「非常に作り込まれた人物、トリッキーな日常。」宮松と山下 masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
非常に作り込まれた人物、トリッキーな日常。
スキャンダルで公開危ぶまれてたけど観れて良かった。
いくつかのレビューにあるように、余計な説明の無い行間の長いヨーロッパ映画みたい感じですが、佐藤雅彦流の現実とエキストラの交錯がトリッキーで私は飽きずに観れました。ストーリーも難解というわけではありません、見てればわかります。見せ方も映像的で気が利いてます。
そしてなにより香川氏の揺るぎない存在感、キチンとしてるのに何処か虚ろなかんじ、和かに己を嘲笑うようにタバコをすう後ろ姿はやはり凄い役者だと痛感しました。
絶頂期に疎まれてはめられた感アリアリのスキャンダルでしたが、仕事を選んでゆっくりとカンバックして欲しい役者さんです。
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