ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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あまり興味はなかったが、評価が良かったのと「らんまん」の2人だし、...
あまり興味はなかったが、評価が良かったのと「らんまん」の2人だし、安藤サクラさん出てるから鑑賞。ゴジラ映画をちゃんと見たのは初めてかも。VFX技術は凄いと思った。不自然に見えない。
ゴジラの光線?攻撃する前がなんだかロボットのようで、歴代ゴジラはどうだったのか気になった。
皆んなで力を合わせればゴジラは倒せる!ハッピーエンドはお約束?ゴジラは滅びることはなく、再生していつか復活する。典子も最強だったな。
VFXはよくできてる。
本日午前半休を取って見てきました。自分はお一人様。
周りは若い人もいましたが、大半はお一人様の60代以降と思われるおじさまばっかり。
けっこうオールドファンも見に来ている感じです。
冒頭主人公の零戦が不時着するところから始まります。
ここでゴジラが出てきて人をむしゃむしゃした挙句、遠くへ投げ飛ばします、
暗い場面でしたが結構な迫力。
完全に心をつかまれました。
場面は変わって東京での生活シーンになりますがいわば中だるみ。主に人物描写。
ここで浜辺美波ちゃんが登場しますが、自分は最初わからなかったです。
けっこう汚れた格好で出てきますので。
その後の機雷除去のシーンで再びゴジラが。
続いて銀座のシーンに移ります。共にゴジラが大暴れ。
ここでのVFXは見事でした、シンゴジラを担当した同じ白組とは思えない出来。
余談ですが自分は太平洋戦争の艦艇マニアです。
まさか重巡高雄が出てくるとは思いませんでした。登場シーンは震えました。
20秒ほどの砲撃シーンですがもうカッコいいどころの騒ぎではありません。
マジかよ♪と思って見てました。さらにいえば震電の戦闘機の造形も現代っぽくてカッコいい!
この2つ見れただけでも大満足です。
ゴジラの熱線の描写もカッコいいです。
尻尾から頭部へ順番に背ビレ(?)が青白く輝きだして隆起してきます。
全点灯したら熱線発射です。
熱線が到達した先で核弾頭のような大爆発があり、近辺の人に衝撃波が来たと思うと今度は一気に吹き戻し。
完全に庵野ワールド全開な爆発。しかも実写で見れるとは感激。
そもそもこの映画を見ようと思ったきっかけは、シンゴジラの庵野監督と本作の監督山崎さんの舞台挨拶でした。
庵野さんが、
「突っ込みどころはいっぱいある。余計なシーンも。しかしよくシンゴジラの後を引き受けたね。」
と満足そうに話していたのを見てから、見なくては!と心に決めた次第です。
シンゴジラよりは一般受けすると思います。下手すりゃ興行で抜くかも、
でも自分はシンゴジラの異常ともいえるレベルの設定が大好きです。
マニア受けするならシンゴジラ、一般受けするならマイワンでしょうか。
ストーリー展開が雑すぎる
良いところ。
・VFXは最高。
ゴジラの迫力が凄かった。
・子役の「明子」はもの凄く可愛い。
ただ、ストーリーがところどころ
「?」がついてしまう。
・典子と敷島、何で一緒に住んでるんだよ。
・典子が乗っている電車がゴジラに襲われ、 何故か典子だけ、車内に残され、落ちそうになるが、偶然にも手すりに捕まり、助かる。
我慢の限界を感じて、落ちるが、そこがたまたま川。
そして、典子以外誰もいない。
川から出るシーンも無く、皆と一緒に銀座の町を逃げ惑う。
そして、偶然にも敷島と会う。
・日劇の前でゴジラが暴れているところを、すぐ間近で中継している。
「逃げろよ!死ぬぞ!」と思ったら、ビルが倒れ、おそらくあれは死んだのだろう。
そんなシーンを見てしまうと、その後からストーリーが入って来にくくなった。
・海におびき出されたゴジラ。あれ、浮いてないだろ。立ってるよね。
最後。
典子!生きてたんかーい!
最高のゴジラ映画では無かった
戦時中・戦後に現れるゴジラの映画。戦争末期からの独立したストーリー展開にうまくゴジラが重なってくる感じ。しっかりした脚本とセリフがええ塩梅にアクセントで見ていて面白いです。アメリカンゴジラ(ガッジーラ)な所もメリハリ効いて面白いけど、それが逆に違和感の塊に思えるのも事実。なんのゴジラにリスペクトしてるのかイマイチ良く分からない。エネルギー放出に関する描写が甘い。設定はあるんだろうけど、スクリーンから全く伝わらない。あと、最近のゴジラシリーズ全部ヒロインが薄い。周りの役者に食われまくってる。母性のヒロインが不在なのは如何なものかと。癖の強い役者も多過ぎ。ゴジラの圧倒的強さってのが画面から出てこない。音楽もしかり。歴代1位のゴジラって聞かれたら絶対違うと思う。VFXめっちゃ良いのになぁ。。期待値が高すぎたんだろうね。最新が最高のゴジラだ!って勘違いしてた僕が悪い。
時代設定を終戦直後にせざるを得ない現実
ゴジラ-1.0の時代設定を終戦直後にせざるを得ない今の矛盾した日本の現実をこの映画を見て改めて感じました。仮に令和日本の設定にすると、どうしても「シン・ゴジラ」と同じようなストーリー展開にならざるを得ない。現代日本でゴジラを攻撃するにも、憲法・法律の壁が高くそびえる。それをGHQ占領下の時代にゴジラが出現したらという、これまでとはまた違った時代設定で描いてくれた。それはそれで新たな切り口として面白かったが、今の憲法・法律にがんじがらめで縛られた現代日本の閉塞感を、「シン・ゴジラ」に続けて改めて問題提起してくれる映画だったように思う。
ゴジラがちょこっとしか出て来ない
自衛隊も敵の怪獣も出て来こないのでそこにつまらなさの原因があるのでしょうか?
あ~ゴジラ全然出て来ないな~って前半上映中にずっと思っていたのですが過去の映画もそんなに出て来なかったかも?正直ゴジラを大画面で見たい人以外はおすすめ出来ません。自分は小さい頃ゴジラ映画を見に行って入場特典のフィギュアとか貰った世代ですが子どもが見て楽しめる内容とは思えません。(特典はなかったですけど…)
以下内容
全体的に歌舞伎の様な芝居のくさすぎるベタベタの人間ドラマが見てられない。
典子がいなくなった直後の敷島のやりすぎな芝居についに失笑してしまいました。本当は泣く所なんでしょうか…
「やったか?」これが多すぎくどい
艇長の江戸っ子?べらんめえ口調がいちいち耳に障る
自分は見てませんが主演の方がやっている朝ドラとかalways~とかが好きなら合うんでしょうか…
説明の長台詞が多すぎるとか全員生きててご都合主義だとか銀座がピンポイントすぎて不自然で世界観が狭いだとかいつものゴジラならあんな飛行機尻尾で一撃なのに反転するとかバカすぎるとかそんなこと気にならないぐらいつまらないです。ゴジラはかっこよかったです。でもゴジラじゃなくても良かったですよねこれ…というかゴジラ必要でした?子どもも大人もレンタルでゴジラと敵の怪獣が出てくるDVDを借りて見た方が何十倍も楽しめるでしょう。
責任と絶望
日本の戦後初期が舞台で、"特攻"や"原子爆弾"などのワードがさらに強く感じられる認識の中で暴れるゴジラは絶望感そのものでした。全く歯が立たない軍隊、責任を負いたくない政府。それらに頼ることなく、民間の力で"元特攻隊員"が戦争に対する責任と未来への希望を賭けたヒューマンドラマです。とても胸が熱くなりました。
素晴らしかった
人間ドラマが面白い。ゴジラも怖くてかっこいいし、他の怪獣が出ないのもシンプルでいい。特攻隊のエピソードがストーリーにがっちり嚙み合っている。整備兵の態度が悪いのもいい。
佐々木蔵之介のセリフが壊滅的にベタで、なんでそんなこと口に出して言う必要あるの?と首をひねるレベルだ。また、浜辺美波に手を出さないまま一緒に暮らすとか、お行儀がよすぎる。また、ゴジラが人を口にくわえたのを見て、ゴジラが人を食うとはすげえと思ったら放り投げるだけで意味が分からない。子どもも見る映画で残酷な場面は描けないのかもしれないけど、だったらくわえなくてもいいのではないだろうか。意味が分からない。
そんなお行儀のよさが気にはなるのだけど、すごく面白いし、これまで見たゴジラ映画のベストは『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』だったのだけど、もしかしたら超えたかもしれない。素晴らしい。もう一回見て確認する必要がある。
(追記)
2回目。改めて胸が熱くなる場面が多くて傑作であることを確認する。3回ゴジラが人をくわえて放り投げるし、敷島は紀子を抱かない。お行儀が良すぎるけどいい。
銀座での暴れっぷりがすごい。高尾の砲撃がゴジラのボディに直撃する場面がえげつない迫力だ。作戦がほぼ成功してゴジラを苦しめるのも熱い。特攻を果たそうと言う人間ドラマが素晴らしい。モブの人々の顔が古くて、戦後の昭和を感じる。
浮上してこないゴジラをひっぱるために民間の船が集結する場面は『ダンケルク』のようで胸アツだが、そんなに役に立つだろうか。
怖いゴジラ。
シンゴジラ(第1形態)以来、いやそれ以上に怖いと感じました。特に映画冒頭のゴジラ人間殺戮シーン。あれ?これゴジラか?ジュラシックパーク?くらいにゴジラが恐竜ぽく、でもやっぱりゴジラで、その絶望的な存在に恐怖しまくる人間達。夜の暗〜い中で殺戮を繰り返すゴジラに一緒に行った6年生の息子は完全に恐れをなし、頭を抱え、目を伏せる始末。ゴジラにトラウマを持たなければいいが。(途中からは普通に観ていましたが)
それからゴジラの必殺技、放射熱線?歴代最強威力の熱線?ってか核爆発!そして大咆哮!やっぱりゴジラは迫力あるなぁー。映画館で観ると尚更そう感じます。特に今回は下からゴジラを見上げるアングルがありましたが、あれは凄かった。自分なら腰抜けますね。ぺっちゃんこ。
歴代最高のゴジラ(追記しました)
今まで全てのゴジラを観てきました。
個人的には、今回のゴジラ−1.0は歴代で最高傑作のゴジラだったと思います。
今回、ゴジラを明確に恐怖の象徴として描いている上、戦争のアンチテーゼとして表現できていたことが良かったです。
第二次大戦は、死に直結するイメージのある戦争だと思います。
その戦争を終えた直後にゴジラという新たな"死"をイメージさせる脅威が迫る緊迫感とそれに立ち向かい、生きて抗おうとする人々の対立が見事に出来上がっており、怪獣映画とヒューマンドラマを綺麗に融合できていた作品であったと思います。
ゴジラを撃退する作戦を話し合う中、家族や大切な人を思い、その場を後にする人達もおり、それでも立ち向かおうとする人が言ったセリフが印象的でした。
「これ、必ず死ぬってわけじゃないですよね?じゃあ、戦争に比べればマシだ。」
死ぬのが当たり前、国家存亡のために死にに行ってこいと言われた戦争。
死ぬかもしれないゴジラとの対決。
誰かがやらなきゃいけない。
大切な人を守るため、誰かが貧乏くじを引かなければいけない。しかし、生きて抗おう。
死ぬことが前提の戦争と生きるための戦争(ゴジラ)
ある意味では、作品内でゴジラと戦うことで日本は本当の意味で戦争からの脱却、否定を成し遂げる話なんではないかと僕は感じ、主人公の敷島自身や整備兵の橘、立ち向かう人達もそうだったと思います。
(追記1)
敷島は特攻からの逃亡、大戸島の件からの自責の念。典子や明子への愛情。
橘は立場上、特攻に向かう人を後押しする立場からの負い目もあったと思います。死なせてしまった同僚たちへの思いもあったと思います。だから、敷島に生きろと言えたんだと思います。
そして、家族や親しい人、これからの日本を想った多くの人々。
彼らも戦争で多くのモノを失い、多くの死に触れてきたはずです。今度こそ失わない、助けたいという強い意志。
これらの要素がゴジラの恐怖を引き立たせ、またゴジラも勇敢に立ち向かう人々を輝かせていたと思います。
(追記1)
時代背景ともマッチしてたと思います。
陰鬱な街の中でどうにか餓えを凌ぎ、明日を迎えようとする戦後からなんとか軌道に乗り始めた人達の中に突如、ゴジラがやってきて街に破壊の限りを尽くします。
しかし、立ち向かう人たちの印象は怒りや復讐心ではなく、生きようとする活力に満ちていたように感じました。
主人公の敷島は復讐心があったでしょうけど、最後に彼の"生きる象徴"に出会えたことで涙した人もいるかもしれませんね。
ゴジラも素晴らしい造形だったと思います。
第一印象は、見てすぐに恐怖を感じ、人間に対して敵愾心に溢れていました。
また、ゴジラによって人が死んでいる描写がはっきり描かれている点も恐怖感を煽っていたと思います。
放射熱線を吐く時の背ビレのギミックも良かったです。
青白く光りながら、尾から順に背ビレが一対ずつ飛び出して、発射の瞬間、全ての背ビレがガシン!っと引っ込む動きは生物でありながら、兵器を思わせる感じが最高でした。
銃の撃鉄、爆弾のデトネーターを思わせる動きは今までにない表現で、この点も歴代最高で一番好きな熱線シーンになりました。
また、作中中盤あたりで登場する重巡洋艦高雄のシーンもとても興奮しました。
ゴジラ単体の映画なので怪獣プロレスがない分、
高雄VSゴジラって構図になってて、思わず高雄を応援してました(まぁ、勝てるわけないんですが。
駆逐艦雪風、響、夕風、欅の活躍も良かったです。
流石、幸運艦と呼ばれた雪風です。
被弾せずにゴジラとも戦うことが出来ましたね。
あと、艦長役の俳優さんと本物の雪風の艦長の顔がめちゃくちゃ似てたのに驚きました。
終盤の震電VSゴジラも良かったです。
スーパーXやガルーダを思い出しました。
この辺りはしっかり怪獣映画をしてて、評価高いです。
とにかく、人間と怪獣のバランスが絶妙でした。
昭和やVSシリーズなどでは、よく人間サイドの話は蛇足だと評価されるパターンが多かったですが、ゴジラ−1.0においては別格だと思います。
(僕は昭和、VSシリーズも大好きですが)
もう一回映画館に観に行こうと思ってます。
最高のゴジラでした!
(追記2)
エンターテイメントとして、作品のコンセプトを満たしていると感じたからこそ歴代最高のゴジラだと評価しました。
ゴジラという名を冠した以上、それは紛れもなくゴジラ映画であり、今までのゴジラ作品もそうです。
70年という長い歴史を刻んだ作品群に心から感謝し、これからの発展を願っています。
ありがとうございます。
監督は舐められている
序盤は実に退屈で、役者の演技も目を覆いたくなるレベル。ラストの連れの女の人と再開して泣くシーンは本当に白けるくらい寒い演技。
ストーリーは、全部先が読める展開で、めちゃくちゃ。全く意外性はない。
民間の融資で戦艦や戦闘機揃えられるか!って突っ込み所しかない。
日本はまだ軍隊がない。とか言う反論なら、銀座で戦車ぶっ放してましたやん。
そして、元技術者がなぜ軍の情報を色々知っている?その変も無理がありすぎる設定。
そして監督が舐めらている点だが以下の通り。
・戦時中にもかかわらず、司令所はライトを煌々と光らせている。あんなに光らせれば敵に丸見えで一瞬で攻撃される。
そのくせ「命が!」みたいなテーマでメッセージ性出してくるので、共感できない。
・終戦直後なのに、女優の眉の形も現代風でスタイリストが整えました!というくらい髪も綺麗。
・極めつけは、男性のパジャマのボタンがプラスチックだった。
石油不足でしかも、終戦直後にプラスチックなんか手に入るか!ってもう手抜き感満載。
これは監督が全部舐められている証拠。これくらいの手抜きなら、いいだろうってスタッフから思われてるんですよ。
特撮技術は素晴らしいのに、ストーリーや細かな所で全て台無しにしている。
ゴジラで泣けるなんて。
シンゴジラの影が薄くなるほどの最高の出来栄え
ゴジラの怖さ、優れた脚本のドラマ・シナリオ、俳優陣の固い演技力、音響、どれを取っても最高の出来栄え、ゴジラ・シリーズの頂点ですね。
神木隆之介や佐々木蔵之介、吉岡秀隆、そのた諸々最高の演者でした。
戦争を引きずる神木演じる敷島に、永遠の0を思い出しましたよ。
浜辺美波演技派女優になりましたね。
安藤サクラに舞い込む一通の電報、すぐに落ちが読めましたが、それでも落涙しました。いい映画を観させて頂きました。
人を選ぶ
本作は昭和平成ゴジラに多い子供向けアクションプロレスではなく、ダラダラと続く人間のお芝居がメインの作品。
浜辺美波の腕力や時代背景にそぐわないような舞台セット等の少々ツッコミ所も見受けられましたが、その点をフィクションとして割り切れば映像美と話の流れ共に個人的に嫌いではありませんでした。
時代背景設定は戦後で良くも悪くも中学生くらいの歴史の授業が理解できればそこまで難しい内容ではないと思います。
ここのレビューを参考に映画を観るか観ないか決めるような方々はいないと思われますが、もし自分のレビューを参考にされるようであれば以下の点で判断して頂ければと
・ゴジラ初見→バトルアクションが観たいのであれば本作は楽しめない、人間ドラマに抵抗がなければ楽しめる
・ゴジラオタク→ファイナルウォーズのような作品が好きな方は向いていないかも
邦画史に残る娯楽大作
一言で表すとシンプルで、「ジュラシック・パーク」「ジョーズ」「アルマゲドン」のような作品が好きな方には特にオススメしたいです
ゴジラ作品で有りがちなストーリーを置き去りにしたり、登場人物が多すぎて把握しきれないとか、やたら怪獣が戦っているシーンだけ連続しているといったゴジラファン以外には受け入れづらい事もないので、ゴジラファン以外にも充分楽しめると思います
忖度なしのゴジラに絶望する人間
ゴジラ(1954)の前日譚。物語も無理がなく伏線も回収して納得。絶望する人間には感情移入するドラマが必要なのでそこも満足。前日譚なのでまだ原水爆実験の申し子の面が薄いのも納得。これぞ新ゴジラだわ(笑)
想像を遥かに超えていた
いい意味で、期待を完全に裏切られました。映画は好きで頻繁に映画館に通っているのですが、特に理由もなく、ゴジラは観たことがありませんでした。怪獣特撮ものだよね、くらいでなめてました。ところが、このゴジラ−1.0を見て、衝撃を受けました。
とにかくすごい。VFX だけでなく、ストーリー、演技、音楽、すべてがすばらしいものでした。良し悪しというレベルを超えて、完全にゴジラの世界ができていて、観ていて圧倒されました。東宝の気合を感じたというか、誇りというか、制作陣の怨念に近い気迫を感じました。
あえて、ネタバレは書きません。コジラを観たことがない人や、ゴジラを古い安っぽい特撮ものくらいで考えている人がいたら、是非、映画館に足を運んでほしいです。
ご都合主義の映画だった
大戦後、やっと復興した銀座をメチャクチャにされたのに、国の対応がショボ過ぎるように感じた。ゴジラを撃退するチームの組み方も国家レベルで選ばれているような様子は無かったし、作戦自体もあんなに穴だらけ、運任せの内容だなんて本当に興醒めだ。
また(米国の監視下にある中で、日本の軍事力を使えない)という状況なら、国がすべきことはゴジラの撃退よりも国民の疎開を1番に考えるべきではないのか…
役者の演技も台詞回しも僕の好みでは無く、感情移入出来る場面は無かった(つまりわざとらしい演技だったってことだ)
典子が主人公を守る為にゴジラが起こした爆風で死んじゃうのも(それって必要ある??)と思って観てたし、最後には「実は生きてました」って(何じゃそりゃ)って感じ。。
この映画の内容は漫画でなら面白く読めたではないだろうか。「漫画」という映画よりも制約された表現媒体なら、臭いセリフ回しや登場人物たちの掛け合いなどは不自然に思わなかっただろうし、(一度は本土に上陸したゴジラを戦闘機の攻撃によって再度海へ誘い込む)といったちょっと無理のある展開もそんなに気にならず読み進めていたのかもしれない。
「シン・ゴジラ」のゴジラは得体の知らない不気味さと怖さを感じたが、今回のゴジラはにはそんな印象は殆ど受けなかったな。
「シン・ゴジラ」に怖さを感じるのは、庵野版ゴジラは人間の都合通りに動くことはなく、街中を理不尽なまでに(文字通り)火の海にしてしまうという目茶苦茶さにあった。それが今回のゴジラには無い。これはやはり作り手である庵野監督と山崎監督の持つ(狂気)のレベルの違いだろう。
と、ここまで悪い点ばかり書いたが、良い点は作中で流れる「ゴジラのテーマソング」。これが流れると無条件に身体の奥がゾクゾクしてくる感じがあり良かったです。
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