劇場公開日 2023年12月15日

ウィッシュのレビュー・感想・評価

全349件中、321~340件目を表示

5.0ディズニーの願いとファンの願い

2023年12月16日
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鑑賞方法:映画館

ディズニー100周年記念の本作、せっかくなので初日に映画館へ見に行きました。

この映画のテーマである「願い」これはディズニー社が100年をかけ世界に届けてきた思いであり、同時にそれらを支えてきたファンの思いでもあります。
だからこそ賛否両論があり、だからこそ私はウォルトディズニー社100周年記念作品として100点の出来だと感じました。

これまで多くの方がディズニーの映画を見て感動を覚え、直接的ではないにせよ夢や希望を受け取っていたと思います。
その大きな期待を胸に、私たちはこの100周年超大作を、こうあって欲しい自身の夢、このような作品が見たいという欲、こんな感動を与えて欲しいという利己的な「願い」が結果として様々な賛否に繋がったとも感じます。

ディズニーが本当に伝えたかった願いとは、
願いそのものを考えることではないでしょうか。
だからこそ、本作ではあえてキャラクターの心情描写を重視しなかったとも感じます。
もし自分がアーシャであったらどのように行動するのか、、もしマグニフィコであったら、、もしスターであったら、、改めて観覧者ではなく当事者として、自分自身に問いかけ、胸の内にある本当の願いに気づいて欲しい、そして人生の豊かさを考えることこそが映画の醍醐味であるとディズニーは伝えたかったのかも知れません。。

現代において、度重なる戦争や、人間の利己心から始まる諸問題のように、時に願いが人を傷つけてしまっている時もあると思います。
しかし自分のための願いではなく、困っている人や目の前の人のため、世の中を豊かにするための願いの力を、私たちはディズニーマジックとして1番近いところで見てきました。

100周年という節目の時に、ディズニーの今までの思い、そして願いを信じる我々にとって、この映画はその原点に触れる良い機会となったのではないでしょうか。映画を見た後の皆さん一人一人の思いこそが、大切な願いの一つ一つだと改めて感じました。私も色んな方の意見を見てこの記念すべき作品の真髄を感じていきたいです。

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メタモン

4.5自称映画評論家にはウケないね

2023年12月16日
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泣ける

興奮

幸せ

何故ディズニーのキャラクター達は星に願うのか、その原点が描かれてます。ただの1映画として評価してる自称映画評論家向けの映画では無いです。ディズニー100年の集大成です。最後の終わり方はまさに感動。ディズニーを知ってれば知ってるほど面白い作品。最後のあのシーンがディズニー映画の原点に繋がるとは、、、

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笹川

0.5ディズニー本気か?

2023年12月16日
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ディズニーは
顧客のことを忘れてしまったのだろうか。

公開日当日に期待して見に行ったけれども、
酷い出来だった。。。

100周年で色々やろうとして何も上手くいかなかったと言う印象。

全く共感できないキャラクターたちに(やってることが自己中なテロリズム)、
テレビ会議システムのアバターかと言うような顔顔顔。
ほぼないに等しいストーリー。

誰か100周年最後の作品を期待していた私のワクワクを取り戻して。。。

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らぐー

4.5そうか❗️これは星の王子様なんだ‼️

2023年12月16日
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まさに、ディズニー版『星の王子様』‼️
私にはそうとしか思えませんでした。
言わずと知れたサン=テグジュペリのあの名作のことですが、この映画には、王子様へのオマージュとリスペクトがこれでもかとばかり溢れているのです(私にとっては)。

王子様は質問好きで、人によってはちょっと辟易しそうなほどなのですが(だけど静かだと寂しい)、そのちょっとうるさい感じの役割は動物たちが担ってました。

『王子様』に出てくる大人たちは、風刺たっぷりに描かれています。
威張りんぼうの王様、称賛されたがりの大物気取り、5億の星を数える実業家…などなど。
中でも、実業家の男は、星のことを〝あれこれ夢を見させる金色のちっちゃなもの〟と言ってみたり、私がその星の持ち主で、管理している、などと言うのです。
願い=夢と置き換えれば、そのまま魔法使いのキャラと被りませんか?

砂漠に不時着した僕と王子様が探し当てた井戸には滑車が使われています。この本は作者自らが描いた挿絵が絵本のように多く出てくるのですが、この滑車は一目で分かるほどはっきりと描かれています。ピンチから救われる場面での象徴という意味でもこの映画と重なります。

王子様のラスト、悲しい風景として、砂漠の丘の稜線を二本の曲線だけで表し、その上にはひとつの星があるだけ、というとてもシンプルな挿絵で締め括られるのですが、これもまた、この映画の星⭐️の位置と見事に重なります。

『星の王子様』といえば、〝本当に大切なものは目には見えない〟というすごくシンプルで、後の色々な作品でも繰り返されるキツネの言葉が有名ですが、魔法使いが100歳のおじいさんの夢を、見た目で曲解したふうに描いたのも(かなりわざとらしい?)そのテーマを逆から表したようにも取れました。

『星の王子様』に出てくる星は、地球以外はみんな小さいのです。それこそ大人一人しか住んでいないような。
一人ひとりが星である。
ひとつひとつの星に誰が住んでいるのか、どんな花が咲いているのか、そんなふうに思いを馳せながら夜空を眺める。
そんな世界観もこの映画には受け継がれていました。

(余談)
『星の王子様』は世界で二番目に多く読まれている本として紹介されることが多いのですが、じゃぁ、一番って何?
と振ったうえで、『それはね❗️聖書‼️』とドヤ顔で言う先生や先輩に出会ったことがある人。
けっこうな割合でいらっしゃいませんか?

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グレシャムの法則

4.0素晴らしい出来栄え

2023年12月16日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

幸せ

ウィッシュ(吹替)/同時上映「ワンス・アポン・ア・スタジオ」(特別吹替版)で鑑賞しました。吹替版の声優陣や劇中歌など素晴らしかった。巷では低評価が多いけど惑わされずぜひ映画館で観てもらいたい1本です。そして個人的には声優の落合福嗣君がいい仕事をしているのが嬉しかったです。

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よう

3.0ヴィランの統治の仕方が合理的すぎた

2023年12月15日
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悲しい

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おおとろ

2.0大きな傷跡を見せてしまったか

2023年12月15日
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鑑賞方法:映画館

本作を含むポリコレで振り回された近年の作品群は、ディズニーブランドの評価減ひいては根幹を支える人材や情熱を失った感を今作品からも半端なく感じました。
希望を持って集った人々が、その希望を預けたディズニー自身の迷走により希望が叶わず離れる、または違った形で成就させられ今に至る…皮肉にも本編のストーリーに酷似しているとのではないかと邪推までしてしまいました。
シーンシーンの演出や歌唱で上部だけ取り繕っても、あまりの脚本の杜撰さと歪曲された跡を感じざるを得ないキャラ達が織りなす物語に最後まで一片の共感も生まれることはなく、ただただ美しい歌唱が虚しく響くだけでした…
見終わった後のなんとも後味の悪さ、むしろ王様の方が可哀想なんじゃないかと思わせる話にGOを出した感性を疑います。

星ひとつではないのは100周年祝いと、ラプンツェルやアナ雪の時に感じた心意気を取り戻してほしいという期待を込めてです。

奇しくも現CEOがポリコレ傾倒からエンターテイメントへの回帰と報道された直後に公開された本作品は、その後悔と傷跡を生々しく見せてしまった残念記念作品と記憶することとなりました😭

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サリ夫

3.0大袈裟な100周年ということで硬くなった普通のアニメ

2023年12月15日
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単純

アーシャの顔の動きや所作が不自然で違和感を感じてディズニーアニメの質の悪さが見えた。

同じ歌ばかり何度もフレーズを変えて執拗過ぎないか?

それにしても、何という古い価値観なのか?
ちっちゃい世界観なのか?
呆れてしまう。

ストーリーもラストに粘りがなくディズニー以下の作品となってしまった。

余りにも100周年を意識し過ぎて硬くなり過ぎた作品かな?

こちらの期待が大きかったのかな?

(o^^o)

ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して製作された、ディズニーの長編アニメーション。
新たなディズニー・ヒロインのアーシャを主人公に、魔法の王国の真実を知ってしまった彼女が起こす奇跡を描いたファンタジーミュージカル。

どんな願いもかなうと言われているロサス王国。

魔法を操り国を治めるマグニフィコ王は、国民から慕われているが、お城で働く17歳のアーシャは、ある秘密を知ってしまう。
それは、人々の願いがかなうかどうかを王が決めていること、
王は国のためになる願いだけをかなえており、国民が王を信じてささげた願いのほとんどはかなえられることがないということだった。

王国の秘密を知ってしまったアーシャは、王を信じて託した人々の願いを救いたいと、夜空の星に祈る。
すると、空から魔法の力をもった願い星のスターが舞い降りてくる。
スターの魔法によって話すことができるようになった子ヤギのバレンティノやスターとともに、アーシャはみんなの願いのために奮闘する。

監督は「アナと雪の女王」シリーズのクリス・バックと、「アナと雪の女王」や「ズートピア」などでストーリーアーティストを担当したファウン・ビーラスンソーン。
脚本はクリス・バックとともに「アナと雪の女王」を手がけた、ディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リー。
音楽は、ジャスティン・ビーバーやエド・シーランにも楽曲を提供しているソングライター兼アーティストのジュリア・マイケルズ。
「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズがアーシャ役の声優を務めた。

日本語吹き替え版では、映画やドラマはもちろんミュージカル舞台でも活躍する生田絵梨花がアーシャ役を担当。

( ^ω^ )

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カール@山口三

5.0ウィッシュ!

2023年12月15日
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気持ちえいね!やっぱ!「ウィッシュ!」

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ミスター

3.0同時上映の100周年記念映像が良かった

2023年12月15日
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CFY

3.5ディズニーの底力が恐ろしい

2023年12月15日
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あちこちに過去作のオマージュが溢れていて楽しい。
『ピノキオ』劇中歌「星に願いを」の歌詞をベースに新しい…Disneyらしい物語を構築してました。
ただ、王道展開ママで意外性はなく、つぎはぎ感が強くて(山崎貴監督の『リターナー』っぽい)お話しとしての深みはあまり感じなかった。
純粋に絵の動きと、歌を楽しめばいいかなぁと、『アナ雪2』と大差ない印象ではありました。
それで十分面白いディズニーの底力が恐ろしい。

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コージィ日本犬

4.0良曲ばかり。

2023年12月15日
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笑える

楽しい

幸せ

曲がとにかくいいので、没入感がすごいです。タイトル曲聞いているだけで満たされた気持ちになる。
願いって誰かにお願いして与えられるのを待ってるものじゃなくて、自分で叶えるために努力している過程が大事。叶っても叶わなくても。
そんな当たり前のことを忘れている、荒んだ大人の心にもちゃんと届く映画でした。
とにかくディズニー映画を見る時は余計な知識とか考察はせず、素直に見るのが1番!

元の言語でみたい派なので字幕で見たけど、2回目はいくちゃんverも見たいと思います。

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ゆずっきー

2.0映画かと思ったら何かのセミナーに来たみたいだった

2023年12月15日
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思いついたら変えます

4.5単純だけど分かりやすく夢があって面白かった!

2023年12月15日
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楽しい

単純

幸せ

もう少し子供向けでつまらないと思ってました。これは老若男女が楽しめます!ストーリーは悪に向かう正義で、面白い話の鉄板パターンです。逆に目が肥えてる人には物足りないかもですが。
ミュージカルの歌も聴きやすかった。

いつも俳優が声優やっても気付かないんですが、流石に福山さんは分かるね(笑)ついでに最後の方に檀さんも気付きました(遅い?)(笑)

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ノブ様

3.5ディズニー100周年記念作品、期待しすぎた。 もっともっと捻りが欲しい!

2023年12月15日
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ディズニー100周年記念作品、期待しすぎた。
もっともっと捻りが欲しい!

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mini

4.0【”星に願いを!そして起こった奇跡。夢とは自分の力で叶えるモノなのである。”今作は、メインテーマの”This Wish"の美しい旋律も印象的な、ファンタジックマジカルミュージカルである。】

2023年12月15日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

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NOBU

2.5まぁ予想通り

2023年12月15日
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楽しい

単純

可もなく不可もなく…
黄色の星・その名もスターがやたら表情豊かで動きも愛らしく、さすがディズニー👍
主人公の話し方や身振りや表情も何とリアルな事!!
ストーリー以上にそういう点こそ楽しめたし、拍手を贈りたいかな。
スターがマリオの映画に出てきたひねくれ者の星型キャラに似ているとか似てないとか巷がざわついているようですが、人気出そうですね〜!
…と、一歩冷静。

アナ雪の時も世間はビックリするくらい過剰反応で、個人的な評価とこれだけ差があるのは自分が時代錯誤になってきたからか?と訝しんだものですが、まぁ、十人いたら十色の感想があってもいいんでしょう。

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エルフの耳

3.0ディズニーに願いを

2023年12月15日
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楽しい

単純

ディズニー100年!
…を迎えたが、ここ近年のディズニーは不調だ。
2019年に過去最高の業績を叩き出したものの、コロナもあって尻すぼみ。
ただそれだけが原因とは言い難く、配信切り替えも拍車をかけ、作品的にもビミョーや不発が続く。2020年~2022年に於いて良かったのは『ラーヤと龍の王国』『ミラベルと魔法だらけの家』くらい。
そこに『ストレンジ・ワールド』ならぬ“ポリコレ・ワールド”だ。
昨年はその『ストレンジ・ワールド』と『バズ・ライトイヤー』が大コケし、ディズニーの低調に歯止めが利かない。
絶対にコケられない100周年の今年、4本の作品をお届け。
実写版『リトル・マーメイド』はまあ色々と。『マイ・エレメント』は口コミで人気になり。リブート版『ホーンテッドマンション』は今一つ。
2020年~2022年に比べ多少持ち直した感はあるが、それでもまだV字回復とは言い難い。
2019年や何をやっても愛された“黄金時代”は叶わぬ夢なのか…?
この願いよ、届け。
そんな中、遂に公開された100周年記念作。
ディズニーが威信を懸けて贈るのは…

ロサス王国。そこは、どんな願いも叶う国。
魔法使いである国王マグニィフコが、一年に一つだけ、人々の願いを叶える。
17歳の少女アーシャは王様の弟子入り希望。
その面接の日、アーシャは王様や王国の秘密を知ってしまう…。
叶えられる願いは、国の為になるものだけ。王様の独断で選ばれる。
それ以外は叶わぬ願いとして、王様が支配。願いを一人一人に戻し、自力で叶えるのも許されない。
それを知ったアーシャは夜空の星々に願う。すると空から不思議な力を持った“スター”が舞い降りてきて…。
が、王様はスターまでも我がものに。
アーシャは捕らわれたスターや奪われた人々の願いを取り戻す為、奮闘する…。

夢、勇気、ヒロイン、魔法(ファンタジー)、ミュージカル…ディズニーのTHE王道に直球で挑んできた。
あの名曲のタイトル。“星に願いを”。
ウォルト・ディズニーの格言。“信じれば、夢は必ず叶う”。
まさにそれを捻る事もなく。
この100年、様々な名作を生んできたが、その根底にあるものは永遠に変わらず。
100周年記念作だから、色々企画はあった筈。大ヒット作や人気作の続編など。
敢えてストレートで、オリジナルで。
ミュージカルもふんだんに。メイン曲『WISH』は覚えやすく耳に残り、新たな名曲になりそう。
新たなヒロインやヴィランも誕生。愛らしいサブキャラやユーモアや感動もあって。
これが、ディズニー。
ディズニー本来の魅力と願いを伝えようとした意気込みは潔い。

悪くはなかった。
が、ディズニーのベストではない。
魅力を並べ立てたその舌も乾かぬ内に言うのもひんしゅくを買いそうだが、やはりこれもディズニー作品に夢や願いや期待しているからこそ、言おう。
要素は充分なのだが、ありきたり過ぎた。
ましてや100年を飾るに相応しかったかと言われると、地味過ぎた。
一つの国の中だけで話が進んでいく。いやこれまでだってそういう設定はあったが、もっと設定以上の話の広がりがあった。
ヒロインもヴィランもサブキャラもド定番だが、これと言った個性や特色に欠けた。
キュートなスターや見た目は可愛いけど渋い声のヤギのバレンティノなど人気が出そうだが、それを狙って作られた感。これまでならもっとキャラが立ってた筈だ。
ヒロインのアーシャも行動力あって活発で、表情も豊かだが、昨今の例に漏れず多様性ヒロイン。別に私は人種差別者ではないが、昨今のディズニーのキャラを見ていると、もう純粋に白人キャラにする事はダメなのか…? 本作のアーシャが全然魅力ナシって訳じゃない。寧ろこの近年の中では好キャラヒロイン。『リトル・マーメイド』でも書いたが、“アンチ・ホワイトウォッシング”。それ自体が差別を助長しているような気も…?
吹替で鑑賞。生田絵梨花の声や歌は悪くなかった。
話題は王様の方。福山雅治も悪くなかった。
にしてもこの王様が本当に悪い奴。ディズニー久々の憎々しいヴィラン。その声(吹替)に福山雅治を起用するとはねぇ~。
面談シーンで、ちょっと他と浮いているアーシャに、「実に面白い」なんて言ったら面白かったんだけど。(←おバカな意見でスンマセン!)

何だか観てたら、宮崎駿の『君たちはどう生きるか』に似た印象を受けた。
『君たちは~』も宮崎/ジブリの王道的作品だが、ベストではない。
それを良しと見るか、新味ナシと見るか。
でも、決定的な違いが。
『君たちは~』は宮崎の作家性が感じられたが、本作にはそれがない。
皆が好きそうなディズニーの王道要素を詰め込めばウケるだろう。そんな魂胆が見え見え。

それは数字にも表れた。
全米での初週の興行成績を見た時、私は驚いた。
OP3日間で1950万ドル。感謝祭を含む5日間で3170万ドル。
ランキング初登場3位で、リドリー・スコットの歴史大作『ナポレオン』に敗北。
幾ら何でもディズニーアニメなんだから次週は持ち直すだろうと思っていたら、前週比60%以上のダウン。
現時点でアメリカ国内でやっと5000万ドルって所で(世界累計は現1億ドル超え)、製作費2億ドルには程遠く…。
批評も鈍い。ディズニー歴代アニメーションでは下から数えた方が早い方。
100周年100周年と耳にタコなくらいバラエティーでも幾度もディズニーを特番し、『アナ雪』みたいに主題歌を押し出してドラマチック・ミュージカルとして番宣。
果たして日本ではウケるか…?

何にせよ、作品的には平凡、興行的には大コケ。
これまでの名作群を見た時のような満足感や幸福感は得られなかった。半分程度しか満たされず…。
ディズニー、100周年でやっちまったな!

これは皮肉…? 本作の設定と今のディズニーがリンク。
人々の純粋な願い。それを支配する王国。
我々がディズニー作品に期待する純粋な楽しみ。それが届かぬ今のディズニー。
皆、ディズニーが好き。あーだこーだついつい言ってしまうのも。
我々からディズニーへ、今一度素敵な夢と願いを。

追記。
短編の『ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』は楽しかった。
お祭り気分なら、こちらを90分で見たかったかも…?

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近大

4.5ディズニー好きな人の為だけに作られたファン映画

2023年12月15日
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ディズニーファンの為の記念碑的映画。
ディズニー映画が好きであればあるほど楽しめるファン映画になっています。

ただ「願いは自分で行動しないと〜…」みたいな表面的なパブリックテーマではなくて、ディズニーのこれまでのキャラクター達が「願い」とどう向き合ってきたか。

そもそも、ディズニーがこれまでずっと向き合ってきた「願い」とは何なのか。

その部分とはじめて正面から向き合った映画だと思います。

全体的には他のディズニー名作には一歩及ばない部分も多々あるのでディズニー映画にそこまで思い入れがない人にとっては凡作でしょう。

自分は本当に今のディズニーがこういう作品を作ってくれた事が嬉しかったし、記念碑的な意味合いでこの評価をつけさせていただきました。

今後のディズニーの本気映画に、まだまだ期待しています。

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にゃん太郎

3.0閉じ込めらた願い。

2023年12月15日
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SAKURAI