劇場公開日 2023年1月27日

イニシェリン島の精霊のレビュー・感想・評価

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3.0内戦の不毛さ

2023年2月16日
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昨日まで親友だったのに急に「お前と付き合っていても時間の無駄だ。話しかけるな」と絶交された主人公(小学生か?)納得出来なくてそれ以降も元親友に絡んでいくが…というストーリーを終始見せられる。困惑する主人公を演じるコリン・ファレルは普段からやや八の字眉毛だが、それが困り顔でどんどん八の字眉毛になっていく。このままでは眉毛と眉毛がくっついてしまうのでは…と心配になる。バットマンでスーパーヴィランを演じていた面影は微塵もない。ハッキリ言って観ている方からしたら理解しがたいし不毛だ。だがこの不毛なやり取りがアイルランドの内戦を表現しているらしい。なるほどなぁ…とは思うがこのプロットは映画内では全く説明されないのでかなり人を選ぶ作品だと思う。戦争は不毛だが、同じ国の中でお互いがいがみ合う内戦はもっと不毛だ

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もーりー

4.5コルムがパードリックを拒否した理由はこの際どうでもよい。 人間の不条理と孤独・そして自分を見つめる行為を、皮肉交じりに映像化しているのだから。

2023年2月15日
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jollyjoker

3.0そんなこと?が長期化する面倒くささ

2023年2月15日
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鑑賞方法:映画館

おじさんになってからの絶交ってとても面倒くさくてこじれやすい。私の周りで起こった絶交案件では、一人の友人が別の友人と揉めて絶交状態に。周りの友人たちが怒っている側をなだめようとしたが、まぁ頑なで人の意見なんて聞く耳を持たない。あいつが酷いことを言ったんだ!の一点張り。絶交状態がものすごく長期化している。終結の見通しなんてまるっきりない。 本作のパードリックとコルムの絶交パターンは私の友人のそれとは全く違うのだが、あまり他人事とは思えない。ただ、話しかけてきたら自分の指を切り落とすって脅し方はどうにも納得できない。報復するぞ!ではなく、俺を傷つけるぞ!ってどんな脅し文句だよ。それほどの本気度を見せてる!ってことになるのか。いやいや、ただのイカれた野郎にしか見えない。作曲したいからお前のバカ話に付き合うつもりはないってだけでそこまで言うかな。だから、よほどの理由があるのだろうと思うしかなかった。 ところが、最後までそのよほどの理由はわからずじまい。精霊の予言をコルムが知ってしまった故の行動と予想していただけにかなりの肩透かしをくらった。他の人のレビューも読み漁って、なるほどそんな意味が込められていたのか、もしかしてこんな意味なのかもなんていろんな解釈を知ったのだが、それでもやっぱり腑に落ちない。それはたぶん時代とあの島の閉鎖的な雰囲気と共同体としての同調圧力を理解しきれないからなんだろう。 指を切るくらいなら、早めにパブから帰って時間を作ればいいだけじゃん、なんて思ってしまう。もしかしたら、自分がくだらない話を続けるパードリック側の人間だから鈍感なだけなのか? ふと、絶交案件の私の友人がこれを観てどんな感想を抱くのか興味を持った。今のうちに勧めておいて数年後に(サブスクとかで観た)彼の感想を聞いてみよう。これは俺の話とは全然違う!悪いのはあいつなんだ!と答えそうではあるけど。やはりおじさんの争いはしょーもないし、長期化する。

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kenshuchu

4.0指切りは、鬱屈から抜け出るための代償だったのか?

2023年2月15日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

怖い

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Uさん

4.0見下しているのは誰だ

2023年2月14日
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イニシェリン島の精霊を観た。 島の景色は美しく、期待が高まる。 その美しい島に住む男は家畜の乳を売って生計をたてている。妹と二人で暮らし、小さな美しい島で生きている。 隣にある本土では内戦が行われており、砲弾の音が時折り聞こえるが、その島までは何の被害もない。 何もない島に住む男。 唯一の趣味はビアホールに友人と行くこと。 毎日決まった時間に彼の家を訪れる。 いつものように飲もうと誘うが、いつものように行かない。彼は深く考え込んでいる。 そんな彼に突如、お前とは飲まないと言われるー。 序盤のこの始まりにやられた。続きが気になる。二人はこの後どうなるのだろう。 次第に自分がこの“退屈な男”なのではないかと重ねてしまう。 自分にとって大切なものは何だろうか。 登場人物の誰もが“誰かを見下している”。理由は違えど、島の人間は皆そうだった。 価値観を考えさせられる良い映画だった。

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shin

4.0人生に別れを告げる時

2023年2月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

ゴツゴツした岩と灌木の島に点々と立つ無機質な住まいに、家畜と生きる人々の息抜きは、粗末な酒屋の一杯の酒と歌。 長年の親友に無言の絶縁を突き付けた彼。寄る年波を自覚すればいずれは別れる時が来る、その時を待つよりも、ヴァイオリン仲間の長老である今しかないと、全てに別れをつげる一歩として、友情を断ち切る決断に至った彼は、禍々しい行動に出る。外部から閉ざされた孤島の因習や伝説が絡んだアイルランド版楢山節考 。 人生は死に行くまでのヒマつぶし・・・

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ezu

4.0相容れない価値観の衝突

2023年2月14日
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鑑賞方法:映画館

どうしてこんなに切なく悲しくなるんだろうと、何度も涙が溢れました。 退屈な日常を愛し、コルムと過ごす時間をもっとも大切にしていたパードリック。 人生の残り時間のすべてを音楽にかけると、自分の生き方を決意したコルム。 互いに嫌いになったわけではないし、慕いあっているとわかっていながら、彼らの価値観が両立することはありえません。 島の人々の楽しみといえば、パブで飲む酒と卑しい噂話。 島の人々は、パードリックとコルムがなぜ意固地になって互いに狂気じみた行動をとるのか、理解できないし理解しようともしません。 対岸の内戦を「何のために争っているんだか」というように、傍観者にとってはひまつぶしの話のタネでしかありません。 本作を観ていると、ふたりの決意や狂気的な執着に引き込まれながらも、時にふっと傍観者の視点に置かれるような感覚を味わいます。不思議。 レビューを拝見すると、観る人によって印象は様々のようです。 私は、パードリックは素朴で善良な人間だと受け止めました。 無学で面白みはなく退屈な人間かもしれませんが、卑しい話にはのらないし誰かを不当に扱ったりしません。 変わり者のドミニクがよく懐き、とっておきの密造酒を飲み交わすくらいです。 妹のシボーンが島の暮らしに飽き飽きしながらも、パードリックを一人にできず苦悩するくらいです。 きっとコルムもそんなパードリックを好んでいたのでしょう。 しかし、創造的に生きると決意したコルムにとって、パードリックに関わっていられる時間はなくなったのです。

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moro

5.0疎遠になった友に鑑賞をすすめました。

2023年2月14日
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北海道の礼文(れぶん)島が好きだけど そんな礼文島に似た美しい島であっても こんなことになったら住めない… ‘’人生は死ぬまでの暇つぶし“ と思うしかない バリー・コーガンや動物たちから目が離せません。 こんな静かな映画なのに寝ませんでした!

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han

3.0ワンス・アポン・ア・タイム……的な

2023年2月13日
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その時、島で起きた出来事、みたいな 見てる途中でこれってよくある、あちらの方にしかわからないその時代や国での出来事や習わし絡みで、日本人にはわかるまい映画か?!とふとよぎった。 映画館で見たから1つの映画として楽しんだけど、 じゃあ誰かに勧めるかといえば勧めないし、自分がもう一度見るかと言えば、多分もう見ることは無いであろう

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マシュー

4.0(原題) The Banshees of Inisherin

2023年2月13日
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アイルランド内戦のことを知っていたら、もっと違ったのかもしれない。 難しかったけど、綺麗な作品でした。

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AYK68

5.0精霊の魔法の杖

2023年2月13日
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norinori

3.5whiskey2杯ビール大量

2023年2月13日
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鑑賞方法:映画館

アイルランドと言えばギネスではあるけど、基本はビールなんだな。話には聞いてたがちょっと意外。それとARAN諸島とARRAN島を混同してた。 細かい防風壁?が印象的な風景。木も育たない島でのんびりと暮らしてる。きれいな景色と文句なしの俳優陣で引き込まれる。 外界からの刺激は強いけど遠いから日々の暮らしにも刺激が欲しくなる、そんな話かな。人間関係は密なときも疎の時もそれなりにバランスはとれる。ただちょっとしたことで崩れる。国際関係も同じだけど、修復するのが正解なのか流れに任せて新たなバランスに持ち込むべきなのか。 ちょっと不快な夢を見てるような登場人物と話の流れ。生活感もあるような無いような。 野外でも陰の無い場面が多くフィルム時代なら陰鬱な絵になったんだろうけど。 明るい悪夢。

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HigeKobo

2.5サイコスリラー映画

2023年2月13日
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怖い

パードリックのサイコストーカーな所が怖すぎる。コルムも正常な精神では無く島民の大半が異常な人々で怖かったです。 ただ動物は可愛いく癒されました。

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幸

3.5イニシェリン島の精霊

2023年2月13日
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昨日観た「バビロン」に続き、2日連続で意味不明な映画を観てしまいました。 内容はわからなかったけれど、お金を返してほしいというようなポンコツ映画ではなかったので退屈ではなかったです。 ロバはなぜ死んだのか。指をかじったくらいでは死にませんよね。

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kazu565

4.0究極のギスギス映画

2023年2月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

仲の良かった2人が喧嘩する。 これだけのプロットで映画が作れてしまう。 それが映画の面白いところだと思う。 単純なだけに次の展開がどうなるか気になってしまう。 昨今外見で判断するのも宜しくないが、 コリン・ファレルの普通にしていても悲壮感が漂うような顔立ちが今作品ではどハマり役で、 嫌われてる。なんで?何もしてないのに。 これが実に終始可哀想である。 主演に引けも劣らず、出てくる俳優の演技がみんな素晴らしく、まるで本当に存在しているかのような田舎集落感を出している。 この島全体のギスギスな不快感を観客まで巻き込んで体験させられる、言わばコメディ版アリ・アスターのような作品である。

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ふぇる

3.0見て損はない映画です

2023年2月13日
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何だこりゃ?っていうのが最初の感想でしたが、Youtubeで考察を調べてやっと理解することができました。 ドライブマイカーよりレベル高いんじゃないでしょうか。 分かりづらいですが、とても深い内容であり、アカデミー賞向きというか、直感的なものが好きな私的には違うかなと思います。 考察を理解した上でもう一度見れば、見方も変わるのかも知れませんが、じゃあ見に行くかと聞かれれば行かないですね。 でも、見て良かった映画です。

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ジョージ

4.0なんともシュールな、二人の男のいさかいの成り行き…。

2023年2月13日
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怖い

難しい

時は1920年代、アイルランドは独立戦争から内戦へと局面が転換していた、そんな最中。 アイルランド島の西側、ゴールウェイ湾に並ぶ3つの離島をアラン諸島というらしい。 その中の一番大きな島が主な ロケ地のようだが、イニシェリン島は存在しない架空の島だった。 島からは、海の向こうにアイルランド本島が見えるのだが、木更津から東京湾越しに見える川崎よりもはるかに近い。小豆島と高松くらいの距離だろうか。 島の人々は、海の向こうで鳴り響く砲弾音や、立ち上る煙で内戦の戦火が止まぬことを認識するのだが、文字どおりの「対岸の火事」といった体だ。 監督&脚本のマーティン・マクドナーは、アイルランド出身だと聞いた気がしたが、両親がアイルランド出身で、本人はロンドンで生まれ育ったらしい。 ただ、ルーツであるアイルランドの紛争には特別な思いがあるのだろう。両親はやはり離島の人だったようだ。 この映画の二人の男の仲違いが意味不明にエスカレートしていく様子は、独立戦争を終結させるための講和条約締結が着火点となったアイルランドの内戦を皮肉っているのだろうか。 それにしても、二人の男のいさかいは唐突だ。親友だと思っていた男から実は嫌われていたと知ったときのショックは、いかばかりだろう。 二人は20歳くらい離れているだろうか。 ロバを可愛がり、パブでビールを呑むくらいしか楽しみがない男パードリック(コリン・ファレル)と、ヴァイオリン(フィドル)を弾き作曲をする初老の男コルム(ブレンダン・グリーン)とでは、人生の密度が違うだろうことは想像できる。 人生の残り少ない時間をパードリックのつまらない話に付き合って消費したくないと言うコルム。 親友が自分を退屈な男だと思っていたと知り、島の人たち皆が自分をバカだと笑っているのではないかと、不安を感じ始めるパードリック。実際、この男は気が良い分思慮が浅い。 この映画は、よく考えれば声を出して笑ってもよいほど可笑しいユーモアに溢れている。 突然のコルムの絶縁宣言に、パードリックが理由を問いただした会話が秀逸だ。 「お前は、牛の糞の話を2時間も続けた、2時間もだ」 「牛じゃない、馬の糞だ。人の話をちゃんと聞け」 パードリックと二人で暮らしている聡明な妹シボーン(ケリー・コンドン)が、コルムがパードリックを退屈な男だと評したことに対して言い放つ。 「この島に退屈じゃない男なんているの?」 他にも随所に散りばめられているユーモアは、荒涼とした島の風景、小さな集落の人々の閉鎖的な暮らしぶり、対岸で勃発した同一民族の戦争の様子、などが作用して可笑しいのだけれど意味深に感じる。 パードリックはシボーンが言うようにナイスガイなのかもしれないが、パブの店主や常連客が彼のためにトラブルを仲裁しようとはしないあたり、人望があるとは思えない。 彼に寄り添ってくれるのは、少し知恵が遅れていそうな青年ドミニク(バリー・コーガン)だけだ。 このバリー・コーガンが見事な演技を見せる。是非とも、彼に助演男優賞を❗ ドミニクを虐待しているらしい警官である父親、雑貨店の女店主など、異様なキャラクターが登場すると物語の混沌は加速していく。 そして、二人の闘争は次第にバイオレンスの様相を呈していくのだ。 もはや、コルムの行動は残りの人生を充実させたい思いとは乖離している。 だがしかし、これはパードリックを主体に描いているから、コルムや他の登場人物たちが不可思議に見えるのだ…とは言えまいか。 パードリック自身が薄々感じたように、彼は島では好かれた人物ではなかったとしたら… 空気が読めないパードリックと頭が切れて生意気なシボーン。島の住民たちはこの兄妹と距離をおいていたのだとすると… 長年、毎日パブでビールを呑み交わす相手をしていたのはコルムだけだった。 コルムは自分の老い先を考えて、自分だけがパードリックに付き合っていることに嫌気が差したものの、簡単には見捨てられない。言って聞かせても理解する男ではないので、自らの身体を犠牲にしてまで空気を読めていないことを自覚させようとしたのだ。 コルムが時折見せるパードリックへの優しさは、鬼になりきれなかった証だろう。 パードリックは、島の厄介者ドミニクを唯一構ってやる善良な男だと自分では思ってるだろうが、実はパードリック自身、コルムだけが構ってくれていたのだ。 …そう考えると、このブラックユーモアには、俄然サスペンスとしての凄味を感じてくる。 結局、パブでパードリックの隣にいてくれたのはドミニクだけではないか。 不良警官のドミニクの父親は、島の連中に成り代わってパードリックを凝らしめていた。雑貨店の女店主は、他の住人たちとは違ってあからさまに態度に出していた…ということになる。 ドミニクは、頭が弱いようで自分のことを理解していた。 彼がシボーンに想いを伝えた後の悲しい末路は、彼自身が選んだのだと思う。 妹が島を去り、ドミニクにさえ背を向けられたパードリックは、愛するロバの死という決定打を浴びて暴走する。 それを受け止めたコルムが「これでお相子だ」と言う。 この物語の結末は見事なまでにシュールで、驚愕するほどにミステリアスだ。 「犬の面倒を、ありがとう」 「いや、またいつでも」 この二人は、この島の人たちは、この先どのように生きていくのだろうか…。

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kazz

4.0楽園追放を目論む蛇 救いは特にない(気がする)

2023年2月12日
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うさぎぐ

3.5人は一人では生きていけないのか

2023年2月12日
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イングランドの島で、大人の男の友人という貴重なものがある日拒絶されたお話で、残念ながらエスカレートしていく展開には、『まてまて』と呟きながら拝見しました。精霊に導かれたのか、それとも絡まった繋がりは厄介のもので、しょうがなかったのか、2人の関係がイーブンとなるものを求めて物語は続く。

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のっぽ