ウィッシュのレビュー・感想・評価
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ディズニーの底力が恐ろしい
あちこちに過去作のオマージュが溢れていて楽しい。 『ピノキオ』劇中歌「星に願いを」の歌詞をベースに新しい…Disneyらしい物語を構築してました。 ただ、王道展開ママで意外性はなく、つぎはぎ感が強くて(山崎貴監督の『リターナー』っぽい)お話しとしての深みはあまり感じなかった。 純粋に絵の動きと、歌を楽しめばいいかなぁと、『アナ雪2』と大差ない印象ではありました。 それで十分面白いディズニーの底力が恐ろしい。
良曲ばかり。
曲がとにかくいいので、没入感がすごいです。タイトル曲聞いているだけで満たされた気持ちになる。 願いって誰かにお願いして与えられるのを待ってるものじゃなくて、自分で叶えるために努力している過程が大事。叶っても叶わなくても。 そんな当たり前のことを忘れている、荒んだ大人の心にもちゃんと届く映画でした。 とにかくディズニー映画を見る時は余計な知識とか考察はせず、素直に見るのが1番! 元の言語でみたい派なので字幕で見たけど、2回目はいくちゃんverも見たいと思います。
映画かと思ったら何かのセミナーに来たみたいだった
こんな事ほんとは言いたかない。僕は物心ついた時から棚いっぱいのディズニーホームビデオで育った、根っからの自称ディズニーっ子だ。メジャーな長編映画から可愛いおうち、ライオンのランバートまで思い出は語りきれないくらいある。
そのディズニーの100年目、世界中の若手・中小コンテンツが1周年や5周年で盛り上がる中の100年。誰でも名乗れるわけではない100年。宇宙で一度しか来ない100年目の記念作だ。最近のディズニーの不穏ぶりは知りつつも…もしかして、もしかしたらと思うじゃんよ…!
以下、マジでネタバレありありなんで自己責任で。
お話はこう。
ある王様が魔法の力を使って、国民みんなの「心からの願い」を管理していた。人々の頭の中からシャボン玉状にした願いを取り出し、城の最上階に保管して、特別な日に魔法でそれをひとつ叶える儀式をとり行っていたのだ。取り出された人々は願いに思い悩まずに済む、そして無償で願いを叶えてくれると王に心から感謝していた(ええ…)。
主人公アーシャは祖父の何十年来の願いを王に叶えてもらうよう頼むが、王は危険な匂いのする願い(後述)は叶えられないと祖父のシャボン玉を放置していた。ならばせめて返してあげてと頼むも「全ては私が決める」的な言い草で取り合ってくれない。
途方に暮れるも諦められないアーシャは願いを星空に歌う。するとマスコットキャラっぽい星が本当に降ってきて、みんなの願いを取り返したいというアーシャの願いに協力してくれることになる。ここにアーシャの飼いヤギや友達が集まってきて…という感じ。
とにかくストーリーテリングが息苦しい。
上記の周りくどい舞台背景がイマイチ上手く捌けておらず、全〜部セリフで説明してくる。裏設定としてパンフレットにでも書いておけばいいのに、いちいち理屈づけをしてきて言い訳がましい。専門用語だらけのゲームのチュートリアルみたいだが、こっちは自分のペースで読めないので置いてきぼりくらう。ノートをとるのに必死で頭に入ってこない授業風景に似てる。
そのテリングされるストーリーも心地よくない。
ざっとあらすじ書きながら改めて思ったけど、何か大前提の時点で今ひとつ納得いかない。ベラベラと理屈つけられても…願いを忘れるって歓迎するような事か?
王様が何をどうしたいのかよくわからない。冒頭、一応当初は人々の為を思って魔法を学んだものの悪堕ちしていったとのことだが、国民の願いを掌握することに固執する理由が弱い。アーシャの祖父の願いの玉は「音楽を奏でて周りの人に笑顔で囲まれてる」光景を映してるのだが、王はそれを「人々に新しいものを与えたい→それは国への反骨心とかよからぬ影響かもしれない」というトンデモ解釈で危険視する。今後の展開のために無理矢理ひり出した屁理屈って感じ。
あと、何か全体的に説教くさい。森の動物たちが星の光で次々喋るようになる下りがあるのだが、「僕らは何一つ違いはない」的な歌を歌い出す。歌のクオリティは美しいんだが流れとして脈絡がないし、人同士の違いを語るんならまだしも全ての生き物の違いがないは無茶だし、クマと鹿の「食べないでくれてありがとう」みたいなやり取りまで挟まって「そういうのは後でサウスパークとかが大袈裟に茶化す時に使うやつだろ…」みたいな気分になる。前に観たストレンジワールドでも同じようなしゃらくささを感じたが、スタッフはディズニーアニメ見た事あんのか。学べよ!ストレスにならないメッセージの語り方を!
その「僕らに違いはない」要素の一環なのか、余分なキャラが本当多い。アーシャに協力する友達(仕事仲間なのか?わからん)が一応個性色々で6人ぐらい?いるのだが、全員大して面白みがない上に活躍は殆どいっしょくたなんで、イタズラに情報量を増やしてるだけだ。白雪姫の小人リスペクトなのかもしれないが、白雪姫はこんなゴチャゴチャ理屈っぽい話ではないから同じようにはいかない。正直二人いればいい。
そこに山寺声のヤギも加わる…山ちゃんは好きだがこのヤギはマジで要らない。ギャグしか言わないのに歴代ディズニーお笑いキャラの中でも特におもんない。マスコットなら星が先にやってんだから間に合ってるんじゃないのか。その星もディズニーっていうよりサンリオっぽいけど。
結末なんだが、
主人公に呼応するように国民が「願いは自分の力で叶えるもの」と歌い、全員に心の光が灯り覚醒。王の悪しき魔法を跳ね除け、願いを取り戻し、ついでに王は魔法の杖に封印される(ここ、本当についで感がすごい)。
かくして国民は再び願いを生き甲斐に生き生きと暮らすようになるという話で、祖父が早速音楽を奏でて聞かすのだが、昨日まで練習してたんじゃないのかってくらい上手い。願いっていうか新しい趣味だろ。即日叶うようなもんで一喜一憂してたのか。「アーロと少年」のスタンプくらい重みがない。
そのまま締めくくるのだが、こざかしい事にエンドロールで歴代ディズニー映画のキャラがイルミネーションアート風に流れてくる。癪だが、一応誰が出てくるか見てやるかと座っていると結局映画館が明るくなるまで見せられる。まるで本編に感動したから席を立てなかったみたいな絵面だけ作らされる。腹立つわ…
一応、評価した星の一つは映像のクオリティ(それでもディズニーにしてはちょっと…という部分はある。目元の涙袋が貼り付けテクスチャっぽく見えたりとか。)、もう一つはヒロイン役(ちなみに吹替で観ました)の歌唱力、演技力に贈る。「ミュージカル」をやたらプッシュしてるだけはあり、字余りがちな翻訳詞も(少なくとも映画館の音響では)そこまで気にならないぐらいには聴かせてくる。主人公のアーシャはムーランやモアナのようにシリアスとコミカル両面を持っているのだが、演技も上手く乗りこなしてる。あと僕個人としてはヒロインのルックスは好み。…ルックスはね。
総合すると、いまいち飲み込めない説教じみたストーリーをすごい説明セリフで全部口で伝えられるような映画。セミナーだよこれじゃ。ただし歌と映像は美麗。
あ、あと本編前にディズニーオールスターのアニバーサリー短編みたいなのが流れて、まあこれはそれなりに楽しいんだけど、ディズニープラスにもあるんでそっちはリピート再生し放題です。
最初に言った通りディズニーに本当にお世話になった身としてこんなこと言いたかないんだけど、その「お世話になったディズニー」はもしかしたらもういないのかもしれない、とこういうのを観ちゃうと考えてしまうのだった…。
****追記****
一晩寝て振り返ったのだが、自分の学生時代を思い出してしまった。
人より絵が描けるオタクで、よく周りにノートに描いた漫画を見せてた。お話作りの勉強を何も積まない上での漫画なんで設定も展開も独りよがりでご都合主義もいいとこなのだが、友達は(素人にしちゃ)上手いね面白いねとチヤホヤしてくれたものだ。
何かこの映画って、その匂いがする。そういう成功体験をした子供が、挫折や反省のようなブラッシュアップを経ずにいきなりプロの資格だけもらってアニメ作ったような、そういう押し付けがましい好き勝手さでできてる。
チェックする大人たちは物語性の向上に興味がなく、動物の無害さを強調しろとかハンサムを信用するなとか、極端なメッセージやエクスキューズばかり付け足してきて見づらさを加速させる(例えばネズミが女王に耳打ちする時、わざわざ「私、清潔なネズミだから安心してね☆」って口頭で言ってくる。マジであらゆるメディアがブラックジョークとして揶揄してきた描写そのまんまじゃねえか)。結果、取ってつけたような悪事を取ってつけたような美辞麗句で撃退する、実が伴ってないお話のガワだけが出来上がっていく。
それをファンタジックなキービジュに集まった親子連れやカップルが鑑賞し、胸中は是か非か、無言で退室していく。
これが100年目のディズニーの姿と推理するのだが...外れてて欲しいよなぁ...。
単純だけど分かりやすく夢があって面白かった!
もう少し子供向けでつまらないと思ってました。これは老若男女が楽しめます!ストーリーは悪に向かう正義で、面白い話の鉄板パターンです。逆に目が肥えてる人には物足りないかもですが。 ミュージカルの歌も聴きやすかった。 いつも俳優が声優やっても気付かないんですが、流石に福山さんは分かるね(笑)ついでに最後の方に檀さんも気付きました(遅い?)(笑)
【”星に願いを!そして起こった奇跡。夢とは自分の力で叶えるモノなのである。”今作は、メインテーマの”This Wish"の美しい旋律も印象的な、ファンタジックマジカルミュージカルである。】
■魔法の国ロサスでは、18歳になると民はマグニフィコ王に自分の願いを捧げていた。民は自分達の夢が叶う事を、日々心待ちにしていたが17歳のアーシャは王が都合の良い願いだけを叶え、他の願いは自身のパワーとして使っている事を知る。
そして、彼女は王の元から民の願いを取り戻そうと一心に願うのである。
■珍しく吹き替え版で鑑賞。
そして、劇中ず~っと、マグニフィコ王の声が福山雅治さんに似ているなあと思いながら観ていたのだが、エンドロールで”マグニフィコ王:福山雅治”と出て、吃驚したよ!
◆感想
・今作のメインテーマ”自分の力で願いを叶える大切さ”を謳っている点が素晴しい。又、それに合わせたメインテーマ”This Wish"の美しい旋律が、頭の中でリフレインしている。
・キャラとしては、アーシャが願いを込めた時に空から舞い降りて来た”スター”が良かったな。
ー シンプルな造形だが表情豊かで茶目っ気がありながら、正義感溢れる姿。ー
・あとは、マグニフィコ王かな。禁断の魔法に手を出し、悪へと転落していくヴィランだが、誰もがなり得るのではないかな。”禁断”と聞くとつい手が出るのは私だけかなあ。
ー それにしても、福山さんとマグニフィコ王が途中ダブって見えてしまったのは、私だけだろうか。
最後、彼は自身が錬成した杖の鏡の中に閉じ込められてしまうが、何だか人間味が有って、心から憎めないんだよね。-
<アーシャは誰かに願いを叶えて貰おうとはせず、自分自身で一歩踏み出し、”スター”や”バレンティノ”や仲間達と民の夢を取り戻す為にマグニフィコ王に対峙していくのである。
今作は願いを持つ事の大切さや、一歩を踏み出す勇気を描いた、ファンタジックマジカルミュージカルなのである。>
まぁ予想通り
可もなく不可もなく… 黄色の星・その名もスターがやたら表情豊かで動きも愛らしく、さすがディズニー👍 主人公の話し方や身振りや表情も何とリアルな事!! ストーリー以上にそういう点こそ楽しめたし、拍手を贈りたいかな。 スターがマリオの映画に出てきたひねくれ者の星型キャラに似ているとか似てないとか巷がざわついているようですが、人気出そうですね〜! …と、一歩冷静。 アナ雪の時も世間はビックリするくらい過剰反応で、個人的な評価とこれだけ差があるのは自分が時代錯誤になってきたからか?と訝しんだものですが、まぁ、十人いたら十色の感想があってもいいんでしょう。
ディズニーに願いを
ディズニー100年! …を迎えたが、ここ近年のディズニーは不調だ。 2019年に過去最高の業績を叩き出したものの、コロナもあって尻すぼみ。 ただそれだけが原因とは言い難く、配信切り替えも拍車をかけ、作品的にもビミョーや不発が続く。2020年~2022年に於いて良かったのは『ラーヤと龍の王国』『ミラベルと魔法だらけの家』くらい。 そこに『ストレンジ・ワールド』ならぬ“ポリコレ・ワールド”だ。 昨年はその『ストレンジ・ワールド』と『バズ・ライトイヤー』が大コケし、ディズニーの低調に歯止めが利かない。 絶対にコケられない100周年の今年、4本の作品をお届け。 実写版『リトル・マーメイド』はまあ色々と。『マイ・エレメント』は口コミで人気になり。リブート版『ホーンテッドマンション』は今一つ。 2020年~2022年に比べ多少持ち直した感はあるが、それでもまだV字回復とは言い難い。 2019年や何をやっても愛された“黄金時代”は叶わぬ夢なのか…? この願いよ、届け。 そんな中、遂に公開された100周年記念作。 ディズニーが威信を懸けて贈るのは… ロサス王国。そこは、どんな願いも叶う国。 魔法使いである国王マグニィフコが、一年に一つだけ、人々の願いを叶える。 17歳の少女アーシャは王様の弟子入り希望。 その面接の日、アーシャは王様や王国の秘密を知ってしまう…。 叶えられる願いは、国の為になるものだけ。王様の独断で選ばれる。 それ以外は叶わぬ願いとして、王様が支配。願いを一人一人に戻し、自力で叶えるのも許されない。 それを知ったアーシャは夜空の星々に願う。すると空から不思議な力を持った“スター”が舞い降りてきて…。 が、王様はスターまでも我がものに。 アーシャは捕らわれたスターや奪われた人々の願いを取り戻す為、奮闘する…。 夢、勇気、ヒロイン、魔法(ファンタジー)、ミュージカル…ディズニーのTHE王道に直球で挑んできた。 あの名曲のタイトル。“星に願いを”。 ウォルト・ディズニーの格言。“信じれば、夢は必ず叶う”。 まさにそれを捻る事もなく。 この100年、様々な名作を生んできたが、その根底にあるものは永遠に変わらず。 100周年記念作だから、色々企画はあった筈。大ヒット作や人気作の続編など。 敢えてストレートで、オリジナルで。 ミュージカルもふんだんに。メイン曲『WISH』は覚えやすく耳に残り、新たな名曲になりそう。 新たなヒロインやヴィランも誕生。愛らしいサブキャラやユーモアや感動もあって。 これが、ディズニー。 ディズニー本来の魅力と願いを伝えようとした意気込みは潔い。 悪くはなかった。 が、ディズニーのベストではない。 魅力を並べ立てたその舌も乾かぬ内に言うのもひんしゅくを買いそうだが、やはりこれもディズニー作品に夢や願いや期待しているからこそ、言おう。 要素は充分なのだが、ありきたり過ぎた。 ましてや100年を飾るに相応しかったかと言われると、地味過ぎた。 一つの国の中だけで話が進んでいく。いやこれまでだってそういう設定はあったが、もっと設定以上の話の広がりがあった。 ヒロインもヴィランもサブキャラもド定番だが、これと言った個性や特色に欠けた。 キュートなスターや見た目は可愛いけど渋い声のヤギのバレンティノなど人気が出そうだが、それを狙って作られた感。これまでならもっとキャラが立ってた筈だ。 ヒロインのアーシャも行動力あって活発で、表情も豊かだが、昨今の例に漏れず多様性ヒロイン。別に私は人種差別者ではないが、昨今のディズニーのキャラを見ていると、もう純粋に白人キャラにする事はダメなのか…? 本作のアーシャが全然魅力ナシって訳じゃない。寧ろこの近年の中では好キャラヒロイン。『リトル・マーメイド』でも書いたが、“アンチ・ホワイトウォッシング”。それ自体が差別を助長しているような気も…? 吹替で鑑賞。生田絵梨花の声や歌は悪くなかった。 話題は王様の方。福山雅治も悪くなかった。 にしてもこの王様が本当に悪い奴。ディズニー久々の憎々しいヴィラン。その声(吹替)に福山雅治を起用するとはねぇ~。 面談シーンで、ちょっと他と浮いているアーシャに、「実に面白い」なんて言ったら面白かったんだけど。(←おバカな意見でスンマセン!) 何だか観てたら、宮崎駿の『君たちはどう生きるか』に似た印象を受けた。 『君たちは~』も宮崎/ジブリの王道的作品だが、ベストではない。 それを良しと見るか、新味ナシと見るか。 でも、決定的な違いが。 『君たちは~』は宮崎の作家性が感じられたが、本作にはそれがない。 皆が好きそうなディズニーの王道要素を詰め込めばウケるだろう。そんな魂胆が見え見え。 それは数字にも表れた。 全米での初週の興行成績を見た時、私は驚いた。 OP3日間で1950万ドル。感謝祭を含む5日間で3170万ドル。 ランキング初登場3位で、リドリー・スコットの歴史大作『ナポレオン』に敗北。 幾ら何でもディズニーアニメなんだから次週は持ち直すだろうと思っていたら、前週比60%以上のダウン。 現時点でアメリカ国内でやっと5000万ドルって所で(世界累計は現1億ドル超え)、製作費2億ドルには程遠く…。 批評も鈍い。ディズニー歴代アニメーションでは下から数えた方が早い方。 100周年100周年と耳にタコなくらいバラエティーでも幾度もディズニーを特番し、『アナ雪』みたいに主題歌を押し出してドラマチック・ミュージカルとして番宣。 果たして日本ではウケるか…? 何にせよ、作品的には平凡、興行的には大コケ。 これまでの名作群を見た時のような満足感や幸福感は得られなかった。半分程度しか満たされず…。 ディズニー、100周年でやっちまったな! これは皮肉…? 本作の設定と今のディズニーがリンク。 人々の純粋な願い。それを支配する王国。 我々がディズニー作品に期待する純粋な楽しみ。それが届かぬ今のディズニー。 皆、ディズニーが好き。あーだこーだついつい言ってしまうのも。 我々からディズニーへ、今一度素敵な夢と願いを。 追記。 短編の『ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』は楽しかった。 お祭り気分なら、こちらを90分で見たかったかも…?
ディズニー好きな人の為だけに作られたファン映画
ディズニーファンの為の記念碑的映画。 ディズニー映画が好きであればあるほど楽しめるファン映画になっています。 ただ「願いは自分で行動しないと〜…」みたいな表面的なパブリックテーマではなくて、ディズニーのこれまでのキャラクター達が「願い」とどう向き合ってきたか。 そもそも、ディズニーがこれまでずっと向き合ってきた「願い」とは何なのか。 その部分とはじめて正面から向き合った映画だと思います。 全体的には他のディズニー名作には一歩及ばない部分も多々あるのでディズニー映画にそこまで思い入れがない人にとっては凡作でしょう。 自分は本当に今のディズニーがこういう作品を作ってくれた事が嬉しかったし、記念碑的な意味合いでこの評価をつけさせていただきました。 今後のディズニーの本気映画に、まだまだ期待しています。
閉じ込めらた願い。
どんな願いも叶うと言われてる国に住むアーシャと住人達の話。
魔法の使い手でもあり国の王でもあるマグニフィコ王へ弟子入りしようとするアーシャ…その際にマグニフィコ王の秘密を知ってしまった…その秘密とは国にとって都合のいい願いは叶え、都合のよくない願いは閉じ込めていたという…。
その願いを救いたいと星に願い、歌を歌ったら魔法の力をもったスターが舞い降りる…
作品観ての感想は、ちゃんと観てるんだけどストーリーが掴みにくかった様な。
スケジュールの都合で吹替版で鑑賞したんだけど正解だったのかな!?マグニフィコ王を担当したのが福山雅治さん!(笑)
ナルでワンマンな国王役はなかなかハマってた!(笑)あと、スターのキャラと声が可愛かった!
大人から子供まで楽しめる作品!
今日観た作品は2本ともアニメだったけど、どっちが好きかは好みの問題!
質が凄すぎです
ストーリーとか展開はよくあるようなシンプルなものでしたが、絵と音楽の質がとにかく凄くて、内容が簡単だっただけに、見た目や聴いた感じを十二分に堪能できました。 3Dにあの2Dチックな質感・・・素晴らしすぎます。そこに動きのなめらかさとナチュラル感に面白さ、そして絶妙なタイミングでの音楽・音響、まるであの伝説的名作「白雪姫」をバージョンアップさせたかのような作品で、ショートストーリーやエンドロール含め、正に100周年といった作品です。
「ポリコレワールド」ならぬ「ポリコレ達成の願い」みたいな状況…。
今年420本目(合計1,070本目/今月(2023年12月度)21本目)。 (参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで)) ※ 直後に「ダンジョン飯」を視聴して帰りましたが、憲法論的な解釈ができるアニメ以外は基本的に採点しないスタイルなので、カウントはしますが省略しています。また、この映画は10分ほどの小編と本編とでわけられており、このサイトでも「別映画扱い」ですが、同一の映画として扱うものとします(10分ほどの映画についてはカウントせず)。 まず、ポリコレ論うんぬんを論じないなら、この12月3週の本命枠かなと思います。お子さんが見に行っても大丈夫なように展開の配慮はかなりあり、迷うような展開はありません。過去には(CMやら撮影するなだの注意事項を入れると)3時間近くで困った「リトル・マーメイド」等もありましたが、本作品は放映時間にも配慮があった点は良かったです。ストーリーはほぼ一つである点は良かったです。この点、5歳6歳からの「映画デビュー」にもおすすめできる良い映画ではあります。 気になった点は2つ。まず1つは相変わらずの「日本語吹き替え版(事実上)強要問題」で、この点は資本回収の観点からも理解しますが、本来的には好きに選べるべきものです(私が見に行ったときは、「他の映画と接続して見せない」というようにヘンテコな時間にばかりおかれていた)。 もう一つ、こちらがやはり問題になるのですが、「ポリコレワールド」等といわれた某映画に匹敵はしないものの、いたるところでポリコレ論が出てきます。もちろん大企業であるディズニーが映画放映においてポリコレ論を平等な立場から描くのは大企業に課せられた使命であろうといった点は理解するものの、車いすだったか杖だったか、身体障がいをお持ちの方が出てきたり(出るだけでストーリーには大半関係しない)、一つの島だけでほぼ動くのに人種が「不自然なまでに」多様「すぎる」など、突っ込みを入れるとキリがない部分はあります。 ただ、「ポリコレワールド」等とここでもさんざん言われた「ストレンジ・ワールド」と比べれば一定の配慮はあり、極端にポリコレ論に偏らないように、一方で大企業としてポリコレ論をある程度扱うといった「折衷的な部分」も多々見られます。この点に関してはいろいろな考え方もあれば視聴者側の考え方、また団体(圧力団体なども含む)の動向などあるため、ディズニーとて如何ともしがたい点があろう点は推知でき、「ある程度のことはやったのかな」という点は感じます。またもちろんこういった点は「ストレンジ・ワールド」に比べると少ないので(あえて気が付けば指摘できる程度にまで緩和されている)、「なんであの主人公の子は肌の色がグッズと映画で違うの?」といった「子供ならではの質問」は少ないのではないかと思います(「リトル・マーメイド」はグッズ版は主人公の子が白色に描かれていたため何が正しいか当事者視点でわからず混乱しうる状態だった)。 なお、当方は(仕方なく)吹き替え版でみましたが、吹き替え版でみても特に違和感のある表現は少なく、ストーリー展開が主人公の「夢をかなえることの大切さ」にほぼ集約されている点で理解の混乱も少なく、どちらでみても構わないのだと思います(字幕版で、小学生等が見るときに漢字が読めないといった、「使用語彙の配慮」があるかどうかは不明)。 採点に関しては以下のようにしています。 --------------------------------------------------------- (減点0.3/ポリコレ論問題) ・ 「ストレンジ・ワールド」に比べるとだいぶ良くなったかなと思いますが、突如身体障がいをお持ちの方が出てきたり(ストーリーには一切関係しない)、やや混乱する部分もあります。ただこの点大会社であるディズニーが果たすべき「ポリコレ論」もあろう点は素人も理解できることから減点幅もこの程度にしています(かつこれらを優先したあまり趣旨不明という状況になっていない)。 ---------------------------------------------------------
地味なキャラクターと音楽
言われているほどそんなに悪くはないと感じました。ディズニーの王道的な作品です。しかしキャラクターと音楽(曲)はあまり魅力を感じませんでした。100周年を飾る作品にしては華やかさに欠ける作品だと感じました。
悪くは無いのに、100周年記念作品といわれると『ん?』と首を傾げた...
悪くは無いのに、100周年記念作品といわれると『ん?』と首を傾げたくなる感じです。スターは星のカービィにしか見えません。 願いは悪をも駆逐する、内容も歌も良いと思います。
100周年感不足 派手さが足りません
試写会にて鑑賞 100周年ってほどの 派手さがないというか これまで登場した主人公に比べ キャラが立ってないというか 一つの島の一つのお城周りだけで進む ストーリーが単調というか… ディズニーのポリコレに配慮しすぎ感は相変わらずだし… お子さまたちが見たら楽しいのかなあ… 大人の私が見たら「うーん…」という感じでした
最速試写会で鑑賞
求めていたものが詰まりに詰まったディズニーの原点&集大成。スターや子ヤギのバレンティノの可愛らしさに夢中に!膨大な小ネタやオマージュは分かれば楽しいし、分からなくても楽しい。吹替も観て、次はゆっくり小ネタ探しをしてみたい。
星のカーヴィみたいな
あ、いえ、全然違います(笑) 試写会、吹替版。生田絵梨花さん◎ 日本語の歌がとても良かった!歌詞も(リメンバー・ミーみたいに)サビに英語フレーズを残してなかったので、違和感なく聴くことができました。 エンドロールの曲はオリジナルの英語だったけど、チビッコたちには日本語のほうが良かったかも。
願いよかなえいつの日か
2023年11月30日 映画 #ウィッシュ (2023年)鑑賞 これまでの歴代ディズニー映画と比べても歌のシーンが多くて、まるでミュージカル映画のような楽しさが魅力です 特に、#生田絵梨花 さんの歌声は魅了されました 次はシングアロングで #ウィッシュこの願いを届けよう #ウィッシュきかせてキャンペーン
100年分のメッセージを凝縮!
現代を生きる私たちに向けて“星に願うこと”を教えてくれる。 “ディズニーっぽい”とか“ディズニーらしさ”とは? 私たちがディズニーに期待するドキドキワクワクには大人と子供の垣根がない。 そればかりか、動物や植物、この世の生きとし生けるもの、全ての生命が歌い踊り出す。それがディズニーの世界。 全ての垣根を超えてお互いの存在を認め合う。 現代にも響くメッセージを受け止めました。 世界初のトーキーアニメ『蒸気船ウィリー』にはメロディがあった! ウォルトが信じていた音楽の力は、今も私たちの心を震わせる。 大迫力の歌のシーンに鳥肌。 シャーマンブラザーズで育って、アラン・メンケンやランディ・ニューマンと共に過ごした私にとっては、口ずさむにはハードルが高い楽曲ですが、歌い上げるカッコ良さ! そして魅力的なビランズ! 一見ディズニーは勧善懲悪に見えるけれど、ビランズの根底にある虚栄心、支配欲、嫉妬や偏愛などは、多かれ少なかれ誰の心にもある。 生まれつきの悪者はいないと思わせてくれると同時に、些細な心のズレが悪に取り込まれていく様は自分自身への戒めとなる。 今回のビランはとくに、憎みきれないチャーミングな部分が良いです。 ウキウキワクワク、ドキドキハラハラ、ちょっと考えさせられて、最後は暖かい気持ちになれる。 エンタメの最高峰 最後の最後に泣かされました。
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