ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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シン・ゴジラと比べると・・・・
かなり面白いです。まあ、ぼくがシン☆シリーズが大嫌いなのもありますので、あくまで個人的な感想でごわすから、あまり参考にはならんでしょうがね。とにかく泣いたっす。
そりゃあ、義理と人情と愛と運命と宿命と小さな女の子が出てきたら泣くしかないじゃないですか・・戦後という時代設定が心に響くというのもありますしね(怒)なので、いい年した挙動不審気味な中年男性が映画館のど真ん中の席で終始グスグスいってたもんだから、左右隣のカップルがかなりおれのことを警戒していましたし、何かコソコソと俺の悪口を言っていたに違いないわけでありますが、まあそれも無理もないでしょう。最後らへんで神木君が女の子の手を布団に入れてあげたところで「っカハッ!」とか言いながら号泣してましたからね。思わず手を目に当てたら、握っていたポップコーンの塩がちょっと目に入って痛かった・・神木くんの演技まじでサイコーです。感極まるって「ぐ・かは!」とか「こっ!くくく!」とか言葉を発さずに喜びとか悲しみを表現しててマジですげーー。役者の鏡ですわ。
そのくらい、何ゴジラ映画で初めて人間パートが面白いと感じた映画です。
しかし南の島の♪ゴジラ君は、人間をくわえては投げ、くわえては投げしますので、なんだかジェラシックパークなの?これ?みたいなシーンでさえ泣いてました。泣きすぎです。
まあ、泣けるシーンが大量にあるのもいいんですけど、今回のゴジラビームは歴代のゴジラビームの中でも屈指のカッコよさです。ガチン!ガチン!ガチン!ガチーン!!・・・・・シュゴッ!!!!⇒・・・・・チュドーーーーーン!みたいな?
しかしあのビーム、カッコはよくても、アレだとタメ時間が長すぎて姑息な手段でガジラをやっつけようとする敵たち(ヒューマン)に見切られちゃうんじゃないの?とか思う暇もなく大爆発スゲーーーー!みたいな感動もありますが、いかんせん命中率が低すぎます(涙)ゴジランももう少し頑張って練習して次回作では百発百中を目指してほしいものです、そして上陸することなく海の中から遠隔攻撃で国会議事堂を破壊とかしてほしい。そしてヒット・アンド・アウェイですぐさま深海に潜って隠れてほしいわけです。そうすると沈黙の艦隊の海江田さんみたいな立ち位置になることができると思います。つまり無敵です。
そしてなんといっても、ゴジラのメインテーマがすんごく画像にあっている・・・・昭和の風景にすんごく合っているのです。あのかっちょよさは、映画館で観ないとわからんとですたい。音が、本当に腹に響くわけです。ドシラ。ドシラ。ドシラソラシ。ドシラ。の前の、でーーーーん、でーでーでーでーーーーーーーー・・の部分がマジかっちょいい。気絶ししそうになるぐらいかっこいいいいいいいいいいいいいいい。です。
でもでも、小さな飛行機(しんでん)がバババババと飛んできてゴジラっちの顔に機銃掃射とかしたら、「くそう、まてまてーーー!」みたいな感じで、折角上陸をしたのにまた海に引き返ていくわけです。超常の存在であり、ハリウッド版では地球(アース)の守護者みたいな扱いであるところの神の代弁者みたいな位置づけだったりすこともあるガッジーラなのに短絡的すぎてお前はちいかわか!?みたいな?場面もチラホラあり、キュート。
ゴジラ自体の出演回数は決して多いとは言えないのだけれども(ファイナルウォーズ比)それでも、存在感があり、特段その点に不満は無かったです。
ご都合主義!みたいな意見もありますが、ご都合主義じゃないハッピーエンドの映画ってのもあんまりないんじゃないでしょうか。
死ななくて良かったじゃないですか。
アホな指導者のせいで、やらなくてもいい戦争をして、罪もない人が死にまくった、死んでいくようなこの残酷で不可解な世の中で、フィクションの中だけでも人が死なずにハッピーになってもいいじゃないんですか。
万人受けする新作ゴジラ
公開初日のゴジラの日に鑑賞。
完璧な出来ではないがお祭り映画として100点。戦後直後の脆弱な日本にやってくるゴジラの恐ろしさといったら!絶望のドン底に叩きつけられるが希望も感じられる。山崎貴監督が培った経験の集大成でお見事。早く2回目を観たい。
やればできるやん!
小学生低学年の頃、親がレンタルビデオ(β)で借りて来た『モスラvsゴジラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』に胸打たれ、何度も繰り返し見まくった。
小学校高学年になって、期待を胸に見に行った平成ゴジラシリーズに、ゴジラ愛は粉々に砕けちった。スーパーX?ふざけてんの?子供心に思った。
その後もちらちらシリーズを見るのだけど、琴線に触れるものはなく。
ハリウッド版の『キング・オブ・モンスターズ』には久々に興奮したけど、国産でない事に一抹の寂しさを覚えた。
『シン・ゴジラ』も面白かったけど、所詮パロディゆえの面白さ。
あの頃の感動は、純粋な子供時代ゆえの美しき幻だったに違いない。そう思ってた。
そして今作。
ちょっとした空き時間を潰すために鑑賞したら。
…正直予想外に面白かった。
時代設定的に、戦争美化に繋がる描写を危惧したけれど、そこは(個人的には)問題なかったし、初代に通じる「反戦」のメッセージも(個人的には)しっかり感じられた。
ゴジラについても、下から見上げる構図や、各部位のアップなどが大半を占めて、人間には到底どうにもならない災害や神罰のような、巨大な禍々しさにあふれていた。
邦画なのに(失礼)、CGが嘘くさく見えないのも素晴らしい。
…アレをアレする時の背びれ?の描写は少しだけ萎えたけれど。
それでも、思わず心の中で叫ばずにはいられなかった。
「やればできるやん!」
ゴジラも邦画も、まだ見限るには早いという事か。
世情的にも、全ての娯楽的な欲望を叶えるのが難しくなって来ていて、エンタメに関しても取捨選択を迫られる事が多くなっている。
個人的な「捨」のリストの上位に記していた二者。少しランクを下げて、もう少しだけ見守りたくなりました。
予定調和に違和感もゴジラの暴れっぷりに加点
ゴジラに終戦直後の日本を襲わせるって思い切った設定だなと思っていた。人間側に大した戦闘能力もないし、科学がそれほど発達していない時代だから、ゴジラに対抗できないことは明らかだ(そもそもゴジラは絶対に死なないから倒すことはできないけれど)。
でも、その分人間ドラマに重点を置いたのかなと想像していた。たしかに、戦後の混乱期を生き抜こうとする人、戦争のトラウマを抱え未だ戦後を生きることができない人を描こうとしていることは伝わった。神木隆之介と浜辺美波もよかった。いろんなことがありながらも前を向いて生きようとする人たちにゴジラが襲ってきたときの絶望感たるや!たしかにそれは成功していたと思う。
ゴジラの造形や光線を出す前のギミックもいい。絶望感が描かれる瞬間のはずなのに、なんというかワクワクしてしまった。こういうのがゴジラ映画だよなと。
ただ、不満点も多いから戸惑ってしまう。観終わってしばらく考えたが、たぶんそれは「予定調和すぎる」ところなんだと思う。ゴジラがいろんなビルを壊して暴れ始めてもなおギリギリまで逃げずにいる人々。さらに逃げるときも左右にそれず、また左右から逃げてくる人もないまま皆でまっすぐにかけていく群衆。ゴジラに踏まれるためだけにそこに集められた人々のよう(そういう撮影だったから仕方ないけど)。山崎貴監督お得意のVFXシーンに迫力を追加するためには必要なのかもしれないけど、あからさまだった。そして浜辺美波のところに突如現れた神木隆之介。なんだこの偶然!?
最後の戦闘も、特攻精神を煽るような感じを醸し出しながらのラストを迎える流れ。さらに電報の内容。そうなんだろうなと思ってはいたけど、なんの説明もないまま、実はこうでした!みたいな感動を醸成する強引な流れはやはり引いてしまう。あの崩れた瓦礫が散らばっているあの光景だよ!?その後のシーンも描いていないじゃない!?と。やりたいことはわかるんだけど。
楽しんだ自分とガッカリした自分がせめぎ合って、それでもゴジラのシーンを楽しんだんだからと最終的に3.5という点数をつけた。評価が難しい映画だった。
ゴジラという映画はゴジラを退治する人を描くもので、今回はその役を神...
ゴジラという映画はゴジラを退治する人を描くもので、今回はその役を神木隆之介演じる元日本兵にほぼすべてを負わせており、そのせいで彼の物語が中心におかれ、彼の戦争と自身の過去に対する清算、ゴジラへの復讐、未来への期待、いろんなものを語ろうとしている。ここまで個人的なゴジラ映画はあまり記憶にない。
マイナス1と題しておきながら日本という国は描かれず、なんとなく戦争(なお戦争そのものは描かれていないに等しい)を体験したであろうと思われる民間人が奮闘。どこまでも個人的な物語の集合なのかもしれないが、そのわりには個々の物語は描かれない。
細かいところ。敷島が「メッセージ」って言っていたのだが、戦後直後の一般人がそんな言葉使ったのだろうか。
なんだかんだと、あの音楽を大音量で聴くと心か動く。
ゴジラってなんだろう?
エンドクレジットに松原正隆さんの名前発見。何役だった?
感動した!
ついに日本映画でアカデミー賞⁉️
IMAXのA16席で鑑賞♥出鱈目話に酔おう。しかし、熱くなるな♥
マイナス×マイナスはプラスである。
この映画を振り返って見ると面白い亊に気付く。
『武器を持たぬ駆逐艦4隻』と『役に立たなかった試作機・震電』それだけでGODZILLAを殲滅してしまう。つまり、アメリカ軍に負けたのに、それだけの戦力でGODZILLAに勝ってしまう。しかも、東京に核兵器を2発も打ち込まれる。それでも勝つと言う事は、やはり、知恵が必要と示唆していることになる。
GODZILLAは架空の話なのだから、つまり、勝つためには逃げる事を含めて兵站を考慮した戦略が必要と語っている。
アナクロな映画だと思うが、我慢して見ていたら、最後に泣けた。
日本人にはこの『ダンケルク』見たいな亊がかけていると感じる。
昔勤めていた会社が協賛していた。
勿論、内容が出鱈目なので、IMAXで見るべきだ。但し、三半規管の弱い人はIMAXは止めるべきだ。もっとも、今はそんな映画が多いとは思うが。
明子ちゃんは正に団塊の世代。彼女達はこんな世界から生まれてきた。どうしたら、10万円で命を預かるなんて言えるのだろうか?『オレオレ詐欺被害』として、駄目な国体を訴えるべきじゃないかなぁ?
気楽に楽しんで見れるつくり
芸人やTVプロデューサーにラジオやYouTubeでネタバレされる前に見てこようと思いナルハヤで行ってきました。
冒頭の着陸シーンであまりのCGの出来の悪さに警戒度MAXになりましたが、それ以後は動きの軽さ以外は特に気になるところはありませんでした。
(動きの軽さとは、ゴジラの大きさの割に動きが速く質量の軽さを感じました。恐らくスタッフ間でのイメージの共有がチグハグだったのでしょう。)
恐らく監督はCGとか演出よりドラマ重視なのかな?
とはいえ序盤の感情表現はわざとかもしれませんが過剰に感じました。落差のためとはいえ一般の兵員に恨み言をいう市民とかちょっと理解に苦しみます。
ここ以外にもあえて落差を見せたり、わかりやすすぎる伏線と回収とか恐らくTVで放映されたときにいい感じに見えるような構成をあえてとってるなと思われる点も多数。
マニアが眉間に力をいれてみるようなものではなく、お茶の間で気楽にみるために作った感じなのかなと
オキシジェンデストロイヤーとか核融合を止める魔法の薬品はなく、わかりやすい古典物理学みたいな誰にでもスッと落ちてくる作戦や、人類と神の戦いではなく、自分弱さとの闘いというような個人の感情重視の見せ方で説明の必要がなくなるという、なんだかTV的な方法論で作られたのかなと感じました。
あとは日本の映画の良さでもありますが、俳優がでてくるだけで重要度や役割の説明になるというのはいいですね。
旧岡谷市役所庁舎を重要な場面で使っていただき、ありがとうございました。
すみません。最初にお断りしておきます。山崎監督、個人的には好きでありません。
随分失礼な事、書きますが、素人ですので大目に見てください。
最初に映画館に見に行った理由と、誉め言葉を書きます。
今回、旧岡谷市役所庁舎を重要な場面で使っていただき、ありがとうございました。
小学校から高校まで岡谷市の学校に通ったので、上手に使っていただき、感謝に堪えません。もちろん、岡谷市の映画館で鑑賞しました。岡谷市は是枝監督の「怪物」に続き、最近、ロケ地付いてますね。今回の旧岡谷庁舎2階のシーン、エキストラの方々は、地元の方々ですか?表情が素晴らしいです。この映画の中で一番、良かったシーンでした。私の記憶で旧庁舎はその後も何度か出てきますが、いい感じで使っていただきました。重ね重ね、ありがとうございました。
山崎監督作品は、好きではありませんが、この作品は、まあ、好きな方です。
人間描写をしようとしただけで良しとしましょう。豪華俳優陣の無駄遣いと言えば、無駄遣いですが。安藤サクラさん、良かったです。「怪物」でもお世話になりました。橋爪功さん、よかったです。武田鉄矢さんのオマージュですかね。オマージュと言えば、銀座のビル屋上報道陣、初代ゴジラの東京タワーシーンのオマージュですよね。一番、にやりとしたところです。浜辺さんは、魅力が出ていません。「シン・仮面ライダー」が良かっただけに。
電車から落っこちるシーンから、神木さんと入れ替えたらよかったかもです。「ローレライ」の香椎由宇さんみたいな魅力が出たかもしれません。
「シン・ゴジラ」で自衛隊を完璧に描写されてしまったので、山崎監督お得意の、第二次世界大戦直後にゴジラをタイムスリップさせたのは流石です。「永遠の0」で当時の戦艦、戦闘機VFXの素晴らしさは証明済みですからね。ミッドウェイで空母を失っていることが残念でなりません。空母があれば、もう少し展開が違っていましたね。もともと水爆実験がまだ、行われていないこの時代です。理由付け、ちょっと無理があった気がします。なにせ、警察予備隊誕生前ですからね。「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の冒頭で度肝を抜いた通り、ゴジラは良い出来でした。(これだけ落としておいてちょっと誉め)
明日で62歳です。おっちゃん歳をとって涙もろくなりました。伏線で、終盤の展開が読めてしまい、わかったその時点で泣いてしまい、終盤でどうなるかわかっているのにまた泣いてしまいました。展開を全て読み切っていたわけではありません。レバーの役割を間違えました。私はてっきり、爆弾の解除レバーが脱出装置なのかと思いました。絶対に死のうとする主人公をだましたのかと。でもそうではなかった。その点が一番の救いでした。(またまた落として、一寸誉め。)
なんだかんだ言って、初代ゴジラ、シン・ゴジラに次ぐ良い出来のゴジラ映画でした。
まあネタバレなしには語れない映画は良い映画ではないと思いますがね。(またまた言ってしまった…)
最後に、出身地の松本城、お願いだからもう一回、壊してよ~。
監督のゴジラ愛は感じてますよ。
心配無く見れますよ
グロさ、難解さ、つまらなさが無く、初めから最後までずっと楽しい映画体験でした。
俳優さんたちの演技うんぬんに不満や好き嫌いがある方もあるようですが、私は怪獣映画のドラマ部分としては、迫真の演技と興ざめさせないドラマだったと思います。
NHKで観ることができるドラマの完成度はあったと思います。
大迫力とリアリティの非常に高い、画と音響に映画の世界にずっと引き込まれっぱなしの125分でした。大満足です。
※参考までに
<私の好きな映画の偏り>
クーリエ:最高機密の運び屋
オールドジョイ
ベルファスト
誰よりも狙われた男
裏切りのサーカス
橋の上の娘
イーダ
スリービルボード
ゼログラビティ
天気の子
イングリッシュ・ペイシェント
パーフェクトワールド
1秒先の彼女
マドモワゼル24時間の恋人
ゴダールの映画史
ウィークエンド
始まりはどうなるかと不安でしたが
残念ながらゴジ泣きはできませんでした
やたら説明台詞の多い整備兵、巨大生物(ゴジラ)に襲われているのに棒立ち、大声で叫びながら逃げる・・冒頭の大戸島で繰り広げられる壮大なコントを観た時、この映画はだめだ・・と直感したがはたしてその通りだった。
俳優たちは悉く内省的なお芝居はさせてもらえず、とにかく喚きちらす様演技指導されるから、今回昭和が舞台であるにもかかわらず皆が皆現代人のように、というよりも西洋人の下手な俳優のように過剰演技させられる。
(昭和俳優たちがやる男は黙って背中で語らせてもらえません(笑))
この監督は俳優たちの演技や舞台や背景や小道具、観客たちを一切信用してません。
(寧ろ観客に至っては相当馬鹿だと考えている節がある)
今このキャラクターはこう思っていています、だからこんな(過剰な)感情表現しますって感じでまるでキャラクターに実在感がない。
テンションが高いままで一定だから俳優の演技にメリハリが一切ない。
だから、山崎映画の俳優たちは皆一様に大根役者のように見えます。
また、山崎映画はノスタルジーなものはとことん綺麗です。
ノミやシラミが一切いなさそうな上辺だけ汚い風のドヤ街(道は塵一つない)、復興している東京(ここも道に塵一つない)、出てくる登場人物たち皆が皆昨日買ってきたばかりの服を着ています。
これは三丁目の夕日の頃から何も進歩していないし、アニメ映画のこの世界の片隅にの方がずっと汚く感じました。
彼らには彼らの生活があるし、いつもよそ行きの服ばかり着ているわけではないのです。
ラストのヒロインがあの惨事からほぼ無傷で生還した際は思わず笑ってしまいました。
四肢欠損、顔面崩壊を予想していたら、それこそ転んだと言われても信じてしまいそうなくらい綺麗で‥タレントの所属事務所への忖度を感じる闇深いラストでした。
あと、戦争(あと自民党)批判したいのは分かるが、今回のキャラクターたちは戦争の被害者の前に当事者でもあることを完全に忘れている。
戦前の価値観もメンタリティも今とはまったく違うものだったろうし、戦時中は国威発揚の新聞記事を読んで一喜一憂していただろうし、軍国少年はそこらじゅうにいただろし、戦地に行って戦争行為をしたものもいただろう。
「国が隠ぺいしていた!いつものやり方だ!」というとても安っぽい台詞で片付けられないほど戦争とは他人事ではいられないと思います(戦争を他人事としていられる現代人だから言える台詞だと思う)
精々自嘲気味に「ま、いつもの大本営発表だな(笑)」くらいは言うでしょうが、あの当時の人間があの台詞を連呼するのはかなり違和感がありました。
もっともっと面白くする要素はいくらでもあるし、素晴らしい素材もあるのになぜこうなってしまったのか‥なぜ極限状況の人間をもっと真面目に描こうと思わないのか‥
とても残念な気持ちで映画館を出ました。
いいゴジラだった⋆͛🦖⋆͛
小さい頃からガメラだった。
ゴジラの意味は何かと言うと、ほぼ天災に他ならないやん。ガメラは何かを守るために戦うで。そこが、大きな違いかなあ
怪獣なんだからシェーはせんで欲しい。
メカ何とかはアホらしい。
でも、どんなにやられても放射能混じりの咆哮で何とかなっちゃうのってどうなの?
ガメラはどんなに傷ついても、昔から女子供に優しいおっちゃんや。
というわけでゴジラは苦手だった。全クリだと思うけどね。
ゴジラで良かったのは、ヘドラ、ビオランテ、ハリウッドの怪獣大進撃(笑)。敵が真剣であるほど良かったね。
今回はゴジラはシンと同じ天災として日本にやってくる。まだ、モスラも自衛隊もないから、当然ゴジラをやっつけてくれる者は居ない。しかも、完成形でやってきてものすごい威力だ。重巡高雄もまるで敵わない。東京に上陸して銀座を壊滅させるが、大戦でもあそこまではやられなかった。
今回は新機軸が満載だった。いいアイデアだった。そらそうだと思ったよ。
あれだけ強力な熱線(「°ːːːːː°)「をやれば自身にもダメージありそうだと思っていた。(ましてや、それで空を飛ぶなんてアリエナイ)機雷で爆発させるのも面白い。最後の震電による特攻も頭を吹き飛ばすことが出来た。熱線をだす寸前だったので自壊した。
その前に相模湾1500mに沈めるというのも気に入ったが、日本海溝にして欲しかった。深海魚のくだりから深海には強いと予想出来たやん。その10倍にしなきゃ。
それより何より遠くからの高雄の20cm砲、出来れば大和、武蔵級の46cm砲を撃てばやっつけられたのではないかなあ。近くに突然現れて!!!!!!!!!!という展開だった。
人間ドラマは神木くんには重すぎたかなあ。トラウマの原因がはっきりしないし、当時の軍人があんなにセンシティブとは思えない。じゃあ誰がとなると、なかなか思いつかないけどね。
追加~松坂桃李くんならいい味でやれたような気がする。ラーゲリでいい感じにやつれていたしね。
時間軸が初代ゴジラとは違うようだ。敷島という名前もアトムぽいし。この延長には初代ゴジラは出てこないね。
でも、期待以上の出来だと思いましたよ。拍手👏
山崎貴要素オールスターズ×ゴジラ
感想
山崎貴作品でこれまで描かれきた様々な要素をゴジラ映画に全て取り込んだ体感型お祭り映画だった。
山崎貴作品要素の中でも『永遠の0』要素が人間ドラマパートの主軸になっていたので、『永遠の0』の続編を見ている様な気持ちにもなった。
ゴジラの戦闘パートは期待以上に楽しめた。本能のままに立地条件問わずに暴れ続けるゴジラは、民間人視点の戦闘シーンという事もありシリーズ屈指の恐怖感を体感できた。
冒頭の島パートはジュラシックパーク味を感じて、劇中表現の恐竜は的を得た表現だと思った。ラストの倒し方も説得力ある倒し方で納得できた。
総評
山崎貴作品の歴史とゴジラ愛を体感できた作品。ご都合主義要素はかなり多めだが、ゴジラの戦闘パートの圧倒的な激しさで満足出来た。
続編を匂わせるラストから、続編を作る気があるのかが少し気になる。
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