劇場公開日 2023年2月23日

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ちひろさんのレビュー・感想・評価

全191件中、1~20件目を表示

4.0属性から解放される時

2023年3月31日
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鑑賞方法:VOD

聖なる娼婦というモチーフは現代においては批判にさらされやすい。本作もややそういう傾向のものとして受け止められている面があるようだが、実際、風俗業に携わる人も、そんなに特別な人たちではない。見下すのも神聖視するのも、どちらも普通から除外するという点で差別的である。
しかし、風俗のような職業が、人間の様々な面を観る機会が多いというのも事実で、そういう意味では人生経験が豊富になるし、観察眼も冴える。この映画の主人公、ちひろさんのもとには生きづらさを抱えた人たちが老若男女問わず慕ってくるが、それはどちらかというと彼女の経験の豊かさゆえだろう。過剰に神聖視は必要ないが、彼女の経験値を否定する必要もまたない。
人は人間関係を築く時、しばしば「属性」に頼ってしまう。ちひろさんは誰にも属性を尋ねない、今目の前にいるその人とそのまま接するのだ。その属性からの自由になる感じに、人は惹かれていくのではないか。親の前では子どもでいなくてはいけないし、学校では生徒でなくてはいけないし、職場では労働者という属性として振る舞らねばならない、しかし、ちひろさんの前では、何者でなくても構わない。属性に疲れた人にはそれが心地いいのだ。この映画を見ている間は、観客も何か属性から解放されたような気分になれるはずだ。

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杉本穂高

3.5心を覗けたなら 今すぐに楽になるかな

2025年5月1日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

漫画アプリで3巻まで原作を無料で読めて面白くて良い雰囲気だったので見てなかった実写も見ました〜

全体的に優しいようなそっけないような雰囲気が流れてて良かったと思います
雰囲気映画だけにならずキャラクターも特徴掴めてた気がするので良かった

有村架純の底がわからないミステリアスな感じ出すの良いですねー 明るいけどどこか切なそうな雰囲気感じました🙋
お弁当屋さんのキャストみんな良かったですね!こういう渋い所のキャストが味があると土台がある感じして良いです😋

物語的には起伏も特になく日常の延長線みたいな感じでしたが逆にこれが良いです✌️
同じ星の下りは感動しちゃったなー

ちひろさんみたいな人と接したら心の奥底まで見つめられそうで怖いですが話してみたいですよね!(笑)

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ゆうき

3.0「元風俗嬢」であるかどうか関係ある?

2025年3月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

 レンタルビデオ屋で借りてきて宅飲みしながら友人と視聴。友人は有村架純かわいいと言うが私にはストライクゾーン外角高めで、それはさておき
 これはアート映画でしたね。シュールギャグのアート。一貫した物語の起承転結はなく。冒頭、猫と戯れる美女のちひろさんと、それを隠れて撮影する女子高生が登場し、ガールミーツレディーで物語が動き出すのかと思ったら、ドユコトー?なまま終わっていきました…1人1人が人間的な動きをしないから、そうはならんやろという場面が続くなかで、時に現実にもありそうな場面を経由します。
 ホームレスをいじめる小学生に「何してんの?私もまーぜーて」と口だけの笑顔で迫るちひろさんは、さながらダークヒーローでした。けれど自宅に上げて風呂に入れる、わけねーだろ!
 ラーメン屋さんでムカつく客にキレたら、有村架純に逆ナンされてワンナイトに至ることもありません!バットで父親を殴って家出して、キレそうになったら腕の般若心経を見て落ち着かせる割に、ついさっきキレてただろ!ナンセンスギャグ的で、ここ面白かったです。
 1人で生きることに慣れて強さを手に入れていたホームレスに、無責任に施しを与えてしまったが故に草むらで尽きているのを発見して、自分を責めて絶望に落ちるちひろさん…
 等おらず、死体を埋めたあとのビールは美味い!とごちるちひろさん。これはシュール。
 あらゆるものから自由なちひろさんが街を駆け巡り、ふれあった人たちがちょっとだけ、不自由から自由へと背中を押される感じ。予想通りの行動をしないトリックスターがいることで、この世界はそうなるようにしかならないという前提が揺らぎ、よくなることを期待できる感じ。キャラクター映画「ちひろさん」というタイトルも、「寅さん」的な、型にはまらないキャラクターがいて、その回りの普通の人たちが成長する感じがあります。。
 だがちひろさんの周りはよくても、ちひろさん自身はどうなのだろうか?
 この映画の主題は「元風俗嬢の弁当屋」である。冒頭で弁当屋のバックヤードで「(元風俗嬢って)隠してるのに広まっちゃうじゃない」「いいって、みんな知ってるし」というくだりが印象的なつかみとなっている。ちひろさんは、属性から解放された妖精ではなく、元風俗嬢の弁当屋なのです。そしてこの「元風俗嬢」という属性が、このちひろさんの立ち居振舞いのバックボーンにあると描くのは非常に危険です。
 はっきり言ってちひろさんはかなり頭のネジがとんでいる。見知らぬホームレスを家に上げて二人きりの空間で薄着で、体を洗ってあげるちひろさん。まあ元風俗嬢だし、それくらいするよねって、なりません!ほぼ全ての元風俗嬢は、そんなことしないと思います。
 そんなことを普通にする人がいても構いませんよ?けれどそれは圧倒的に特殊な人格形成を経ている人であり、「元風俗嬢」と喧伝してからこの動きをされると「元風俗嬢」の方々に風評被害がいきます。
 元風俗嬢だからこんな頭おかしい世捨て人みたいになってんだなって、思わせてどうすんですか。やっぱ風俗やる女は変だって思われて。
 その肩書きを前面にだすのであれば、「元風俗嬢だが」いや、「元風俗嬢だからこそ」得られた大事な価値観を描いてほしい。単に「職業に貴賤なし」とか平凡なこと言うなら、その看板は取り下げるべきだ。
 風俗嬢という仕事はやっぱり特殊な仕事で、そうでない人たちと価値観の解離があると、今の社会のなかでは位置付けられていると思う。かくいう私も門外漢の側だ。だから向こうの立場から新たな価値観を提示してくれるのもまた一つだと思って、この映画を視聴したのだが…

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とびこがれ

4.0今を生きている。でも、今しか生きられない。

2025年2月18日
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ダッケ

4.0ほんわかすがすがしい

2025年2月9日
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幸せ

有村架純のこと特に好きではなかったけど、有村架純ってほんとにこういう人なのかもって思えるぐらい自然ですてきだった〜

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ぎょうざ

4.0そんな子もいたっていいと思います。 けれど…

2024年12月27日
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泣ける

笑える

悲しい

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nuspirit

4.0自分の居場所が見つからない人たち

2024年12月18日
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つとみ

3.5意外と良かった・・・。

2024年11月9日
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悲しい

幸せ

🎦11の賊軍に続き新潟関連で原作、安田弘之先生の何とも軽妙なタッチを主人公の有村架純がキャラクターとして見事に演じ切った。

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mark108hello

3.5かすみさん

2024年11月5日
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有村架純さんかわいい。
いろんな人物でてきて、ちょっと話がよくわからない。
時々ぐっとくるけど、よくわかりませんでした。
かすみさんはかわいいです。

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たもつ

3.5常にマイペースなちひろに惹かれた

2024年10月4日
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悲しい

幸せ

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かちかち映画速報

3.5有村架純と佐久間由衣コンビが素敵

2024年9月25日
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2024年9月25日
映画 #ちひろさん (2022年)鑑賞

海辺の町にたどりついた元風俗嬢のちひろ。弁当屋で働き始め、風俗で働いた過去を隠そうとしないあっけらかんとした性格、気取らないおしゃべりで、女子高生や小学生が引き寄せられていく

ちひろさんと友達になりたい

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とし

3.5有村架純さんに引き込まれる作品。 本年度ベスト級。

2024年8月16日
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鑑賞方法:VOD

有村架純さん主演&今泉監督作品と言う事で視聴。
悪い人が出て来ないホッコリ系の作品。
特別な事は起こらないけど色んな人間ドラマが組み込まれた作品だった。

彼女が演じる、ちひろサン。
過去の仕事も隠さずにお弁当屋さんで働きながら様々な人達に元気を与えて行くようなストーリー。
ちひろサンがお弁当を美味しそうに食べるシーンが印象に残る。
食べ終わった後の弁当容器が美しい(笑)

浮浪者や怪しい女子学生等、誰にでも優しく接するちひろサン。
そんな中でも女子学生のオカジとのやり取りが印象に残る。
シングルマザー役の佐久間結衣さんも良かった。
彼女が作る焼きそばが食べたくなる。

後半、リーリーフランキーさんも登場。
ちひろサンの前職のシーン。
あっさりした面接に店長の人間性を表現した感じで印象に残る。

皆に慕われている感じのちひろサンだけど孤独感がある感じに見えたのは自分だかなのか?
気になるところ。

何故、お弁当屋さんを辞めて新たな仕事をする様になったのか?
人間関係に疲れたのか?
新たな生き方を見つけたのか?
色々と考えるも答えが出ない(笑)

贅沢な秘密基地が羨ましかったです( ´∀`)

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イゲ

3.5主人公の生き方には賛同できないが

2024年7月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

弁当を食べながら、酒を飲みながら観たいゆったりとした作品。
もともと風俗に務めていて今は弁当屋なちひろさん。訳アリな町の人たちがちひろさんのもとに集まってくるけど、いろんな生き方があっていいんだなと思えてくる。

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トウマ(20代/女)

3.0有村架純の自然な魅力

2024年6月23日
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有村架純の自然体なようで、どこかベールに包まれているような、秘めた憂いみたいなオーラが役にマッチしていた。

これ良いねって言ったら、それ良いねって言ってくれて、それだけで良かった。

この言葉に「ちひろさん」の世界観が凝縮されている感じがしました。
部屋の殺伐としてカーテンも揃っていない感じ、汚れて擦り切れた靴、愛に乏しく育つと自己肯定感が低く自分を大切に出来ない傾向にある。
昔、ちひろさんにかけて貰った言葉が温かく心に残っているのだろうと思う。職業や身なりへの偏見なく、人の心根を感じて接することへ繋がっているのかと感じた。

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wataridori

3.0ちひろさんを埋める人が現れて欲しい

2024年6月22日
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movie mamma

4.5人に魅せられて、心と心が触れる時・・・

2024年6月18日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

ホラーやアクションみたいな、画面の派手な映画が好きな自分ですが、たまにこういう作品が無性に見たくなる。

元風俗嬢が港町のお弁当屋で働く話。そこに住んでいる人達との触れ合いを描く。
とにかく、主役の有村架純さんが良い!明るくて、可愛くて、セクシーで、ホンッと魅力的な女性を見せてくれます。

浮浪者に弁当を与え、お風呂までいれてあげる。
目の不自由な入院患者の女性を頻繁に見舞う。
母親が働きずめで、寂しい想いをしている小学生の相手をし、家族に息苦しさを感じるストーカー女子学生も温かく見守る。
風俗店の元店長や、同業者?の女友達、隠れ家で漫画に読みふける女子学生等、交際範囲も広いのに、どこか淋しさが漂う。
弟からの電話にはなかなか出ず、母親の葬儀にも立ち会わない。

どの登場人物も、こうじゃないかなって推測は出来るが、直接的な表現は示されない。この中途半端さもこの作品の魅力かもしれない。
それでいて、心の奥をズッシーンと突いてくる場面の数々・・・

鍵を失くして閉め出された小学生におにぎりを作っている女子学生。おそらく初めてであろうと思われる反抗。おにぎりを食べていたところに帰ってくる母親。招かれた家の中で
焼きそばをご馳走されるが、泣き出してしまう女子学生。
何故だろう?オヤジももらい泣きしちゃいました。

全編に何とも言えない雰囲気が漂う、心暖まる優しさに溢れた一本でした。

余談ですが、この作品を見てたら、なんか見た風景だなって懐かしさを感じました。まぁ、似たような港町なんて、よくあるもんだよなって思ってたんですが、エンドロールを見てビックリ。ロケ地が故郷の港町でした。
どおりで見覚えがあったわけだ・・・

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ratien

3.0抗わない…他者との間に深い関係性を築かないという彼女の生き様

2024年5月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

「孤独」を盾にしても、人生の荒波に真正面から抗(あらが)わずに生きるという生き様(ざま)ー。
ほんとうに「ざっくり」と言ってしまえば、そういうことになるのでしょうか。

ちひろが、風俗嬢になったのは、どうやら生きていくため(食べるため)だったようです。
反面、彼女がそういう生業(なりわい)を選んだのは、それが他人(客)とは深い関係性を築かなくても済む…というか、自分を守るために敢えて関係性を築かない職業であったことも、大きな理由だったのではないかと思います。
朗らかで、人当たりも悪くなく、否、むしろ笑顔が人懐(なつ)こくて、一見すると人嫌いではなさそうなのだけれども、どこか、最後の最後の部分では、心を開いていない、人を拒んで寄せつけないところがなくはない―。

それ故、弁当屋で働いていても、後に酪農の仕事に就いてからも、その生い立ちを微塵も感じさせないちひろの立ち居振舞いは、ある意味、凄いとも思います。

幼少期のほか、風俗嬢時代は、苦しい、苦しい、更に苦しい毎日を送って来ていたのでしょう。たぶん、おそらく。
それらが彼女にとっては未曾有の苦しみだったが故に、その後の彼女の人生では、すべてが耐えられることになってしまっていたのかも知れません。
これほど「抗わない」生き方を彼女できる理由として、評論子には、それしか思い当たらないのです。

「これ見よがし」に訴えるのではなく、その生きざまを通じて静かに訴えるからこそ、観る者にも伝わる…胸に迫るものがあるのではないでしょうか。

そう思うと、十二分な佳作だったと思います。評論子は。

<映画のことば>
「さすがは元風俗嬢。男の扱いがうまいねえ。」
「ありがとうございます。」
「褒(ほ)めてないから。」

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talkie

3.5孤独を手放さない

2024年4月15日
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りか

3.5ちひろという生き方

2024年4月15日
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sankou