正欲のレビュー・感想・評価
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普通ってなんですか、っていう物語増えたな
いろんな人がいるのは構わないし
多様性でもなんでもいいんだけど
どうしたって多数決なんですよ世の中
私だって少数派の立場になることが多いんだけど
別に理解は求めてませんよ
多様性を受け入れよう
みたいな世の中はあんまり好きじゃありません
別に普通に生きられますよ
少数派だって
あ、普通って言っちゃった笑
多様性の時代
明日が来なくていいと思ってる人たちの群像劇。
「あり得ない」「普通じゃない」「常識がない」日常的によく聞く言葉。
そういう言葉を使う人は言われた相手がどれだけ傷つけているのか全く気づいてないようだ。
もちろん人を傷づけたり、犯罪行為はダメだが、どんな人に対しても人権を尊重する世の中になってほしい。
同じ価値観の人とだけ生きていけたら幸せだけど、現実はそうはいかないから世の中は厳しい。
寺井の夕飯がオムライスとかレトルトカレーとか手抜きメニューなのことに違和感。食に興味がないのか本人も気にしてない様子。妻の夫への冷めきった気持ちを表しているのか。
そして、本来すごく華のある人なのに、同一人物とは思えないほど、目も窪み、虚ろなガッキーは新鮮だった。東野絢香も感情を爆発させる難しい役どころをリアルに演じていて良かった。
でも、人と関わりたくないはずなのに、同級生の結婚式に参加したり、セールスの仕事したり、私だったら避けるけどな。
マイノリティの気持ち
「普通」ってなんですか?
性的マイノリティの2人が惹かれ合う話。
普通ってなんだろうとか、
多様性ってなんだろうとか、
を突きつけられる話。
とてもよかったです。
自分が普通かは分からないけど
人に「あなたは普通じゃない」と言うのは
よくないことだとはっとされられます。
ラストはある意味スカッとします。
あと価値観やものの考え方が似てる人と
一緒にいることが幸せだなと改めて感じました。
人の目や世間体を気にせず生きたいけど
自分も結局「普通」に囚われていると思った。
観た後はいろいろ考えさせられます、、
劇中の授業風景に金子みすずさんの詩が出てたのも
「みんな違ってみんないい」という
隠れメッセージが込められてたのではないかな。
出身である広島弁を喋るガッキーがとてもいいです!
吾郎ちゃんもハマり役でした!
えっこれで終わり?!
多様性へのアンチテーゼ
生きるために必死だった道のりをあり得ないって、簡単に片付けられた事ありますか?
物語の終盤に、夏月が検事の寺井に言い放ったセリフに、世の中と私に多様性の理解に対して強烈なメッセージを突きつけている。
性的指向、容姿、環境、様々に異なる5人の人生が交差する群像劇で多様性を理解したつもりでいた私の価値観を根底から覆す。
夏生を演じた新垣結衣にとっては従来のパブリックイメージを覆す不器用な人物を演じまさに自身の分岐点になったともいえる作品で、見応えのある瞳の中に宿る孤独感を見事に表現して見せた。
誰からも理解されない現実を抱えながらも、何とか前向きに生きていく。夏月が最後に寺井に言い放つ「普通ですよ」の言葉に、多様性への強烈なアンチテーゼと捉えられる傑作である。
物語が上手くまとめられていて、引き込まれる作品
それでも生きていくのです
世の中は「いわゆる普通の人々」に対して、明日も生きていることを前提に様々な情報や娯楽が提供されている。しかし自分は普通の人とは違うと認識した人々は様々な情報や娯楽を受け入れることはできず、いつも生きづらさを感じ「いわゆる普通の人々」とは距離を置いてしまう。
この映画はそんな彼ら彼女らを心の内から発せれられ様々な言葉を通じ繊細に映像表現をしていきます。
そして、いわゆる普通の人の代表格である稲垣吾郎(多分、一生LGBTすら理解しない)を悪者に仕立てる(妻にも子供にも逃げられる)事で、普通とは何なのかも提起していくのです。
物語中盤に新垣結衣が「大晦日とか正月って、人生の通知表みたいだね」と言うシーンがあるが、大晦日家族で紅白歌合戦を観る事は、もはや普通の幸せではない。と多くの人はわかっています。
LGBTも色んなフェチも、世の中にはあるんだ。とわかってきた人も確実に増えてきています。共感はできないでしょうが、ちゃんと認めてくれる世の中にきっと変わってきます。
なので、安心して生きていってください。
繋がりたいけど繋がれない私達に向けた物語
内容は、主要登場人物の五人が織りなす立場と性癖と人間模様の中で、それぞれの小説をミステリー形式で最後にまとめ上げる作品。
印象的な台詞は『1人でないとええね。』桐生が佐々木に話す言葉。お互いの性癖に辟易している2人が共感覚を大切に思いやる場面が方言もあり温かく印象に残った。
印象的な場面は、主要人物の若さが気になりました。若気の至りとも思える其々のキャラクターの原風景はそれ程ひた隠しにするものでもない様な気持ちになりました。しかし自分もそうですが若い時は視野狭窄になりやすいので仕方ないですが、もっと内省的な心の機微がみたかったです。
印象的な立場は、三幕構成の三段目にいきなり矢部陽平という小学校の先生を持ってきてオチに向かう所です。その間ミスリードのオンパレードで、くどすぎました。子供が好きな先生が、好きな子供と遊ぶのはいつもの事ですが時代が悪かった。現代ぢゃなきゃ大丈夫だったのに世の中の流れに羨むばかりです。
大多数の人が、少数派に分け入る様な構図の物語。普段と逆の見方が出来る作品は面白いと感じますが、少し短絡的な感じが否めず熱い芝居が逆に引いてしまいました。
最後の終わりにも扉に正面に向かう検察官の寺井を映しながら扉が音を立てて閉まる場面は、分かり合えない人間の描写で、視聴者に考える余韻を与えない寂しさが、後味を悪く変えてしまった様に思えてなりません。
かなりガッカリ
枠外の者たち
画一性と千差万別の難しいテーマを扱った作品
観る人全てに問いかけるよう
炙りだされる価値観
嗜好と簡単に言葉で括るには、あまりにも人格が多様であると謳われている時代。
LGBTQのように安易にカテゴライズして理解しようというのが、今の流れなのだろうが
残念ながら他人の嗜好など理解できるはずもない。
いや、正確には認識や理解はできるが、それを受入れたり共感したりすることとはまた別なのだ。
今作ではマイノリティーであることの生きづらさが、非常に薄い氷の上を歩くかのような危うさと共に全編に散りばめられている。
時代はマイノリティーであることを半ば強制的に共有させ、理解できる形で消化しようと促すが、それは果たして誰が得するのだろうか。
本当の意味での理解や「分かる」というところはまだまだ先である。
その上で今、この映画が生まれて広く世に知らしめたことは、本当に意味のあることだと思う。
ただ他人と違う。それがどれだけ深い意味を持つのか。
そこに生きづらさを感じたことのある自分からすると、今作は大きな光に感じ、
安らぎにも似た感覚を覚えた。
いびつな話ではあるが、他人が他人を理解しようなどと考えること自体が、そもそもおこがましいとさえ思うのだが。
それでも尚、殺人犯を含む犯罪者の嗜好や倫理観を共有したいと思うのが、日本人らしい。
この国の裁判では、他国に対して類を見ない「動機」が裁量に関係するのだから。
結果に対して原因を見て、判断をする。そんなことが本当に人間にできると思っているのだから、ちゃんちゃらおかしな話である。
作中の検事が社会性の代表として描かれる中、理解することの難しさはさておき、そこに対する努力や歩み寄りを感じたいと思うのが、人間であり日本人などだろうと改めて感じた。
多様であることと社会的生き物であること
今世の中で多様性がよくうたわれている。
思っちゃいけない感情なんてない。作品の中でそんな言葉があった。一方で、不倫であったり、発言であったり、社会が監視する目は日に日に厳しくなっている気がする。
社会でいきていく中で、他人に迷惑をかけるような行動は規制せざるを得ない。これは人間が、過去の歴史から積み上げてきた経験値だと思う。一方で、社会と個人の間にある法律ではなく、倫理と言うものがあまりにも曖昧で、何がよくて何が悪いのか、これを規定できるものはないんだろう。
そういった難しさを最大限表現できている気がする。
インターネットはそういったマイノリティを繋ぐこともあれば、孤独を感じさせるものにもなったいるのだろう。
新垣結衣、磯村勇斗、稲垣吾郎良かった!
いつも思うが普通ってなんでしょうね
万人に理解されない人たちがいる、もちろん犯罪は許されないが、それ以外その人の嗜好や生活習慣をとやかく言う権利ってないよね…
ってガッキーの虚ろな目を見ながら思った
こんな新垣結衣が見たかった
溌剌として明るいガッキーより、この新垣結衣が好きです
あと、磯村勇斗は上手いですね、そして苛立つ稲垣吾郎も上手かった
邦画も時々見たくなる
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