こんにちは、母さんのレビュー・感想・評価
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よくわからないけど、昭和っぽく、ほっこり
大泉洋と永野芽衣が観たく、鑑賞。
そして、大女優吉永小百合の映画、初めて観た汗
なんとも若々しい。。。
そして、あの歳で恋愛か、素敵です。
私は大泉洋の年代に近いので、自分の母を思い出しながら鑑賞。
あ、母は健在です笑
ただ、遠方に住んでいるため、コロナ禍は一度も会っておらず。
大都会東京、高層ビルの会社を描いたかと思えば、
下町の昔ながらの風景を描いてみたり。
何が言いたいのかさっぱりわからなかったけど、ほっこり。
寅さん、観たことないけど、こういう世界観なのかな。。。
間違いなくオススメ! 母親とその息子が織り成す人間模様が良かったです。
足袋屋を営む母親、そして家業を継がず大企業の人事部長になった息子の周辺の人間模様が、巧に描かれていました。
「こんにちは、母さん」というタイトルは、大人しい控えめな印象ですが、ほのぼのとした人間味のある、暖かな内容の映画として、私には秀逸な出来映えだと思いました。
名匠・山田洋次監督、そして、吉永小百合さん、大泉洋さん、寺尾聰さんなど、実力派の俳優陣が勢揃いし、とても見応えが有りました。
また、音楽は千住明さんが手がけ、妹の千住真理子さんによる名器ストラディバリウスのヴァイオリン演奏が、この作品に華を添えています。
エンディングに流れる、打ち上げ花火も、とても美しいです。
「最近は、中身の無い、つまらない映画が量産されるようになった」と思い、映画館から遠ざかっている方は、是非この作品を観て、映画の良さを実感して欲しいと思いました。
庶民を描き続けてきた山田監督の「下町」へのノスタルジーであり、レクイエムです。
■先ずは語らしてくれぇ~(^^ゞ
懐かしい『寅さん』の世界が帰ってきました。
「男はつらいよ」から変わらぬ下町の人情描写も、今やファンタジーめいてしまいましたが、ある種の理想郷として羨ましいものです。そして、作り込んだセットといいメリハリを利かせた演出といい、なくしてほしくない日本映画の粋が凝らされているのが本作です。
下町とは元々、城下町のことだという説があります。しかし、今では「庶民が暮らす町」との意味で使われています。そのイメージを作り上げた一人が山田洋次監督といっていいでしょう。山田監督は、庶民の町としてある意味ユートピア的な「下町」を描き続けてきました。新作の舞台も、隅田川沿いの「下町」です。東京スカイツリーがそびえ立つ東京・向島です。
そして 日本の監督で《品格》といえば、まず山田監督があげられることでしょう。なにより芸術家を気取らないし、職人ぶるより観客の視線を忘れない監督さんです。
これは、その山田監督の最新作です。今月13日で満92歳、これが監督作90本目という。そんな老大家が、このような巧緻で瑞々しい作品を手掛けるとはただただ感嘆するしかありません。
■ストーリー
主人公の昭夫(大泉洋)は、丸の内にある大企業の人事部長。同期の友人がリストラされると知りながらどうにもできず、会社勤めがほとほと嫌になっています。妻とは離婚協議中で、家を出てひとり暮らし。大学生の娘(永野芽郁)との関係もうまくいっていません。
ある日、昭夫は向島の実家を訪ねます。そこには母の福江(吉永小百合)が、細々と足袋店を営みながらひとりで住んでいました。ところが福江は以前と違い、髪を染めておしゃれをしていました。恋愛までしているようなのです。
時が止まったような福江の店には、様々な人々が集まってきます。ホームレスを支援するボランティア団体の仲間たち。そのグループのまとめ役の牧師、荻生(寺尾聰)がそのお相手。昭夫は母親の変わりように大慌てです・
実家には、他に昭夫の娘で大学生の舞(永野芽郁)が、家出して福江の元に身を寄せにやってきます。さらには、リストラを宣告された会社の同期まで、昭夫に文句を言いにやって来てひと暴れするのです。
■解説
『男はつらいよ』を彷彿させるドタバタ劇を、山田監督は江戸落語のようににぎやかに、テンポよく語かけてくる本作は、寅さんファンとして凄く心地いいものでした。
日本の母親を山田監督が描くのはこれで三作目。下町の人情を背景に福江の恋模様を描くコメディーですが、それだけではありません。山田監督は現代社会に強いまなざしを向けて、企業の非情さや働くことの意義、老いの不安、戦争の傷痕まで織り込んだのです。
・福江と教会の牧師との高齢者の恋と下町情緒
メインとなるのは、ぎこちなくお互いを思いやる福江と教会の牧師との高齢者の恋。切々と描かれます。そして寅さんが福江に乗り移ったかのような、恋の結末。山田監督ならではですね。
そんな福江の日常を描く下町情緒にも抜かりがありません。例えば、鍵をかけずに留守にした福江の家に、ボランティア仲間が勝手に上がり込み、お茶を飲んでいたりするのは下町ならではでしょう。
そこかしこのユーモアの程もいいです。俳優の扱いもうまいものです。昭夫が重役に“啖呵”を切るくだりの、大泉のなんとかっこいいことでしょうか。福江が荻生に告白めいたことをほのめかして“冗談よ”と言う場面の、吉永のなんとかわいいことでしょう!
・人員削減に悩む息子~大きな組織の非情
つぎの要素としては人事部長という立場と友情の板挟みとなる昭夫の苦悩が描かれます。昭夫は、会社では人員削減の責任者として悩んでいました。そこに学生時代からの親友で同期入社の木部(宮藤官九郎)も対象となっていることが判明し、木部からから何とかならないのかとにじり寄られるのです。
昭夫は、人事部長として人を切る側となります。しかし福江はこう言うのです。「切られるほうが良かった」。息子は「切る」仕事に疑問を抱きはじめます。母に近寄ったかに見えますが、そうではありません。
この件で、山田監督の演出のいいところは、リストラを大企業の横暴と断罪しないことです。ひたすら昭夫を悩ませ、人を切る側の辛さを滲ませることで、大きな組織の非情を観客に感じ取らせようとするのです。
・母と息子の関係性
さらに全体を通じて描かれるのが、一人前に社会人となった息子と、年老いた母の関係性です。
人の生き方とは何か。90歳を超えた山田監督は、これまで長きにわたって、そのことを描き続けてきました。本作は、そこから一歩も二歩も踏み出しています。母と息子の関係性の中に、ちょっとした距離があるのです。うまくかみ合わない、修復されたように見えて、そうはならないのです。象徴的なシーンは、後半の酔った母が本音をぶちまけるところ。昭夫は深く考えず、微妙な態度を見せます。グサッとくるシーンです。
またリストラのことでどうにもならず追い込まれていた昭夫に、「ここは母さんの出番だね!」と福江が立ちあがるところでは、たとえ何歳になっても、母親は母親なんだと思わせれてくれました。
映画を見た人はご自身のことを振り返るのではないでしょうか。母と息子の双方にまたがって、ご自身の生き方を痛切に思われることでしょう。受け止め方は年齢、性別によって違います。心が引き裂かれる人もでてきましょう。わたしも、そうでした。わが母のことをよく分かっていませんでした。それは正直辛いことに感じたものの、映画を見る幸福がはここにあると思います。
映画が終わった帰りの道すがらも涙が止まりませんでした。映画に関連して、近年亡くなった自分の母のことを思い出したからです。もっと多くの人が本作に接してほしいものです。
・滲ませる現代社会に強いまなざし
山田監督の作品には、社会的な問題点を間接的に浮かび上がらせる演出に長けています。例えば本作でも、お上の世話になりたくないと生活保護を断るホームレスに、庶民の意地とプライドを語らせます。もはや町からは消えた東京大空襲の記憶を、唐突によみがえらせたりもします。
それでも表向きはあくまで人情コメディーの領域をちゃんと守っているのです。しかしどこか不穏な空気が漂っています。
・「下町」へのレクイエム
昭夫は「下町」から隅田川という「境界」を渡り、出世しましたが、庶民の心情を捨てきれていませんでした。エリートの世界になじめず帰ってくるのです。福江の足袋店を映し出す映像は、端正で美しいのですが陰りがあります。セットは生活感を見事に表現しているのに現実感が薄いのです。
そこにたたずむ母も、スターのオーラをまとう吉永が演じていることもあり、過去の亡霊のようです。終盤、福江は老いへの不安を延々と語ります。消えゆく「下町」の運命を嘆くように。
庶民が「持たざる者」であるなら、今や東京で暮らすのは難しいことでしょう。「下町」は失われつつある記憶の風景なのです。しかし、分断の時代にわたとたちが帰る場所は、そこしかないのではないでしょうか。
これは庶民を描き続けてきた山田監督の「下町」へのノスタルジーであり、レクイエムでなのです。
■感想
吉永が「どっこいしょ」と立ち上がるなど、端々におばあちゃんらしさも漂う役を演じて好感です。ラストの晴れやかな笑顔にサユリストもご満悦では。山田監督もいわばサユリストのひとり。成島監督でさえ、主演する吉永に忖度する映像を見せつけたものですが、本作でもどこか吉永への配慮を感じるものがありました。息子の葛藤や対応には現実感が薄く、なんでそうなるかと疑問符の連打。
また祖母の引き立て役でしかない孫娘にも一波乱ほしかったです。
可もなく不可もなく…
何か事件が起きるわけでもなく、下町のある家族の日常を淡々と綴った内容。
ある意味、予定調和といえば予定調和だが、それ以上でもそれ以下でもない。
最終的に何を伝えたかったのかもよく分からなかった…
試写会だから観たけど、お金を払って観るかと言われたらそれはないかな。
それぞれに頑張って、苦労があって、でも幸せ
山田洋次監督の作品は、どうしても見たい。吉永小百合さんもそうだ。となると、それだけで見てしまう。大泉洋さんは何をしてても笑えるツボがある。
山田監督に家族を描かせたら、問題が起きるけれど平和的に解決する。いや、解決なんてその人の気持ち次第だということに気づいてしまう。泣き、笑い、あっという間に終わってしまった。
人事部長職を捨て、この後どうするまでは描かれなてないが、人生は自由でいいんだと後を押してくれているようだ。
素晴らしかったです^_^
御年92歳の山田洋次監督。最初に拝見したのが子どもの時見た半世紀前の作品「家族」でしたが、その後も一貫して市井に生きる人々の泣き笑いを濃密に描かれていたように思います。しかし描き方は多分その時々の最新の技術やテーマを貪欲に取り入れていて、作品に新しいいのちを吹き込んでいるように思いました。
例えば、昭夫が働く丸の内の巨大なビルを捉えるシーン。無数のしかし整然と並ぶひとつひとつの窓は、高密度映像で映写されていて、手でひとつひとつ触れられるような感触でした。巨大な組織の中で組織の論理として動かざるを得ない昭夫の様子を象徴する映像で見事でした。
また、夕方暗くなってきた部屋で、電気も付けずに福江がお酒を飲んでいるシーン。畳を僅かに照らすばら色の光や夕陽に照らされて燃えるように輝く庭の菊の黄色が、歴史ある下町の温かな雰囲気をよく象徴し、それが福江の心を静かに包んでいるようで、とても美しいと思いました。あの色は10年前には出せなかったのではと思います。
ちなみに、永遠の清純派が高齢にして恋をする役を演じる。そんなのあり?と思ってしまいますが、でも御年78歳にしてはあまりに美しい吉永小百合という大女優を前にすると「すみません」と頭を垂れるしかありません。
「貞女二夫を見ること果たして敗徳ならば、貞男(ていだん)もまた二婦を見るべからず。彼に厳にして此に寛なり、偏頗(へんぱ)の甚だしきものと云うべし。」(「福翁百話」)。福沢諭吉が100年以上前に女性の再婚について触れたエッセイの一部です。山田洋次監督が「未亡人」という言葉が大嫌いと仰っているのを、キネマ旬報の特集で読みましたが、多分同じ趣旨だと思いました。「やもめ」は男女とも使いますが、「未だ亡くなってない人」は男性には使いませんからね。希有の存在である吉永小百合という奇跡のような大女優を得て表現したかったのは、男性も女性も年齢にかかわらず、自分の感情に嘘をついて生きるのはやめ人間らしく生きようよということだったのかもしれないと思いました。これはジェンダーや多様性という今日的なテーマでもあるよなと思った次第です。
何はともあれ、素晴らしい作品でした。
「日本映画」の香り…
この情景を観られるのも、もう最後かもしれない。
東京の下町で、人情を感じる。悲しい出来事でも、辛い出来事でも、そんな日常を喜劇として魅せてくれる。
令和版「東京家族」のようだった。
永野芽郁の初登場シーン、可愛すぎて悶絶した。
人間味を感じた
山田洋次監督作品は詳しくはないけれど、いつもなんか、こう、人間味溢れるものばかりのような気がする。
会社という組織に苦しむ姿はまるで自分のようで泣けてきたなぁ……
そんなしがらみから抜け出たいといつも思っている自分だけど、映画観て、もうちょいがんばるかなぁ……と思ったのでした。
嫌な組織の中でも私は人間味溢れる管理職でいよう!と思ったのでした。
みんな心があたたかい「山田洋次」の作品。
山田洋次監督の作品は人間関係の勉強になる。普段はこんな態度を取っているが、本心は別の所にあったり、思っていることがそのまま正直に表れてしまったりいろいろな人を観察することができる。主人公の昭夫と福江の母子の心理状態も見れば見るほど面白い。大会社の部長という役割を演じ続ける昭夫は母には素のままで遠慮がない。福江は出世した息子を立てながらも、こちらも遠慮がない。それは社会での役割りを離れれば、いくつになってもすぐに母子の関係に戻れるということだろう。昭夫は会社や家庭での悩みを持ち込んで母に甘える気持ちがあったろうに、母はボランティアでホームレスの支援に忙しくて十分な相手ができず、少し淋しい気持ちを持ったようだ。母に好きな男性がいると知って猛反発するのも、大げさな演技で笑えるがいつまでも自分にとっては母のままであってほしいという気持ちの表れだろう。ラストの花火のシーンで昭夫の誕生時の気持ちが母から語られるが、なるほど母の子に対する思いというのはこういうものだと気づかされる。吉永小百合が演じると、何か特別に美しいものに感じてしまう。
昭夫の娘である舞がとてもいい効果になっている。母と息子だけだと単調な話になりがちだが、いいアクセントを与えている。舞が祖母の恋を心から応援する姿は可愛らしいが、女同士、祖母と孫という関係性だからこそできるのだろう。
舞も自分の生き方に悩みを抱えて家出をする。昭夫の友人木部もリストラされる不満を見当違いと分かって昭夫にぶつける。ホームレスのイノさんも戦争以来人知れぬ悩みを持ち続けているようだ。誰もが人生を精一杯生きていて、心があたたかい。そんな人ばかりだから山田洋次の映画は広く愛されるのだろう。
寅さんみたいにシリーズ化して盆と正月に公開してほしい
高校生の時に「幸せの黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」に感動し、盆と正月の寅さんを楽しみにしていた。
半世紀たった2023年、まさか山田洋次監督の新作が劇場で見られるなんて、吉永小百合さんの主演作品が公開されるなんて、田中泯さんが山田作品に出演するなんて、あの当時誰が想像できただろうか。
そう、これはとんでもない映画だ。
最近の山田洋次作品はちょっと飽きてきたというか(そりゃ飽きるだろ)、今作も初日に駆けつけるほどの熱はなかったんだけど、、面白かった。泣いた。笑った。
やっぱり吉永小百合さんは映画スターとしてのオーラがちがう。大泉洋も山田作品にぴったりはまってた。
宮藤官九郎との掛け合いなんて(ラーメン)久しぶりに映画館で声を出して笑ってしまった。
永野芽郁ちゃんも可愛いかった。
あの向島の足袋屋さんを舞台にシリーズ化して盆と正月に公開し続けてほしい。
歳とった今、黄色いハンカチや山の呼び声、観たら号泣するだろうな。
紺野ぶるま、どこに出てました?
悪くはないが、時代が昭和で止まっている
老人にとってのアイドル映画、吉永さゆり作品。
俺は吉永さゆりファンではないが、嫌いでは無いし、今回は大泉洋に期待して観賞。
【物語】
昭夫(大泉洋)は大企業の人事部長を務めており勝ち組にいる。 しかし、家庭は妻と別居状態にあり、仕事ではリストラ問題を抱え、特に入社前からの親友木部(クドカン)がリストラ候補に挙がっていることへの対応で頭を悩ませていた。
あるとき、木部が大学の同窓会を隅田川の屋形船でやりたいという話から、隅田川沿いに住む母・福江(吉永小百合)が暮らす実家を訪ねる。久しぶりに会った母はボランティア活動などで忙しく、地元の人達と交流しながら生き生きと暮らしていた。さらにボランティア仲間の男性と恋愛までしているようだった。
その後娘の舞(永野芽郁)が親の離婚問題や進路問題で実家に居場所をなくし、祖母宅に避難したこともあり、いつになく足しげく実家に通うことになった昭夫。 母、娘、実家に入り浸る近所の住民達との会話・交流でこれまで見失っていたことに気付かされる。
【感想】
悪くはない。悪くは無いが、設定・差し込まれるエピソードに違和感がある。時代的ズレを感じるのだ。
山田洋次監督。あの不朽の国民映画寅さんシリーズの監督であり、国民栄誉賞に相応しい人だと思う。寅さん以外にも好きな作品はいくつもある。 しかし91歳。
この時代的齟齬の感覚は“家族はつらいよ”シリーズでも感じていた。
親子の情愛とか、不変のものはいい。しかし、リストラ、窓際族問題、女子大生の進路問題などに違和感を覚えたのは俺だけではないと思う。脚本も手掛ける監督の時代感覚が昭和で止まっていると思う。監督がどうしても脚本まで手掛け、やりたい作品を思う存分やらせるのであれば、時代を昭和に設定すれば良かったと思う。そうすれば違和感は消える。
そうか、今気付いた。観る方が昭和だと思って観ればいいのね(笑)
古さ以外のところでは、吉永小百合はいつもの吉永小百合だが、改めて可愛い婆さんだと思った。 こんな78歳はいない。
未だ老人達の絶大な人気が衰えないことに納得する。
脚本がイマイチでも観られるのは大泉洋や寺尾聡の演技があるから。彼らが作品を支えているので、何とか観れる。
でも、やっぱり若い人には無理かな。
山田洋次さんの無難で安定した感じの作品。 本年度ベスト級。
涙無しでは観られない感動作って感じに期待!
でも無難な感じで終わってしまった感じ。
笑い、泣き、トラブル、恋愛など満載だったけど自分的には退屈な作品だった。
一流企業の人事部長。
大泉洋さん演じる神崎を中心に展開するストーリー。
神崎の母役の吉永小百合さんや娘役の永野芽郁さんなど、神崎家の色んな出来事が満載。
自分にはあまり刺さらず。
劇場は高齢の方が多目。
その方々が笑うシーンに自分は笑えず、付いて行けない感じで取り残された感じ(笑)
自分は若いから笑えないと勝手に解釈(爆)
全ての出来事が中途半端な感じで満足度は低めだった。
自分的には吉永小百合さんの恋愛ストーリーの比重を多目にした方が良かったのかな?
と観賞後に感じた。
本作で一番印象に残ったのは永野芽郁さんの可愛い服装でした( ´∀`)
山田洋次監督作品初鑑賞
友達が観たと言っていたので観てみました。先に配信で「母べぇ」鑑賞。涙。
山田洋次監督作品は初めてだったけど、昭和な創り+皆さん演技がオーバー…なるほど、そういう作風なんですね。
そして何歳になろうとも、ヒロインは吉永小百合さん。これはホント驚いたし素晴らしいと思いました。一生美しいヒロインでいてほしいです。
こんばんは!母さんで続編を!
下町のお母さん神崎福江役を見事に演じた小百合さん。
地元に帰っていった牧師先生に恋心を描き失恋したその後の人生がどうなるのか?を見てみたい。
大泉洋さん演じる昭夫。離婚し友達をかばって自ら退職を選んだその後の人生もどうなるのか?を見てみたい。
永野芽郁さん演じる舞。お父さんやお婆さんと暮らす中でどう気持ちが変わっていくのか?を見てみたい。
田中泯演じる頑固な路上生活者のその後の人生も是非見てみたい!
下町に暮らす極々一般的な方々のほんの数ヶ月の出来事や人間模様を丁寧に描かれていて登場人物のその後の人生を本当に見てみたいと感じました。続編を希望します。
素敵な映画をありがとうございました。
それにしても吉永小百合さんはいつまでもお若いし本当に麗しいなぁーと改めて感じます。
山田洋次の世界は色褪せない
悲しみも笑いも、どこにでもあるようなもの。無骨ではあるけれど乗り越えて生きていく。いつも隣にあるような世界。まさに山田洋次の世界。
見終わるとほっこりしてゆったりした気分になれる。
観終わった後、心優しくなれる、家族を描いた新たなる名作の誕生!!
91歳の山田洋次監督 90本目の演出、そして78歳の吉永小百合さん 123本目の出演作という、現代 日本映画界を牽引する巨匠と大女優による渾身の人間ドラマ
吉永小百合さんがすごく綺麗でした
清楚で凛とした立ち居振る舞いの中にも優しさの滲み出た母・神崎福江を見事に演じられ、とても印象的、御年78歳とは思えない、素晴らしい演技、正に日本映画界を代表する大女優のオーラに圧倒されました
山田監督と吉永さんといえば、「男はつらいよ(9作め) 柴又慕情」「男はつらいよ(13作め) 寅次郎 恋やつれ」が大好きで何度も観てます
シリーズ初の2回目登場となる人気マドンナ高見歌子を演じる吉永さんがメチャクチャ可愛くて綺麗で素敵ですが、長い時を経て歳をとった本作の吉永さんも全く別な魅力を放ちすごく良かったです
孫の神崎舞を演じる永野芽郁さんも初めていいなと思えました、これまでは失礼ながら、気の抜けた様な声の出し方と声量の足りなさで、良いと思ったことがなかったのですが、本作ではしっかりしたセリフ回しとボリュームでとてもいい演技をしていたと思います
そして息子の神崎昭夫を演じる大泉洋さんもとても役に合っており素晴らしかったです
公私共に大きな問題を抱え苦悩するが最後は最高の決断を下す、とても複雑且つ爽やかな役どころをごく自然に演じており、さすがだなあと思いました
そんな吉永さん、大泉さん、永野さんがまるで本当の家族の様に見え、最高の名演技アンサンブルを奏でており、それを山田監督がとても細やかで温かい人情味溢れた演出で一級の人間ドラマに完仕上げています
また1つ、観て良かったと心から思える名作に出逢えました
吉永さんから大泉さんは生まれません^^
吉永小百合さんを一度ぜひ、この目で見たいと思い、初日舞台挨拶を見に富山から上京。前から16列目、中央部の席から、しっかり吉永さん、永野芽郁さんの笑顔みられ感動。
映画も素晴らしく、何度か涙をぬぐったわ。僕の母は故人だが、帰ったら、仏前にお線香をあげたいです。
まるで寅さんの新作。面白かったです。
山田洋次監督作品は基本、外れがあまりない。一生モノの感動作品もまあそんなにはないけど、いつも佳作で、ほんわかする安心度がある。本作もまた、昭和テイストで、ほんわかとして、じわっと涙するいい作品である。というか、寅さんシリーズの新作を観たような、うれしさを感じる作品だった。
たぶん、それは主役の大泉洋のせい、だろう。寅さんが現代に生まれ変わり、魂を社会に売りわたして、窮屈な大手企業の人事部に勤めているような、そんな雰囲気を大泉洋が演じていた。寅さんそのものであった。マドンナは主役の母さん役・吉永小百合と一人娘の永野芽郁。いい感じで、とてもよかった。なので、どうみても、寅さんシリーズの新作だったのだ。
★4.0を差し上げたいところだが、ひとつ残念だったのは大泉洋の親友役の宮藤官九郎。彼の脚本家として才能は抜群だが、役者としては大根レベル。彼のせいで、大泉洋も永野芽郁もその他脇役みんなが大根になったと私は感じた。なので★は3.7。彼を起用した山田監督の意図もわからないでもないが、重要な役どころなのに、大根過ぎて、そこが、残念。
山田洋次監督の演出はほのぼのする
映画本編始まる前に地声でしゃべっていたおばさんの声が耳障りで早く黙ってくれないかなと思っていたら、その前の席のおっさんが「うるさいよ!」と一喝して、静かになった。注意する方も勇気いるので、注意される前に自制しましょう、映画館は公共の場です。
さて、レビューですが、令和の時代に、女子社員の肩に手を置くのはセクハラですって撮影現場の誰も指摘しなかったのかなと思うと、山田洋次監督にモノ申すひとがいないのかと思ったりした。まさに昭和の時代の会社風景。
吉永小百合が下町の足袋屋さんを営む老婦を演じて、まるで、寅さんのようでした。大泉洋演じる息子との掛け合いも妙があってほのぼのする。永野芽郁は感情表現が豊かで好きな女優で、娘役を演じているのもこの映画を観たいと思った理由のひとつ。
山田洋次監督の演出、カット割りの風景は寅さんから脈々と続く下町風情を映したもので、暖かい気持ちになる。
全130件中、41~60件目を表示