スクロールのレビュー・感想・評価
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映画らしい映画
好きな俳優さん4人集まって、個人的にはアベンジャーズ感があり楽しみでした。
公開週になると公開される映画館が少ないのにちょっとびっくり。
とても映画らしい映画で好きです。
特に、ほぼ無BGMや、黒画面で数秒とかははテレビでは有り得ない、面白い演出でした。
オープニングは独特な世界観で、どんな映画か引き込まれました。
私は40代なので、大人の目線も理解出来てしまうので、パワハラと言われてもとか、どうしょうもない20代とか、何でもかんでも逃げて、死にたいとか、マジでイラつく、とも思いつつ。
こういう歳の時もあったなぁと。
これって20代の人は共感できるのかな?
そして君もそうなるんだ。
最後は良かったです。
アプリログイン出来ないよー
ブラウザだと使いにくいのね。汗
登場人物の全員を救って欲しかった
主要な登場人物は4人で、それぞれに焦点を当てた章によってストーリーが展開していくが、その中核を成すのは「僕」の物語である。
パワハラ上司によって人生に絶望し、死にたいと願っていた「僕」が、自分を理解してくれる女性である「私」と知り合い、前向きに生きられるようになる経緯には共感が持てるし、観ている側も救われたような気持ちになる。
特に、「社会が何をしてくれるのかではなく、社会に対して、誰かに対して、何ができるのかが大切だ」というメッセージには、深く胸に刺さるものがある。
また、何か嫌なことがあっても、スマホをスクロールするように気持ちを切り替えるという生き方も、現代における有効な処世術であるように思える。
その一方で、大学の同級生の「ユウスケ」は、最後まで「生きる意味」を見つけることができないし、その恋人の「菜穂」も、結婚願望を叶えられないままエンディングとなる。
できれば、こちらのカップルにも、人間的な成長やハッピーエンドを用意してもらいたかったし、そうでなければ、何のためにこの2人を登場させたのかが分からない。
現実に苦しむ若者たちの「救い」の物語であるならば、登場人物全員を救って欲しかったと思うのである。
【前半は重く、キツイ映画だが、”辛い記憶はスクロールして生きる。自死は駄目だ!”と言う生の大切さを発信する作品である。古川琴音さん演じる強き”私”が印象的な作品でもある。】
ー 章立てで物語は構成されている。
序盤は可なりアーティスティックな作りであるが、世界観は嫌いではない。-
◆感想
・パワハラ上司、コダマ(忍成修吾)の標的になった”僕”(北村匠海)は、辛い社会人生活を過ごす日々。
コダマに対しては”マジ、死んで欲しい”と内心思っているが、言えずに鬱屈しSNSでその言葉を呟く。
ー ”僕”が経験する辛い日々の描き方が、アーティスティックな風合があるのだが、やや分かりにくい。ビルの屋上から飛び降りるシーンなどは、虚実混交である。
だが、飛び降り自殺したアイドルが、誰もいないレストランで”僕”に供したカップ焼きそばや、戸棚から溢れ出した母からの未開封の封書などは、印象的である。-
・”僕”の呟きに、夜中”良いね”が付き、”僕”が居ない時に、コダマに対し、”コダマ、まじ、死んで欲しい。”と面と向かって言い放った”私”(古川琴音)の姿。で、サッサと会社を辞める。
ー 今作では、混迷する日々を送る4人の男女がメインキャラクターで登場するが、”私”だけが無理をしていない。そんな”私”に”僕”が惹かれるのは、必然であると思う。
更に言えば、パワハラで会社を辞めさせられたコダマの鬱屈した想いを発散させる行為は具の骨頂である。-
・”僕”の大学の友人であるユウスケ(中川大志)も、表面上は明るいキャラだが、中身が無い。多くの女性と同衾してきたようだが、名前も覚えていない。
自殺した“森”を始めとして・・。
ー ユウスケの中身の無さが露見する幾つかのシーン。
”私”の友人である菜穂(松岡茉優)とバーで知り合った頃、森の自殺を知る。
そして、自分のスマホに残されていた森のラストメッセージ。
それを聞いたユウスケは激しく動揺し、菜穂との結婚の約束を反故にして、”僕”と森の自死の真相を図ろうとする。
ハッキリ言って、ユウスケの不甲斐なさが、菜穂に刃を持たせた事は、間違いない。
”女性に対して礼を尽くさなかったユウスケは一度、もっと深く刃を身に受けるべき!”等と思ってしまったシーンである。-
・そして、二人は”社会が僕に何をやってくれたかでなく、僕が社会に何をしたのか”が大切だという事に徐々に気付いて行く。
特に、それまで笑顔無き”僕”が強き”私”の存在により、笑顔を取り戻していく姿が良い。
<今作のストーリー展開は粗いが、心に残る台詞が幾つかある。
”社会が僕に何をやってくれたかでなく、僕が社会に何をしたのか”が大切という台詞は特に秀逸である。
真面目な社会人であれば、仕事の95%はキツイと思うが(私だけであろうか?)残り5%で仕事の達成感を得られれば、上等ではないか、と思った作品。
そして、どんなにキツイ事が有っても、自死しては絶対にいけない!という、この作品が発するメッセージは、とても大切な事であると思った作品でもある。>
#09 出だしは意味不明だが
終わりはちゃんとまとまってて良かった。
最初はG.D.トロの作品みたいな質感でこのままずーっと続いたらどうしようかと思った。
だってこんな質感、北村匠海クンと中川大志氏にに合わないもの。
結婚したら幸せになれると信じている女性よりは、どうせ死ぬならやりたいことやる女性のが良いよね。
色んなパターンの人間が出てきて、一人一人個性があって面白かったです。
どこか共感できる
自分の生活の中で共感できる部分が多く、ストーリーの中にさらっと流れるメッセージがとても考えさせられる映画だった。
ほぼ音楽のない映画であったことも、いろいろ脳内を言葉が巡らされる要因だった気がする。
友人の死が中心だったが、死というよりは生きることについて日々の生活を考え直した何とも深い作品。
映画とは関係ないが、私が見た回の観客がよかったこともありとても静かな沈黙が映画を引き立たせた気がする。
ポップコーンを買わなくてよかった...
ドキュメントとファンタジーの狭間
コネクテッドベース聴く位は大志くんのこと好きだし最前まで行って紙皿取りたい位は匠海くんのこと好き。
原作未読。
いくつかの章に分かれてて物語が進行していくんだけど章分けする必要あったのかなと?
ストーリーそれ程飛ぶ訳でもないし必要無かった。
主役2人の掛け合いが上手く生きていなくて残念。
松岡茉優の重さも中途半端。尺の関係?
作品の色的に投げっぱなしで終わるのは仕方がないんだけどもう少し明るいところが有っても良かった。
生きていく上で楽しいことのひとつやふたつは必ず有るのだから(多分)
社会で、生きるとは
完成披露試写で鑑賞。
生きる意味を探してもがいている若者たち。
自分に照らし合わせてしまう部分も多々ある。
生きる意味ってなんだろう。
特に辛いことがなくても、そんなことを考えてしまうときもあるが、辛かったらね、余計に。好きとは言えない仕事をして、特別な目標や必死になれることもない。生きるとは。愛するとは。なにに幸せを見出すか。
完成披露試写会はシャイらしい監督さん以外は(笑)、流暢に話していて、特に北村匠海と中川大志、松岡茉優は昔からお仕事一緒にしてるようで、仲良しさと、この映画をともに作れる喜び?みたいなものも感じられて素敵だった。役のことも素敵な言葉で表現してましたね。
松岡茉優が特にさらに好きになりました。話し方や笑顔だったり、他の人が話してるときのリアクションだったり、なんかナチュラルでかわいくてフワッとした素敵な魅力溢れてましたね。見られてよかった。
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