「【”異世界ダークファンタジー&VFX満載モンスターアクションにコミカル要素を絡めて描いた作品。メインのキャラ立ちも良く、起承転結をキッチリ付けた勧善懲悪なるストーリー展開も佳き作品である。】」ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”異世界ダークファンタジー&VFX満載モンスターアクションにコミカル要素を絡めて描いた作品。メインのキャラ立ちも良く、起承転結をキッチリ付けた勧善懲悪なるストーリー展開も佳き作品である。】
ー 近年、異世界ファンタジー作品の上映が減っていたが、今作は堂々たる異世界ダークファンタジー作品である。流石、元祖RPGを下敷きにしただけの事はある。-
◆感想
・忘れかけていた、異世界ダークファンタジーの世界観を”これでもか!”と言う程、VFXを駆使して描き出している。
・登場人物は人間だけでなく、人間を信頼していない自然の化身であったり、邪悪な世界征服を企む魔女であったり、数々の化け物であったり、多種多様である。
■ストーリー展開も、コミカル要素を絡ませながら、起承転結をキッチリと付けた勧善懲悪モノになっている所も良い。
邪悪なる魔女ソフィーナが率いる組織は滅び、詐欺師フォージ(ヒュー・グラント)は獄に繋がれ、エドガン(クリス・パイン)は娘キーラの誤解を解き、妻を生き返らせるために手に入れた”蘇りの石版”をソフィーナとの闘いで息絶えた相棒、ホルガ(ミシェル・ロドリゲス:腕の太さが凄いです。VFXかな?)の為に使い、彼女を蘇らせるのである。
・精神的に未熟な、魔法使いサイモン(ジャスティス・スミス)が自らの弱さを克服する過程や、人間嫌いだったドレク(ソフィア・リリス)とのラストの仄かな恋も良い。
<今作は、異世界ダークファンタジーの世界を、邪悪な世界征服を企む魔女の恐ろしき行為を防ぐべく旅するエドガンやホルガ、サイモン、ドレクと言ったキャラの立った人物達を、コミカル要素を絡めて描いた冒険譚である。たまにはこういう作品を観るのも一興である。>