ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
全2023件中、1721~1740件目を表示
ゴジラ自体がいい
何よりもゴジラのVFXがいいですね。島が襲われて、本島に来る流れも、初代ゴジラを彷彿とさせる感じで好感が持てます。
東京を気持ちよく壊滅させるのは大迫力で、大満足!
おもちゃのような発射ギミックやゴジラの海中でのいで立ち等の面白シーンのアイデアもよかった。
ただドラマパートが少し不満。ある種死に向かうのを賛美するようなシーンが後半に詰まっているので何とかしてほしかった。
もうお荷物とは言わせないぜ~!と登場したお助け軍団を光線で一層してくれていたら、あの作戦自体の重さを考えさせられるが、犠牲者が少ない中なんとなく成功しちゃうし。
(別に作戦自体に文句を言うつもりはありません。)
でも街を大破壊して、怖いゴジラを観ることができて作品全体としては満足です。
シン・ゴジラの変な呪縛を蹴散らすコレぞ日本のゴジラでした!!
金曜レイトショー『ゴジラ-1.0』
三丁目の夕日のゴジラ〜山崎監督ならシン・ゴジラの鬱憤を晴らしてくれると期待して初日鑑賞
いやぁ〜流石です!!
元来の凶暴凶悪なゴジラに、ハリウッドのギャレゴジを凌駕する姿と動きに魅了されました。
最初に登場した恐竜風ゴジラは、ジェラパオマージュ!?
過去の特撮邦画ではなかった描写に手に汗握りました。
今まで無かった海が舞台となる攻防は見応えあったので、MX4Dで再度観たい〜まさに”これぞ日本のゴジラ”だ!!
出演者も絞ってるだけに人間描写も分かりやすく物語の起承転結も完璧!!
シン・ゴジラの変な呪縛から解放された気がします。
昭和世代的には、名前は同じゴジラでも、ラーメンとつけ麺くらい別物ですからね。
いやぁ〜面白かった!!
5点満点つけたいとこですが、制作費の問題なのか、日本の未曾有の危機に民間人主導って部分と戦闘機1台ってのが、往年の壮大なテーマ曲には物足りなかった。
ラストの意味深な2つの描写から次があるのか!?
私的には、これで”完”でいいと思う。
ちぐはぐな映画
物語は特攻隊としての責務から逃避し戦争の傷を抱えた主人公が、ゴジラとの対峙を通して自らのトラウマを払拭するという流れが中心ですが、主人公のメンタリティがとにかく幼稚過ぎて全く感情移入出来ませんでした。主人公は過去のトラウマからヒロインとの関係性を肯定できない(戦場で死んだ者たちを尻目に自分が幸せになることが受け入れられない)という描写がくどくど描かれていましたが、終戦直後という日本国民の誰もが傷を負った時代に自分の悲劇のみに陶酔し他人の気持ちを慮れない子供じみた自己中心性や、そんな中でも自分に手を差し伸べ笑顔で語りかけてくれる仲間たちに暴言まで吐いてしまう性格の悪さには不快感を感じてしまいました。この主人公は、他の人も自分と同じように傷を負っていることが想像できないのでしょうか…まるで現代の若者が急に戦後に転生したかのような時代感の掴めなさと想像力の無さです。主人公はゴジラの登場により妻を失って以降はゴジラと対峙することを選び、仕事の同僚だった学者を中心に組織された撃退作戦に参加することを検討します。しかし、学者から作戦概要の説明を受けた主人公は「その作戦は"確実に"ゴジラを倒せるのか?"確実"に倒せないならやる意味がない!」と議場から退場しようとします。その様子は学級会で1人不貞腐れる小学生の姿そのものでした。未曾有の事態に確実な方法などなく、やれることをやれるだけやることが大切なのだというメッセージは作中でも語られますが、他の仲間達がまともな人柄で描かれていただけに、この場面は主人公の幼稚さを強調するだけのシーンとなっていました。また、愛する人を失った人間が"確実"という言葉尻一つに執着するのも、復讐を図る成人男性の造形としては浅い気がします。その後、主人公は作戦に参加しますが、仲間達からはゴジラへの特攻という捨て身の行動を取らないか心配されます。ただ、主人公は最終的に自らと過去のトラウマを共有する元戦場の同僚の橘に赦されることで、生きていくことを決意したことが分かります。ただ、思い出していただきたいのが、彼はこの時点で喪ったと認識していたヒロインの他に、アキコという我が子同然の守るべき存在がいました。それでも主人公に未来を生きる決断をさせたのはアキコの存在ではなく、橘からの赦しの言葉のみでした。この和解?の場面は作中で10秒程度、ドッキリの種明かし程度の軽さで描写されますし、そもそも橘が主人公を赦すに至った背景描写は全く描かれないので、観ている側には何のカタルシスも生じません。また、全編を通して作中の展開の中心であった、"戦争で心に傷を負い過去に囚われたまま前に進めない人物が過去を振り切り自分を肯定する"という最重要転換点が、まるで「友達と喧嘩してたけど仲直りできて良かったです!」程度の軽妙さで片付けられるのは、物語と作品のメッセージそのものを、朝ドラレベルの人間ドラマに矮小化しています。もう少し悪い穿った見方をすれば、主人公以外の魅力的な登場人物達や、ゴジラ及びこれを撃退する物語そのものが、この軽薄な主人公1人のために雑に消費されている気さえしてしまいます。そもそも成人男性であれば責任を持って当然に優先すべき家族の存在が主人公の人生の決断に徹頭徹尾寄与しないので、「こいつはいかなる局面でも自分の気持ちにしか配慮できない、幼稚で悲観主義に陶酔するお子ちゃまなんだな」という感想しか持てませんでした。細かい話ですが、作戦で使用する予定の戦闘機を飛行可能な状態に整備するための工員が必要になった際、次にいつゴジラが日本に上陸するかも分からない状態、かつ他に優れた整備士候補の選択肢があると作中でも明言された中で、主人公が橘の抜擢に固執したのも、橘が主人公の心を救うことになるというこの後の作中の展開を踏まえると、「こんな皆がヤバい状況でも自分の過去を精算したい欲求を優先しちゃうんだな」と呆れてしまいました。この主人公を通して山崎監督が伝えたいメッセージは「他者のことなんて考えなくていい!自分のことしか考えない糞ガキでも生きていていいんだ!」という感じなのでしょうか。まあそれはそうなんですが。
また、作品全編を通して伝えたいメッセージ性もちぐはぐです。主要キャラクターの発言から察するに、この作品では戦争や全体主義・同調圧力を否定し、個人の人権や倫理観を肯定、また、政府や軍といった悪しき権力に活躍の場を与えず、市民の誠実な結束の美しさを伝えようとしているのだと思われます。しかし、それにしては軍艦・高雄が主人公達を救った際に高揚感を演出したり、クライマックスでゴジラを退治する海神作戦では、作戦従事者を"民間人"と肩書きのみ置き換えただけで、結局は軍が生み出した戦闘機や駆逐艦などの兵器頼りだったり、作戦前のブリーフィングでは大義の名の下に人命を軽視する過去の日本軍の倫理観を否定していたのに、作戦開始以後は撤退を進言した参加者の意見を封殺する指揮官を描いており、作品として批判したかった要素が登場人物の台詞のみでしか否定されず、シナリオや演出上は肯定されてしまっているので、メッセージにあまりに説得力がなく、居酒屋のおっさんの愚痴レベルに堕しているなと思いました。シン・ゴジラでは兵器や自衛隊の存在は肯定的に描かれていますが、ゴジラの襲撃という有事においも民主主義的な手続きとシビリアン・コントロールが徹底され、民間人や平和な文明の産物(高層ビルや在来線)がゴジラを撃退しており、戦前の軍国主義や全体主義は否定出来ていただけに、こういった観点からも少し物足りなさを感じました。そして、この辺りのメッセージの整合性の無さ、劇中の登場人物の前提知識と価値観が現代に寄り過ぎていること、主人公の人間性に深みがないのが組み合わさり、戦後直後の時代を舞台にした意味がまったく感じられませんでした。
この作品で良かった点は、「やったか!?」という台詞が劇中で3、4回登場する点です。今時、やっていそうな時に「やったか!?」という台詞が使われることも珍しいので、新鮮かつ懐かしい気持ちを味わえました。
こういうのが観たいというゴジラ映画の一作
2023年劇場鑑賞264本目。SCREENXで鑑賞。海のシーンは没入感がさすがにありましたが、ハリウッド版ゴジラのようなゴジラの巨大さを表現しきれていたかは疑問。4DXの方が良かったかも?ただ密かに邦画初の記念すべきSCREENX対応初作品なのでそれはそれで。
ゴジラはビオランテから一作も欠かさず映画館で観ています。
ゴジラ映画は大きく2つに分けられます。ゴジラ対人間か、ゴジラと巨大怪獣の対決ものか。第一作目がゴジラ対人間であったように、やはりゴジラ映画の醍醐味はあの圧倒的な生物に人間がどう立ち向かうかだと思っています。ハリウッド版やTVアニメ版はそこが抑えられていなかったので自分的には評価が低いのと、ハリウッド版に至っては伊福部昭の曲が使われていなかったり、変なタイミングで変なアレンジかけて使ったりしていてさらに駄目でした。評判の悪い劇場アニメ版も、一作目はゴジラ対人間なので自分は好きです。ニ作目からはだめですが・・・。
山崎貴監督は当たりハズレがある監督でお馴染みですが、実はハズレはCGアニメ作品が多くて、実写は当たりが多い印象があり、しかも神木隆之介主演作品にはほとんどハズレがないので大丈夫だろうとは思っていましたがどうでしょうか・・・?
ストーリーはゴジラが出ずっぱりのシン・ゴジラも楽しかったのですが、ある程度の主人公のドラマが描かれている今作も良かったです。終盤は伏線張りが露骨すぎて予想通りの展開にはなってしまいましたが、減点には至りませんし、そうなって良かったとさえ思いました。
今作は本当にいいタイミングで伊福部昭の曲が使われていました。打楽器がかなり気合が入っていて、迫力満点の演奏だったのも良かったです。シン・ゴジラにも伊福部昭の曲は使われていましたが、結局庵野秀明色の強い曲をクライマックスに持ってきてしまったので少し不満でした。
自衛隊の特殊兵器が出てくる派手さは設定上ありませんが、数あるゴジラ映画の中でも上位に入る作品だと思います。
泣けるゴジラ
最初甘噛みからポイーするゴジラがかわいかったです。青木さんよく生きてたなと
あと隣のおばさんははだしのゲンで最初はパニックでやべえ奴だったけど正気に戻って友子にオッパイくれたおばさんのオマージュだと思った。
あと神木くんは浜辺ちゃんと早くサックスしろと思った。浜辺ちゃん完全に受け入れ態勢できとるやん。
海底から木造船バクリ←ここ一番怖かった。最近の巨大海底生物物はこのアングル多いけど、実際一番怖い見せ方よね。
機雷噛ませて撃って爆破はジョーズのオマージュかな?
高雄頑張った。頑張るもチュドン。ここ海底光るのも本当に焦りを誘われた
浜辺ちゃんが銀座で吹っ飛ばされた時、なんでサックスしとかなかったんだよ!神木くん!て神木くんに対して苛立ちを覚えた。つーか童貞喪失しちゃえば多分神木くんの戦争は早くもそこで終わってた。男なんてそんなもん
絶叫する神木くんに降りかかる黒い雨、ここ一緒に泣いちゃった。演出上手い。そして神木くん本当にいい役者になった。
そして復讐の鬼と化す神木くん。目付きが、そして纏うオーラがもう違う。しかしあんな可愛い娘を残して死ねるだろうか?ここは疑問だった
あと、特攻に対しての強い怒り、旧日本軍に対しての強い怒りを制作サイドから感じましたが、後で監督が永遠の0の監督と聞いて納得。色々歴史を勉強されたんでしょう。
色々あってラストバトル、電報が来て、これは浜辺ちゃんと娘が生きてるのに神木くんが特攻しちゃう皮肉エンドかと思ってたら、まさかのパラシュート!これは驚いた!最高のアイデアでした!青木さんもそれまでは神木くんに特攻してこいという人の命を大事にしない感覚のままの嫌な奴だと思ってたけど、青木さんも特攻させるなんて嫌だったんだよね。
特攻なんて二度とさせないという監督の強い意志を感じて良かった。
ハッピーエンドで流石にこれで浜辺ちゃんとサックスしなかったらもう男じゃないぞ神木くん、と思いながら映画館を後にし、スシローに向かった。
次はどうなる
伊福部昭の楽曲はピッタリですね
オリジナルのスコアも楽しめましたが、何よりかっこよかったのは
本来は恐ろしさをひきたてるゴジラのテーマを民間オールジャパン側の反撃シーンに転用してたのにしびれます!
初登場シーンからゴジラ、怖い
でっかくなってからはトゲが撃鉄な熱線は原爆。怖すぎる
ファーストゴジラも海で倒されましたが、今回は大海戦。
砲身を詰められた後の駆逐艦二隻で、しかも戦後の資材のない中
よくあんな作戦考えたもんです。
脱出装置付きの戦闘機も残っててよかったよかった
などと現実のように感じてましたね〜
ラストが不穏ですが、束の間でも家族が一つになれてホッとしました。
いろんなジャンルをぶち抜いて、今年映画館で観た作品の中で最高峰。
それが国産なのがさらに最高です。
予想以上
軍モノ好きもゴジラ好きも楽しめる作品
-1.0(マイナスワン)の理由
公開翌日に観て来ました。特別、ゴジラファンという訳ではないのですが、初代からデストロイヤー、ハリウッド版のGODZILLA、庵野ゴジラ辺りは観ています。
好きな対ゴジラ兵器はビオランテ戦に出てきたスーパーX2(ゴジラの熱線を跳ね返す)です。
実写映画で上映が終わって拍手が聞こえてきたのは久しぶりという感じでしたので人によっては大満足な出来だったのかもしれません。
私自身も約2時間、集中して観れ、迫力ある映像と音響を楽しませてもらいました。序盤の頭からガブリ…は恐怖でした。
タイトルの『ゴジラ-1.0』が発表された時、正直ハテナ(?)でしたが確かにマイナスワンと呼ぶに相応しい作品だったと思います。
☑️敗戦からの復興期の日本に壊滅的打撃
☑️ソ連を刺激しないためにGHQは協力できない
☑️戦後直後で兵器が限られている
☑️特攻隊から逃げて生き延びた主人公
☑️血縁もない孤児とそれを託された女
☑️戦争で死ねなかった人たちの戦争のリベンジ
☑️深海に引き摺り込み水圧でやっつける海神作戦
監督が『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0(ゼロ)』などを手がけた山崎賢監督という事で、この時代の空気感を描かせたら右に出る監督はいないでしょう。
終戦からゴジラの再出現までの描写、復興していく街並み、決して豊かではないけれど温かみを感じる隣人や家族がすぐ側にいる暮らしぶり、暮らす家を建て替えた時の雰囲気が昔、祖父母や親戚の家を訪ねた時のような間取りや空気感で昭和世代にとっては原風景のようにノスタルジーを感じるかもしれません。
作中で海神作戦を国ではなく民間主導で行うという発案は、戦後復興期の日本によく観られたスタイルでもあり、東洋バルーンのような技術を売りにする会社の協力などはソニー創業者の井深大や盛田昭夫などの戦中に培った技術を社会の発展に役立てようとする想いとよく似ていると思いました。
また軍艦高尾が戦後日本にいなかった間、シンガポールに係留されていたなど随所に史実を織り交ぜながらの描写もとても巧いし、作戦開始で船が動き始めた所でゴジラのテーマソングが流れる辺りは最高潮でした。
レビューの★★★★(-1.0)は別にタイトルに掛けてあるのではなく、幾つかの点が個人的に気になったからです。
例えばミリタリーマニアでもなければ発見された幻の戦闘機「震電」を名前を聞いてすぐに思い浮かべるのは難しいでしょう。
「新電?」「神電?」「紫電?」
多分、某監督なら黒背景に白文字で名前を挿し込むくらいはしたかもしれません。
次に戦闘機の座席を覗き込んだ敷島が座席の後ろに赤と白の貼り紙がされた部分を見つけるシーンは挿し込む場面が違うと思いました。ネタバレにも程があります。
脱出した後の回想シーンで橘から説明を受けるシーンに挿しても良かったし、あまりに露骨に「あ、この主人公は特攻しても脱出して死なないな」と思わせました。
野田たちとの会話の中で既に零戦にパイロットの脱出機構がなかった事も触れられていましたし、敷島がそこまでして生きたい動機が特攻隊から逃げ出した時も母からそう言われたからとしか語られず、きちんと掘り下げられていなかったように思います。
むしろそこは『永遠の0』の宮部久蔵(岡田准一)が松乃(井上真央)という許嫁が待っているからのように、待ち人がいて、東京大空襲で亡くなってしまった…の方が二番煎じでも生きたい動機として強く、そしてもう失いたくないというゴジラとの闘いに挑む姿として描けたのではないでしょうか。
あと瑣末な事かもしれませんが、多分東京大空襲の被害を多くの人は知らないかもしれません。
VFXを得意とする山崎監督なら焼け野原になった東京の街並みを家の周辺だけでなく、空撮などで描くシーンを挿し込む事も描けたのではないかと思うと監督の視点がややミクロにより過ぎていて、その癖に主人公の心情にはクローズアップし切れないという『ドラゴンクエスト・ユアストーリー』での反省から逃げているように思えたのでこのレビュースコアとしました。
(アレは山崎監督だけのせいではないし、個人的には巷で酷評されているほどではなくむしろ良作だと思っていますが、そのマイナスも加味して今回のレビュースコアとしました)
18試局戦に泣けた
典子が爆風で吹き飛んだ後、捜さなかったのかな?出射座席があることは、出撃直前に教えられたのか?そうじゃないと明子にのこした現金の意味が、、、典子が生きていることは、電報が届くシーンで予想がつくが、敷島が生き残るのは予想外、青戸島守備隊の英霊のもとに行くのかと。
でも、このラストの方が個人的には好き。
ソ連を刺激するからと、米軍がノータッチなのも違和感。それでなくても航続時間が短い局地戦闘機の燃料タンクを外して25番と50番を取り付けたにしては、飛んでる時間が長いような。機種転換訓練もしないで、新型機を手足のように操れる敷島。そもそも試験飛行もしてないのでは?
ほかにも朝ドラが頭をよぎるなど、ツッコミどころはいろいろあるが、面白い。重巡高雄、駆逐艦雪風、が目の前に現れる、そして震電。18試局戦を描いた映画を他に知らない。それだけでも⭐️5。1954年の1stゴジラは反核兵器のメッセージが込められた日本映画の金字塔だが、それに匹敵する作品であると言っても過言ではないかも。敷島も典子も生き残り、その後の二人を想像出来るのもGOOD。1stゴジラの悲劇的なラストと比べ、ラストについていえば、本作の方が圧倒的に良い。時代の差かな。
ゴジラ映画の皮をかぶった低品質のプロジェクトX
高評価が多いのであえて本音で語る。
これはゴジラ映画ではない。
ゴジラ歴30年以上の根っからのゴジラっ子からすれば、こんなものをゴジラ映画などとよんではいけない。これは、ゴジラ映画の皮をかぶった低品質なプロジェクトX以外のなにものでもない。
おそらくは本作を評価している大多数はシン・ゴジラから入った新規層ではないかと思う。悪い意味で引っ張られまくっているシン・ゴジラのイメージに、多くの新規層は、そう、これこそがゴジラだと思っているのだろう。はっきり言う、わたしはファイナル・ウォーズのゴジラが大好きだ。レジャンダリーのゴジラも大好きだ。巨大怪獣が壮大なプロレスごっこを繰り広げている映画がわたしは大好きだ。リアルだか、泣きだ、そんなもんは知らん。わたしは怪獣同士のプロレスごっこが観れる映画を心待ちにしている。(毎年恒例だった平成VSシリーズが本当に懐かしい)
低品質という言葉にはまだ意味がある。
正直メタボにしか見えない雑なCGで作られたゴジラの質感は地上最低だ。あんなカッコ悪いゴジラをわたしは見たことがない。登場人物の表現演出も酷い。登場人物の誰も彼もが栄養失調に苦しむ戦後の日本人には到底見えない。あれはどう見ても欧米化が進んだ令和の日本人だ。エキストラの芝居も酷い。謎の巨大生物から逃げているはずが、あれでは中学校の避難訓練だ。あらゆる意味で本作は質が低い。まるで2時間ものの歴史ドキュメンタリーを見せられているようで、全国劇場公開レベルの映画の質ではない。そもそも本作は本家「東宝」様のゴジラではない。山崎監督のホームグラウンド「ロボット」製のゴジラである。東宝はついに看板スターの主演映画すら外注するようになってしまった。はっきり言って今の日本映画業界の質の低さを実感させられる。
ストーリーに関しては褒められる部分もある。戦後すべてを失った元日本軍人たちが、日本政府も米軍もあてにならない環境下で、創意工夫と不屈の精神で危機を乗り越えていこうとする姿は、まさにプロジェクトXそのものだし、巨大な苦難を乗り越えて戦後復興を遂げた日本人の精神を見事に体現しているとは思う。
本作のラストでもまた、ゴジラの目にはまだまだバーニングスピリッツが輝いている。しかし肝心の日本映画界がこれでは宝の持ち腐れだ。ゴジラよ、お前は日本に帰ってくる必要などない。低品質なマイナーリーグからさっさと離れ、メジャーで活躍するお前の勇姿を俺は楽しみにしている。
こんなゴジラを観たかった!
実はあんまり期待してませんでした。
新作が作られたので観とこうかなという程度のものでしたが、銀座に現れたゴジラのシーンで涙腺が崩壊しました。
こんなゴジラが観れる日が来るとは思わなかった!
もう、ただの特撮マニアの感想ですが、伊福部さんの音楽が最高。
最後の震電のシーンからの流れ、もうボロボロ泣けました。
ストーリーとか演出もあるんでしょうけど、基本、画づくりと音楽でここまで泣けるんですね。
特撮ファンやっててよかったとおもいます。
平成5年12月30日
1回目通常鑑賞、2回目IMAX、3回目の鑑賞は4DX Ver.です!
素晴らしい体験ができました。
まあ、バーチャルな体験ではありますが、ここは楽しんだもん勝ちです!
戦闘シーンなどの迫力は最高です!
この作品は4DXで観るのが最適解かもしれません。
いやー、重巡高雄が到着したときには、涙がとまりませんでした♪
「高雄」って知りませんでしたけど、すごい戦艦だったんですね。
いろんな意味で日本の歴史を知ることのできる凄い映画だとおもいます。
幅広い人が楽しめる"邦画娯楽大作"に昇華したゴジラ作品にゴジ泣き
3.11を経験した日本がゴジラを撮るとなるとどうなるか?という難解なお題目に対し、アニメ的文法を基調としつつ岡本喜八氏的な演出を混ぜこみ、一般的な邦画フォーマットで撮られた邦画でよく見られる"ありがちな人間ドラマシーン"を可能な限り排除するというトリッキー過ぎる方法で見事に答えてみせ、すっかり"特撮ファンの中でしか楽しめない閉ざされたコンテンツ"と化していたゴジラシリーズの壁を打ち破ってくれた傑作、あの『シン・ゴジラ』の次の実写国産ゴジラ……その監督が山崎貴氏になるとの初報を知った時、感じたのは妥当感と不安感の両方でした。
同氏の過去作には、邦画では珍しいVFXを活かしたハリウッド然とした作品(『ジュブナイル』『リターナー』『永遠の0』『アルキメデスの大戦』)が多いです。シン・ゴジラの監督人選が庵野秀明氏と樋口真嗣氏の2人となったことは、両名が"2016年の邦画界にいる人の中で、画作りに優れ、かつ、特撮を撮れる人"という基準で真っ先に思い浮かぶ面子であった為、当時強い妥当感を感じていました。どの様な出来になるにせよ、この2人以外に新しい国産ゴジラを撮れる人はいないと思ったのも覚えています。(庵野氏の実写映画という点に不安は感じていましたが…)
一方で山崎氏はというと、フィルモグラフィー云々以前にドラゴンクエストの炎上騒動が真っ先に思い浮かぶ状態でした。"ドラクエファンの誰一人として求めていないテーマをドラクエ映画で描いてしまった"ことに起因した炎上は、傍から見ていても「何故そんなことをした…?」と言いたくなるレベルに酷いものだと当時感じたのをよく覚えています。前回は特撮畑という人選で、今回はVFX畑という人選なら山崎氏が選ばれるのは妥当だとは思いつつも、ドラクエ同様にゴジラでも描くべきテーマを著しく選び間違えてしまい、シン・ゴジラが切り拓いてくれた『国産ゴジラ映画継続の道』を閉ざされてしまうリスクを想像すると素直に喜べないというのが正直な心境でした。(ファイナルウォーズからシン・ゴジラまでの12年間、パシフィック・リム等の洋物を楽しみつつも、国産ゴジラ映画がでないことに一抹の寂しさを感じ続けていたことを思い返し、尚更そう感じました。)
ファーストトレーラーが公開され、合わせて、戦後間もない日本が舞台となるという情報が解禁された時、多少不安感は拭われました。シン・ゴジラと差別化するという強い意図が明確に感じられたからです。山崎氏が手掛けた第二次大戦下の日本を舞台とした映画(永遠の0・アルキメデスの大戦)は個人的には良作だと感じられましたし、加えて『ALWAYS 三丁目の夕日』でゴジラをカメオ出演させていたことを考えると、山崎氏の中にはこの時代にゴジラを出すという強いビジョンが昔からあるのでは?という考えも出てきて、期待感は一層高まりました。(ただ、炎上騒動の関係で、完全には不安を拭えていませんでしたが…。)
期待半分、不安半分な心境の中、いよいよ公開日を迎え、公開初日の初回上映に足を運びました。
劇場を出た時、感じたのは山崎氏に対し不信感を頂いていたことに対する申し訳なさと、公開まで持ち続けていた不安が杞憂に終わったことの解放感、素晴らしい映画を観れたという満足感でした。
本作『ゴジラ-1.0』は、まず"普通の邦画"として観れる上に面白い作品となっている点が素晴らしいと強く伝えたいです。ゴジラ映画の多くは、特撮(ゴジラ)映画の文法を理解した上で観ることが求められる作品(言葉悪く言うと、洋画はおろか普通の邦画と比較しても稚拙で、自分みたいなゴジラ好きなら楽しめるが、そうでない人には勧められない作品)が多いです。シン・ゴジラですら、普通の邦画とは全く異なるフォーマットで撮られており、多少人を選ぶ癖のある作りとなっている点からもこれは快挙だと思います。
そして映像表現が素晴らしいです。ゴジラが出てくるシーンはその殆どが昼間で、画面を暗くしてCGの粗さを誤魔化すといった小細工はされていません。ド直球で勝負をしてきてくれています。画作りも優れたシーンが多く、どこかジュラシック・パークやジョーズを連想させるユニークなシーンや、過去のゴジラ作品(特に初代ゴジラと金子修介監督のGMK)やガメラ作品(ガメラ2)へのオマージュを感じるシーン、ハリウッド版ゴジラ(ギャレス・エドワーズ版から始まった一連のシリーズ)に優るとも劣らない迫力の、ゴジラによる積極的な破壊シーン等、見応えのあるシーンばかりです。特に破壊シーンの出来は素晴らしく、シン・ゴジラで足りていなかった"ゴジラによる『積極的な』破壊シーン"を十二分に堪能できました。(シン・ゴジラのゴジラは、ただ歩いている中で被害が拡大するシーンや、攻撃されたから反撃するといったやや消極的な破壊シーンが多く、ここは個人的に物足りなかったポイントでした。)
中盤の見せ場である銀座のシーンは、名作『ガメラ3』における渋谷のシーン級の名シーンであるといっても決して過言ではありません。足で踏まれ、倒壊した建物に潰され、◯◯で吹き飛ばされたりと、人の死の描写でてんこ盛りです。直接的に人の死を描写しなかった(撮ってはいたがカットされた)シン・ゴジラもそうですし、過去のゴジラ作品においても直接的に人の死が描写されることは意外と少なく、そういったこともありこれらのシーンはとても新鮮に感じられました。こうした描写と過去作イチのCGクオリティが描くシリーズ最大級に凶悪なゴジラは最高の一言。・・・欲を言えば、銀座以外にあと1つ大きなスペクタクルシーンがあればより最高でしたが、流石にそれは求め過ぎというものですね。
ドラクエで問題となり、個人的にも一番気になっていたテーマ設定についても本作は秀逸でした。人間ドラマパートでは『生きる、生き抜く』をテーマとして徹底的に描きつつ、今回のゴジラは"戦争の象徴"として据えられています。特攻くずれの主人公を始め"戦争に生き残ってしまった"と"無力で何もできないまま終戦になってしまった"と感じている帰還兵達が、戦争の象徴たる本作のゴジラを倒す為に決死のアプローチを重ねる過程は『生き残ってしまった』『役に立てないまま、戦争に負けてしまった』というネガティブな感情を『生きる』『今度こそ役に立てる』というポジティブな感情に転換させる過程でもあり、ドラマとして見ていて非常に気持ちの良い仕上がりになっていました。最後の作戦は"彼らにとっての終戦"を迎える為の通過儀礼として自分は受け取りましたが、その作戦内容も然り、作戦に従事する兵器、流れる劇伴のチョイスにおけるハッタリの利かせ方がこれまたとんでもなく気持ち良く、思わずゴジ泣きしてしまいました。(観終えてから登場した兵器の背景を調べて頂けると、更に楽しめるかと思います。)
無論、完璧な作品では無くツッコミ所は多い作品ではあります。特に場面の転換時が顕著で、場面転換前と後の間が描かれていないことが多く「いつの間にそこまで近づいてたんだ?」と思ったり「そんなに早くそこまで移動できるか?」と内心突っ込んでしまうシーンが多々ありました。ツッコミ所を気にしないよう観客に努力を強いるタイプの駄目な作品では決して無く、ツッコミ所を気にさせない勢いのあるタイプの作品であると感じられたので個人的には特に問題とは思いませんでしたが、人によってはこの点が観賞の上でのノイズになるかもしれません。
シン・ゴジラの次という余りにも高いハードルを見事に越えてみせただけでなく、悪い意味での"内輪向けの映画"から、真(シン)の意味での邦画娯楽大作として幅広い人が楽しめるレベルにゴジラ映画を昇華してくれた山崎氏に対し、ただただ感謝したいです。本当にありがとうございました。
「ゴジラ」の名を装った人間ドラマ満載の感動作。 本年度ベスト!!
今まで観た「ゴジラ」シリーズの中でもNo.1って感じ!
ゴジラを観てこんなに泣くとは思わなかった(笑)
戦後、0から復興しようとする日本に現れたゴジラが東京を壊滅的にさせるストーリーで「-1」ってタイトルの付け方が上手い!
訳あり特攻隊員の敷島。
訳あり子連れの典子。
この2人を中心に展開するストーリー。
神木隆之介さん演じる敷島がダメダメな感じから成長する姿に感動。
木造船に乗った機雷を排除する乗組員達の行動に感動。
整備士が飛行機に仕掛たものに感動。
予想は出きたけと電報にも感動(笑)
2隻の駆逐艦に集まる多くの小型船舶に感動。
山田裕貴さんがカッコ良い!
(どこで怪我したんだっけ笑)
ゴジラがハンパ無い位に強い!
口から放つ破壊光線的な破壊力がハンパ無かった!
ゴジラって再生するのね(笑)
ゴジラを倒す作戦のナルホド感も良かった!
吉岡秀隆さんが予想外のキャラでカッコ良い!
浜辺美波さんは相変わらず美しい。
古風な姿がお似合い。
ところでゴジラって立ち泳ぎが出来るの?
水面下でどんだけ足を動かしているのか?
気になります( ´∀`)
ゴジラの出て来るヒューマンドラマ
いきなりゼロ戦で始まり最後は震電とゴジラの一騎打ち!
震電と言ったら終戦間際に開発された幻のスーパー戦闘機。
ミリタリーおたくは手のひらびっちょりでした(笑)
何で終戦の時にゴジラが来るのか?と思っていたのですが、もう納得!
映画の素材が良すぎです。
特攻の生き残り、昭和にタイムスリップしたかのような映像、終戦後のどさくさを他人から託された赤ん坊を必死で育てる。
もうこれだけで鑑賞する価値ありだと感じました。
そしてやっぱりゴジラ!
波動砲の様に徐々にエネルギーを貯めて一気に口から放出する熱線の威力!
鳥肌もんでした。
ウルトラマンしか倒すのは無理だろうな!
ゴジラVSウルトラマン、次回の映画にして貰えないかなー。
ただ演出はどうだったろか?
苦しみや怒り、夢や希望、強い感情は直接のセリフではなくちょっとしたしぐさや表情の動きで表した方がかえって伝わる事が有ります。
それらをいとも簡単に演じられる役者さんを揃えながら少し残念に思いました。
大人から子供までが大興奮で楽しめる内容。そのバランスが素晴らしい。
初ゴジラ
私の年代でゴジラファンはあまりおりません。
幼少時、ゴジラ空白期間で、話題に上がることはなく、
ウルトラマンや仮面ライダー人気が圧倒的だったせいでもあります。
では何故鑑賞したのかというと、何もかも失った所にゴジラが出現する。まさに-1.0の状況の中、人々はどう戦っていくのか。ここに興味を惹かれたからです。
作品は素晴らしいと思いますが、突っ込み処が多々あります。
銀座でのゴジラ襲撃事、あの勢いで吹っ飛ばされて生きているとは。
ビルの屋上で実況中継はしないだろう。
いつ戦車を用意したのか。
と、あげればきりがありませんが、作品を盛り上げるには必要なのかもしれません。
荒んだ人々の心の変化を安藤サクラさんのセリフで徐々に伝えてくる手法は上手いな、と。
私が最も気に入ったシーンは、序盤の海上での戦闘です。
お!もろジョーズじゃないか!でもいいぞ、なんてことを思い、鑑賞しておりました。
隣に座っていた高齢の方、ラスト泣いていましたね。きっと往年のゴジラファンなのでしょう。ちょっと羨ましい気持ちになりました。
不満な点があります。ラストのワンシーン、あれは必要だったのでしょうか。それさえ無ければ。-1はそのショットです。あ、もちろん洒落ではありません。
涙ナシには観られない、今年のベスト映画!
予告の時からずっと期待していた。今年のベスト映画は「ゴジラ-1.0」なんじゃないかって。そして、予告は私の期待を裏切らなかった。
今年の!ベスト映画は!「ゴジラ-1.0」です!!
いや〜、本当に面白かった。なんと言ってもまずキャストが良かった。神木隆之介、浜辺美波、青木崇高、安藤サクラ、佐々木蔵之介、吉岡秀隆、山田裕貴、と目立つ役だけでも豪華な面々。あとゴジラさんね。
怪獣映画のドラマパートとは、とかく文句を言われがちなもの。けれど、「ゴジラ-1.0」に限って言えば「ゴジラ」と「ドラマ」は別のベクトルで存在している。
神木くん演じる敷島浩一の「生き残った事に対する苦悩の思い」を描くドラマには、ゴジラは単なる舞台設定としてしか機能しないのだ。敷島にとってのゴジラは理不尽で、憎くて、恐ろしいものだ。戦争や災害や大事故に置き換えても問題ないと言えるだろう。
だからこそ、ドラマがそれ単体で成立することが求められ、登場人物たちの人生を感じさせられるような、演技力のあるキャストで構成されてるのだと思う。
敷島パートがしっかり成立しているからこそ、ゴジラパートがまた際立つ。見た瞬間、「アレと戦うとか無理だろ〜」となる威容が心踊るのだ。
それでもゴジラを止めなきゃならないから、繰り出される苦心の策の数々に奮い立つのだ。
戦後の大ダメージを受けた日本で、正体もわからない怪物から、希望を守るために。
そこで、「誰かが貧乏くじを引かなきゃならない」という大人の思いに、「いやオレだって仲間でしょ!」となる水島(山田裕貴)が良い。希望を勝手に託して、小僧だからって置いてけぼりとか、それって結局玉砕精神と同じですよ!みんなで生きるために、みんな出来ることやりましょうよ!やらせて下さいよ!っていう展開が胸アツ。
映画はどんな展開になって、どんな感情になるか観てみないことにはわからないものだから、いつもハンカチを忘れないようにしているのだが。正直「ゴジラ-1.0」で泣くとは思わなかった。
胸が熱くなって泣いたし、胸が苦しくて泣いたし、何だかすごく安心して泣いた。後半の盛り上がりは本当に怒涛で、作戦のハラハラ感も加わり泣いたり驚愕したり興奮したり、もう最高だった。
これは本当に出来るだけデカいスクリーンで、音と映像を全身に浴びるように鑑賞して欲しい。ゴジラ好きには言うに及ばず、同じ山崎貴監督の「永遠の0」「ALWAYSシリーズ」が好きな人、それに戦艦や戦闘機の好きな人にも絶対に刺さると思う。
冒頭に書いたけど、もう一度書く。
今年の!ベスト映画は!「ゴジラ-1.0」です!
全2023件中、1721~1740件目を表示