バビロンのレビュー・感想・評価
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もう楽しすぎるぜ!
在りし日のトーキー映画に移り変わる時の葛藤(?)がひとつのテーマになっていて・・・
そんな映画あったなあ。あー!「雨に唄えば」だ。
雨に唄えばでは無声映画の女性大スターが、トーキー映画になってあまりに酷い声だったからアテレコすることになったヒロインが、ジーン・ケリーのサポートで女優の道が開かれるという話だったと思う。
奇しくもこの映画にも「雨に唄えば」の曲と、ジーン・ケリーが出てくるけど、ブラピのピンクのカッパを着せられてモブとして歌う滑稽かつ悲哀に満ちた墜ちたスターの悲哀に繋がるとは。
あんなことさせられたらその後の❌❌も致し方ない。
映画見てからは、Apple Musicで聴きまくってます。
さてこの素晴らしい「クソ映画」については「サブライズ」さんのレビューに私の言いたいことは全部書いてあるので紹介だけしておきたいと思います。
リタイヤ
前調べ無しで、ただマーゴット・ロビーが見たくて
ブラットピットも、役者さんは良かったよ。。
けど…実話なの?なんかもう騒がしくて、下品で、途中からシリアスになって来たと思ったら、それはそれで退屈で、展開も期待したが、時計を見ると2時間!?もうどんな展開でも、もういいや。。トイレも行きたいし…
リタイヤして感想言う権利は無いでしょうが。。そんな感じでした。
マーゴット・ロビーは大サービスあり!
ストーリー 5.5 芸術 7 演技 6.5 エンタ 6 総合 6 ...
ストーリー 5.5
芸術 7
演技 6.5
エンタ 6
総合 6
パーティなど人海戦術で細部まで描き芸術点評価。ブラピのはストーリー分かりにくい、キンタロー謎!
ゴージャスでクレイジーな映画に命を賭けた者たち
最高にクレイジーで豪華絢爛美しさと汚さが入り混じった映画黄金時代のハリウッドで繰り広げられる栄枯盛衰をハイボリュームで描ききった本作。
画面一杯の黄金パーティ、アップテンポのジャズ、リアルかつ大迫力の映画撮影シーンハリウッド黄金期はこうじゃなきゃと言わんばかりの再現に信じられないほど心が躍った。
本作で無声映画黄金期の大スタージャックを演じるブラピの圧倒的なオーラ、溢れ出る色気全てが凄まじく、心を奪われて釘付けになった。ストーリーが進むにつれて纏う哀愁も渋すぎて後半は涙が止まらなかった。
ジャックの若者への温かい声かけ表情に勝手に励まされた。
マーゴットロビーの弾けっぷり、開放感、夢へとまっしぐらに突き進む姿に勇気と思い切りこそが1番美しいのだと気づいた。
そんなキャラだからこその挫折や落ちこぼれぶりは観てて心が痛くなってしまった。
後半満を辞して登場するトビーマグワイアは恐ろしい程の怪演で一気に場面を支配していた
登場からずっと不穏さを極限まで纏い、こちらの緊張感を煽り、独特な喋り方、ねっとりした表情で何するか読めない気味の悪さが最高でずっと心臓がバクバクしてた。
主人公達が見る世界の変化によって自分も
胸が高鳴り、不穏になるにつれ胸騒ぎをする
徹底的にキャラクターに感情移入することが出来る派手ながらも繊細な作品だと感じた。
たしかにあった映画の1ページ
アカデミー賞作曲賞にノミネートされているというバイアスがあってかも知れませんが、音楽がとてもよかったと思います。
テンポが良く、耳に残る音楽で鑑賞からしばらく経ちますが、通勤中にたまに聞きたくなります。
汚い描写や長尺のためか賛否が分かれているようですが、個人的には見て良かったと思います。
記者がジャックに言った「あなたの時代は終わってるけど、あなたの時代はたしかにあって歴史の1ページとして残り続ける」みたいな言葉が胸に響きました。(正確には覚えてませんが)
そして、1人拳銃自殺するジャック、闇に消えていくマニーは現実を受け入た結果の行動だったのでしょう。
本作のような映画の歴史に触れた作品は、見たことがないのでこれから見ていこうと思います。
重い、グロい
日曜日のレイトショーで観るには重い作品だった。昔の映画界があったからこそ、現代に繋がるは理解できるけど尺が長い。残業続きの疲れた身体には重かった。繰り返される撮影シーンで睡魔が‥‥1人で来てたら帰っていたかもしれない。途中、帰ろうかと思った。グロい描写、苦手。
ネズミのシーンは昨年のナイトミュージアムが思い出されて(;´Д`)
最近、ブラビさんはグロい作品の出演が多いなー。
気は狂ってる。でも、それにどこか憧れる。
もう色々とぶっ飛んではいます。だけど、序盤に描かれるように、そんな非日常が描かれるスクリーンに僕たちは惹かれるんだと思います。
前情報をほとんど入れずに行ったので上映時間を知りませんでしたが、長いなんて感じずに上映終了後に時計を見て驚きました。
しかし、この映画に「ラ・ラ・ランドの監督が描く」とかいう宣伝文句が必要だろうか。
「生き残るのは暗闇から見つめる私のような者だけよ」
「雨に唄えば」は観てから観てほしい。i love you. ilove you. ilove you.サイレントからトーキーへ。時代の変わり目で消えていった人たち。
3時間飽きずにみられるけど、3時間もやらなくても…
滅びゆく今の職場と重ねてしまって、新しい時代へ動くのは大事なのかもと思った。もう終わったんだ…。
30年後、誰かが「雨に唄えば」を作ったならば一緒に泣きましょう。
露悪的なのは好みが分かれるというか、いやがらせ?そちらに印象が引っ張られるのはもったいないと思うけどなあ。
トビーマグワイアはそんな役で!?
デイミアン・チャゼル、大きく出たな、というか自分大好きだな。そうな...
デイミアン・チャゼル、大きく出たな、というか自分大好きだな。そうなんだけど、それ自分で言う?/デイミアン・チャゼルの映画はペープサートみたいだけど、わざとやってんだなーというのはよくわかった(好きではない)。横に流れる画面によるファンタジックな紙芝居感と、暴力的に切り込む突然の大きな音を組み合わせた場面転換が多用される。『セッション』のトラウマティックな割にあまり意味を持たない暴力性が苦手だったんだけど、今回の場面転換もそんな感じ。/ゲロの場面は唯一面白かった。ペープサートにゲロは吐けないから。/柳下さんほど怒れないが、怒るのはよくわかった。あの映画評、もう一回読みたい。
バ・バ・バビロン
ラ・ラ・ランドに似ている印象を受けましたが、同じ監督の作品なのですね。
“映画“への思い入れ、ハリウッド、繰り返すメイン音楽、ラストで男性が過去に愛した女性を思い出す…などが共通していると感じました。
真面目なのか、ジョークなのか、皮肉なのか…立ち位置を確認できないまま話が進んでいきましたが、全体を感覚で楽しむ映画かなと思いました。
ブラッド・ピットとマーゴット・ロビーの熱演が素晴らしいです。
雨に唄えばの挿入も見事です。
ストーリーも重なり、少し悲しいですね。
だから映画っていいよね ※一部ネタバレあり
途中よく分からなかったが、最後のシーンが言いたかったのだと思う。
恐らく本映画の脚本や企画があがったのがコロナ禍。
衰退しかける映画業界、業界内で諦めムードがある中で、同志たちを奮い立たせるメッセージを入れたのだと思う。
単に頑張ろうというメッセージではない、痛みは伴うが革命を起こせ、変化を恐れず立ち上がれと言う激励だと受け止めた。
これらのメッセージをより強固にするために今回のストーリーがあったのだと。
本編で触れられたように、映画は時代と共に変化してきていた。これまでのやり方に固執すると文化が消える。変化や革命が起きるタイミングは痛みを伴う。
本編では音声映画に切り替えた際を取り上げて、映画業界の過去も、同じような葛藤や苦しみを乗り越え、先代達が自分達の代まで映画文化を残してくれたのだと語られた。
今回の混乱で、ただ過去に固執して嘆くのでなく、自分たちが変化を起こすことで映画文化が受け継いでいくのだと。
そして、過去の栄光に囚われ抜け出せずにいるものは死があると。
映画はこうして、観る者を別世界に連れて行き、メッセージを与えてくれる。
現実世界に長くいると、こうして受け取ったメッセージが薄れていく時もある。
その時は、また映画を観るのだ。
p,s,
他の方の考察も気になり見てみた。
トップに出てくる考察や監督のインタビュー内容は、私の感想と真逆のものであった。
違った感想があって良しそし、消しかけた手を止めて残しておくことにした。
わざと汚く描いた理由は?
賛否両論を巻き起こしているデイミアン・チャゼル監督の新作。怖いもの見たさもあったが、観終わった感想としては、全くの失敗作だったとしか言いようがない。
なぜこの題材を選び、何を描こうとしたのか?わざと汚く描いた理由は?パゾリーニやマカヴェイエフの真似をしたかったの?
マーゴット・ロビーは頑張っていたが、登場人物がみな薄っぺらで深みがない。あえて言えば、黒人トランペッターと中国系の謎の女の存在に現代性を感じさせるが、本筋とうまく絡んでいかない。そもそも筋らしい筋はないが…
チャゼル監督の前作「ファースト・マン」は、世評は低かったようだが、人間がしっかり描けていて、イーストウッドの後継者になり得る才能だと思っていたのに。
このような凡庸で低俗な作品を世に出してしまった以上、次回作は余程頑張って、何とか挽回してほしい。このまま消えてしまうのは、本当に惜しい。
映画好きのための作品
監督の映画愛が爆発したような作品。
見終わった後、何とも言えない違和感があり悶々と考えていましたが、
作中のストーリー性からくる映画観と作品とは無関係な監督の個人的な映画観が入り混じって、2層になっているせいかなと思いました。
作品自体は盛者必衰、スターの転落を描いたものでストーリーの大筋はありきたりですが、演出が素晴らしく、終始熱狂を伴った破茶滅茶感が当時の熱に浮かされた時代背景を想像させます(かなり下品なシーンが多いのが難点ですが...)。特に作中の音楽は素晴らしかったです。冒頭のパーティーシーンからタイトルまでで既に満足感があり(むしろそこがピークとも言える)、中盤2時間くらいでちょっと飽きてしまいましたが、要所要所に印象的なシーンがありそれだけでもこの作品を見る価値があります。
ジャックやネリーのような夢の中で生きる(夢の中でしか生きられない)人の煌めきはとても眩く儚いなと、だからこそのスターなのかなと思いました。終盤のジャックの「それでも進歩は止めてはいけない」というセリフが、自身はその進歩によって取り残されていく一方でそれでも映画制作に対する思いもあり、何とも切なかったです。
こういう人達のおかげで私は映画を通して束の間の夢を見られるのだな、とも思いました。
映画草創期の狂気を体感する作品。
第95回アカデミー賞では作曲・美術・衣裳デザイン賞にノミネート。ゴールデングローブ賞では作品賞など主要4部門にノミネートされていましたが、アカデミー賞では主要部門には全く引っかからず。
1920年代のハリウッドが舞台。
オープニングの30分はまさに狂乱のパーティシーン。縦横無尽に動くカメラワークは長回し多めでそれだけでも心拍数は上がる上がる!
「華麗なるギャツビー」のようなド派手さでガンガン攻めてきます。
これはバズ・ラーマンなのか?と錯覚するほどに。
ただ、エログロシーンがかなり多めなので要注意。
ちょうど3年前に「ナイブズ・アウト」のレビューで『アメリカ映画におけるゲロシーンの必要性について』というネガティブ論文(論文ではないです笑)を書きましたが、個人的にゲロが全く駄目なもんでね。胃が弱いからでしょうかね。
今作ではゲロだけではなくさらなるお下劣シーンが特大大盛りなのでそこが私にはマイナス要素になってしまいました。
映画撮影のシーンはかなり面白いです。当時の現場にはコンプライアンスの『コ』もあったもんじゃあない。もちろん誇張もあるでしょうが、シネマ草創期は概ねあんな感じだったのでしょうねぇ。
時代はサイレントからトーキーへ。と言えば「雨に唄えば」を思い出しますが、あの作品へのオマージュもたっぷり。
ですがトビー・マグワイアのシーンは毒が強すぎて「ナイトメア・アリー」再び、です。
「セッション」「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督だけに音楽はすごく良いです。
前2作にも通じるジョービズ界のテーマが感じられます。
そしてラストシーンには監督の映画愛が凝縮されていました。
ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバが映画スターや制作者の栄枯盛衰を熱演。マーゴット・ロビーはすっかり大女優ですね。
この映画のもつ狂気に圧倒され続けていたからでしょうか、3時間超えの長さは全く感じられませんでした。ただ、もう少し人間ドラマが描かれていればなぁ。
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