劇場公開日 2023年11月10日

正欲のレビュー・感想・評価

全284件中、21~40件目を表示

3.0マイノリティの気持ち

2024年9月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

稲垣吾郎扮する検事寺井啓喜は息子からユーチューバーになりたいと言われたが子供だからと否定した。
吾郎ちゃんも老けたね。稲垣吾郎はじめ新垣結衣などオムニバス方式で展開されていく。最後で繋がるか否かも分からずちょっと苦手な展開だ。不登校でユーチューバーなんてね。新垣結衣もどうして頭にきてるのか分からない暗い設定だったな。映画のテーマは重要なんだろうが、身内ならともかく所詮マイノリティの気持ちを理解したいとは思わないな。

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重

2.0水が好き

2024年9月11日
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鑑賞方法:VOD

ふーん。そういう人もいるのか。
難しい問題なんだね。
普通の人のフリをして生きていくしかないのか。
辛いね。

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千恵蔵

4.0「普通」ってなんですか?

2024年9月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

性的マイノリティの2人が惹かれ合う話。

普通ってなんだろうとか、
多様性ってなんだろうとか、
を突きつけられる話。
とてもよかったです。

自分が普通かは分からないけど
人に「あなたは普通じゃない」と言うのは
よくないことだとはっとされられます。
ラストはある意味スカッとします。

あと価値観やものの考え方が似てる人と
一緒にいることが幸せだなと改めて感じました。
人の目や世間体を気にせず生きたいけど
自分も結局「普通」に囚われていると思った。
観た後はいろいろ考えさせられます、、

劇中の授業風景に金子みすずさんの詩が出てたのも
「みんな違ってみんないい」という
隠れメッセージが込められてたのではないかな。

出身である広島弁を喋るガッキーがとてもいいです!
吾郎ちゃんもハマり役でした!

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マスノブ

3.5えっこれで終わり?!

2024年8月25日
iPhoneアプリから投稿

エンドロールに入った瞬間なるほど‥と唸ってしまった。多様性の時代。目に見える性別云々は分かりやすいが、見えない部分の多様性もある。ここでは性癖ということだが、彼らにとっては、普通にセックスすることが滑稽なのだ。再現シーンでは確かにおかしいよな、と思ってしまった。こちらが想像もできないフェティシズムをもった人たちが、この世にたくさんいることを理解しなければならない。

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いつこ

4.0多様性へのアンチテーゼ

2024年8月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

生きるために必死だった道のりをあり得ないって、簡単に片付けられた事ありますか?
物語の終盤に、夏月が検事の寺井に言い放ったセリフに、世の中と私に多様性の理解に対して強烈なメッセージを突きつけている。
性的指向、容姿、環境、様々に異なる5人の人生が交差する群像劇で多様性を理解したつもりでいた私の価値観を根底から覆す。
夏生を演じた新垣結衣にとっては従来のパブリックイメージを覆す不器用な人物を演じまさに自身の分岐点になったともいえる作品で、見応えのある瞳の中に宿る孤独感を見事に表現して見せた。
誰からも理解されない現実を抱えながらも、何とか前向きに生きていく。夏月が最後に寺井に言い放つ「普通ですよ」の言葉に、多様性への強烈なアンチテーゼと捉えられる傑作である。

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makoto

4.5物語が上手くまとめられていて、引き込まれる作品

2024年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

「正欲」って本当に人それぞれの欲があって、3大欲求の「食欲、睡眠欲、性欲」が一般的だが、自分が当たり前に思っている欲が実は当たり前ではなかった時、それを人に言えない辛さってその人にしかわからないことだと改めて感じた。
誰しもが人には言えない秘密を一つは抱えていると思うが、自分の視野の狭さを痛感する映画でもあった。
視野を広げることができただけでも、とても価値のある作品で、たくさんの人に届いて欲しいものだと思った。
理解をすることは簡単ではないけど、「そういった感情もあるよな」と少しでも思える人になりたいと強く感じた。
「普通」に生きるってとても難しいもの。

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msk

3.5正欲

2024年8月13日
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鑑賞方法:VOD

綺麗に感じた
リアルではないだろ、など不思議と思わなかった

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げんた

5.0明日死にたくない人の為のもの

2024年7月26日
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何度も見返しました。

そういうところもあるし、そうではないところもある。
だけどどうしようもないじゃない。そうなんだもの。

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トロイメライ

3.0オチが綺麗。

2024年7月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

気持ちが一定のままスーッとボーッと見れる映画でした。

何も考えずにただスッと。
ちょっと感想が上手く出てこないけど…

自分の思う普通は自分以外の人から見ると普通ではない。
ただそれを描いているのかなと。
共感をしたかもしれないし、共感もできないかもしれない。
深いような、深くないような、上手く言えないですが、
ただ最後まで見て思ったことは、オチが綺麗でした。

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むっちん。

4.0それでも生きていくのです

2024年7月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

世の中は「いわゆる普通の人々」に対して、明日も生きていることを前提に様々な情報や娯楽が提供されている。しかし自分は普通の人とは違うと認識した人々は様々な情報や娯楽を受け入れることはできず、いつも生きづらさを感じ「いわゆる普通の人々」とは距離を置いてしまう。
この映画はそんな彼ら彼女らを心の内から発せれられ様々な言葉を通じ繊細に映像表現をしていきます。
そして、いわゆる普通の人の代表格である稲垣吾郎(多分、一生LGBTすら理解しない)を悪者に仕立てる(妻にも子供にも逃げられる)事で、普通とは何なのかも提起していくのです。
物語中盤に新垣結衣が「大晦日とか正月って、人生の通知表みたいだね」と言うシーンがあるが、大晦日家族で紅白歌合戦を観る事は、もはや普通の幸せではない。と多くの人はわかっています。
LGBTも色んなフェチも、世の中にはあるんだ。とわかってきた人も確実に増えてきています。共感はできないでしょうが、ちゃんと認めてくれる世の中にきっと変わってきます。
なので、安心して生きていってください。

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アベちゃん

2.0繋がりたいけど繋がれない私達に向けた物語

2024年7月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

興奮

内容は、主要登場人物の五人が織りなす立場と性癖と人間模様の中で、それぞれの小説をミステリー形式で最後にまとめ上げる作品。
 印象的な台詞は『1人でないとええね。』桐生が佐々木に話す言葉。お互いの性癖に辟易している2人が共感覚を大切に思いやる場面が方言もあり温かく印象に残った。
 印象的な場面は、主要人物の若さが気になりました。若気の至りとも思える其々のキャラクターの原風景はそれ程ひた隠しにするものでもない様な気持ちになりました。しかし自分もそうですが若い時は視野狭窄になりやすいので仕方ないですが、もっと内省的な心の機微がみたかったです。
 印象的な立場は、三幕構成の三段目にいきなり矢部陽平という小学校の先生を持ってきてオチに向かう所です。その間ミスリードのオンパレードで、くどすぎました。子供が好きな先生が、好きな子供と遊ぶのはいつもの事ですが時代が悪かった。現代ぢゃなきゃ大丈夫だったのに世の中の流れに羨むばかりです。
 大多数の人が、少数派に分け入る様な構図の物語。普段と逆の見方が出来る作品は面白いと感じますが、少し短絡的な感じが否めず熱い芝居が逆に引いてしまいました。
 最後の終わりにも扉に正面に向かう検察官の寺井を映しながら扉が音を立てて閉まる場面は、分かり合えない人間の描写で、視聴者に考える余韻を与えない寂しさが、後味を悪く変えてしまった様に思えてなりません。

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コバヤシマル

1.5かなりガッカリ

2024年6月13日
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鑑賞方法:VOD

良い書き込みに釣られて観たが、ガッカリ。
原作は未読だが、確かに難しいテーマを描いていると思うが、それにしてもあまりにも淡々と進み退屈。そして、色んなシチュエーション(特に家族)が、あまりにも嘘臭い。セリフ、芝居、動き。観ていて、舌打ちしてしまうぐらい、偽物感(作った感)が満載。久し振りに、酷い作品を見た。
唯一救われたのは、ガッキーの芝居かな。

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hagechabin

4.0枠外の者たち

2024年6月7日
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鑑賞方法:VOD

人生のテンプレートに当てはまらないと生きにくい。
誰からも強要されてないし、好きに生きればいいと思っていても日常の中に潜む棘が歩くたびに少しずつ傷をつけていく。

なぜ逮捕されたのか、そんなもんなのかもしれない。
水がどうとかそんなやり取りを見たところで、そのうちの一人が児童買春の犯罪者ならお前らもそうなんだろって。
水の繋がりより、小児愛者の繋がりの方がテンプレートにはめやすい。
分からない人にはどうしたって分からない、だから誰にも迷惑はかけないからそっとしておいて。
私達はそうやって生きていくから。
そんな感情が最後の新垣結衣の演技に表れていた気がした。

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アポロン

3.5画一性と千差万別の難しいテーマを扱った作品

2024年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

「分かり合える人と暮らしています」のセリフが泣けた。
普通といわれる世の中に混ざれない感覚を疑似体験できた。
娘にチャンネル権を譲らない我儘な母親や、息子と妻を思い通りにしようとする不機嫌な父親には憤慨した。
桐生夏月(新垣結衣)と佐々木佳道(磯村勇斗)が初セックスをしようとするシーンが素敵で泣けた。
マイノリティ同士の絆の強さも描写していて、希望を感じる。

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どん・Giovanni

4.0観る人全てに問いかけるよう

2024年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

採点3.8
生きづらさを抱えてる人達の偶像劇。
フェティズムに翻弄される様が静かで丁寧に描かれ、何だか見入ってしまいました。
主演の磯村勇斗とガッキーは中々に良い組み合わせで、ブラックなガッキーの芝居も見応えがありました。
ゴローは(個人的に)正直微妙でしたが、そこを宇野祥平がうまくフォローしてたように見えました。でも役所にはすごくマッチしてましたね。
そんなゴローの「綺麗なのは奥さんが頂くと良いですよ、ご主人に黙って」この一言に作品の色々が詰まっていた気がしました。それくらいハッとしたシーンでした。
ラストは重いものが残ったまま、正しさとは何か?と観る人全てに問いかけるような作品でした。

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白波

4.0炙りだされる価値観

2024年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

嗜好と簡単に言葉で括るには、あまりにも人格が多様であると謳われている時代。
LGBTQのように安易にカテゴライズして理解しようというのが、今の流れなのだろうが
残念ながら他人の嗜好など理解できるはずもない。
いや、正確には認識や理解はできるが、それを受入れたり共感したりすることとはまた別なのだ。

今作ではマイノリティーであることの生きづらさが、非常に薄い氷の上を歩くかのような危うさと共に全編に散りばめられている。
時代はマイノリティーであることを半ば強制的に共有させ、理解できる形で消化しようと促すが、それは果たして誰が得するのだろうか。
本当の意味での理解や「分かる」というところはまだまだ先である。

その上で今、この映画が生まれて広く世に知らしめたことは、本当に意味のあることだと思う。
ただ他人と違う。それがどれだけ深い意味を持つのか。
そこに生きづらさを感じたことのある自分からすると、今作は大きな光に感じ、
安らぎにも似た感覚を覚えた。

いびつな話ではあるが、他人が他人を理解しようなどと考えること自体が、そもそもおこがましいとさえ思うのだが。
それでも尚、殺人犯を含む犯罪者の嗜好や倫理観を共有したいと思うのが、日本人らしい。
この国の裁判では、他国に対して類を見ない「動機」が裁量に関係するのだから。
結果に対して原因を見て、判断をする。そんなことが本当に人間にできると思っているのだから、ちゃんちゃらおかしな話である。
作中の検事が社会性の代表として描かれる中、理解することの難しさはさておき、そこに対する努力や歩み寄りを感じたいと思うのが、人間であり日本人などだろうと改めて感じた。

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fujitaka1217

4.0多様であることと社会的生き物であること

2024年5月26日
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鑑賞方法:VOD

今世の中で多様性がよくうたわれている。
思っちゃいけない感情なんてない。作品の中でそんな言葉があった。一方で、不倫であったり、発言であったり、社会が監視する目は日に日に厳しくなっている気がする。
社会でいきていく中で、他人に迷惑をかけるような行動は規制せざるを得ない。これは人間が、過去の歴史から積み上げてきた経験値だと思う。一方で、社会と個人の間にある法律ではなく、倫理と言うものがあまりにも曖昧で、何がよくて何が悪いのか、これを規定できるものはないんだろう。
そういった難しさを最大限表現できている気がする。
インターネットはそういったマイノリティを繋ぐこともあれば、孤独を感じさせるものにもなったいるのだろう。

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sdfghjkl

4.0新垣結衣、磯村勇斗、稲垣吾郎良かった!

2024年5月23日
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鑑賞方法:VOD

いつも思うが普通ってなんでしょうね
万人に理解されない人たちがいる、もちろん犯罪は許されないが、それ以外その人の嗜好や生活習慣をとやかく言う権利ってないよね…
ってガッキーの虚ろな目を見ながら思った
こんな新垣結衣が見たかった

溌剌として明るいガッキーより、この新垣結衣が好きです
あと、磯村勇斗は上手いですね、そして苛立つ稲垣吾郎も上手かった

邦画も時々見たくなる

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chagall

3.0“なんであくまで自分は理解する側だと思ってるんだよ”

2024年5月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

水に興奮する?
そんなのありえない。
口にしないまでも、いったい何人の人がそう思うんだろう。

映画を観終わった時はクソつまらんと思った。
理解できなかった。
でも、「君たちはどう生きるか」の時と同じで、レビューするのにいろいろ思い返したり調べたりする中で、この映画の深さが少しわかってきた。
たぶん本当の意味で理解はできてないんだろうけど。
ここで、このレビューのタイトルをもう一度見てほしい。

何が“正しい”のか。
何が“普通”なのか。
マイノリティやダイバーシティって言葉だけじゃ片付けられない。

例えば、誰しも他人には言いにくい黒い部分だったり、共感してもらえないかもって胸の奥に閉じ込めてるものがあると思う。
それを誰かに打ち明けるのってめちゃくちゃ勇気がいることだし、決死の思いで打ち明けたのに、「キモっ」「ありえない」って返されたらどう思うだろう。

唯一、マジョリティ側である寺井を演じた稲垣吾郎が良い味出してて、「社会のバグは本当のいるの!悪魔みたいな奴がいるんだよ、これが現実なの!」って叫ぶ姿が悪魔みたいに見えた。

タイトルの「正欲」が、性欲、正しい欲、明日を生きる欲と複数のキーワードにかかってるのもすごい。
本当にいろいろと考えさせられる映画だった。
気持ちいい映画ではないのでご注意を。

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JBはただの映画好き。