サイレント・ナイトのレビュー・感想・評価
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滅びを受け入れたグダグダな大人たちの最後のパーティー
この映画に出てくる大人たちは、おそらく人類滅亡の危機に瀕しても、きっとなんとかなる、誰かがなんとかしてくれる、偉い人たちの言うことを聞いていれば大丈夫と手をこまねいていたはずで、これほど消極的な市民をメインに据えた映画も珍しい。監督としては社会批判の気持ちも強く、ダメな大人へのアンチとしての子どもの目線も描かれてもいるのだが、どうしても怠慢でグダグダな大人どもの情けなさに注目してしまう。
映画としてコメディにもシリアスにもなっていないのは、どっちに振り切ることもできない人たちの話だからで、100%いい意味で誰のことも好きになれない。好きにはなれない、が、でもこの人たちのことは絶対に知っているし、むしろ親近感すら覚える。特にキーラ・ナイトレイが演じた役のナチュあるな主体性のなさは、本作の核ではないかと思う。
作品としては結構な批判にもさらされたようで、インタビュー記事を読むと監督が反省を述べたりもしているが、ちゃんとビジョンを持ってやり通していると思うので、その果敢な姿勢を支持するし、何目線かわからないけど、監督にももっと自信を持っていただきたい。
無責任な嘲笑
この映画を観終わった感想は、「無責任だなー」ということ。
登場人物たちではなく、制作陣に対して。
この作品を観て、コロナを思い出さない人はいないはず。
誰もが体験したが、様々な情報が錯綜し、沢山の噂話が蔓延し、政治家への不信感が募っていた。
この映画で問われる「潔く正しい行動」はどうやって導き出せたのだろうか。
あの段階で正しい情報を得られる手段は無い。
情報に踊らされないとかまぁその通りなんだけど、専門家でもない人間が出来るのはせいぜい「論理的に考えてありえないこと」を除外する程度で、作中の状況だってコロナ禍だって打開のしようがなかった。
アート少年が政府や研究所のサーバーにハッキングして情報を引き出すとかならまだしも、死の忌避感から見出した根拠のない希望じゃどうしようもないんじゃない?という感想。
コメディ部分はブラックで、最後の晩餐を迎えてもなお滑稽に取り繕い、欺き合い、潔くない滑稽さをおもしろおかしく描いているっぽいんだけど、爽快感とかマヌケ感が弱くて、前述の嘲笑感も相まってイマイチ笑いにくい。
一番面白かったのは「How dare you!」のとこ。(環境活動家グレタの話題がある)
よくこんなツマラン映画作れたね
くっそつまらない
深い話のようでそんなに深くない
観ながら考えさせられる
最後死ぬと分かるならどうしますか? ?点
最期の時を何でお前らで過ごすんだ、とか、 そもそもガスって何だ、と...
何の前情報も入れず適当なクリスマススリラーみたいな映画かと思ったら...
何の前情報も入れず適当なクリスマススリラーみたいな映画かと思ったら割とディザスターだった
ガスやピルは結局、あれは何なのかわからなかったけど、
ネット上にある情報は陰謀論なのかもう何が真実なのかわからないし、こんな自然災害?来たら国だって無理ゲー
理不尽な事故で死ぬかもしれないし、寿命かもしれないし、結局なんでもいいと思った
何を選択するかは自分で決めるしかない
いつ何で死ぬかわからないから、他の人の事など気にする暇があったら、自分の愛する人や大切な人のために時間を使おうってことなのかな、と。
でもそこらへんがけっこう適当で最後まで普段と同じく仲のいい友人たちと美味しいものを食べたり踊ったり歌ったり映画見たりジョーク交じりに語り合ったりして結局ダラダラ過ごした
というかこれしか出来ないよね?
っていうかこれハッピーエンドじゃね?
息子がコーラ冷えてないって親父がツカツカ一階まで何回もいく姿はちょっと滑稽だったけど、そう言うことなんだと思う
そんなコメディみたいな日常の一コマが大切なんだ
キティちゃんの内蔵飛び出し~は絶対フラグだと思ってたのにー(笑)
ETを見ていたジョジョラビット君なんだけど、これってハッピーなの?
そのローマングリフィンデイビス君がまだ15歳ってのが一番信じられない
ジタバタしない。
グリフィン・ファミリー大集合だけど…
大したことないが意外と奥深い
人類が滅亡してしまう夜を過ごす映画と言えば今年観た「ドント・ルック・アップ」を思い浮かべてしまう。基本的に地球や人類が滅びそうなとき、必死に生き残ろうとする姿を描く映画が多いので、本作みたいな映画はとても貴重。
とはいえ、全人類が死んでしまう毒ガスって?どこから発生したの?住んでる場所に来る時刻とかどうやってわかるの?苦しまずに死ぬピルはどうやって開発したの?とか、いろいろと考えてしまうことはあるが、そのあたりは一切説明はない。もう潔いくらい。そして、主人公たち以外が死ぬ場面をほぼ見せないのも不思議な感じ。本当に毒ガスが来るのだろうか?って思ってしまう。
家族が苦しむ姿は見たくない、苦しませたくないって思いから安楽死するピルを全員で飲もうとするのだが、そこに反抗する者も出てくるという流れはいい。観ている側としては状況説明がほぼない状態だから息子の主張も一理ある(というかそうなんじゃないか?とさえ思える)。そこがポイントなんだな。どのように最後を迎えるのかってことか。
そして自分が思うような死に方ってできないのかもしれないってことも考えさせられた。家族も一緒にとなると尚更だ。そのバタバタした感じも興味深い。
そんなことを総合的に考えると、最後の時を誰とどのように過ごすか?ではなく、周りの人の言うことを鵜呑みにしていいのか?がテーマな感じがしてしまう。そこまで面白い映画ではないけど、意外と奥深いぞ。
最後の晩餐だと知らずに見れたなら
物足りない結末
『ジョジョ・ラビット』主演の子が出ているのと、イギリス映画だからブラックジョークにまみれて適度に狂っていることを期待して鑑賞。
だいたい20分経過のところでオチが見えて、その予想が外れることを期待していたが……
外れずハズレ。
ひょっとしたら(考えすぎかもしれませんが)……
隠れメッセージとして「毒ガスを新型コロナ、ピルをワクチン」のオマージュ捉えると、ワクチンを勧める人に対しても、反ワクチンな陰謀論に加担する人に対しても、「盲目的に誰かの言っていることを信じないで、自分で判断しろよ」と突きつけたかったのかな、と。
なんかこう、世情を揶揄するブラックジョークとしてひねりが足りなくて、それゆえ安易で推測しやすい展開で、映画としての満足感が物足りなかったことが、一番モヤモヤしたポイントでした。
思っていたよりサイレントナイト
2022年劇場鑑賞271本目。
世界の終わりの日の最後の晩餐といった情報で鑑賞。
エンドクレジット出るまでキーラ・ナイトレイが出ていた事に気づかず。
「ザ・メニュー」を観た15分後に観たので、また死に対する恐怖が薄いディナーだなと思いました。
よく分からないけど吸ったらもれなく苦しんで死ぬガスが明日には来るということで、家族ぐるみで付き合ってる仲良しグループで集まって、最後に政府から配られた楽に死ねる薬飲んで死のうぜ、という話。この設定から考えられる展開は死の直前で思わぬ本性が露わになって気まずくなるか、死への恐怖を描いてこちらの気分も重くさせるかだと思うのです。しかし前者のシーンは多少はあったもののそこまででもなく収束してしまい、後者に関してはアート君以外死ぬ事に躊躇がないので実際同じ状況になった時こんな落ち着いて死ねるのか?という疑問しか沸きませんでした。思ってたよりサイレントナイト。
オチははっきりいって予想通りでした。
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