サイレント・ナイトのレビュー・感想・評価
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滅びを受け入れたグダグダな大人たちの最後のパーティー
この映画に出てくる大人たちは、おそらく人類滅亡の危機に瀕しても、きっとなんとかなる、誰かがなんとかしてくれる、偉い人たちの言うことを聞いていれば大丈夫と手をこまねいていたはずで、これほど消極的な市民をメインに据えた映画も珍しい。監督としては社会批判の気持ちも強く、ダメな大人へのアンチとしての子どもの目線も描かれてもいるのだが、どうしても怠慢でグダグダな大人どもの情けなさに注目してしまう。
映画としてコメディにもシリアスにもなっていないのは、どっちに振り切ることもできない人たちの話だからで、100%いい意味で誰のことも好きになれない。好きにはなれない、が、でもこの人たちのことは絶対に知っているし、むしろ親近感すら覚える。特にキーラ・ナイトレイが演じた役のナチュあるな主体性のなさは、本作の核ではないかと思う。
作品としては結構な批判にもさらされたようで、インタビュー記事を読むと監督が反省を述べたりもしているが、ちゃんとビジョンを持ってやり通していると思うので、その果敢な姿勢を支持するし、何目線かわからないけど、監督にももっと自信を持っていただきたい。
よくこんなツマラン映画作れたね
誰が金出してくれんの?ゴチャゴチャグニュグニュ言いたいこともまとまらず、あの分かったような最悪映画おとなの事情に憧れたのかな?無理やりトラブル多発の状況をこねくり出して、しかもそれは途中でほっぽりだして、世界終末の話に切り替える。ほら!みんな!びっくりしたでしょ!と言わんばかりだけど、流れとか展開とかって言葉知ってる?まあとにかく人生の2時間をこんな映画にくれてやったことが悔やまれる。
くっそつまらない
毒ガスで明日世界が終わるみたいな設定は興味深かったのに本当に誰にも共感できない人たちのくだらない言い争いが冗長に続き見せ場もなくびっくりしてしまったため、時間の無駄と判断し、早回しにして終わりました
最後子供が生きてたってのは面白い点だったけどそれでどうにか⭐️半分くらいの評価
見る価値もなく時間の無駄なので同じクリスマスを題材にしたベターウォッチアウトのがまだマシ
深い話のようでそんなに深くない
地球終末を迎える人たちのお話。
深い話のようでそんなに深くない。
みんな大人しく政府の言うとおりに受け入れる。
そんなもんかなー もっとジタバタしそうですが。
最後の日を友達とパーティーで過ごすかなー
キーラ・ナイトレイは「エンド・オブ・ザ・ワールド」でも
地球終末を迎えたけど、「エンド~」の方が良かったよね。
ラストはそうなるとは思ったけど深くないねー
観ながら考えさせられる
前情報ナシ、サイトで見付けて何となく鑑賞。設定の割に現実感も、緊迫感も、希望も、絶望も、恐怖も、何もかもが不足していて薄っぺらい。ボーっと観ていられるだけに、自分ならどうするかちょっと真剣に考えてしまった。
最後死ぬと分かるならどうしますか? ?点
DVD観てたら面白そうだったのでジャケ写で見ようと思って借りましたが、面白くなければすごくも無い映画でした。
ジャンルとしてはブラックコメディらしいですが、ブラックジョークすぎる笑
前半はダラダラ展開が無さすぎで退屈しますが後半からやっと展開します。
あなたなら政府のゆう通りにしてピルで死ぬのか?それとも自分の頭で考えるか?
そんな考えさせる映画です。
最期の時を何でお前らで過ごすんだ、とか、 そもそもガスって何だ、と...
最期の時を何でお前らで過ごすんだ、とか、
そもそもガスって何だ、とか、
そういう仮定を飲み込んだら、とても面白く見れる映画でした。
親としての顔、友としての顔、恋人としての顔、生き物としての顔…。
憎み合い、愛し合い、手を繋ぐ人たち。
死という課題の上に乗っかった、人間模様を楽しめました。
ちょっとコメディ入ってるから見やすいのもとても良かったです。
何の前情報も入れず適当なクリスマススリラーみたいな映画かと思ったら...
何の前情報も入れず適当なクリスマススリラーみたいな映画かと思ったら割とディザスターだった
ガスやピルは結局、あれは何なのかわからなかったけど、
ネット上にある情報は陰謀論なのかもう何が真実なのかわからないし、こんな自然災害?来たら国だって無理ゲー
理不尽な事故で死ぬかもしれないし、寿命かもしれないし、結局なんでもいいと思った
何を選択するかは自分で決めるしかない
いつ何で死ぬかわからないから、他の人の事など気にする暇があったら、自分の愛する人や大切な人のために時間を使おうってことなのかな、と。
でもそこらへんがけっこう適当で最後まで普段と同じく仲のいい友人たちと美味しいものを食べたり踊ったり歌ったり映画見たりジョーク交じりに語り合ったりして結局ダラダラ過ごした
というかこれしか出来ないよね?
っていうかこれハッピーエンドじゃね?
息子がコーラ冷えてないって親父がツカツカ一階まで何回もいく姿はちょっと滑稽だったけど、そう言うことなんだと思う
そんなコメディみたいな日常の一コマが大切なんだ
キティちゃんの内蔵飛び出し~は絶対フラグだと思ってたのにー(笑)
ETを見ていたジョジョラビット君なんだけど、これってハッピーなの?
そのローマングリフィンデイビス君がまだ15歳ってのが一番信じられない
ジタバタしない。
あんまりここまでハッキリと終末の人間を扱う映画も少なかった様な気がする。イギリス映画特有のブラックというか皮肉というか山盛りで面白いんですが、少しこじんまりとしてしまった作品。
アメリカだと「Don't Look Up」見たくなるのかな?
人類最後の時を何とかみんな理性的にポジティブに受け入れようとしてます、たぶん自分もそうすると思う。
最後の日は好きな人と好きな物食べて好きな音楽聞いて死にたいよね。
まあ、ギリギリになってエゴ吹き出しちゃうんですが、ギリギリのスラップスティック感や落ちもイギリス的で良かったと思う。
グリフィン・ファミリー大集合だけど…
過去イチhappy感が無いクリスマス作品であり
過去イチあたふたしなかった終末作品でした
神経質過ぎる美しき母親役キーラ・ナイトレー
ずっと少年でいてっ!と願いたい程可愛いローマン君❤️
鑑賞料金より高い交通費を使ったけど
この2人を拝めただけでも劇場に駆けつけた甲斐はあったかなぁってだけ…
上映館が少ないのも…否めないわ💦
大したことないが意外と奥深い
人類が滅亡してしまう夜を過ごす映画と言えば今年観た「ドント・ルック・アップ」を思い浮かべてしまう。基本的に地球や人類が滅びそうなとき、必死に生き残ろうとする姿を描く映画が多いので、本作みたいな映画はとても貴重。
とはいえ、全人類が死んでしまう毒ガスって?どこから発生したの?住んでる場所に来る時刻とかどうやってわかるの?苦しまずに死ぬピルはどうやって開発したの?とか、いろいろと考えてしまうことはあるが、そのあたりは一切説明はない。もう潔いくらい。そして、主人公たち以外が死ぬ場面をほぼ見せないのも不思議な感じ。本当に毒ガスが来るのだろうか?って思ってしまう。
家族が苦しむ姿は見たくない、苦しませたくないって思いから安楽死するピルを全員で飲もうとするのだが、そこに反抗する者も出てくるという流れはいい。観ている側としては状況説明がほぼない状態だから息子の主張も一理ある(というかそうなんじゃないか?とさえ思える)。そこがポイントなんだな。どのように最後を迎えるのかってことか。
そして自分が思うような死に方ってできないのかもしれないってことも考えさせられた。家族も一緒にとなると尚更だ。そのバタバタした感じも興味深い。
そんなことを総合的に考えると、最後の時を誰とどのように過ごすか?ではなく、周りの人の言うことを鵜呑みにしていいのか?がテーマな感じがしてしまう。そこまで面白い映画ではないけど、意外と奥深いぞ。
最後の晩餐だと知らずに見れたなら
そもそもの設定を知って見てるから、ゆるい展開を楽しめないのかも。
昼間のテレビでなんとなく見始めちゃった映画なら、
もしかして、え?え!そうなの⁉️
いやいや、あれれ、マジマジ⁉️ あちゃー
とワクドキできたかもなー。
政府から配られる薬、用意するのも配布するのも大変だったんだろうな。それまでに悲喜交々が散々あった上で現在に至ったのかな。そっちの方がよっぽど面白いストーリーになったかも?大人のあきらめ具合はよっぽどでしょうよ。
水を切らしている描写は地味に(蛇口からは濁った水が)
怖かった。
あっ、ラストショット私は賛成派です。
物足りない結末
『ジョジョ・ラビット』主演の子が出ているのと、イギリス映画だからブラックジョークにまみれて適度に狂っていることを期待して鑑賞。
だいたい20分経過のところでオチが見えて、その予想が外れることを期待していたが……
外れずハズレ。
ひょっとしたら(考えすぎかもしれませんが)……
隠れメッセージとして「毒ガスを新型コロナ、ピルをワクチン」のオマージュ捉えると、ワクチンを勧める人に対しても、反ワクチンな陰謀論に加担する人に対しても、「盲目的に誰かの言っていることを信じないで、自分で判断しろよ」と突きつけたかったのかな、と。
なんかこう、世情を揶揄するブラックジョークとしてひねりが足りなくて、それゆえ安易で推測しやすい展開で、映画としての満足感が物足りなかったことが、一番モヤモヤしたポイントでした。
思っていたよりサイレントナイト
2022年劇場鑑賞271本目。
世界の終わりの日の最後の晩餐といった情報で鑑賞。
エンドクレジット出るまでキーラ・ナイトレイが出ていた事に気づかず。
「ザ・メニュー」を観た15分後に観たので、また死に対する恐怖が薄いディナーだなと思いました。
よく分からないけど吸ったらもれなく苦しんで死ぬガスが明日には来るということで、家族ぐるみで付き合ってる仲良しグループで集まって、最後に政府から配られた楽に死ねる薬飲んで死のうぜ、という話。この設定から考えられる展開は死の直前で思わぬ本性が露わになって気まずくなるか、死への恐怖を描いてこちらの気分も重くさせるかだと思うのです。しかし前者のシーンは多少はあったもののそこまででもなく収束してしまい、後者に関してはアート君以外死ぬ事に躊躇がないので実際同じ状況になった時こんな落ち着いて死ねるのか?という疑問しか沸きませんでした。思ってたよりサイレントナイト。
オチははっきりいって予想通りでした。
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