二十歳の息子

劇場公開日:

二十歳の息子

解説

ゲイの男性と実親を知らない青年が、「父と息子」として新たな関係性を築いていく姿を記録したドキュメンタリー。

児童養護施設の子どもたちの自立支援団体「ブリッジフォースマイル」で働く網谷勇気は、高校在学中から同団体のプログラムを利用していた渉と知り合う。渉は幼少期より施設に預けられ、両親の顔を知らずに育った。高校卒業後も2人の関係は続いていたが、渉は20歳の時にある事件を起こし、起訴されてしまう。団体職員として関わることに限界を感じた網谷は、渉の生活を立て直す手段として養子縁組を提案。それまで家族をつくることを特に望んでいなかった網谷と、親を知らない経歴に加え多感な年頃でもある渉。照れ臭さと緊張をにじませながら、2人の新生活が始まる。

「ドコニモイケナイ」の島田隆一監督が2人の共同生活を1年間にわたって捉え、ぎこちなさや軋轢、静かな心の交流を丁寧に描き出す。

2022年製作/86分/G/日本
配給:ブライトホース・フィルム
劇場公開日:2023年2月11日

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映画レビュー

4.5危険な映画

2023年5月22日
スマートフォンから投稿

悲しい

幸せ

胸が詰まるのは新しく「身内」となった家族団らんのシーン。息子さんのオーバーな程の丁寧さと養子となった先の父親の父親(おじいさん)の「何かあったら許さないぞ」、お父さんの兄弟の女性(おばさん)の「何で養子縁組したの?」などの辛辣な言葉のやりとりが辛すぎる。心から彼をかわいいと言うシングルファーザーは息子が一人暮らしで出ていくのを普通の親のような感覚で見送ったのか、、、色んな感情で心乱されたラストでした。秀作。

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ひで

4.0第二章以降も観たい

2023年3月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

(4/25加筆修正) この映画で網谷さんが、行った行動は・・ 私も昭和の若き頃実現を考えた時期がありました。 私の場合勇気も仲間もなく、またその時期は養子縁組って途方もなく無謀にも思えたものでした。 触法少年とソーシャルワーカーのやり取りというより、生き方の原点なんですね! これはもうすでにドキュメンタリーを越えた先の人と人の譲れない命のやり取りでもあります。 いつか網谷さんが渉君から「おとうさん」とこころから呼びかけられればささやかな幸せなこのドキュメンタリー本当のジ・エンドが出るでしょうね!

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ソルト

4.0真実は、、、闇。

2023年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

途中から終盤にかけて、あれあれあれ本当は何が起きているの?がよくわからなくなります。想像力をかき立てる、余白を残したドキュメンタリー、とも言えます。特に若い彼の前途を慮っての配慮ある編成になっているのかな、とも想像してしまいました。私にとっては、ほんとにほんとはどうなっていたのか、その後の彼らはどんな道を歩んでいるのか、がとても気になったことで、印象深い映画でありました。

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サイB

2.5色々考えないといけないな……という感じの映画。 監督と出演者の初日...

2023年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

色々考えないといけないな……という感じの映画。 監督と出演者の初日舞台挨拶で話を聞いたからこそ、あ〜だからこういうつくりになってるのか??とそこで初めてわかるような…… ドキュメンタリーとかって、作り手の伝えたいことがなんなのかって探ってしまうけれど、探ってもわからなかったなぁ…… でも、今の社会に埋もれてしまっている大事なこと、みんなでもっと考えていかなきゃならないこと、もっと、社会全体で守っていかなきゃならないことなんだよな?って思った。 舞台挨拶っていいなって改めて思った。

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yoccy