劇場公開日 2023年6月23日

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「ゆるーく楽しむ時代劇」大名倒産 かるーあさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ゆるーく楽しむ時代劇

2023年7月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

単純

コメディ風時代劇ということで普段は映画館で観に行かないジャンルなのですが、試写会に当選したので新ジャンルの開拓に良いかなと思い観に行きました。

俳優陣は本当に豪華でNHK大河ドラマや朝ドラに出演している方たちが揃っており、俳優に疎い私でも知ってる方が多く各々のコミカルな演技を楽しむことができました。特に佐藤浩市の渋みのある演技や松山ケンイチの振り切った演技は見応えがありました。

物語の中で悪者が誰かはっきり分かるので、その悪事をどうやって暴くのか、そして100億もの借金をどのように返済するのかを楽しみにしていたのですが意外とあっさり終わって肩透かしでした。節約で返済するかと思ったけど…そうくるのねと。そりゃそうか。

個人的に気になったのは幼なじみの『さよ』です。強気で快活で小四郎を支える女性!…はいいのですか、でしゃばりだなーと感じるところがあったのでもう少し控えめでも良かったのではないかと思います。でも痛快なツッコミは面白かったです。
ただ節約術もほぼ彼女のアイデアや説得なので小四郎の立場が…なんて思うこともありました。これはあくまで私自身の好みの問題なのですがあまり彼女を好きにはなれませんでした、すみません。

せっかく個性的な義理の兄たちがいるのでもっと3人の絡みがあってほしかったです。

EDの踊りが一番観ていて楽しかったかなと。終わりよければ全てよし!…といいたいところなんですがED後のお話は必要だったのでしょうか。いや、流れ的にいるとは思いますがOPでわざわざラストシーンの告知をする必要なかったんじゃないかな、というくらいのものだったので…。

声を上げて笑うほど面白いかといえば微妙ですが、クスッと笑えるところはあるのでとにかく深く考えずゆるーく楽しむ作品です。

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かるーあ