ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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昭和から始まる令和ゴジラ
レビュー評価平均点の高さに、ほだされて鑑賞。
意外や意外、面白かったではないか!
ディザスター系ゴジラの新作。「シン」で描かれたどうしようもないような絶望感を、まして戦後という、現役世代にはアンリアルな舞台でさあどう描く??と期待不安入り混じりつつ。
前作では日本の縦社会の風刺がキツめで、セリフ応酬が鑑賞中に食傷気味になっていたものだが、今作では実にストレートな作風で飽きさせない。精細なCG表現も現実感に追いついていた印象があった。魅力的なキャストが織りなす登場人物の背景など、物語としても普通に面白いものだった。
少しだけ気になったのは各ネーミングが漫画的だったことか。主人公=敷島(特攻隊の敷島部隊からか)や、わだつみ作戦(学徒兵の遺書から)など、雰囲気重視は理解できるが少々稚拙に感じた。
要所々々のモチーフが有名作品から抜かれているように見えたのも気になった。敷島氏はマーヴェリックのようでもあり、ゴジラに襲われた電車のちぎれ方はインポッシブルな雰囲気でもあり(アレ?いずれもトム?)。
それから主人公の敷島氏の性格が若干破綻していたのが気になった。内面的な弱さや外面的な強さ?が、後半に向けてテレコというか、ごちゃごちゃになっていた気がする。作戦発表会での態度とか、アレそんな人でしたっけ?とか。そうかと思えば床におでこ打ち付けるような懇願ぶりを見せたり・・・。シーン毎ベースで演じたのかな。引いた見方だが、弱いなら弱い、強いなら強いキャラで通した方が、最終戦での獅子奮迅ぶりに感情がより高まったのではないかとも思うが、いかがか。
関係ないが娘役の子はどうしてそんなに上手に泣けるの??っていうのは、子役としてのスゴみを感じた・・・!
***
さて、ゴジラである。
今作のゴジラもなかなかに凶暴。時代背景もあってか全くもって手がつけられない。ディティール表現も凶暴そのもので、生物というより「ゴジラ」だ。
一体なんのために現れたのか、よく分からない描き方で喰うでもなく人を殺し、踏みつけていく。巨大だが身のこなしは軽く、このあたりが初代ゴジラの着ぐるみを意識した点かもしれない。
火炎放射(昨今ゴジラのそれは、もうそんなレベルではないか)は、ひと吹きが原子爆弾そのもの。尾びれ背びれが突き出すカウントダウンのような発射準備も、原爆投下をモチーフにしているのだろう。冷静に考えれば意外とセンシティブな表現だが。
ゴジラ撃滅作戦での例のマーチは健在。作戦の荒唐無稽さも健在ながら、前作の列車爆弾よりは現実感?のある内容だったような。精巧なCGで描かれた重巡高雄、駆逐艦雪風、局地戦闘機震電などミリタリーファンには眼福、たまらないものが有るだろう。
ラストは読めるし、色々と粗も目立ち書いてしまった。しかしエンタメ作品としては非常に面白い。いや、かなり楽しい。エンドロールの地響きも映画館に迫ってくるような怖さがあって最後の最後まで楽しめた。
ゴジラ史上最高傑作
初代とGMKを観てからだと尚更楽しめるかも
ゴジラという恐怖
ゴジラ先ほど観てきました。
結論から言って、ゴジラがとっても怖かった!セット、美術は味があって好き!それ以外普通!(人間ドラマはあまり乗れなかった)という感想です。メインは唐揚げの一汁三菜定食といった印象です。
とにかくゴジラが怖いし、迫力がすごい。
ゴジラの恐怖感と超生物感がかなり際立っており、ゴジラ自体の魅力は、過去のゴジラ作品(といってもシンゴジラとゴジラvsコングしか観たいことないです。。すみません。)の中で一番では?と思いました。特に光線の演出は痺れるくらいカッコよくて、とてもワクワクさせられました。
ただ人間ドラマが薄く、登場人物に魅力があまり無いため、ストーリー自体には乗れませんでした。電報の演出と震電の操作方法の説明しているシーンで、だいだい結末が分かってしまうことや船と船どうやって連結させたのとか、整備士はただ因縁を絡ませたかっただけで、ゴジラ討伐のピースとしては弱くないなど言いたいこと、ツッコミどころはたくさんありますが、それを横に置いて楽しめました。
これを機会にゴジラ映画を掘っていこうかなと思います。山崎貴さんありがとう。
圧倒的!そして‥圧倒的!!
テーマがぼやけた
ゴジラは、もともとは核がテーマなんだよね。初代ゴジラがそうなの。
それで《シン・ゴジラ》も核をテーマに据えてたね。
核にしない場合は、災害のメタファーだったり、神っぽかったり。
今作は、ゴジラのそういう部分がないの。そこは残念だったな。
色んな人の生き死にが描かれるから、心が大きく動くね。
観てて面白い。
でも細かなところは粗いの。
佐々木蔵之介が「あの子の気持ちは分かってたろ」とキレて神木隆之介の胸ぐらをつかむシーンがあるんだけど、いきなりな展開すぎるんだよね。そこは、ほぼ描いてなかったろっていう。
そこから、あなたの戦争が終わったの終わってないの言う話になるんだけど、もってきかたが強引だったな。
ラストに浜辺美波が生きているのは、さすがにご都合主義がすぎるとも思ったけど、いまどきの作品は、そうそう主要登場人物が死んだら許されないね。
有楽町のあそこ
私、記憶に残る一番最初の映画館での映画鑑賞が、有楽町マリオンで観た84年の『ゴジラ』なんです。
だからね、有楽町のあのシーンだけで大満足なんです。
欲を言えば、スピード感が有り過ぎたかも。
ゴジラのドッシリとした怖さが薄らいでしまう気がするから。
でも、確かに迫力と手に負えない強さは感じたから、それで良いのかもしれないけど。
ストーリーは、ゴジラっぽくて良かったです。
あっぱれでした。
純粋な評価としては星は4くらいかも知れないが、「好き」ポイントで星5にさせてください。
観る前にこの内容を予測した人はいないと思うけど、観終わった時には「こういうのが観たかったんだよ!」と思わせられたのは初めてかもしれない。「わかっている」人が作った作品だと素直に感じた。
思えば第1作以外、すべてのゴジラ映画はまさに「ゴジラ映画」になってしまっていたことを、本作は教えてくれた。これは「一般映画」であり「戦争映画」でもあった。 冒頭、「なんでこんな主人公?」と感情移入できなかったが、ストーリーが進むにつれて「これは彼の物語でもあるのだ」と納得できた。
一つだけ音楽について。伊福部音楽を使うタイミングも素晴らしかったが「モスゴジ」と「キンゴジ」のテーマは不要。今後も使うならメインテーマだけにした方が締まる(モスラやキングコング、ラドンが出るなら別)。
ゴジラは凄いが、シナリオ、ストーリーが陳腐過ぎ…
DOLBYデジタルで観てきた。
現在大ヒット中で、鑑賞者の評判もなかなか好評である。でも私の評価は★3.3。
ゴジラを敗戦直後に登場させた意図は素晴らしいし、幻の戦闘機「震電」や重巡洋艦「高雄」・駆逐艦「雪風」を描くなど、この映画の技量を各所で感じたし、なによりハリウッド映画の3分の1以下の低予算で、あのゴジラの大迫力は賞賛されてよいとは思う。ゴジラの映像は良かったですよ。間違いなくハリウッド映画のGODZILLAよりは面白かったとは思うのだが、ともかくシナリオが臭かった。陳腐すぎた。
上映中、滅多に暗闇の中で腕時計の時間など気にしない私が、この映画では途中で2回もチラ見した。脚本と内容が陳腐すぎて、話の先が見え見えで、いつまでやるのかなあと、残り時間が気になったくらいである。
なにもかも、ご都合主義丸出しのストーリー。安藤サクラの近所おばさん役も良くなかったし、主演の神木隆之介もヒロイン役の浜辺美波もなんかなあ・・・って感じだった。ゴジラの咆吼の爆風で飛ばされるシーン、普通、男が女を路地に突き飛ばして助けるのはわかるが女が男を突き飛ばすってどうよとか、あれで死んでないのってどうよとか、まあ、ストーリーも陳腐だったけど、各所に観てられないシーンが続出した駄作でした。人によってはシン・ゴジラより上という評価もあるみたいだが、シン・ゴジラは2回観にいったけど、これは二度といかないな。
ゴジラファンのみなさん、ごめんね。でも私は高評価は出来ません。大ヒットしてるようですけどね。
怪獣映画というよりはヒューマンドラマ
もっとゴジラたくさん見せてくれよ。
こちとら、神木氏と浜辺氏のラブロマンスは正直どうでもいいんだよ!
感動も求めていないんだよ!泣くために見に行ってない!
タイトルは「ゴジラ」だろ?
私は日常をゴジラで忘れたいのだ!
ゴジラよ、日常を壊してくれ!
ゴジラが出てくるとテンションは上がるし、おなじみのBGMでテンション上がる!
先人たちの創造力の凄さを痛感!
もっと怪獣映画路線でやってほしかった。
個人的にはシン・ゴジラの方が圧倒的に面白かった。
ヒューマンドラマがメインで前半きつかった。
まじで途中退室しようか悩んだ。
予想以上の出来でした!!
CGはよかったが
普通の映画。セリフもお話もカメラアングルも目新しいものがない。7年前にシン・ゴジラという革新的な作品があって、その後にこれを出す意味がわからない。
全てが予想通りに進むのでわかりやすくはあるが、定食屋の定番メニューみたいなものでまるで引っかかりがないから一度見れば十分である。
主役の神木さんの演技は物足りなさが残る。恐怖や悲しみの表現に息を切らせたような仕草ばかりするのがいかにも芝居じみていて違和感。もっと自然にできないものか。
相手役の浜辺さんの方はまあ普通。配役を知らずに見たので、最初は誰だか分からなかったが。銀座のOLの制服を着たときのようなピシッとした格好の方が似合うタイプだとは思う。
ゴジラのCGは高品質でそこは素晴らしい。ハリウッドゴジラみたいに暗闇でごまかさずに見せたのは良かった。
最後のガスによる沈下作戦でゴジラが大人しくなすがままになっているのは、それまでの暴れ様からすると変である。シン・ゴジラでも似たようなシーンがあったけど、そんなところだけ真似してどうすると思ったりして。
最も自分が気になった部分は、朝ドラみたいな人情ドラマが頻繁に入ること。パニック映画のスピード感は損なわれるし、そこまで時間を割く必要性が感じられない。個人のドラマを強調したせいで、対ゴジラに結束して戦う日本海軍というテーマとどっちつかずになっている感もあり。
この映画は、マニアックなこだわりを突き詰めた結果、わかりくさもあったが見ごたえのあるものになっていたシン・ゴジラに比べると一段落ちる印象。消化が良すぎて見た後で何も残らないのである。
序盤、中盤、終盤、このゴジラ怖いと思うよ
いやー凄い!w映画の大画面で観ると、ゴジラの凶悪な顔が迫ってきて大興奮。
他のゴジラ映画と比べてしまったらアレですけど、今回のマイナスゴジラは、「舞台装置としてのゴジラ」という感じがしなかったです。
シンゴジラの様な魔改造され過ぎて生きてる感じがしなくなったゴジラとも違うし、アメリカのプロレスゴジラって感じもしない。本当に人間という存在を憎んでいる怪獣という凶悪さがこれでもかと伝わってきました。
鑑賞中に、最近の怪獣映画を観てて(何か不満だな)と思っていた事の正体に気付いたのですが、人間の兵器が重要視されていなかった事です。兵器はまるで雑魚敵、やられ役の爆発要因に成り下がっており、活躍の場面があまり無かったのですが、ちゃんと今回は例のBGMと共に大活躍します。戦艦達が躍動している山崎貴のゴジラをみんなに見て欲しいな。
これはハッキリ言って映画館の大スクリーンで観るべき映画!未鑑賞の方は是非映画館まで!
初代ゴジラからファン 良いところも悪いところもあり
今までのゴジラよりも圧倒的に恐怖を感じるゴジラに仕上がっていた。
まず自分がゴジラを初めて見たのは平成ゴジラの3作品目、ゴジラvsキングギドラだった。
そこからゴジラ映画は全て見てきたが
自分の中でのランキングは以下のようなもの。
(ここの好みがズレていると今作品の感想も違ってくると思う)
1位:平成ゴジラ1作品名
ゴジラのビジュアル、鳴き声、映画全体の雰囲気、全てが恐怖をそそる作品。また、ゴジラが餌を食べるシーン:原発の放射能を餌にする為、原発を目指してやってくるというシーンが描かれいる唯一の作品ではないかと思う。
ゴジラに対する政府や各国の人間模様もしっかり描かれており、
幼いながら、非核三原則という言葉を初めてしった作品でもある。
2位: ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
意外だと言われることも多々あるが、ゴジラの放射火炎が今までと異なる描き方をしており
なにより聖獣伝記になぞらえたストーリー構成も良かった。(平成ガメラ3を彷彿とさせる)
3位:シンゴジラ
人間模様がメインではあったが、ゴジラが街を破壊するシーン等が強烈に描かれており、特に前半7割は歴代でも1-2位であった。が、後半3割、特にゴジラを倒すシーンはアニメみたいな描き方になっており、だいぶ落胆した記憶がある。それでもお釣りがくるほど前半がよかった為に3位。
3位タイ:ゴジラvsビオランテ
平成ゴジラ同様、ゴジラや映画全体の恐怖感はそのままで、更にビオランテという怪獣の描き方も恐怖をそそる作品だった。
前作からの繋がりでマグマからゴジラが復活するシーンもなかなか。
【ここから今作品の感想↓】
※前置き長くなりました。
又、これはものすごく個人的な好みだが
どの映画においても
無音シーンがあるのがとても嫌い…
良かった点
・水上戦。今まであまり描かれなかった水上を泳ぎながらの戦闘シーン。
・ゴジラの迫力。足踏みで地面が盛り上がる演出や水上での戦いは今まで以上の迫力で素晴らしかった。
・放射火炎の威力。シンゴジラでも相当な威力として描かれたが、この作品では放射火炎1発が原爆の威力として描かれおり、歴代で最も威力のある放射火炎になっている。その映像・迫力も素晴らしかった。
残念だった点
・機関銃の演出。音・弾道・着弾の演出はとても良かったが、あれだけ大型の機関銃を打ってる機関銃自体に、全くと言って良いほど「反動」が描かれていなかった。恐らく空砲ですらなかったのか、あれだけ迫力がある演出で銃身が微動だにしていないのは、ややゲンナリした。
・ゴジラスタンス・動き。和製ゴジラでは、常に脇が締まっているスタンスだったが
今作では脇が開いているシーンが多く、特に放射火炎を放つ際に顕著に現れていた。
今までの和製ゴジラよりも、より生き物的(人間的)な上半身の動きで、ハリウッドゴジラを思い起こさせる動きだった。
・陸上でのゴジラシーンの少なさ。今作ではゴジラシーンの半分以上が水上・水中だったような印象。ゴジラといえば、やはり街を薙ぎ倒しながら闊歩するシーンが代名詞である。オールVFXということもあり、予算的な問題があったのか不明だが、それにしても地上シーンが少なく感じた。
ほぼCMで使われたシーンだったように感じる。
また、ゴジラシーンを削って登場人物達のストーリーを展開するにしては、脚本に深みがなく、中途半端な印象を残してしまった。
・主要人物みんな生きてる。別に誰かが死ぬから面白い、ということではないが、ゴジラ=無慈悲な怪物、というイメージの中で、そんな都合よくみなさん生きてるんですか、という印象が残ってしまった。
・最後の無音シーン。個人的に無音シーンが嫌いというだけの理由
・マイナスワンというタイトルの意味。戦後、焼け野原になった日本(0になった)にゴジラが登場し更に絶望させる(マイナス)というコンセプトのタイトルだった為、そういったマインドで鑑賞したが、戦後間も無くではあるものの、かなり復興も進んで建物も立ち並ぶようになっていた為、あれ?0ではなくないか?5-10くらいにはなってないか?というツッコミが自分の中で思い巡ってしまった。
全体通して悪くはなく、良いゴジラ映画だっと言えるが
もう一度映画館に行くかと言われれば行かないだろう。
個人的には放射火炎を最も描いてほしかった。
(全体通して2回しか(光線だけも含めると3回)なかった)
時代設定に号泣よ
この時代設定という事はまったく前知識になかった。
神木隆之介と浜辺美波のらんまんペアでやるというのは知ってた。
で、これがどーにもこーにも 万太郎とお須恵ちゃんに思えてしまって最後まで「まんたろー」が拭えず。
最初の特攻の部分から青木崇高に憎まれつつ復員して自分の家を探して安藤サクラに会って浜辺美波に赤ん坊押し付けられて、で一緒に住み始めて 佐々木蔵之介や吉岡秀隆や山田祐樹と一緒に仕事始めるところは、もう十分に面白いのでゴジラ出て来なくていいからこういうメンバーでこのままの話で良くない?って思う程 皆さん素晴らしい。
その後やっぱり GODZILLAなので 大怪獣は出てきて
もうどこもかしこもぺちゃんこのぐっちゃぐちゃ。
そこからが 胸アツストーリーの始まり。
もとの海軍の生き残りを集め、みんなで国を守ろうっていうところからラストのラストまで ずっとハンドタオルがおとも。
山田祐樹はいったい どこに来るんだろ。
このままあきらめるってことはないわけで、、、。
まさか飛行機の後ろからひょっこりはん になって来ないよねーと そればっかり心配してしまった。
違うなら違うと、先に知ってたら落ち着いて見られたものを。
青木崇高って 出て来ると絶対泣く場面なんだよね。
面白かったわーー。
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