ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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低評価レビューが信じられない
そりゃね、気になることはいくつかあった。
例えば伏線がわかりやすすぎて話が見え見えだったり、言葉で説明しすぎだったり、色々とね。
だけど、庵野監督のシン・ゴジラに不満を持っていたから、ゴジラ-1.0はそれに比較して全然良かった。
庵野版は人間ドラマとして全然面白味がなかった。しかし、山崎版には臭いとは言え人間ドラマがしっかりあった。
だから、すごく感情移入しやすく、単純に泣けたのである。
そして、白組によるハイレベルなCG/VFX。
特に海上で展開されるゴジラと人間のバトルは臨場感がたっぷりで、スケール感はハリウッド映画でもみられないほどのレベルだった。
それを、一説によると総制作費15〜20億円くらいで作ったってんだから偉い!
逆に言えば人件費安すぎで、労働搾取映画かよと怒りたいくらいw
最高だった点は、ゴジラが圧倒的に怖かったこと。これほど怖いゴジラは見たことがない。
こんなに素晴らしいゴジラをどうして星一つとか、信じられない。
いろんな人がいるからしょうがないけどね。
ドラマ部分がもうひとつ
人間が出てくる場面はなんか緊張感が欠けるというか、嘘くさいというか・・ざっくり言うとミッションインポッシブルとトップガンと三丁目の夕日とアルマゲドンを混ぜたような話です。
ドラマ部分で萎えて、ゴジラ部分で盛り返すという、プラマイの波を繰り返して終わりました。
それでも、ゴジラの迫力を感じたいなら絶対に映画館でみるべきと思いました。
強い怪獣ワクワク
戦争の悲劇を2度と起こさないために風化させてはいけない。そんなことはわかってる。
今の若い世代の人たちは本を読む程度でしか知り得ないほとんど昔話のような感覚になっている。
映画館で戦争映画を上映しても観客は知れている。ましてや今は時代が変わりつつあり、誰がわざわざ貧困で血が流れ汚れていて、大切な人を失う気持ちを味わうために戦争映画を見るのだろう。
今を生きる人たちは皆頭がいいのだ。その映画を見れば考えるきっかけになるし、方法はいくらでもあるはず。今回はゴジラ。
このゴジラは歴代最強と言われるくらい強くてインパクトがある。
我々は求めている。強くてかっこよくて背中が光り、口から破壊光線を放つ怪物を。
戦時中で疲弊した市民も映画を見てる我々もゴジラが何を考えてるのかは知らない。あの独特な声で鳴く以外声を発さないのもあるし。
彼は怪獣でも人間でもなく、『ゴジラ』という生命体であり、庵野秀明作のシン・ゴジラで垣間見たあの記憶を改めて思い知らされた。
力強い良い映画
力強かった!
元兵隊たちの、戦争直後の生き抜こうとするひとたちの、そして海の、軍艦の、戦闘機の。あちこちに強さが溢れている。
戦いの映像がとてもわかりやすく、つなぎ方が滑らかで、しかもダイナミックで、この手の映画に慣れていない私でも無理なく楽しめた。
神木さんも、私はとてもいいと思った。
敷島が迫力のない優男の雰囲気なのは最後までかわらないけれど、だからこそキリリと真剣な顔をして戦闘機に乗り込みところ、そして一気に迷うことなく突撃するところは涙あふれる感動モノ(;_;)
この映画に私なりにすこしケチを付けるとしたら…
典子が生きていたシーン!興ざめして盛り上がっていた気分は一気にダウン。(次作に繋がるから避けがたいのかもしれないけど、もう少し違う作り方があるのでは…?)
それに、敷島のデスマス調のセリフと、
佐々木蔵之介扮する男がよくあるおきまりのタイプで少しつまらなかったこと。
わたしは今までゴジラには全く興味がなかった。
でもいま、映画館で買ったゴジラグッズを、「これ悪くないな」と思いながら満足して眺めている。笑
平凡
何かただのでかいサメ映画みたいになってた。これゴジラの必要あった?地上でやったことなんて最初ほんのちょっとと銀座を壊す所くらいか?(夢オチ除く)戦後間もなかったり、銀座ぶっ壊されて大惨事なのに全然大惨事感がない。「見せ場は作った」と投げっぱなしで全然その後の苦労とか、良い意味での汚れた感じが全くなかった。
戦後、誰もが自分だけで精一杯の中さらに得体の知れない怪物と戦うという作戦にわりと大半の人たちが残ってるのも違和感が凄かった。戦後だよ?そもそも全体を通してもっと汚れ役が居て良かったと思うのに、皆善人すぎるよ(笑)
わだつみ作戦も既視感強すぎてシンゴジに悪い意味で引っ張られすぎじゃないかと。作戦内容も多分大丈夫の一点張りだったし、理論上可能かもしれない、そこまではいいとして罠に引っかかる可能性の問題とか全然考慮されてないし、それに大人しく引っかかるゴジラの滑稽さときたら...。そこは後に出てくる仲間たちが船で囲いこむ(一瞬で藻屑と化しても)とかいう流れにするとかあったんじゃないか。そもそも、吉岡秀隆は何処からデータを得たの?ゴジラのこと何も分かってないよね?ゴジラの放射熱線を撃ったあと次が来るまでのデータとか何処で得た知識なの??シンゴジはそういう部分をしっかり描いてくれてたから説得力があったけど今回はなさすぎて置いてきぼり感が凄かった。クレーンも1度折れてるのにその後の耐久度の高さとかどうなってんだと。
ラストも人間がゴジラ倒せちゃうんだと失笑。残骸が残っててそこから復活するからとか言いたいんだろうけど、あれはやっちゃダメだと思うしやってほしくなかった。ドンパチ大好き人間さま1番のハリウッド製のゴジラですらそれはやってないでしょ(笑)
「一部で言われてる」と話題の演技も実際酷かったと思う。何か力入りすぎててこれじゃない感凄かった。本人たちではなく、演技指導が悪かったんだと願いたい。
そして、これは完全な個人的感想だけど、造形含めて今回のゴジラ全然カッコ良くない!そういう意味でのマイナスなら納得な作品でした。
山崎監督だけど評判が良いからと重い腰を上げて4DXSCXと大枚叩いて観に行ったのにこれはガッカリでした。
ゴジラって怖い
今までいろいろなゴジラ映画を観ましたが1番ゴジラを怖いと思った。ゴジラが間近に迫ってくる目線なのか、無機質なゴジラ自体なのかとにかく怖かった。オープニングにいきなり恐怖を焼き付けられ、為す術なく絶望感とともにストーリーが進んでいく。戦時中であり、戦後の情景を時代設定したことに大きな意味があるのだとハッとした。人であれ、敵であれ、爆撃であれ戦争と何一つ変わらないゴジラによる突然の惨劇に人は何も立ち射ち出来ない。独特な発想で戦う人たちに、胸が熱くなり日本ならではのゴジラ映画の完成形だと感動しました。セリフの端々に訴えかけるものがたくさんあった。最後に吉岡さんは、学者系が良く似合う。
なぜ皆んな感動するの?
最も重要な部分は神木隆之介の演技がハマるかどうかだと思う。自分はハマらなかった。特に朝ドラ「らんまん」を見た直後なので暗い主人公を演じる神木に違和感があったのかもしれない。これは明るい主人公の「らんまん」直後に起用した製作陣が明らかに悪いと言える。
またご都合主義や説得力不足が多い点も気に入らない。なぜ海に落ちたヒロインは危険なゴジラ進行方向の人混みへ戻ったのか。そのまま海辺にいた方が安全じゃないの?そしてなぜ神木は逃げ惑う人混みから一直線にヒロインを見つけることができたのか。神木は超能力者か?
ゴジラが痛い思いをしてまでなぜ何度も東京に上陸したがるかも分からない。縄張りの一点張りは無理すぎるのでは?何よりあの飛ばされ方して5体満足で生きてるヒロインは不死身なの?ご都合主義がすぎる。
更にゴジラの倒され方が納得いかない。いくらダメージを負ってるとはいえ爆弾積んだ特攻で終了?途中の機雷の方が威力強くない?。あれで終了は説得力が無さすぎる。
結論チープなストーリーを映像の迫力で誤魔化しているだけの映画に感じた。製作陣から何としても感動させるんだという意気込みは伝わったが、あのご都合主義&説得力不足の内容では感動できるはずがない。感動した人が多くいるようだが本当に理解できない。よほど日頃からチープな作品を見ているか、増税の嵐で日常生活に疲れているかのどちらかだろう。心の底から理解に苦しむ。
ドラクエの山崎監督
山崎監督作品は総じて素晴らしいがやはりドラクエのイメージが強すぎて行くのを躊躇っていた
ゴジラも壊されたらトラウマになるので
しかし評判がよく本日鑑賞
ゴジラのリアルさはトップレベル
海のシーンが多いので、怖さが若干気になった
人間ドラマは置きにいった?とちょっと感じたが感動した部分も多く素晴らしい
脚本も力技が多かったが時間を感じさせないスピード感があり観やすかったが前半良かった分後半の強引さが気になった。
映画館で観るべき作品なのは確か。
演技、物語の展開、色々すごかったです。
神木隆之介さんの特攻兵の演技、生き残ってしまった負い目やかつての同僚に殴られたシーンの目力が鬼気迫っていてすごかったです。
最後まで、生き残るのでは無く本当に特攻を選ぶのでは?と思わせる演技でした。
あとは、神木隆之介さんの演技も素晴らしかったです。飄々と軽いようで実は仲間想いのキャラクターにすごく惹かれました。
ストーリーはハッピーエンドで良かったです。
戦前戦後を時代設定されていて、衣服や病室の雰囲気も時代を再現されてるなと思いました。
映画館で観るべき映画
ゴジラは人を食べない。
逃げてる人を俊敏に狙って口でくわえるシーンは進撃の巨人を思い出した。
殺すのが目的という描写。
なぜ殺しに来るのか、その答えが欲しい。人口削減が目的でもないだろう。
建物を破壊する理由は何だろう。
わからないから怖い。本作では最後まで答えが出なかった。怖いまま終わった。
トイレシーンは一切無かった。食べるシーンは少しあった。
敷島が銀座で典子を見つけ出すシーン。あの混乱の中あっさり現場で出会うことが不自然でならない。これはやっぱり敷島の夢の中なのかもしれない。
最後の決戦時、応戦に来た船たちとロープで繋がったシーン。あの緊迫した状況の中あっさり準備完了していた。どうやって繋げたのだろう。
ないものを欲するのではなく、あるもので満足することこそが一番大事だ。
銀座の建造物は見応えあった。西洋風建築物がズラリとあった。
海を泳ぐゴジラ。海の波やしぶきはリアルだった。
戦闘機を操縦する神木隆之介。見どころのひとつだ。
典子のタトゥーの謎が面白い。考察したくなる。
ゴジラの青く光る背ビレの美しさ。
本作は全体的に映像が奇麗だった。
リアルを追求したら血みどろ&ゴミだらけで気持ち悪い映画になっただろう。
音に力が入っていた。会話も聞き取りやすかった。BGMの使いどころも良かった。
定番のゴジラのテーマは、ゴジラ討伐のための出陣のBGMとして最高にマッチしていた。
なにより大音量&大画面でゴジラを体感すること自体が楽しいから、映画館の存在価値を感じた。
病院で包帯だらけの典子と再会したアキコが、典子のほうには全く行かずに敷島の顔ばかり見ていた。アキコの出演シーンは納得がいかないことばかりなのが残念。
ご都合
監督のフィルモグラフィーを見てその映画の事前評価をするのは危険なんだなと学んだよ。
ドラマは良いし演技も良いです。
ただ終盤にかけて、結局ありがちな感動とご都合主義が目立ちはじめて、ちょっと冷めた。
あんまり真面目に見ないと面白い
良かったこと
・やりたいことがきちんとあって、そのために設定を肉付けして、それをきちんと処理したこと(作品として成立してること)。
・既存のゴジラやシン・ゴジラと差別化したうえで、ゴジラ映画の多様化に貢献したこと。
・ゴジラのテーマを大音量で流しながら、特撮(過去作品)ではできない規模のゴジラによる破壊とその恐怖を描写したこと。
悪かったこと
1番 ゴジラ自身が人類の犠牲者としての側面が弱い
人類の原罪と(ゴジラを介して)人類自身が向き合うのがゴジラ映画の根幹であるはず。怪獣映画としてエンタメに振ったゴジラ作品なら、それはそれでいいし好きだけど、-1.0はそうじゃないのに、ゴジラというよりは災害との戦い映画になっちゃってる。
ゴジラは神的存在であって、人類の犠牲者であって、人類の敵であって、それでも子供が見てかっけーとなる、そういった多面性があっていいヤツ悪いやつで簡単に括れない。そこが魅力だと思うのに、それが出てないのは残念。
2番 エンタメ性の弱さ
これはジャンルの問題だけど、特撮ものSFものじゃないから、とにかく戦闘が地味。戦闘をエンタメにするか泥臭いものにするかは自由だけど、それが中途半端。戦闘の展開はこれでいいから(ジャンル的にも)、カメラワークや台詞といった演出でもう少し盛り上げられないかなと思った。
最後の一撃が呆気なさ過ぎて、「え、これで終わり?」ってなった。
隣に子連れがいたから、もう少しエンタメしてくれたほうが良いのにな~、子供たちごめんね〜と思いながら見ることに…
アメリカゴジラほど徹底的にエンタメに徹せず、日本らしい宗教観が漏れ出てしまうような日本のエンタメゴジラを次は見たい。
ゴジラの映画をやってくれたことはありがたいし、こういう大人向けにして監督の知名度で動員を稼がないと儲からないのはわかるし、そういうゴジラがあってもいいけど、エンタメであること、子供を喜ばせることを忘れてほしくない。
3番 時代設定の割に現代的思考な脚本
終戦直後という時代設定は、今の人には再現不能でやっぱり無茶だったなという印象。初代ゴジラが終戦直後の雰囲気を今に伝えているだけに、これは手出しできないよ…
民間人を出すための無理くりな設定として、これ以外に無いのはわかるけど、時代的にセンシティブなところに手出ししちゃったねという感じ。
基本的にゴジラと対峙するのは国家的組織であるべきなのを、民間人の有志にさせたいがために終戦直後の権力の空白期間を使っている。命がけのことを民間人の有志でやるというのは、一見すると民主主義的で個人の意志を尊重しているように見えるけど、極めてグロテスクで無責任な行為でもある。と思う。
戦時中のグロテスクな国家第一主義、特攻と対比させながら、有志の戦闘行為を肯定的にきれいな行為のように描く、そう思うように視聴者を誘導するのはどうかと思う。初代ゴジラは特攻が日本を救うという話で(当時)叩かれて、今作ではそれを回避しようと現代的(戦後民主主義的)な価値感を入れたものの、僕にはそれが良いことには見えない。
軍隊が国民から付託されて戦闘行為を担っていること、軍人一人一人の命がけの行為(と命を奪う行為)を間接的に国民一人一人がお願い・命令・許可していること。それが国民国家の軍隊の前提のはず。
作中で「誰かが貧乏くじを引かなきゃ仕方ない」と何度も言われていたけど、それを引く(国民が引かせる)ための仕組みが軍隊であって先人はそれを整備してきた。
戦前はその整備が至らなかったという反省はするべきだけど、人が人に命を掛けさせるための仕組みがあるのに、それを無視して民間人が個人的に命を賭けることを肯定するというのは、究極の個人主義というか集団主義アレルギーでかつ、日本国民の他人(自衛隊員)に命を賭けさせてることへの無自覚さが垣間見えてしまう。
戦闘に赴く登場人物は一切を秘密にしていくから、周囲から応援されることもないけど(戦時中の強制的な動員を想起させるため避けたのだろう)、それ自体が間違ってる(本来は集団の付託が必要)ことだとは全く言われない。
結局、勝手に戦って勝手に死ね。それはお前らの自由だ。という身も蓋もない話を肯定的に描いてしまってる。
まだ、登場人物が命がけの行為に否定的だったりすると良いんだけど「仕方ない」の一言だけ済ませるもんだから、僕としては腑に落ちない。
主人公はまだ個人的な動機でやってるから分かりやすくて良いんだけど、復讐ものでよくある、「これは俺の戦いだ、お前らは出てくるな」的な回りを危険から遠ざけるような発言は一切無くて、みんなの作戦に全乗っかりしてるから、結局同じ穴のムジナで構成員の1人でしかない。
ゴジラ-1.0自体が、この100年の日本の国家的失敗(戦前の軍国主義とその反動としての無思慮な戦後民主主義)が生んだ怪物なのかもしれない。
IMAXの価値は無い
作品としては、山崎貴監督には期待して無かった分もあり、良かったと思います。
まぁ、ツッコミ所とかは多々ありますが、娯楽映画だからと思えばレベル。ツッコミ部分を解消して行くと140分位になりそうだしなぁ。
最初、小型ゴジラが出てた時「小さいな?」「ビキニ環礁原爆実験まだだろ?」と思ったけど、アレがビキニ環礁でゴジラ完全バージョンになったのねと。まぁ、何も無い所からゴジラが産まれるワケは無いし、今まで人類と遭遇して来なかった理由の説明にもなるけど、あの小型ゴジラは何だったんだ?(笑)と言う新しい謎が。
浜辺美波が「私が子持ちに見えますか?」と言うセリフ、まぁ今の時代だったら見えないけど、あの時代だったら子供居てもおかしくないなぁとか思ったり、夜なのに子供何処行った?とか小さなツッコミしながら観てました。
神木隆之介が特攻で生き残った(しかも、怖くって逃げた)事をずっと引きずっていた(実際の特攻隊の出撃前に終戦となり、生き残った人の中にも戦死した戦友への想いから、そう思っている人は居たみたいだし)けど、それよりも、小型ゴジラに対して怖くって撃てなかった事をハッキリと言葉にして「自分があの時に撃てば、銀座の事も無かった」って悔いて、ゴジラに対して特攻を決意するのに納得出来たかなぁ。映画の描写だと、単に戦争で生き残った事が罪みたいにも見える。その分、佐々木蔵之介の「戦争行かなかったって事は幸せなんだ」が有りますけどね。
タイトルに付けたIMAX。本来、IMAXとして撮影して無かったモノを無理矢理IMAX上映した様で、VHS時代の作品をリアルな4K作品として+α料金を取ってるのがなぁ。最初に見たIMAXがジュラシック・ワールドIMAX3Dだったので、没入感の落差が・・・・音響は良かったけども。チネチッタのLIVE ZOUNDなら通常料金で済んだなぁ・・・・・とか思ってしまう。
登場人物に感情移入出来ない。
ドラマパートがもっと安直で、ただ怪獣映画としてだったら楽しかったのかも?ゴジラも怖かったし迫力あったし、VSゴジラの部分は120点なんだけど、ドラマパートを楽しめるにはキャラクターの深掘りが仕切れてなくて「なんで?」って感じる時が僕には多かった。
まあ、主役はゴジラなんだけど…
正直な話…
登場人物の言動が唐突過ぎる気がして、そんなキャラでしたっけ「キモい」って声が漏れたシーンが何回かあって最後の方には少し拒絶反応出てた。
IMAXで見たのに、コレって…期待し過ぎたのかな?
ただ浜辺美波と山田裕貴はかわいい。
何度も色々な人の手で映像化されてきたゴジラ。この作品では登場人物の生活感をリアルに描き出し、怪獣映画でありながら見応え充分の人間ドラマでもありました。力作です。
またゴジラが映画にと聞いたときには、正直なところ
「今更どんなゴジラ映画を作るの?」 との猜疑心が
心の内にあったと思います。・_・; ゴメンナサイ
けれど 折角の日本製ゴジラなのだから観てみましょうかと
過度な期待はしないで(失礼)観に行くことにしました。
作品の予備知識はほとんどありません。どんなお話でしょう。
さあ鑑賞開始。んで…
鑑賞終了。
あっ という間の120分でした。 拍手。パチパチ
脚本も良かった(好み)、特殊撮影も素晴らしい(綺麗)
そして登場する俳優さんの演技。熱演・好演。おぅ
それらが全て合わさって、納得感と共感度がMAXの作品に
仕上がっていました。面白かった・_・ 。
第二次大戦末期の時代お話が始まり、そして戦後へ。
ほぼその数年間の時代で話が進んだのにはびっくりです。・_・
そして、ゴジラといえば自衛隊…ではなく(この時点でまだ無い!)
米軍から返してもらった旧日本海軍の軍艦(しかも武装が無い!)
倒しに行くのは元軍人、現在は民間人の有志(の勇士)
話が進むにつれて、気分が上がりました。萌えました。
奇をてらった兵器とかが出てこなかったのも好印象です。
(スーパー×とか) ← …あ 伏字になってない ^_ ^;
人の叡知と力を集めてゴジラに立ち向かい、これを倒す。
その過程の描写が、不自然さ無く描かれていました。
ゴジラの王道を行く作品かと。 拍手 ☆\^-^/☆
観て良かった。満足です。
もっと早く観に行けば良かった。
それにしても
登場する人物にここまで「生活感」を感じられたゴジラ作品って
初めて観たような気がします。・_・ ハイ
◇あれこれ
■オマージュ(かな?)
・泡に包まれるゴジラ(ゴジラ)
といえばやはり、オキシジェンデストロイヤー ですよね
・破壊される日劇(ゴジラ)
最後まで中継を続けるアナウンサー。(涙)
・ゴジラ頭上の戦闘機
ギガントの上を飛ぶファルコ。大小の対比が見事。(未来少年コナン)
・東京の街並み
茶川先生が住んでいそう …あっ 似た人発見 (三丁目の夕日)
もっとあったような気もします。
■口から吐きます
炎とか光線・熱線とか。口からを吐くモノって
色々あるなぁ と思い、思いつくままにつれづれと。
・ゴジラ(歴代のゴジラ様)
作品によって、吐くのが炎だったり放射能だったり。
今作では「熱線」?だったでしょうか。
・デビルマン(漫画のほう)
美樹を殺した人間たちに向かって吐く怒りの炎。…哀しい
涙なくして読めません…。(涙)
・巨神兵(ナウシカ)
2発目の発射に失敗し炎上。さっさとやらぬかバケモノ と毒づ
かれながらクシャナ殿下のために頑張ったのですが。(涙)
・アラレちゃん(Drスランプ)
ご存じ「ンちゃ砲」。 …えっ 違います? 駄目か
・波動砲(宇宙戦艦ヤマト)
口からじゃないし生物でもないけれど、充填から発射までの
一連の動きや光線の進む表現など、似ている気が。
・ジェノザウラー(ゾイド)
荷電粒子砲を放つ一連の動作。姿勢を一直線に伸ばして標的に
狙いを合わせる動きに「一種の様式美」があって好きでした。
◇最後に
ゴジラの細胞が復活中のようなエンディングでした きゃー
まさか続編のフリ? うーん。観たくないような…。
もし出来るとしたら、タイトルは
「ゴジラ -2.0」? もしくは
「ゴジラ -1.1」?
観たくないと言いながら、出来たら観に行きそう…
◇最後の最後
あの爆風に吹き飛ばされながら、生きていた典子(浜辺美波)。
切ないエンディングも覚悟してましたが生きてて良かった。
☆その逞しい生命力に拍手。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
評判通りのすごい作品でした
第1作目の「ゴジラ」に近い印象ですよね。
公開されて1ヶ月経ってしまいました。
やっと観ることができました。
ゴジラ生誕70周年記念作品。
とんでもなく強くて恐怖の象徴としてゴジラを描いて下さり
ありがとうございます。
すごく感動的な人間ドラマでした。
日本人のドラマでした。
日本映画制作人の方々の底力を感じた作品でした。
永遠のゼロ、海賊と呼ばれた男
もう一度観たいです。
そんな気持ちです。
IMAX版を鑑賞させていただきました。
山崎貴監督とは同世代。ようやく日本が誇れるゴジラを観せてもらえたと...
山崎貴監督とは同世代。ようやく日本が誇れるゴジラを観せてもらえたと感謝。シン・ゴジラは口コミによってどんどん観客数を増やしていったが、今回のゴジラ-1.0は初の海外での評価から逆輸入で観客を増やすかもしれないと思っている。これを機にもっと製作費を!神木龍之介の演技は素晴らしく、脇を固める登場人物の演技もなくてはならなかったものだ。ゴジラの造形は歴代一位のかっこよさだと思っている。また見に行きたい。いや、行く。
映画に於ける「ゴジラ」の存在意義を改めて定義した名作
IMAXにて鑑賞。現在54歳で子供の頃からゴジラ映画には親しんできたものの、私が物心つく頃には既にゴジラはキャラクター化されてしまっていて、様々な怪獣達と共にどこか親しみのある存在へと変化してしまっていた様に感じます。特に現在の米国での扱いをみると「怪獣ヒーロー」のような感じで、ゴジラとはそういう物なのだなと心の何処かで納得してしまっている自分がいました。
しかし今回のマイナスワンを拝見し、本来のゴジラが誕生した時の存在意義を改めて再認識させられたというか「あぁ、そうだったよな」と山崎監督に頬を張られたような目覚めがありました。
映画についてですが、VFXはハリウッドと遜色無いレベルで大変素晴らしかったですし、音響も最高でIMAXで体感したゴジラの咆哮は全身に響き渡るようでした。
また人間ドラマ部分も俳優の皆さんの熱演もあって大変心に響くものがありました。思わず涙してしまう場面もありました。
何よりも感心したのは脚本の素晴らしさですね。小説版を読むと、映画で語りきれなかった部分が多々読み取れるのですが、そうした部分を補った完全版、ディレクターズカット版がもし出来るのなら観てみたい気もしました。
そして今、米国で上映が始まって凄まじい大反響を巻き起こしている様で、大絶賛の声と共にアメリカでの実写日本映画史上最高の成績を記録しているとのことで、この快進撃がどこまで行くのか非常に気になりますし、この成功が続編への後押しとなる事を心から期待しています。
(米国人の多くがハリウッドでは考えられない低予算でこの映画が作られたことに対する驚きが先行している様にも感じます)
オスカーも夢じゃ無いかも?日本人として誇らしい気持ちでいっぱいです。
複数の色の糸が絡み合って、七色の美しい紐になる
驚くほど面白かった。戦後という時代背景設定が、たくさんの人の生き様を際立て、それぞれの視点が美しく描かれて、それらが最終的に一つになる。複数の色の糸が絡み合って、最終的に七色の美しい紐になるかの様だった。
最後のシーンで涙を堪えるのは難しかった。冒頭で主人公が抱え込んだ問いに対して答えが出る。泣くのを堪える一方で、「良かったね」と無意識に私の思いが言葉にでてしまうくらいだった。私はニューヨークの映画館で見たのだが、横に居たネイティブも涙を拭っているのをみて、より涙が出た。
私は決してゴジラファンではない。なので、テーマ曲を聴いたところでなんとも思わないし、思い入れもないので、古臭い曲は無しで!と思っていた。が、間違いだった。映画の後半で初めてあのテーマが流れた時、グッと緊張感が高まって、胸が熱くなった。
そもそもゴジラなんて言葉も通じないし、正義とかの概念すらない怪獣を題材に今更どんなお話を作るのよって感じで、懐疑的だった。ここは庵野さんのシン・ゴジが開拓してくれた(もしかしてオリジナルから?)流れなのかもしれないが、天災を通して日本がより強くなるというメッセージがすごく感じられた。特に今回は政府の力を借りずに民間で戦うという、ある種今の日本国民へのメッセージなのかとも思えた。
2023年の中で間違いなくトップ映画でした。
全2011件中、721~740件目を表示