オスカー・ピーターソン

劇場公開日:

オスカー・ピーターソン

解説・あらすじ

ジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンの波乱万丈な人生と音楽にスポットを当てたドキュメンタリー。

陽気なキャラクターと幸福感に満ちたリズム&ハーモニー、明快で魅力的な音質と超絶技巧で人気を集め、日本でも「プリーズ・リクエスト」などの名盤の数々で知られるオスカー・ピーターソン。その順風満帆に見えた音楽人生には、長きにわたる差別との戦いがあった。1962年に彼が作曲した「自由への賛歌」は公民権運動を象徴する曲のひとつとなり、その音楽的・社会的影響は分断の続くアメリカで今なお響き渡っている。93年には脳梗塞を発症し、ピアニストとしては絶望的かと思われたが、懸命のリハビリで奇跡の復活を遂げ、2004年には来日も果たした。

映画では差別との闘いや病気と復活までの困難な道のり、家族愛について本人が語るインタビュー映像をはじめ、妻や娘による晩年についての貴重な証言も収録。さらにビリー・ジョエル、クインシー・ジョーンズらオスカーの音楽に影響を受けたミュージシャンたちがその魅力を語る。放送・配信のタイトルは「オスカー・ピーターソン ジャズ界の革命児」。

2020年製作/81分/G/カナダ
原題または英題:Oscar Peterson: Black + White
配給:ディスクユニオン
劇場公開日:2024年2月2日

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映画レビュー

4.0オスカー・ピーターソン、かくも偉大なるジャズマン

2025年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

癒される

オスカーピーターソンがカナダの人だと初めて知った。いわずと知れたジャズ界の大御所で数多く名プレーヤーの存在するこの世界で燦然と輝く巨人である事に間違いはない。しかもその業績と軌跡は長きにわたり世界中に影響を与えていたことを改めて知らしめられた作品でもある。ジャズの世界で純粋にジャズ界での功績が認められ、そのジャンルに於いて世界文化賞をその音楽部門で獲得した初めての人でもある。それが如何に偉大な事かと言えば純粋ジャズの世界ではオスカー・ピーターソンを含めて、あとはフリー・ジャズのオーネット・コールマンの二人だけである。このドキュメントは途中🎦グリーン・ブックに極めて近い描写がある。「グリーン・ブック」の元ネタかと思ったが、「グリーン・ブック」のモデルはドン・シャーリーと言うミュージシャンであった。ただドンはオスカーと2歳しか違わずその活躍に於いてオスカーが体験した世界とほぼ同じアメリカを経験していたことは間違いない。同じピアニストでこうした高い評価を得ていた黒人ミュージシャンたちは、その音楽性故一部の専門家や興行主には評価されたものの中々な苦難の連続をそのツアーで味わった事であろう。改めてアメリカの黒歴史を私たちはこの映画で知ることとなる。それにしてもオスカーのピアノはあまりにシンプルで美しく現代社会における規範となっている為、やもするとその偉大さに気が付かないまま通り過ぎてしまうが、この作品で改めてその原点を見た思いがした。

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mark108hello

3.5ピアノ演奏で革命を起こしたジャズピアニスト

2025年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

初めて知ったオスカーピーターソンは世界一のジャズピアニストと称されている。スイングはオスカーピーターソンの代名詞だと言うミュージシャンもいた。

13歳くらいからピアノ演奏でインパクトを与えていたのだから凄いね。オスカーピーターソントリオでヴォーカルもしたことがあるんだね。演奏を聴きながらピアノ演奏で革命を起こしたと語るビリージョエル他ミュージシャンのコメントを聞く展開もいいね。

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重

もう少しピアノの音色ををタップリと

2024年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

頭を空っぽにしてノリノリになりたい時は彼の『We get requests』を聴く僕にとっては待ってました~のドキュメンタリーです。多くのJazz musician の声と共に彼の半生を辿るのですが、人間性を掘り下げるのか、彼の演奏に耳を澄ますのかが中途半端になったのが残念。僕自身は、彼への賛辞は控えめにして、ピアノの音色ををタップリ聞きたかったな。

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La Strada

5.0ノーマン・グランツがいたから、彼は偉大なJAZZMANになった。

2024年7月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ