ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
全2023件中、1481~1500件目を表示
ゴジラマイナスワン
自分がこれまで観てきたゴジラ映画の中で1番面白かった作品でした。物語が非常に良くまとまっていて、サウンドトラックの音楽も最高でした!気づいたら飲み込まれているような感じで先が気になって仕方がなかったです。また昔の時代背景やメッセージ性を強く感じました。これほどバランスの取れた作品はなかなかないです。肝心のゴジラのシーンも大迫力で最高のCGでした。非常にリアルでした。戻りますが、敷島の話がとても気になり悲しいストーリーで批判はあると思いますが、作風が原点回帰したような気がしていいと思います。
一つあるとすれば感情表現の部分と細かな設定がもう少ししっかりしていればと思いました。
けど素晴らしい映画です!ぜひ映画館で見に行ってみてください!!
これがゴジラの原点
ゴジラ、生誕70周年で通算30作目(ただし、日本製作分のみ)。
なのに、私が観たことがあるのはたったの2本。、
・幼少のころみたキングコングとの対戦
・シン・ゴジラ
そう、そこまで興味があるわけでない。
今回は、「-1.0」(マイナスワン)というタイトルと、
らんまん夫婦観たさに行ったわけだが・・・
冒頭から、すごい迫力!
ゴジラ、でか!!こわっ!!
人間に食らいついてわ、ぽい!
人間を踏みつけるわ、ぶち!!
ジュラシックパークのTレックスよりもこわいかも。
そこからはしばらく人間ドラマ。
第二次世界大戦、特攻隊、関東空襲のあとの日本を描く。
もちろん、ゴジラ上陸、そして退治までの伏線をちりばめ。
そしていよいよ、ゴジラ上陸。復興中の銀座で大暴れ。
このあと、どうやってゴジラを倒すのか、と思ったが、
なかなか面白い方法を考え付く。
当時の技術だと、こんな感じなんだろうか。
でも、結局は、特攻かな、と察しもつく。
終盤は展開がどんどん読めちゃうけど、それでもいろいろ感動。
なかなか、いい映画でした。
ゴジラでこんなに感動するとは思いませんでした、失礼しました!
そして、エンディングは・・・そうだよね、だから「-1.0」だよね。
ここで終わりではなく、始まり。まさに原点。
神木隆之介さん、さすがの演技力。心境の変化をうまく表現。
浜辺美波さん、こちらも負けず劣らずの演技、強くて可愛らしい。
その二人を囲む、実力は俳優陣、
山田裕貴さん、小僧とか言われていたけど、最後まで小僧でした!
青木崇高さん、なんやかんやで最後は男気たっぷり、感動!!
吉岡秀隆さん、いいポジションでしたね~、実は賢い!
佐々木蔵之介さん、こちらもいいポジションでしたね、親分って感じ!
安藤サクラさん、どんどん変わっていく態度、接し方、すばらしすぎ。
橋爪功さん、ちらっと映ったけど笑 エンドロールに名前が・・・?
あと・・・、子役の方、めっちゃ可愛くて、演技が上手でした。
ちなみに公開日の11月3日は、ゴジラの1作目が封切られた日らしい。
つまり、文化の日はゴジラの日でもあるのか笑
恐れ入谷の鬼子母神
スクリーンXの臨場感
スクリーンX初鑑賞!
まだまだ扱いきれてない気はしつつも没入感と迫力は増したかな?3面みるの疲れないかなと思ってたけど、左右はぼかし映像なのであくまでも目の端の映像、海のシーンや空のシーンが広がって、目の前シアター感を楽しめました。しかし新宿プレミアムのSAION音響が良すぎてゴジラの咆哮怖かったー。
ゴジラ30作目らしい。そんなにあったのかとびっくり。シンゴシラあたりで漸く興味を持った素人としては予備知識も期待値もなく楽しく見れました。助かるんだろうなとか展開は丸わかり演出だったり、漁船いっぱい必要になるって事前にはわからんかったよね。。?とかはありつつ、とにかくVFXが素晴らしく終始感心。そしてこんなの倒せないでしょう、からのまさかのアカデミックな作戦で、戦後すぐとは思えない高度な技術を展開。現実的なのか一度聞いてみたい。
佐々木蔵之介と安藤サクラがいると絵が締まるなあと思いつつ。水島くんがかわいかった。
ゴジラのシーンはいいけど、他があんまりすぎる
良いところ:
ゴジラが銀座を破壊するシーンは確かに良かったです。建物も景気よくぶっ壊されるし、人もかなり容赦なく死にます。熱線のVFXも、「これは死ぬわ」という感じで、説得力がある描写でした。総じて「ゴジラの怖さ」を前面に押し出せていたと思います。
悪いところ:
一言でいうと、「全体に説得力が欠けていて納得できず、ツッコミどころ満載、いつもの邦画」という感じです。
なんで特に意味がない人間ドラマパートこんなに長いんでしょうか?面白くもないし…突然金のかかった朝ドラが始まった感じです。ゴジラを見に来たのに、大戸島の初遭遇からしばらく、ゴジラの話は全くありません。
それに耐えてやっと、泳ぐゴジラと戦うことになります。しかし、これが終わるとすぐ、神木隆之介がひたすらゴジラと戦争の記憶の恐怖に鬱々とするドラマパートに移ります。これも別に意味があるとは思えないし、この時点で家族にゴジラのことを伝えて避難するように言っておけばよかったんじゃないの?
この後銀座の大破壊シーンがあるのですが、ゴジラの見せ場は本当にここだけです。この後、邦画でよくある、主人公の唐突な絶叫が入ります。
これが終わると、ゴジラを倒す作戦会議になるのですが、この作戦会議は民間人主導で行われます。米軍がソ連を気にして軍事行動しないから、という理由付けがされていましたが、そんなことある?ゴジラ出現時に、米軍の戦艦が何隻もゴジラに沈没させられている、という描写があるのに…
そして民間主導で出される作戦も、なんか説得力に欠けるものです。ゴジラを、録音したゴジラの鳴き声で呼び寄せてフロンガスのボンベを巻き付け、ガスの泡で覆って深海に沈めて水圧で殺そう、という作戦なのですが、ガス足りるの?とか、そんなうまく巻き付けられるの?なんでゴジラの鳴き声で呼べると思うの?とか…ここでもツッコミどころ満載です。一応追加の策(沈めたゴジラを風船で急浮上させ、減圧で殺す←これも「上手くいくわけねーだろ」感満載なのですが)はあるといわれるのですが…
こんな説得力が欠ける作戦に、日本と家族を守りたいという意思で志願する人がかわいそうに思えました。なんか声がでかいやつが立てた奇策に、責任感ある人が志願してワリを食うのはのはどこでもありそうな話です。
この後も、主人公が頑張って大戸島で出会った整備士を探したり、わざわざ特攻するために戦闘機を回収したり…「それいる?」みたいなパートが本当に多いです。
肝心のゴジラを倒すシーンは、都合よく成功するし…主人公も都合よく脱出するし、しかも都合よく銀座でゴジラに巻き込まれて死んだと思っていた主人公の嫁さんは生きているし…
総じて、グダグダの朝ドラパートのおかげで主人公や周りの行動の説得力がまるでなく、ご都合主義的な感じになっていました。ゴジラのCGは確かにいいですが、はっきりした見せ場は本当に1回だけです。よく「シン・ゴジラ」が出た後にこれで行けると思ったな!?といいうことに尽きます。
超人的握力
迫力は凄かったし、面白いか面白くないかと問われればトータルでは面白かったという答え方になると思う。素直に面白かったと言い切れないのは、都合優先で突っ込みどころがいっぱいの脚本のせい。特に気になったのは、あの描写で浜辺美波が大怪我で済んでるのは変だし、そもそも咄嗟のこととは言え、一緒に建物の陰に飛び込めばよかっただけだし、あの状況でも普通そのくらいの判断の瞬発力はあっていいと思う。(爆風が止んだあとの主人公の後ろでピラピラしてる貼り紙の接着剤はSCOTCHの3Mか何かなのだろうか。)だいたいあの逃げ惑う群衆の中で浜辺美波が1人ボサッと立ち止まってゴジラを見上げてるのも変。いや全力疾走で逃げるだろと。その前にあの状況で主人公が都合よく浜辺美波を見つけられるわけないだろ。さらにその前の電車のシーンでサム・ライミ版スパイダーマンのMJよろしく、自由落下中に手すりを掴める浜辺美波の握力は侠客立ちを背負う某組長か何かなのか。あと、銀座のあとゴジラはなんで大人しくいそいそと海に帰っていったんだ?銀座をひとしきり破壊し終えて満喫したってこと?今日はこのくらいにしといたるわってこと?終盤の艦を艘で牽引するシーンのワイヤーはどうやって繋いだんだ。あんなの小一時間程度でどうにかなる作業じゃないし、作業中ゴジラは海中で胎児みたいにプカプカしてるのか?大人しく指でも吸ってるのか?他にもたくさんありますが、キリがないので、、。あと脚本じゃないけど、今回のゴジラあんまり動かないですね。脚とか尻尾とか切り取られたアングルでドスドスブンブン動いてる画はたくさんあるけど、ゴジラの全体を映した画はあんまり動いてない。上半身ほぼ動いてない。恐竜戦車みたい。
不死身の女
ゴジラよりも頑丈な女に終始圧倒される怪獣映画。
不死身の女が電車内でゴジラに襲われた時点で完全にコメディーとなってしまっていて、更に何故か銀座で逃げ惑う群衆の中で偶然見つけだして助ける主人公、この時点で爆笑してしまう。
この監督は誰を対象としたいのか焦点が絞れてない典型的な方なんだと思います。
シリアスにしたいのか、コメディーにしたいのかお子様向けの映画にしたいのか、自分で何を訴えたいのか全く分からない状態で制作してしまった悪い映画の見本そのものです。
又、上映40分位からオチも分かってしまいます。
之は、この監督がスピルバーグのJAWSや小松左京やマシスンなどの影響を受けた小説などをひねりもなく真似しているからバレバレの展開になってしまうのだと思います。
この様な人が日本を代表する監督ということは、今の日本人はヤバいのかもしれません。
映画の本当のテーマは不自然に登場する不死身の女なのかもしれません。
之は実はパンデミック※或いはゾンビ映画なのかもしれません。
そして、ストーリー的な破綻も敷島から見えたもの、多次元世界を描いたものなのかもしれません。
此の作品の中には、一見すると特攻という人間の命の尊さを無視した残忍な行為を批判している内容なのですが、同時に、腹の中では玉砕の美学に酔いしれる性癖らしき側面の方が強く出ている作品のように思えました。
過大評価☆(マイナス)-1.0
レジスタンスの諸君ごきげんよう、youtubeや映画コムで絶賛されたので映画館で見た一般人だ。期待してみてきたがガッカリだったのでダメな点を紹介しよう。
①最後。鋼鉄の女と金儲けのゴジラ
中盤に典子が衝撃破で死亡した…となった時は賞賛した。主人公が後悔の念で戦うのではなく、愛する女性を無くした怒りで立ち上がるのは十分共感できたからだ。なのに…
な ん で 生 き て ん だ よ !
一気にチープさ増したわ!ふざけんなよ!爆心地にいたわけではないんだから探せよ!
ゴジラも次回作作りたいからってメキメキ復活するなよ!金儲けより作品の完成度をあげろよ!
②まったく進歩してないCG
ここ7年CGの質がアップしてない。震電の離陸シーンは顕著だがゲームのワンシーンかと思ったぞ。予算的に手抜きされているのかよくわかる。ハリウッドは七年あったら次世代に更新してる。自衛隊の撮影ができないのが致命的。
③総括して見るとストーリーは焼きまわし
ゴジラ東京で暴れる→作戦で退治される。
これ、初代ゴジラやシン・ゴジラでやってしまった。もう怪獣プロレスは嫌だけど、このストーリーももう飽きたよ。
④最後の作戦が地味すぎる
なんか空は曇ってるし、ゴジラの放射熱線以外にろくに光らないし、とにかく地味。軍隊を出せばまだもっと盛り上がったのに。あとなんでゴジラは中盤までアグレッシブに動いてるのに、作戦が始まると空気読んで動かないんですかね?
④架空戦記なのに足りない設定。監督の思想と東宝の横やり。
(※ここは個人的な好みなので飛ばしても大丈夫です)まず東京の中心にはGHQの本部があり、皇居があり、中央官庁もあり、経済の中心です。ここが放射線まみれにされたら、普通はアメリカも日本も怒らないわけない。アメリカがソ連を刺激したくないと言いますが、キノコ雲を出すゴジラは交渉ができないだけにソ連と同程度に脅威ですし、GHQの本部が被害うけたら北朝鮮が好機とみて韓国に攻めてきますよ。数年早く朝鮮戦争勃発です。なので、アメリカは逆に潜水艦が被害が出た段階で全力で攻撃して東京を守りますよ。ではなぜ、軍隊は出ないか?それはゴジラという障害を「監督と東宝」が日本人の手だけで解決するストーリーに拘ったからです。また、ゴジラが放射熱線が出さないならまだバランスが取れるが、放射熱線を出す事に固執したからパワーバランスが崩壊してしまっている。さらに超回復…もう民間人がどころか、極東アメリカ軍の全力を持っても勝てるかどうか…。
なぜか完成して配備されている「四式戦車」、接収されてないはずがない謎の高性能機「震電」…ここまで架空戦記なら北海道もソ連に占領されているんですかね?それぐらいの架空戦記設定を出せないと。
⑤総括
エンターテインメント、テンポの良さは評価できる。特に尺稼ぎの主人公の生活パートは、主人公の掘り下げとしてよい時間稼ぎをしていてよかった。ただ、予算と設定とストーリーがイマイチでB級に成り下がってしまった惜しい作品という感想だった。
本当は☆3でも良いのだが、絶賛さて過ぎて過大評価されているので☆0.5だ。
あとな、ホッカ〇ロレン…これがシンゴジラより良いって、それはないぞ。
見応え十分でした!
MX4Dで観ました。結果から言えば通常版でも十分楽しめると思います。
冒頭から緊迫感のある展開で、一作目ファンの自分にはニヤリとしてしまう内容でした。欲を言えば島民の口から、「不漁が続いている」とか、爺様の口から「ゴジラの仕業かも」のセリフが欲しかった。
登場シーンは申し分なく、巨大化する前のゴジラが「ジュラシックパーク」のTレックスばりの暴れっぷりで、ゴジラ映画にしては珍しい人間に食らいつく場面が描かれていました。
中盤に差し掛かると人間ドラマが描かれ始めますが、中だるみしないように、よく言えば割愛、悪く言えばやや雑な展開ではありますが、全体の流れとしては必要にして十分な内容と思います。
後半に差し掛かる迄に、揺れ動いていた主人公の心情の変化が観てとれ始め、役者さんの演技力に感服させられます。
そして後半のクライマックスに。
どうやってゴジラと戦い、退ける若しくは倒すのか。
自分としてはやや若かったころの山根博士や芹沢博士、そして船を使ったりクレーンを用いるシーンで「南海サルベージ」か緒方を登場させて欲しかった。
結果的には時代背景から考えればそれなりに納得できる戦法で、見応え十分でした。
最後は典子のセリフでぐっと来たところに、1954年の第一作目に繋げられるラスト。できれば最後は「終」の一文字で締めくくって欲しかったけど、最近の映画にしてはそう長くないエンドロールだったので良しとします。
随所に初代や私の好きな金子ゴジラのオマージュともとれるシーンが盛り込まれ、本当に楽しめました。
リアリティと現実性
映像にリアリティはあったが、ストーリー展開には現実性がなかった。
そのため登場人物に共感出来ない部分があり、時代を戦後の日本に設定した着想は良かっただけに残念だった。
しかし新しいゴジラであった。
シン・ゴジラと比べると・・・・
かなり面白いです。まあ、ぼくがシン☆シリーズが大嫌いなのもありますので、あくまで個人的な感想でごわすから、あまり参考にはならんでしょうがね。とにかく泣いたっす。
そりゃあ、義理と人情と愛と運命と宿命と小さな女の子が出てきたら泣くしかないじゃないですか・・戦後という時代設定が心に響くというのもありますしね(怒)なので、いい年した挙動不審気味な中年男性が映画館のど真ん中の席で終始グスグスいってたもんだから、左右隣のカップルがかなりおれのことを警戒していましたし、何かコソコソと俺の悪口を言っていたに違いないわけでありますが、まあそれも無理もないでしょう。最後らへんで神木君が女の子の手を布団に入れてあげたところで「っカハッ!」とか言いながら号泣してましたからね。思わず手を目に当てたら、握っていたポップコーンの塩がちょっと目に入って痛かった・・神木くんの演技まじでサイコーです。感極まるって「ぐ・かは!」とか「こっ!くくく!」とか言葉を発さずに喜びとか悲しみを表現しててマジですげーー。役者の鏡ですわ。
そのくらい、何ゴジラ映画で初めて人間パートが面白いと感じた映画です。
しかし南の島の♪ゴジラ君は、人間をくわえては投げ、くわえては投げしますので、なんだかジェラシックパークなの?これ?みたいなシーンでさえ泣いてました。泣きすぎです。
まあ、泣けるシーンが大量にあるのもいいんですけど、今回のゴジラビームは歴代のゴジラビームの中でも屈指のカッコよさです。ガチン!ガチン!ガチン!ガチーン!!・・・・・シュゴッ!!!!⇒・・・・・チュドーーーーーン!みたいな?
しかしあのビーム、カッコはよくても、アレだとタメ時間が長すぎて姑息な手段でガジラをやっつけようとする敵たち(ヒューマン)に見切られちゃうんじゃないの?とか思う暇もなく大爆発スゲーーーー!みたいな感動もありますが、いかんせん命中率が低すぎます(涙)ゴジランももう少し頑張って練習して次回作では百発百中を目指してほしいものです、そして上陸することなく海の中から遠隔攻撃で国会議事堂を破壊とかしてほしい。そしてヒット・アンド・アウェイですぐさま深海に潜って隠れてほしいわけです。そうすると沈黙の艦隊の海江田さんみたいな立ち位置になることができると思います。つまり無敵です。
そしてなんといっても、ゴジラのメインテーマがすんごく画像にあっている・・・・昭和の風景にすんごく合っているのです。あのかっちょよさは、映画館で観ないとわからんとですたい。音が、本当に腹に響くわけです。ドシラ。ドシラ。ドシラソラシ。ドシラ。の前の、でーーーーん、でーでーでーでーーーーーーーー・・の部分がマジかっちょいい。気絶ししそうになるぐらいかっこいいいいいいいいいいいいいいい。です。
でもでも、小さな飛行機(しんでん)がバババババと飛んできてゴジラっちの顔に機銃掃射とかしたら、「くそう、まてまてーーー!」みたいな感じで、折角上陸をしたのにまた海に引き返ていくわけです。超常の存在であり、ハリウッド版では地球(アース)の守護者みたいな扱いであるところの神の代弁者みたいな位置づけだったりすこともあるガッジーラなのに短絡的すぎてお前はちいかわか!?みたいな?場面もチラホラあり、キュート。
ゴジラ自体の出演回数は決して多いとは言えないのだけれども(ファイナルウォーズ比)それでも、存在感があり、特段その点に不満は無かったです。
ご都合主義!みたいな意見もありますが、ご都合主義じゃないハッピーエンドの映画ってのもあんまりないんじゃないでしょうか。
死ななくて良かったじゃないですか。
アホな指導者のせいで、やらなくてもいい戦争をして、罪もない人が死にまくった、死んでいくようなこの残酷で不可解な世の中で、フィクションの中だけでも人が死なずにハッピーになってもいいじゃないんですか。
万人受けする新作ゴジラ
公開初日のゴジラの日に鑑賞。
完璧な出来ではないがお祭り映画として100点。戦後直後の脆弱な日本にやってくるゴジラの恐ろしさといったら!絶望のドン底に叩きつけられるが希望も感じられる。山崎貴監督が培った経験の集大成でお見事。早く2回目を観たい。
やればできるやん!
小学生低学年の頃、親がレンタルビデオ(β)で借りて来た『モスラvsゴジラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』に胸打たれ、何度も繰り返し見まくった。
小学校高学年になって、期待を胸に見に行った平成ゴジラシリーズに、ゴジラ愛は粉々に砕けちった。スーパーX?ふざけてんの?子供心に思った。
その後もちらちらシリーズを見るのだけど、琴線に触れるものはなく。
ハリウッド版の『キング・オブ・モンスターズ』には久々に興奮したけど、国産でない事に一抹の寂しさを覚えた。
『シン・ゴジラ』も面白かったけど、所詮パロディゆえの面白さ。
あの頃の感動は、純粋な子供時代ゆえの美しき幻だったに違いない。そう思ってた。
そして今作。
ちょっとした空き時間を潰すために鑑賞したら。
…正直予想外に面白かった。
時代設定的に、戦争美化に繋がる描写を危惧したけれど、そこは(個人的には)問題なかったし、初代に通じる「反戦」のメッセージも(個人的には)しっかり感じられた。
ゴジラについても、下から見上げる構図や、各部位のアップなどが大半を占めて、人間には到底どうにもならない災害や神罰のような、巨大な禍々しさにあふれていた。
邦画なのに(失礼)、CGが嘘くさく見えないのも素晴らしい。
…アレをアレする時の背びれ?の描写は少しだけ萎えたけれど。
それでも、思わず心の中で叫ばずにはいられなかった。
「やればできるやん!」
ゴジラも邦画も、まだ見限るには早いという事か。
世情的にも、全ての娯楽的な欲望を叶えるのが難しくなって来ていて、エンタメに関しても取捨選択を迫られる事が多くなっている。
個人的な「捨」のリストの上位に記していた二者。少しランクを下げて、もう少しだけ見守りたくなりました。
予定調和に違和感もゴジラの暴れっぷりに加点
ゴジラに終戦直後の日本を襲わせるって思い切った設定だなと思っていた。人間側に大した戦闘能力もないし、科学がそれほど発達していない時代だから、ゴジラに対抗できないことは明らかだ(そもそもゴジラは絶対に死なないから倒すことはできないけれど)。
でも、その分人間ドラマに重点を置いたのかなと想像していた。たしかに、戦後の混乱期を生き抜こうとする人、戦争のトラウマを抱え未だ戦後を生きることができない人を描こうとしていることは伝わった。神木隆之介と浜辺美波もよかった。いろんなことがありながらも前を向いて生きようとする人たちにゴジラが襲ってきたときの絶望感たるや!たしかにそれは成功していたと思う。
ゴジラの造形や光線を出す前のギミックもいい。絶望感が描かれる瞬間のはずなのに、なんというかワクワクしてしまった。こういうのがゴジラ映画だよなと。
ただ、不満点も多いから戸惑ってしまう。観終わってしばらく考えたが、たぶんそれは「予定調和すぎる」ところなんだと思う。ゴジラがいろんなビルを壊して暴れ始めてもなおギリギリまで逃げずにいる人々。さらに逃げるときも左右にそれず、また左右から逃げてくる人もないまま皆でまっすぐにかけていく群衆。ゴジラに踏まれるためだけにそこに集められた人々のよう(そういう撮影だったから仕方ないけど)。山崎貴監督お得意のVFXシーンに迫力を追加するためには必要なのかもしれないけど、あからさまだった。そして浜辺美波のところに突如現れた神木隆之介。なんだこの偶然!?
最後の戦闘も、特攻精神を煽るような感じを醸し出しながらのラストを迎える流れ。さらに電報の内容。そうなんだろうなと思ってはいたけど、なんの説明もないまま、実はこうでした!みたいな感動を醸成する強引な流れはやはり引いてしまう。あの崩れた瓦礫が散らばっているあの光景だよ!?その後のシーンも描いていないじゃない!?と。やりたいことはわかるんだけど。
楽しんだ自分とガッカリした自分がせめぎ合って、それでもゴジラのシーンを楽しんだんだからと最終的に3.5という点数をつけた。評価が難しい映画だった。
ゴジラという映画はゴジラを退治する人を描くもので、今回はその役を神...
ゴジラという映画はゴジラを退治する人を描くもので、今回はその役を神木隆之介演じる元日本兵にほぼすべてを負わせており、そのせいで彼の物語が中心におかれ、彼の戦争と自身の過去に対する清算、ゴジラへの復讐、未来への期待、いろんなものを語ろうとしている。ここまで個人的なゴジラ映画はあまり記憶にない。
マイナス1と題しておきながら日本という国は描かれず、なんとなく戦争(なお戦争そのものは描かれていないに等しい)を体験したであろうと思われる民間人が奮闘。どこまでも個人的な物語の集合なのかもしれないが、そのわりには個々の物語は描かれない。
細かいところ。敷島が「メッセージ」って言っていたのだが、戦後直後の一般人がそんな言葉使ったのだろうか。
なんだかんだと、あの音楽を大音量で聴くと心か動く。
ゴジラってなんだろう?
エンドクレジットに松原正隆さんの名前発見。何役だった?
感動した!
ついに日本映画でアカデミー賞⁉️
全2023件中、1481~1500件目を表示