味が、、、典子が生きていることは、電報が届くシーンで予想がつくが、敷島が生き残るのは予想外、青戸島守備隊の英霊のもとに行くのかと。
でも、このラストの方が個人的には好き。
ソ連を刺激するからと、米軍がノータッチなのも違和感。それでなくても航続時間が短い局地戦闘機の燃料タンクを外して25番と50番を取り付けたにしては、飛んでる時間が長いような。機種転換訓練もしないで、新型機を手足のように操れる敷島。そもそも試験飛行もしてないのでは?
ほかにも朝ドラが頭をよぎるなど、ツッコミどころはいろいろあるが、面白い。重巡高雄、駆逐艦雪風、が目の前に現れる、そして震電。18試局戦を描いた映画を他に知らない。それだけでも⭐️5。1954年の1stゴジラは反核兵器のメッセージが込められた日本映画の金字塔だが、それに匹敵する作品であると言っても過言ではないかも。敷島も典子も生き残り、その後の二人を想像出来るのもGOOD。1stゴジラの悲劇的なラストと比べ、ラストについていえば、本作の方が圧倒的に良い。時代の差かな。
ゴジラ映画の皮をかぶった低品質のプロジェクトX
高評価が多いのであえて本音で語る。
これはゴジラ映画ではない。
ゴジラ歴30年以上の根っからのゴジラっ子からすれば、こんなものをゴジラ映画などとよんではいけない。これは、ゴジラ映画の皮をかぶった低品質なプロジェクトX以外のなにものでもない。
おそらくは本作を評価している大多数はシン・ゴジラから入った新規層ではないかと思う。悪い意味で引っ張られまくっているシン・ゴジラのイメージに、多くの新規層は、そう、これこそがゴジラだと思っているのだろう。はっきり言う、わたしはファイナル・ウォーズのゴジラが大好きだ。レジャンダリーのゴジラも大好きだ。巨大怪獣が壮大なプロレスごっこを繰り広げている映画がわたしは大好きだ。リアルだか、泣きだ、そんなもんは知らん。わたしは怪獣同士のプロレスごっこが観れる映画を心待ちにしている。(毎年恒例だった平成VSシリーズが本当に懐かしい)
低品質という言葉にはまだ意味がある。
正直メタボにしか見えない雑なCGで作られたゴジラの質感は地上最低だ。あんなカッコ悪いゴジラをわたしは見たことがない。登場人物の表現演出も酷い。登場人物の誰も彼もが栄養失調に苦しむ戦後の日本人には到底見えない。あれはどう見ても欧米化が進んだ令和の日本人だ。エキストラの芝居も酷い。謎の巨大生物から逃げているはずが、あれでは中学校の避難訓練だ。あらゆる意味で本作は質が低い。まるで2時間ものの歴史ドキュメンタリーを見せられているようで、全国劇場公開レベルの映画の質ではない。そもそも本作は本家「東宝」様のゴジラではない。山崎監督のホームグラウンド「ロボット」製のゴジラである。東宝はついに看板スターの主演映画すら外注するようになってしまった。はっきり言って今の日本映画業界の質の低さを実感させられる。
ストーリーに関しては褒められる部分もある。戦後すべてを失った元日本軍人たちが、日本政府も米軍もあてにならない環境下で、創意工夫と不屈の精神で危機を乗り越えていこうとする姿は、まさにプロジェクトXそのものだし、巨大な苦難を乗り越えて戦後復興を遂げた日本人の精神を見事に体現しているとは思う。
本作のラストでもまた、ゴジラの目にはまだまだバーニングスピリッツが輝いている。しかし肝心の日本映画界がこれでは宝の持ち腐れだ。ゴジラよ、お前は日本に帰ってくる必要などない。低品質なマイナーリーグからさっさと離れ、メジャーで活躍するお前の勇姿を俺は楽しみにしている。
こんなゴジラを観たかった!
実はあんまり期待してませんでした。
新作が作られたので観とこうかなという程度のものでしたが、銀座に現れたゴジラのシーンで涙腺が崩壊しました。
こんなゴジラが観れる日が来るとは思わなかった!
もう、ただの特撮マニアの感想ですが、伊福部さんの音楽が最高。
最後の震電のシーンからの流れ、もうボロボロ泣けました。
ストーリーとか演出もあるんでしょうけど、基本、画づくりと音楽でここまで泣けるんですね。
特撮ファンやっててよかったとおもいます。
平成5年12月30日
1回目通常鑑賞、2回目IMAX、3回目の鑑賞は4DX Ver.です!
素晴らしい体験ができました。
まあ、バーチャルな体験ではありますが、ここは楽しんだもん勝ちです!
戦闘シーンなどの迫力は最高です!
この作品は4DXで観るのが最適解かもしれません。
いやー、重巡高雄が到着したときには、涙がとまりませんでした♪
「高雄」って知りませんでしたけど、すごい戦艦だったんですね。
いろんな意味で日本の歴史を知ることのできる凄い映画だとおもいます。
幅広い人が楽しめる"邦画娯楽大作"に昇華したゴジラ作品にゴジ泣き
3.11を経験した日本がゴジラを撮るとなるとどうなるか?という難解なお題目に対し、アニメ的文法を基調としつつ岡本喜八氏的な演出を混ぜこみ、一般的な邦画フォーマットで撮られた邦画でよく見られる"ありがちな人間ドラマシーン"を可能な限り排除するというトリッキー過ぎる方法で見事に答えてみせ、すっかり"特撮ファンの中でしか楽しめない閉ざされたコンテンツ"と化していたゴジラシリーズの壁を打ち破ってくれた傑作、あの『シン・ゴジラ』の次の実写国産ゴジラ……その監督が山崎貴氏になるとの初報を知った時、感じたのは妥当感と不安感の両方でした。
同氏の過去作には、邦画では珍しいVFXを活かしたハリウッド然とした作品(『ジュブナイル』『リターナー』『永遠の0』『アルキメデスの大戦』)が多いです。シン・ゴジラの監督人選が庵野秀明氏と樋口真嗣氏の2人となったことは、両名が"2016年の邦画界にいる人の中で、画作りに優れ、かつ、特撮を撮れる人"という基準で真っ先に思い浮かぶ面子であった為、当時強い妥当感を感じていました。どの様な出来になるにせよ、この2人以外に新しい国産ゴジラを撮れる人はいないと思ったのも覚えています。(庵野氏の実写映画という点に不安は感じていましたが…)
一方で山崎氏はというと、フィルモグラフィー云々以前にドラゴンクエストの炎上騒動が真っ先に思い浮かぶ状態でした。"ドラクエファンの誰一人として求めていないテーマをドラクエ映画で描いてしまった"ことに起因した炎上は、傍から見ていても「何故そんなことをした…?」と言いたくなるレベルに酷いものだと当時感じたのをよく覚えています。前回は特撮畑という人選で、今回はVFX畑という人選なら山崎氏が選ばれるのは妥当だとは思いつつも、ドラクエ同様にゴジラでも描くべきテーマを著しく選び間違えてしまい、シン・ゴジラが切り拓いてくれた『国産ゴジラ映画継続の道』を閉ざされてしまうリスクを想像すると素直に喜べないというのが正直な心境でした。(ファイナルウォーズからシン・ゴジラまでの12年間、パシフィック・リム等の洋物を楽しみつつも、国産ゴジラ映画がでないことに一抹の寂しさを感じ続けていたことを思い返し、尚更そう感じました。)
ファーストトレーラーが公開され、合わせて、戦後間もない日本が舞台となるという情報が解禁された時、多少不安感は拭われました。シン・ゴジラと差別化するという強い意図が明確に感じられたからです。山崎氏が手掛けた第二次大戦下の日本を舞台とした映画(永遠の0・アルキメデスの大戦)は個人的には良作だと感じられましたし、加えて『ALWAYS 三丁目の夕日』でゴジラをカメオ出演させていたことを考えると、山崎氏の中にはこの時代にゴジラを出すという強いビジョンが昔からあるのでは?という考えも出てきて、期待感は一層高まりました。(ただ、炎上騒動の関係で、完全には不安を拭えていませんでしたが…。)
期待半分、不安半分な心境の中、いよいよ公開日を迎え、公開初日の初回上映に足を運びました。
劇場を出た時、感じたのは山崎氏に対し不信感を頂いていたことに対する申し訳なさと、公開まで持ち続けていた不安が杞憂に終わったことの解放感、素晴らしい映画を観れたという満足感でした。
本作『ゴジラ-1.0』は、まず"普通の邦画"として観れる上に面白い作品となっている点が素晴らしいと強く伝えたいです。ゴジラ映画の多くは、特撮(ゴジラ)映画の文法を理解した上で観ることが求められる作品(言葉悪く言うと、洋画はおろか普通の邦画と比較しても稚拙で、自分みたいなゴジラ好きなら楽しめるが、そうでない人には勧められない作品)が多いです。シン・ゴジラですら、普通の邦画とは全く異なるフォーマットで撮られており、多少人を選ぶ癖のある作りとなっている点からもこれは快挙だと思います。
そして映像表現が素晴らしいです。ゴジラが出てくるシーンはその殆どが昼間で、画面を暗くしてCGの粗さを誤魔化すといった小細工はされていません。ド直球で勝負をしてきてくれています。画作りも優れたシーンが多く、どこかジュラシック・パークやジョーズを連想させるユニークなシーンや、過去のゴジラ作品(特に初代ゴジラと金子修介監督のGMK)やガメラ作品(ガメラ2)へのオマージュを感じるシーン、ハリウッド版ゴジラ(ギャレス・エドワーズ版から始まった一連のシリーズ)に優るとも劣らない迫力の、ゴジラによる積極的な破壊シーン等、見応えのあるシーンばかりです。特に破壊シーンの出来は素晴らしく、シン・ゴジラで足りていなかった"ゴジラによる『積極的な』破壊シーン"を十二分に堪能できました。(シン・ゴジラのゴジラは、ただ歩いている中で被害が拡大するシーンや、攻撃されたから反撃するといったやや消極的な破壊シーンが多く、ここは個人的に物足りなかったポイントでした。)
中盤の見せ場である銀座のシーンは、名作『ガメラ3』における渋谷のシーン級の名シーンであるといっても決して過言ではありません。足で踏まれ、倒壊した建物に潰され、◯◯で吹き飛ばされたりと、人の死の描写でてんこ盛りです。直接的に人の死を描写しなかった(撮ってはいたがカットされた)シン・ゴジラもそうですし、過去のゴジラ作品においても直接的に人の死が描写されることは意外と少なく、そういったこともありこれらのシーンはとても新鮮に感じられました。こうした描写と過去作イチのCGクオリティが描くシリーズ最大級に凶悪なゴジラは最高の一言。・・・欲を言えば、銀座以外にあと1つ大きなスペクタクルシーンがあればより最高でしたが、流石にそれは求め過ぎというものですね。
ドラクエで問題となり、個人的にも一番気になっていたテーマ設定についても本作は秀逸でした。人間ドラマパートでは『生きる、生き抜く』をテーマとして徹底的に描きつつ、今回のゴジラは"戦争の象徴"として据えられています。特攻くずれの主人公を始め"戦争に生き残ってしまった"と"無力で何もできないまま終戦になってしまった"と感じている帰還兵達が、戦争の象徴たる本作のゴジラを倒す為に決死のアプローチを重ねる過程は『生き残ってしまった』『役に立てないまま、戦争に負けてしまった』というネガティブな感情を『生きる』『今度こそ役に立てる』というポジティブな感情に転換させる過程でもあり、ドラマとして見ていて非常に気持ちの良い仕上がりになっていました。最後の作戦は"彼らにとっての終戦"を迎える為の通過儀礼として自分は受け取りましたが、その作戦内容も然り、作戦に従事する兵器、流れる劇伴のチョイスにおけるハッタリの利かせ方がこれまたとんでもなく気持ち良く、思わずゴジ泣きしてしまいました。(観終えてから登場した兵器の背景を調べて頂けると、更に楽しめるかと思います。)
無論、完璧な作品では無くツッコミ所は多い作品ではあります。特に場面の転換時が顕著で、場面転換前と後の間が描かれていないことが多く「いつの間にそこまで近づいてたんだ?」と思ったり「そんなに早くそこまで移動できるか?」と内心突っ込んでしまうシーンが多々ありました。ツッコミ所を気にしないよう観客に努力を強いるタイプの駄目な作品では決して無く、ツッコミ所を気にさせない勢いのあるタイプの作品であると感じられたので個人的には特に問題とは思いませんでしたが、人によってはこの点が観賞の上でのノイズになるかもしれません。
シン・ゴジラの次という余りにも高いハードルを見事に越えてみせただけでなく、悪い意味での"内輪向けの映画"から、真(シン)の意味での邦画娯楽大作として幅広い人が楽しめるレベルにゴジラ映画を昇華してくれた山崎氏に対し、ただただ感謝したいです。本当にありがとうございました。
「ゴジラ」の名を装った人間ドラマ満載の感動作。 本年度ベスト!!
今まで観た「ゴジラ」シリーズの中でもNo.1って感じ!
ゴジラを観てこんなに泣くとは思わなかった(笑)
戦後、0から復興しようとする日本に現れたゴジラが東京を壊滅的にさせるストーリーで「-1」ってタイトルの付け方が上手い!
訳あり特攻隊員の敷島。
訳あり子連れの典子。
この2人を中心に展開するストーリー。
神木隆之介さん演じる敷島がダメダメな感じから成長する姿に感動。
木造船に乗った機雷を排除する乗組員達の行動に感動。
整備士が飛行機に仕掛たものに感動。
予想は出きたけと電報にも感動(笑)
2隻の駆逐艦に集まる多くの小型船舶に感動。
山田裕貴さんがカッコ良い!
(どこで怪我したんだっけ笑)
ゴジラがハンパ無い位に強い!
口から放つ破壊光線的な破壊力がハンパ無かった!
ゴジラって再生するのね(笑)
ゴジラを倒す作戦のナルホド感も良かった!
吉岡秀隆さんが予想外のキャラでカッコ良い!
浜辺美波さんは相変わらず美しい。
古風な姿がお似合い。
ところでゴジラって立ち泳ぎが出来るの?
水面下でどんだけ足を動かしているのか?
気になります( ´∀`)
ゴジラの出て来るヒューマンドラマ
いきなりゼロ戦で始まり最後は震電とゴジラの一騎打ち!
震電と言ったら終戦間際に開発された幻のスーパー戦闘機。
ミリタリーおたくは手のひらびっちょりでした(笑)
何で終戦の時にゴジラが来るのか?と思っていたのですが、もう納得!
映画の素材が良すぎです。
特攻の生き残り、昭和にタイムスリップしたかのような映像、終戦後のどさくさを他人から託された赤ん坊を必死で育てる。
もうこれだけで鑑賞する価値ありだと感じました。
そしてやっぱりゴジラ!
波動砲の様に徐々にエネルギーを貯めて一気に口から放出する熱線の威力!
鳥肌もんでした。
ウルトラマンしか倒すのは無理だろうな!
ゴジラVSウルトラマン、次回の映画にして貰えないかなー。
ただ演出はどうだったろか?
苦しみや怒り、夢や希望、強い感情は直接のセリフではなくちょっとしたしぐさや表情の動きで表した方がかえって伝わる事が有ります。
それらをいとも簡単に演じられる役者さんを揃えながら少し残念に思いました。
大人から子供までが大興奮で楽しめる内容。そのバランスが素晴らしい。
初ゴジラ
私の年代でゴジラファンはあまりおりません。
幼少時、ゴジラ空白期間で、話題に上がることはなく、
ウルトラマンや仮面ライダー人気が圧倒的だったせいでもあります。
では何故鑑賞したのかというと、何もかも失った所にゴジラが出現する。まさに-1.0の状況の中、人々はどう戦っていくのか。ここに興味を惹かれたからです。
作品は素晴らしいと思いますが、突っ込み処が多々あります。
銀座でのゴジラ襲撃事、あの勢いで吹っ飛ばされて生きているとは。
ビルの屋上で実況中継はしないだろう。
いつ戦車を用意したのか。
と、あげればきりがありませんが、作品を盛り上げるには必要なのかもしれません。
荒んだ人々の心の変化を安藤サクラさんのセリフで徐々に伝えてくる手法は上手いな、と。
私が最も気に入ったシーンは、序盤の海上での戦闘です。
お!もろジョーズじゃないか!でもいいぞ、なんてことを思い、鑑賞しておりました。
隣に座っていた高齢の方、ラスト泣いていましたね。きっと往年のゴジラファンなのでしょう。ちょっと羨ましい気持ちになりました。
不満な点があります。ラストのワンシーン、あれは必要だったのでしょうか。それさえ無ければ。-1はそのショットです。あ、もちろん洒落ではありません。
涙ナシには観られない、今年のベスト映画!
予告の時からずっと期待していた。今年のベスト映画は「ゴジラ-1.0」なんじゃないかって。そして、予告は私の期待を裏切らなかった。
今年の!ベスト映画は!「ゴジラ-1.0」です!!
いや〜、本当に面白かった。なんと言ってもまずキャストが良かった。神木隆之介、浜辺美波、青木崇高、安藤サクラ、佐々木蔵之介、吉岡秀隆、山田裕貴、と目立つ役だけでも豪華な面々。あとゴジラさんね。
怪獣映画のドラマパートとは、とかく文句を言われがちなもの。けれど、「ゴジラ-1.0」に限って言えば「ゴジラ」と「ドラマ」は別のベクトルで存在している。
神木くん演じる敷島浩一の「生き残った事に対する苦悩の思い」を描くドラマには、ゴジラは単なる舞台設定としてしか機能しないのだ。敷島にとってのゴジラは理不尽で、憎くて、恐ろしいものだ。戦争や災害や大事故に置き換えても問題ないと言えるだろう。
だからこそ、ドラマがそれ単体で成立することが求められ、登場人物たちの人生を感じさせられるような、演技力のあるキャストで構成されてるのだと思う。
敷島パートがしっかり成立しているからこそ、ゴジラパートがまた際立つ。見た瞬間、「アレと戦うとか無理だろ〜」となる威容が心踊るのだ。
それでもゴジラを止めなきゃならないから、繰り出される苦心の策の数々に奮い立つのだ。
戦後の大ダメージを受けた日本で、正体もわからない怪物から、希望を守るために。
そこで、「誰かが貧乏くじを引かなきゃならない」という大人の思いに、「いやオレだって仲間でしょ!」となる水島(山田裕貴)が良い。希望を勝手に託して、小僧だからって置いてけぼりとか、それって結局玉砕精神と同じですよ!みんなで生きるために、みんな出来ることやりましょうよ!やらせて下さいよ!っていう展開が胸アツ。
映画はどんな展開になって、どんな感情になるか観てみないことにはわからないものだから、いつもハンカチを忘れないようにしているのだが。正直「ゴジラ-1.0」で泣くとは思わなかった。
胸が熱くなって泣いたし、胸が苦しくて泣いたし、何だかすごく安心して泣いた。後半の盛り上がりは本当に怒涛で、作戦のハラハラ感も加わり泣いたり驚愕したり興奮したり、もう最高だった。
これは本当に出来るだけデカいスクリーンで、音と映像を全身に浴びるように鑑賞して欲しい。ゴジラ好きには言うに及ばず、同じ山崎貴監督の「永遠の0」「ALWAYSシリーズ」が好きな人、それに戦艦や戦闘機の好きな人にも絶対に刺さると思う。
冒頭に書いたけど、もう一度書く。
今年の!ベスト映画は!「ゴジラ-1.0」です!
山崎貴さんが描く物語は『生』と向き合う、そんなテーマが感じられた
死んだら駄目です!(至言)
2023年映画館鑑賞61作品目
11月3日(金)イオンシネマ新利府
ドリンクSポップコーンSセット引換券付き1400円
ドルビーアトモスで鑑賞
監督と脚本は『リターナー』『ALWAYS 三丁目の夕日 』『BALLAD 名もなき恋のうた 』『永遠の0 』『STAND BY ME ドラえもん 』『寄生獣』『DESTINY 鎌倉ものがたり』『アルキメデスの大戦 』『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 』『ルパン三世 THE FIRST』『ゴーストブック おばけずかん』の山崎貴
この感動と興奮をレビューとして書かなければいけないとき何を書いていいかまず戸惑う
自分ごときの駄文でこの作品は汚したくない思いが込み上げてきた
ゴジラに出くわした銀座の人々のように逃げたくなる
まあそれでも書くんだけど
まずゴジラがでかい
カメラアングルが良い
子供向けにアイドル化したゴジラではない獰猛な本来のゴジラ
あの背中のギザギザが良い
青光りするところとか
エリマキがついているゴジラは間抜けだけどギザギザがないゴジラはもっと間抜け
あれはとても大事
今まではそのときそのときの現代なりのゴジラだったが今回は原点回帰
厳密にいうと最初のゴジラと比べそれよりも前の時代から物語は始まるけど
最初は敷島を責めてた太田もやがて協力者に
登場した頃はその演技力も手伝ってゴジラに負けない迫力
それは最初のゴジラに登場した国会議員役の菅井きんと双璧の気迫
典子演じる浜辺美波も良かった
「死んだら駄目です!」こんな声も出るのかとちょっと驚いた
安藤サクラに刺激を受けたのかいつになく気概を感じた
もし海外進出するなら外国人は『浜辺美波』ではたぶん読みにくいので『shindara damedeath』にしたらどうだろうか
そんな馬鹿馬鹿しいことを書き込みたくなるほどのパワーワードだった
銀座に出現するゴジラのシーンが壮観
現場で実況するラジオ局の人たちは最初のゴジラのオマージュか
これが本当のジャーナリズム
ネットの書き込みとか芸能人のXを丸写ししてるだけの炬燵記事馬鹿に直接皮肉の一つも言ってやりたい
またかよとタイミング悪く走ってくる電車は定番中の定番
最後の方は鉄棒にぶら下がるような形となった典子
どこかで観たようシーンだが思い出した
『ゴーストブック おばけずかん』で天高く雲梯にぶら下がるガッキーだった
佐々木蔵之介も吉岡秀隆も良かった
キャラが立っていて役にはまっていた
山田はイケメンだがあれをやったせいか今にも「だっふんだ」とか「怒っちゃやーよ」とか「とんでもねーあたしゃ神様だよ」とか言いそうだけどもちろん言うことはなかった
子役が天才的に可愛い
田中美央だがどんな美女かと思いきやゴリラのようなオッサンでがっかり
名は体を表すらしいが全然そうじゃない
五利ゴリオに芸名を変えた方が売れると思う
死んだら駄目です
生きるための戦い
ゴジラの口の中に特攻したと思ったらやはりパラシュートで脱出
まさかの典子生き残りは少し興醒めした
主要人物の死はヘドラ以来だと感じたが生きていた
それでも『はいからさんが通る』で震災からも生き残った紅緒さんに匹敵する生きることへの執念を感じた
それを思うとレオ円盤生物編の宇宙基地全滅とか子役時代の冨永みーな降板とか酷すぎるなと改めて思った
ゴジラもどうやら死んでいないようだが続編あるのかな?
それともあのボコッボコッってやつは『北斗の拳』のザコキャラがケンシロウに秘孔を突かれて死ぬ直前のようなやつで死にかけているんだろうか?
動画サイトやDVDとかテレビでいいやと思わないでほしい
これは一度は必ず映画で観てほしい
ホームシアターを充実させて気取ってるこがけんみたいチンケな芸人こそ映画館でゴジラマイナスワンを観るべきだ
なるべくならドルビーアトモスでゴジラの声とゴジラのテーマと浜辺美波の「死んだら駄目です」を感じてほしい
客ガチャとかアホかよ何様だ貴族かよ
特攻の生き残りで帰還後に機雷処理するため新生丸に乗り込む敷島浩一に神木隆之介
戦争で両親を亡くし血のつながりのない赤ん坊を引き取り敷島に身を寄せる大石典子に浜辺美波
新生丸では唯一戦争経験がない若者の水島四郎に山田裕貴
特攻時代から敷島を知る戦闘機の整備士の橘宗作に青木崇高
海軍の技術者で秋津からは「学者」と呼ばれている新生丸の乗員の野田健二に吉岡秀隆
敷島の近所に住むおばさんで空襲で子供を亡くした太田澄子に安藤サクラ
新生丸の艦長の秋津淸治に佐々木蔵之介
駆逐艦雪風の元艦長で民間によるゴジラ駆除の最高責任者の堀田辰雄に田中美央
ゴジラに殺された島の整備兵の齋藤忠征に遠藤雄弥
わだつみ作戦に関わる東洋バルーン係長の板垣昭夫に飯田基祐
典子の連れ子の明子に水谷咲笑
役場の人事課の職員に阿南健治
水橋研二も出演していたがどこに出ていたかはっきりと覚えていない
周囲に溶け込んでしまうせいだろう
その点では阿南健治は決してそんなことはないので強く記憶に残る
ゴジラが登場する銀座のシーンで橋爪功がいたような気がするがノンクレジットだったので幻だろう
橋爪功はまだ生きているいるしどうせ幻なら三浦春馬や竹内結子だったら良かったな
永遠のゴジラ
全く何作作ればいいんだよ~と予告編を見たときは思いましたが、実際に観てみると感動のラスト。星5あげちゃいます!
ゴジラ映画でラストに感動した作品ってありましたっけ?
最後まで一気に見終えました。
VFXの技術進歩はスゴイですね。
昔はキグルミ、今は背景までCGなんですから素晴らしいです。
初期作品へのオマージュに加えて圧倒的な迫力!
人物設定に多少無理はありましたが、そこは山崎映画ということで…
永遠のゼロに続いて…エンテ翼が登場とはとは参りました。監督のこだわりなんでしょうかね?
てっきり「桜花」とか「秋水」が出てくるのかと思いました。
滞空時間を考えれば無理ですけどね(笑)
アキコちゃんの泣く演技はスゴイですね。本気で泣いているのでは?と思っちゃいました。
あの小さな子があれだけの泣きっぷり、名演技です。
4DXを観ればゴジラの歩く地響きや咆哮をボディソニックで体感できたでしょうから、そっちにすれば良かったなあと少し後悔しています。
最後にG復活の兆しや動く黒い痣(G細胞?)などの伏線まで盛り込まれてますね。
次回作はG0.0?
まだまだゴジラは続きます!永遠のゴジラ!
原点回帰のゴジラ!
こんなゴジラは観たことがない!
ストーリーは日本のもハリウッドのも含めて一番面白かった
凄い内容で感動した❗️
ストーリーは日本のもハリウッドのも含めて一番面白かった
ただゴジラの出番は少ない
しかしそのゴジラのデザインや光線発射前の背鰭が青白く光りながら一枚一枚少し伸びるのも斬新❗️
日本のCG技術がこんなに進んでるのかと驚いた❗️
ゴジラの最後は神木隆之介の局地戦闘機・震電が口に突っ込んで顔面爆破して肉体崩壊
戦争で使われ無かった局地戦闘機・震電なんて出すなんて凄すぎる❗️
ほんとに良いと思った所は神木隆之介も浜辺美波も行きていた所
行きていた事で本当に涙が出てきた
いちいち死なさぜずに行きている事での嬉し涙なんか中々ないと思った
銀座のシーンで橋爪功がカメオで居た(笑)
最後の浜辺美波の首の所にアザみたいだヴェノムみたいなのが気になる
そしてゴジラも再生始めて終わったので続編は是非おんなじ監督でお願いしたい❗️
局地戦闘機・震電情報
震電(しんでん)は、第二次世界大戦末期に日本海軍が試作した局地戦闘機である。前翼型の独特な機体形状を持つ、そのため「異端の翼」と呼ばれた。最高速度400ノット(約740km/h)以上の高速戦闘機の計画で、1945年(昭和20年)6月に試作機が完成、同年8月に試験飛行を行い終戦を迎えた。略符号はJ7W1。
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購入番号:040425
劇場名 :109シネマズ湘南
上映日 :2023/11/04(土)
上映時間:11:45 ~ 14:05
上映劇場:シアター2
上映作品:ゴジラ-1.0
最大抵抗
ジャパニーズゴジラシリーズをリアルタイムで劇場で鑑賞するのは初めてです(シン・ゴジラはコロナ禍のリバイバル上映にて。アニメゴジラは未鑑賞。それ以前の平成ゴジラたちももれなく劇場では見れてないです。)。山崎監督の悪い癖が発動してしまうのか、それとも劇的なゴジラが誕生するのか、さまざまな意味で上映前からワクワクさせてくれました。
1から10まで最高、とにかく絶望に次ぐ絶望、ゴジラという存在の恐ろしさをこれでもかと知らしめた大傑作でした。ハリウッドをも超える圧倒的映像技術に惚れ惚れし、立ち上がる人々の総攻撃っぷり、熱くしてくれるもの満載でした。
なんてったってゴジラの存在感が素晴らしかったです。ハリウッドでのゴジラはどうしても怪獣プロレスの相手だったり、ひたすら暴れ回れるマシーンの様だったのですが、今作ではしっかりとその姿を現して、人々を踏み潰し、食いちぎり、尻尾でもぶっ飛ばして、これでもかと街を破壊する様はまさにモンスターでした。
海上での砲撃は食らっても食らってもお構いなし、何倍にしてでもお返ししてやるというゴジラのえげつない攻撃力を堪能できます。島の戦いでも十分恐怖を感じたのに、本当にゴジラに勝てるのかという絶望に叩き落としてくれました。
銀座でのゴジラの暴れっぷり、怪獣映画最高のシーンなんじゃないかってレベルでした。
初っ端電車を投げ飛ばして進路を塞いだかと思いきや、その電車を噛みちぎってバキバキにして、戦時中も生き残った建物を全て跡形も無く破壊し、吹き飛ばした瓦礫で人々は潰れていき、最終的には背が青白く光り、熱線で街ごと破壊し、破壊の衝撃の爆風によって数多の人々を吹き飛ばしていくというもう絶望まみれの絵面にスクリーン越しでも恐怖を覚えてしまいました。
典子も衝撃で吹き飛んでいってしまい、絶望に陥ってる敷島に黒い雨が降り注ぐ、ゴジラが放射線の象徴だったというのを改めて印象付ける演出も粋だなと思いました。
正攻法ではゴジラは倒せない、ならば人間の知恵をフル活用してゴジラを倒そうと思い切った決断に踏み切ってそれらの作戦を事細かく説明してくれたのも分かりやすさに拍車をかけていました。
戦後間もない日本だからこそ、かすかに残っている戦争の記憶を払拭し、自分たちの戦争を終わらせると覚悟した男たちの背中は本当に偉大なものでした。
最後の総攻撃、もうこれは圧巻と言わんばかりの戦闘描写でした。
ゴジラを海底まで沈めて息を止め、止まらない場合は海面まで急浮上させて気圧に耐えられない様にするという2重のプランで挑む海上戦が見応え抜群で、ゴジラの攻撃もとてつもないですが、うまいこと沈めた後も油断せず再び浮上させるプラン、それもダメでも諦めずに挑み、そこに地上に残っていたはずの仲間たちが総集結してゴジラを追い詰める様子は執念がこれでもかと感じられました。
宣伝文句にもある"生きて抗え"の通り、敷島の特攻も脱出装置を使って回避し、特攻機をゴジラの口の中に突っ込ませて破壊するというド派手なラストも手に汗握るものに仕上がっていました。パラシュートで無事に抜け出した敷島含め肩を組んで讃え合い、無事に全員帰還したというのも最高な終わり方だなと思いました。
人間ドラマも感動に偏らずに戦後間もない時代に立ちあがろうとする人々の前向きに生きる姿や、ゴジラに対して恐れを隠せない様子、政府もGHQも頼りにならない現状から脱却するために思考を練ってゴジラを倒すために立ち上がる様子などなど、ゴジラが暴れていない間もその存在感は消さず、常に緊張感漂うドラマの描き方が本当に凄かったです。
今作の特徴的な部分として、死ぬのは名誉ではないというのを強く描いている事です。巻き込まれて死んでしまうという辛いものとは違い、特攻なんて簡単に命を捨てると同義でお国のためなんてただの綺麗事だなと歴史の授業を習っている時も思っていましたが、最初の島に上陸した際に敷島に修理兵が投げかけた言葉が「アンタみたいな人間がいても良いんじゃないっすか」という言葉はさりげないですが、今作や山崎監督の考え方を示すには十分な一言だったなと思いました。
音楽も耳馴染みのある曲たちがこれでもかってくらいに映画の中で活き活きしていました。ゴジラ登場のシーンのおどろおどろしい音楽も、人間たちが反逆の狼煙を上げる際に用いられているのがまた胸熱でした。ここまでこの曲がカッコよくなるのか…!と痺れました。
役者陣も好演連発で、本当にこの時代に生きてる人たちなんじゃないかってくらいのリアルさでした。感情むき出しになる佐々木蔵之介さんが1番好きです。
エンドロール前では無事だった典子が映されますが、首元には黒いアザが、そして肉塊になったはずのゴジラが再生している様子が…。ゴジラはただでは終わらない、そんな次回作への布石も込めたラストにはゾクゾクさせられっぱなしでした。
リアルタイムでゴジラを大スクリーンで体験できたのが本当に嬉しかったです。観る前の不安なんてもうどこかへ行き、もう一度体感したいという興奮に変わりました。新たなゴジラ時代の始まりです。
鑑賞日 11/3
鑑賞時間 14:40〜17:00
座席 N-28
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