劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCEのレビュー・感想・評価
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やっぱりこのコンビだね!
あの手この手でシリーズ化してきたけど、結局常守朱と狡噛慎也のコンビに戻ってきたし望んでいたしで冒頭からこのコンビの良さを再認識できた感じ。物語は多少間延びもするけど、衝撃的な展開もあり最後まで見入ってしまった。
カミやホトケ
と言う言葉が出てくると何かしら急に 胡散臭さが漂ってくる僕だが どうしてそうなるかを書きつつ感想としたい。 漢字で私と言う字を書き出すと 三と仏に分けられることに気づくだろう。 この三がまさにカミで有り 三毒そのものであると言うことを 気づくことができたならば話は早い◎ そう、カミは我々人間の三毒から生まれた 創造物だと言うことである。 つまりはAI=カミとなる世界観は 人間中心主義で有り続ける愚行の成れの果てで シビラもそうであると言うことを提示しているだけ なのだ。 故に、今後CHATgptの出現により語られるであろう コンピューティングによる 脳科学や心理工学領域におけるカミ議論は ちゃぶ台にあげて菓子とするほど 香ばしいものではない。 と言うことを本作が示してくれたのだと思うと エンディングの痛快感以上の 満足感が得られる内容だった。 僕はサイコパスなのかもしれないけど、計測不能だし サイコパス支持者として本感想を残す_φ(・_・
観るだけで痩せるんじゃないだろうか
と思うくらい、気力とカロリーを持っていかれた映画でした。 久しぶりに上映後、詰めていた息を吐き出すと共に呻き声がでました(笑) 流れ的には『恩讐の彼方』と登場人物がガラッと代わってびっくりで有名な『第3期』の間らしいですが、ふらっと行ってしまったので思い出すのに苦労しました。 あれっ?繋がった!?と後々気づく…予習復習大事ですね。 疲れましたが、とても幸せな疲労感をありがとうございました。
アニメ未視聴でしたが
面白かったです。 法、社会、人、未来というテーマは関心があるものだったので、シリーズものということは知っていましたが、鑑賞しました。 SFとしての背景は理解しやすかったけれど、細かい設定、犯罪係数ってなんだ、厚生局?公安?みたいな作品独自のものや現在と異なる役割のものもあり、わからないものは多かったです。 ただし、それを踏まえても、正義、信念、人とは、と言う作品の根幹が定まっていたので、満足のいくものでした。 アニメファンには待望の、未視聴者には原作アニメに興味を惹く作品で、ファン向けに寄り過ぎてなく、初見でも楽しめる過不足ない仕上がりです。 ※もちろんその後アニメを1期から視聴しました。
そうするしかなかったんだよね
常守朱は賢く、一般市民は愚かである。
それでも法で人々を、シビュラを守るためにはどうしたらよいか。
そこで物語の締めに朱はある選択をします。
そうするしかなかったんだよね。
3期に繋がる前日譚として物語は紡がれています。
背景CGの美麗さや拘りが見える肉弾戦、迫力あるBGMや銃火器のリアルな発砲音、
SFメカのかっこよさは相変わらずのPSYCHO-PASSクオリティ。流石です。
いつも美味しいところを掻っ攫う絶対的暴力装置、ドミネーター。
今回も相変わらずのイケメンぶりを発揮し、隠し玉を披露した例のシーンでは
思わず「おおー!やっぱりそれ(機能)あったんだ!」と声に出してしまいました。
シリーズファンはテンション上がること間違いなしです。
しかしながら、これは1期以降目立ち始めましたが、
各キャラ(特に新キャラ)の描写が今一つ…
敵味方問わず何だかあっさりと、事務的に、機械的に別れが訪れます。
例えば今回の敵ボスも己の正義を信じ、理想のために邁進しているようではありましたが、
少なくとも周囲に訴えかけたり、理解を得るための努力をしているような
描写はなかったように思います。そのためか感情移入がし辛い。
敵No.2以下になるとさらに人物像がぼやけてきます。
彼らは一体何のために反抗しているのか。
(チップがと言われればそれまでですが)
ピースブレイカーの設立当初の目的は何となく理解できました。
「わたしたちの世界には、指一本触れさせない」ためにお外で
虐殺の文法を実行していたということですよね。たぶん。
我々一般人は見ようともしないが、シビュラ社会にとっての必要悪だったようです。
そうするしかなかったんだよね。
物語の各所に「そうするしかなかったんだよね」という展開は見て取れますが、
私個人としては、もう少しストーリーに個々の思惑が織りなす複雑さや、
血の通った人の温かみを感じたかったです。
あとこれは完全に言い掛かりですが、
どうも中露に寄せたような情景描写、舞台設定が気になりました。
スポンサーの意向でしょうか。脚本家の趣味でしょうか。
一見さんお断り
全TVシリーズ、全映画てを観ていない人向けでは無い。
その前提の下、中々の傑作に仕上がっている。
いつもの映画なのでアクションに重きを置くスタイル。
全体的に攻殻機動隊っぽい。
いつも通り槇島先生の呪縛から解き放たれず、ラスボスが弱い。
と言うか、槇島先生以降はシビュラシステムとの付き合い方の話。
以下、つらつらと。
ドミネーターポンコツ。
破壊力がバグってる代わりに使用条件がアレ。
イカサマされて免罪体質作られるとマジでただの鈍器。
宜野座さんマジ格好良い。
スタッフはずっと宜野座さん推し。最高。
弥生さん、志恩さん薄味。
特に志恩さんは過去作と比べて空気過ぎて悲しい。限りなく無能。
狡噛さん手持ち武器に被弾しすぎ。武器防御スキル上げ過ぎだよ。
シーズン3に上手く繋げているんだが、シーズン3にシナリオ、キャラクタ的に魅力が無いため虚しい。
逆にシーズン3のラストシーンの為に作ったんだなぁ、と言うのは凄く伝わってくる。
今作で出てきた新キャラ全死。もうチョットなんとかならんのか…。勿体無い。
総括:雑賀先生風に言うならば
「俺は『PSYCHO-PASS』を観に来たんじゃねぇ、『常守朱』を観に来たんだ」
そう、そんな映画。
初心者でも楽しめた
2118年1月、常守朱に外国船舶で事件が起きたとの連絡が入った。朱は慎導篤志と現場へ行ったが、捜査権は外務省海外調整局行動課にあった。船からストロンスカヤ博士の遺体が発見された。この事件はピースブレイカーが博士の研究を狙って起こしたもので、刑事課と行動課が共同チームで捜査することになった。てな話。 前作も未観賞、テレビも未視聴の前情報無しで観賞したため多少ハードルの高さを感じたが、なかなか面白かった。 今から約100年先の未来なので何でも有りなんだろうし、情景もそれなら違和感なく観ていられた。 これ背景をちゃんと理解してたらもっと楽しめそうだなぁ、って思った。 機会があったら前作など観た上で再度劇場を訪れてみたい。
「ウヰスキーをロック、ダブルで。」そんな作品
今年になって「PSYCHO-PATH」を観始めてスッカリ嵌り、劇場版を観る。
イイねえこういう「脚本が一番トップにくる」アニメ。
声優のオーバー過ぎる演技で作中世界を壊すことなく物語は淡々と進み、美麗な映像とシーンにあった絶妙のBGM。
成熟した大人の哲学や主義のこもったセリフと「静寂と間」、良く耳を澄まさないと拾えない小さな効果音(グラスに入った氷の音など)
さすが「虚淵玄」様w
夜景に佇む「常守 朱」のトレンチコート姿が「銭形警部」「デューク東郷」「バラライカ」並みに似合うとは・・・イイ女になったなあ。
でも「狡噛慎也」に拗ねてたが爆発時身を挺して庇って貰った時の表情で「赦してる」や出世し立場が人を変えたとはいえ「私たちはパートナーですよね」と「狡噛慎也」にいう場面ではTV版第一話の二人の関係に原点回帰するのもいい。
「大塚明夫」は登場した時のビジュアルで声を聞く前に「あ、スネーク(ビッグボス?)だ」で吹き出しそうになる。
ドミネーター役の日髙のり子さん、さすがETCカードの自動音声してるだけであって耳に心地いい。
視聴後ジャンルは違うが「劇場版パトレイーバー」「カウボーイ・ビバップ」「攻殻機動隊」と系譜が似てるよなあ。と個人的感想。
雄々しく戦いなさい
深夜アニメとしての登場からもう10年 時代は"光陰矢の如し"といったもので、そのスピードには唯々溜息ばかりである
今作の内容も、確かにいきなり3部の変わり様に追いついていけないミッシングリンクを埋め合わせる内容とは言え、それでも考察サイトをググらなくては追いつけない脳の鈍化に、唯々己の回転数の遅さに甚だ自己嫌悪ばかりが心を支配する次第である
勿論、今作だけを観賞しただけだと考察が薄くなるので、シリーズ物だから全部観てからがより解釈が拡がるのではないだろうか・・・と、当たり前のことをわざわざ書いてみる(苦笑
それを前提(今シリーズ総覧)に、感想を述べれば、今作のミッシングリンクは、ほぼ完璧に近い重要なピースを作劇した内容であり、戦闘アクションのタメも外連味がしっかり塗されていて充分エンタメとしての仕上がりになっていた
押井版攻殻を意識したのか、日本の問題を想起させる地域を舞台にしながら、その地に縁のある文学を謎解きヒントに織込ませながらのストーリーは、パターン化とはいえ、この手が好物な自分とすれば大変満足である
『犯罪計数』以外に、『紛争計数』という新しい概念をテーマに添えたテレビ版の補完をしっかり溶け込ませ、群集心理に因る人間の精神を表現する際、宗教に於ける脳の働きを織り交ぜながら一気に二つを解きほぐす構成には舌を巻く 複雑に絡み合いながらそれぞれを具体例として影響させ合い、そしてそこにストーリーのエンジンを担わせる手法は、シリーズとしての長期化としての理想なのではないだろうか キチンとそれを実現に近い形で提示させている今作に敬意を表したい
後は、シリーズで通底している『免罪体質』へのアプローチや、テレビ版での『ビフロフト』の解釈等、まだまだ匂わせ要素を残しつつ、一切幼い恋愛要素を抜きにしたハードボイルド感を醸した儘、しかし信用や信頼を積み上げる人間の正の部分を縦軸として演出させているシリーズに今後も期待したい 勿論、こんな大上段に構えた自分の糞レビューなど無視してだが(笑 色相濁りまくって、もはや300overの自分には、"アベシ"がお似合いだw
映画って映像作品ですよね…忘れてじゃなく星0です
結構、高評価の方が多くて驚きました。
時間が空いたせいか疑問符ですが、PSYCHO-PASSってあんなに映像ダメな作品でしたっけ?
コロナ禍だったせいなのか予算のせいなのかわかりませんが、2023年の3DCGとは思えないほど仕上げが汚すぎる気がしました。
背景やオブジェクトのあの3DCGのテクスチャのボコボコ感やおかしな艶や柄。オブジェクト1つ作って、ただただ積み上げました的な壁面や、そんなに凹凸のある床って人がまともに歩けるんでしょうかって床。革素材であろうソファーや椅子の背もたれの異様な質感…本棚…マシン含む、ほとんどの背景やオブジェクトの角っぽさ…
物語はきっと面白いんでしょうし、過去作は面白かったです。
ただ映像が酷さがとにかく鼻について、話全く入ってこなかったです。
キャラの作画も漫画でありがちな「これアシスタントさんが書いたな…」ってくらい別物になる瞬間が多々。
カメラワークも終始ベターっとしてて、ダイナミクスさを感じなかったです。
スピード感も感じなかったですし。
お客さん、みんな「狡噛〜‼︎」って思いたかったんじゃないんでしょうか?
あの冒頭の狡噛の登場の仕方…あれ、映画作ってる人の演出ですか?
なんか引きの絵でポツンと居るし…
音楽の挿入とか、声と曲のレベル調整とか、欲しい時にないし、あっても、そこでフェーダー下げるんだとか…
テレビやVODならまだよかったのかもしれません。(よくはないですよ実際…)
でも、お客さん、お金払って観に来てるんですよ。
それもVODの月額ぐらいを1作品の為に。
映画ってエンターテイメントですよね。
大画面で迫力ある映像体験をしたくて、映画館に足を運ばれるんですよね。
たまに50cmくらい上がる波の来る浅瀬の海にボート乗りに来てる訳じゃないと思うんですよ。
何作もあって、お客さんのキャラクターに対する愛着とかもあると思います。
シリーズを代名詞ともなっているミュージシャンの方を使ってるのもわかります。
でも、これとこれとこれがあるから、PSYCHO-PASSですって感じにして、適当な映像作品にしちゃっていいんでしょうか…
なんか逆手に取られてるようでした。
主演と書かれていないのを見逃したこちらが悪いのですが、ジャケットにブルース・ウィリスがドドーンとどでかく載ってるのに、ちょっとしか出ね〜じゃんって映画と同じ商法に近いと感じました。
もう書き出したらキリがないので、結論です。
「10周年ですか…長く続きましたね…疲れたんですか…もう、いいよって思って作ってませんでしたか?」です。
真実はいつもひとつ
話はサクサク進むものの、早すぎて逆に考察するヒマがない。
設定や人物もかなり入り乱れてきたのだし、TVシリーズでじっくり見せてほしいなぁ。
砺波は紛争を操作して結局どうしたいのかとか、色々分かりづらかった。
また、背景CGが頑張りすぎててキャラ絵との親和性が低い。
もっと言えば、描き込みすぎて目が散ってしまい、見るべき箇所に目がいかなくなってしまっている。
細部にわたり描写が細かいだけに勿体ない。
シリーズ通してだが、肉弾戦アクションのもたつきも気になる。
何やってるか分からないのも良くないが、実写でももっと速いので、迫力もカッコよさも足りない。
今回の朱は輪郭や口元の丸みが強く、可愛らしい姿が見られると少し期待しましたが。。笑
どんどん良いキャラになっていく霜月さんはもっと見たかった。
フレデリカさん、あんなに動けたのも意外だし、なんだか宜野座とコンビっぽくなってましたね。
3期が“ああ”だったからには今作の構想は既にあったハズだが、間が空きすぎていた。
色々大変なのだろうが、公開スパンは何とかしてほしい。
「正義も真実も多面的」だが「正義は移り変わり、真実だけは絶対」といった台詞や、正義に対するアプローチはSFだからこそ映える。
それだけに、「罪の意識がないと裁けない」欠陥システムに頼る社会はそろそろ変革してほしい。
ちなみに、雑賀先生の遺体が綺麗すぎやしませんかね。
私たちも、当事者として
サイコパスシリーズ10周年に 相応しい大作でした。 これまで本シリーズを 鑑賞してきたファンなら 大満足ではないでしょうか。 一見さんはちょっとお断り感があり (冒頭、世界観を紹介してますが、一瞬) ちょっと気になる方は大急ぎで 過去作品をチェックです。 いろんな方に勧めたいけどね・・・ ボリュームあるからなぁ(笑) 美麗な映像、音楽、アクション 不満な点ほぼないです・・・が ドミネーターがほぼ終盤まで 発砲されない状況の中で 反撃開始 ↓ メインテーマ曲 「PSYCHO-PASS」が流れる ↓ ドミネーター起動 ↓ ユーザー認証 ↓ 狡噛慎也 もう、胸アツ展開!! その後、すぐにドミネーター 壊されちゃうけど 予告編で知っていたけどさ・・・ 監督さんがこのドミネーター 破壊されるシーン追加したみたいけど もう少し、狡噛さんの ドミネーター無双みたかったよ 近接戦闘、ドローン遠隔操作、 後方支援(ハッキング) とにかく終盤の畳みかける アクションは鳥肌ものです。 3回鑑賞しても、 ラストの常守朱の決断は 心揺さぶれる 1期からずっと彼女の信念は ブレることがなかった シビュラシステムと法の共生 法の廃止が加速化するなかで 彼女が取った行動 正義と真実は多面的という台詞 いつも映画鑑賞するときは いろんな角度で鑑賞して 新たな発見を探してる。 常守朱本人、その他の登場人物の 貫いた正義、 この社会で生きてる国民の視点。 AIに生活に浸透している50年、 100年後の未来を想像する 我々の視点。 AIは便利だけど、 任せっきりになると 人は考えなくなる 思考を停止しては駄目、 人の価値が失われていく。 この作品はどのシリーズも 考えされる。 エンディングテーマ曲 EGOIST「当事者」 この歌詞、常守朱の物語。 自らの手を汚す事を選んで 私は当事者になる あかねーーーーって叫んじゃうよ まだ、20代の女の子だよ(涙) 3期の初めに繋がる話。 モヤモヤした部分は解消されたけど このシリーズ、まだ終わっていない シビュラシステムと法の在り方 この作品は、理想的な世界を どんな形で示すのか 是非、4期かさらなる 劇場版(完結編)を お願いしたいです。
こんな自分が悔しくて泣いた…?
シビュラを存続させつつも法治国家として法律の存続する為に奮闘する朱。
それに呼応する様に自分の理想とする世界の実現しに向けて動くピースブレイカー(AI信仰のテロリスト)との闘いでした。
最後まで見てしまうとピースブレイカーの行動が朱の目的達成の為の茶番になっちゃった気がしますね。ラスト、朱の昇進の任命式で局長を公開殺人し、結果、法律廃止案は見送りになるのですが、もっと良い方法が無かったのかと悔いて泣いてる様に思いました。
ラストに投獄された朱を狡噛が助けるって言ってたので続く可能性もありそうです。
背景が暗めだったり、曇った様な表現だったりで見づらい狡噛達のアクションが分かりにくかったのが残念…今回は珍しく空中戦もあり戦闘機と通信要塞とのバトルの方は熱かったです。
慎導の息子の登場、中華街祭りの必要性や慎導の身内の結婚式後の自殺(何でこのタイミング?)理由がよく分からなかった。
物語の展開は比較的分かりやすい方ですがキャラの心理状態が分かりにくいです。
デトネイターの仕組みを見てると攻殻機動隊を思い出します。
安定なPSYCHO-PASS
シリーズファンはまずガッカリしないと思う。 アクションシーンは見どころでしょう。 複雑すぎとかコメントあるがそれこそこの作品の醍醐味だと感じる。 SSまで完了で3まだ未見ですが、これは多分その間の話? この終わり方すごいね、早速3を観たくなってきた。 PS:宜野座さらに美形になってない!?
謎の部分
なんでそうなった?と一番気になっていた部分。
最初は公安なんてほど遠いタイプだったはずの朱。
成長っぷりが凄い。
やっぱりシステムの人選は正しかった、のか?
いやはや衝撃的なラスト。
出来上がったシステムをもっと疑おうよ。考えようよ。て事なのか。
テロはダメ。
ダメだけど局長は綾波システムだし。
結論は、、面白かったです。
なんか良く解らなかったけど面白かった。
背景の映像がとても綺麗で、現実の世界にアニメのキャラクターがいる様な不思議な違和感が気持ち良かったです。 前作を観ていない為かエバンゲリオン程では無いけど頭がついていけない所が有りました。 ストーリーは難しかったのですが、それ以外はかなり楽しめました。
解決した事と、もやっとした事。
・最初に
ここで記載する「解決した」とは、主にサイコパスTV3期まで鑑賞した時点での私の疑問が「解決した」という意味です。
シビュラシステムを中心とした様々な問題や、サイコパスという世界の中での問題が「解決した」わけではありません。
・解決した事
①なぜ朱ちゃんが収監されていたか
これはすっかり解決。そらそうなる。
3期では檻の中でも余裕そうにしていたが
檻が閉まった瞬間に、子供のように泣いてしまった姿を見ると辛くなった。
社会にとって大事な物を守るために、
自分の人生や自由を犠牲にした。立派だった。
②炯のお兄さん、灼のお父さんの死の理由
こちらも解決。
炯のお兄さんに関しては、深掘りされなかったが、恐らく弟たちが生きる社会を守るためだったのだろうと理解した。
大事な物の為に命を懸けれる人だったのだ。
それなのに、灼のお父さんに関しては、、、
死なないとダメでしたかね?
局長に餞別だと言って拳銃渡されたら自殺するしかないのは分かるけど、、
ビフロスト問題完全無視で、炯と舞ちゃんの結婚式の最中に死ぬのはタイミング最悪でしょ。
なんなら、舞ちゃんのお母さんもピースブレイカーを呼ぶための餌にして殺してるからね!?
そういう意味では一切責任取らずに死にました。
疑問は解決はしたが、納得からは遠い。
灼は今後、この真実を見つけても「なにしてんだ親父」としか思わないのでは??
③宜野座と須郷が行動課に異動した理由
およびピースブレイカーとの因縁
本作での戦いが理由でした。
ただフレデリカが連れていったのかと思ってたら、朱ちゃん主導だったのは意外でした。
ピースブレイカーの残党がいる可能性を考えたとしても一係手薄では?
霜月に「美佳ちゃん、一係をお願いね」って言ってたのに、いきなり戦闘力の高い二人を異動しちゃうとは。
しかも時系列としては、
(二人を異動⇒朱ちゃん収監)だから、
霜月ちゃんは「先輩、あの二人を異動させちゃったけど、これからどうするんだろう?」からの「一係をお願いね」だからね。鬼畜だ。
まあ霜月ちゃんが苦労するのは好きだからいいんだけど。
④3期で局長の名前が変わっていた理由
いや、まあ理由は分かったよ?
あんなに堂々と殺されたからね。
新しい局長を準備しないとね?
でも3期を見たときに「あれ?局長別の人になった?」って思った視聴者ゼロでは?
「なんで局長名前だけ変わったの?」としか思わなかったよ。
ざっと思い付く「解決」はこんな所です。
半分以上「もやっとしたけど」が付くけど。
更に全体通してもやっとした事。
①狡噛さんに関して
この映画を見た上で3期の狡噛さんを考えると何にもしてねぇ。最後に謝ったくらい。
朱ちゃんの立場回復の為に動けよ。
行動課としてしか行動してなかったやんけ。
謝罪に関しても、本作をみた上で考えると軽い。
謝罪が軽いよ狡噛さん。頭下げて謝罪しろ。
いっぱいご飯奢って、朱ちゃんのことを名前呼びしろ。
「この二人は恋愛関係ではありません」とか知らん。はよイチャイチャしろ。
②敵に魅力が無い
これに関しては2期以降ずっと。
3期の梓澤と相方なんかは特にひどかった。
2期以降が弱いのか、1期が強過ぎたのか。
③話が分からん
結局何がしたかったの?なんでこんな事になったの?という疑問。
別に考察は嫌いじゃない。むしろ好きだ。
ただ、こういった作品は敵の目的から事件や謎が発生する。それが話の軸になるのだ。
その敵に魅力を感じないので
「考察したい!理解したい!」と思えない。
そうなると結果、観賞後の感想としては「話が良く分からん」になる。なった。
全体的に文句ばかりになってしまったので良い所も書きたい。
誤解しないで欲しいがサイコパスは大好きな作品です。
・朱ちゃんが中心で進む。
やっぱり主人公。偉くなっても信念は変わらず。
相手によって態度やトーンが違ってキュンキュンしました。カッコ良さと可愛さのバランスが良い。ソファーからずり落ちていく所が可愛かった。
・宜野座さん、狡噛さんは結局カッコいい
ギノ!その髪型なんやねん!カッコいいなぁ!
もみあげ伸ばしてたな!
格闘では義手でぶち抜くスタイルも見れた!
狡噛さんは、朱ちゃんとイチャイチャしないのにギノとはイチャイチャしてた。なんでや。
しかも最後の戦いの前に、今までの色々をちゃんと話して仲直りしてた。仲良しか。いいぞ。
・活躍を見れたサブキャラたち
須郷くん。また撃たれてた。
でも最後は大活躍。
てかあんな技術あんの?ヤバイ。
フレデリカさん。エロ可愛い。ただ本作では
格闘で負け、作戦は出し抜かれ、割りとボロボロにされてた。でもそれも良かった。
3期では電話してるだけの印象だったので。
頑張ってました。
・作画、音楽、お馴染みの展開◎
作画◎CGとの違和感も少なかったです。
音楽もお馴染みの音をしっかり聞けました。
ドミネーターは出番少ない分、
丁寧に認証したり、
大型タイプ、霜月ショットガンタイプなどバリエーションも豊か。善き。ドミネーター大好き。
長くなってしまいましたが、本作を見たかったモチベーションとしては「なんで3期あんな事になってたの?」を解決したかった気持ちが大きかった。
その解答が、私としてはモヤモヤが多く、この点数になってしまいました。
良い点をモヤモヤが上回ってしまった。
副題を深読みする PSYCHO-PASSの衝撃
副題の「最後に、罪を裁くものは、誰かーー」は思索を深める一文である。
現実世界では、日本国内で連続的にテロ事件が発生している。2022年7月8日に前首相が、そして2023年4月15日に現職の首相がテロに見舞われている。
そういった状況の中、映画の終盤での驚きは、式典のシーンで常守朱が禾生局長を公開銃撃するテロシーンだった。
劇場版 PSYCHO-PASS PROVIDENCEでは、冒頭で完全なAI(シビュラシステム)による絶対的な統治の下、不完全な人間が介在する法律は不要とされ、その廃止の動きが見られた。
プロビデンスとは、神または高次の存在が世界の出来事を監視し、指導し、時に介入するという概念を指す。色相の濁らないシビュラの申し子である常守だが、法律の廃止には反対の立場を取っていた。
そんな彼女が終盤で、色相がクリアなまま、公衆の面前でテロを遂げたことは衝撃的だった。
ここで注目したいのは、全知全能のシビュラシステムがテローーそれによって達成される政治目標(法の廃止の阻止)ーーを認めたという事実だ。
一般的には、テロリストの政治的目的は達成させてはならないという考え方が主流だ。なぜなら、テロリストの要求を飲むと、模倣犯が生まれ、社会が混乱するからだ。
それにもかかわらず、シビュラシステムは法の廃止の阻止を認めてしまった。その理由は何だろうか。
犯行後、常守はシビュラシステムに向かって「いずれ法律はあなたを守る唯一の盾となる」と言った。
シビュラシステムはおそらく、全知全能のAIであっても、あらゆる問題や脅威を解決することはできないと認識したのかもしれない。ハッキングの脅威、免罪体質者の存在、その他の予測不能な事態に対応するためには、法律という別の枠組みが必要だと。そして、テロによる政治目標を達成させることで生じる被害や長期的な悪影響を差し引いても、総合的に見てプラスだと判断したのかもしれない。
法律が存在することで、シビュラシステムが対処できない問題への解決策が可能となり、その結果、より安定した社会を維持することが可能となる。
つまり、常守の発言は、「法律こそがシビュラシステムを補完し、様々な問題や脅威に対抗するための盾となる」と解釈できる。これは、シビュラシステムの絶対的な支配に対する警告(不完全な人間無しには完全な統治は達成し得ない)とも解釈でき、法律の存続の重要性を示している。
ここで副題に戻りたい。
「最後に、罪を裁くものは、誰かーー」
これはトリプルミーニングになっていると思われる。
表面的には、罪を裁くのは、シビュラシステムである。
しかし、裏の意味は、シビュラシステムが対応不能になったとき、罪を裁く者はやはり人間であるという、常守からシビュラシステムへの警告だろう。
そして常守のテロ行為は、結果的に法の廃止を防いだが、テロは許されるのかという命題を観客に突きつけている。
シビュラシステムはテロを許した。
罪を裁くものは、誰か。
あなたならどう裁く?
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