ミセス・ハリス、パリへ行くのレビュー・感想・評価
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笑顔にしてくれる映画
家政婦の女性が、Diorの500ポンドのドレスに一目惚れして、お金を何とか工面して、パリのDiorのサロンにオートクチュールのドレスを買いに行く話
そう書いてしまうにはもったいないくらい、観る者を引きつけ、幸せにする映画だった。
とにかく、ほほえましいのだ、ミセスハリスが。
そして、彼女の周りの人々も。
絶賛されたのがよくわかる。
観てよかったと素直にシンプルに思える、そんな作品。
平和やな〜
20代前半の私が見た率直な感想ー!は
すこーしあくびが出てしまう平和な世界!
今の時代の刺激に慣れすぎたのでしょうかな私には少し物足りないものがありました
でも時代背景ならではのレトロな雰囲気はとても素敵でした😁
何歳でも恋はできる!夢と恋と旅の映画✨
2022.81本目
夢と恋と旅の映画😭
ハリス、若々しくて素敵だった〜!人徳ってかんじがする!人が皆暖かくて素敵な出会いがたくさんあって、お互いにいい影響を与えて…キラキラしてた〜!
パリは、美しさと花の都だけど、「労働者が主役の街」。ストライキや街の汚さなど華やかさの裏側も見せつつで、そこも良かったなぁ
クルエラを監修した人が衣装デザインしてて、もう衣装みてるだけでも眼福〜!
山あり谷ありでも人生は素晴らしい!夢と恋と旅の映画😭
何歳でも恋はできる!とてもよかったよ〜😭
私もDIORのドレス着たい!
幸せだった!
メリーポピンズみたい。
普通のおばさん、大活躍。パリについてホームレス風なおじさん達と出会ってトラブルが起こらない時点でこの映画の方向性決定。良い人だらけの登場でハッピーな気持ちになること間違いなし。たぶんフランス人にしたら3丁目の夕陽的な映像も魅力的。夢があるって良い。
労働者こそが王様
美しい綺麗なドレスとゴミであふれ汚い街、そして人の温かさ。まさしく人間のあるべき"美"徳。今を生きるぼくらは人の親切を信じられない…例えば呑兵衛でゴキゲンなホームレスたちを見れば"お金を盗まれるのではないか?!"と危惧したり、ディオールのアトリエに主人公が突撃しようものならマダム・コルベールみたいに場違いだとキツく当たる人ばかりじゃかいのかと予想したり。
"透明人間" 最高にチャーミングなレスリー・マンヴィル、ノリノリなイザベル・ユペールの"マダム"対決?! 夫が亡くなっても"ミセス"。オートクチュールや唯一無二なハイブランドの抱える宿命・命題を、何者でもない主婦=親切すぎるかわらいらしい庶民な主人公が痛快に打ち破っていく!それらが可能になったのは、もちろん"待ってました!"となる受け入れる側(作り手、供給)の本心くすぐる人としての姿勢やその仕事を通じて叶えたいこと、自己と夢の実現。かゆいところに手が届く感覚で、人々を喜ばせる気持ちを忘れてはならない存在意義。
その中で"お飾り"として、自分の本心や理想とは切り離されたことに忙殺されていた若き女性の自己実現と恋の行方。理想と現実、なんとも心温まる作品だった。
P.S. 原題は"ス(s)"の音でさらに韻を踏んでいてナイ"ス"
悪い人が出てこない映画
終盤にいろいろなことがトントン拍子に良い方向に進みますが、事前にもう少し背景(経営が厳しくなっていること、ドレス以外を扱うことの勝算)が描かれていると良かったかなと思います。それでもお仕事コメディとして十分に楽しめました。この時代のパリって、あんなに汚い街だったんですね
最高の服はその人の在り方を際立たせる最上級の『理解者』
イギリスのおっかさんが金を貯めて憧れのディオールで服を作ってもらう話…だけにとどまらなかった。
まさに今年度最高に“粋”な映画。美しいのはその人の在り方。ただし、最高の服はその人の在り方を際立たせる、最上級の『理解者』でもあるのだなと。
時代背景が今と違うので一概に言えないが、女性の方には共感度はアップしそう。
今年334本目(合計609本目/今月(2022年11月度)21本目)。
この映画は、もともとポール・ギャリコ(小説家)の小説「ハリスおばさんシリーズ」の1作目(パリ編)の映画化です(日本では幼児向けの絵本などもありますが、絶品かそれに近いのか、ややレア品の模様)。また、「シリーズ」とあるように、他の場所(モスクワや、さらには国会にまで押しかけるものもある)の作品もあります(日本では、絵本まで含めて今回映画化された「パリ編」しか流通はしていないようです(amazon.comで原文が英語で読める方は除く)。
※ 一部資料によると、「モスクワ編」の日本語翻訳小説版が超高価な値段(もちろん、プレミア価格という意味で)取引されている、という情報もあります。
さて、そういう事情なので、「小説をテーマにした」という意味では実話ではありませんが、小説ベースである以上、あることないことは書けません。
映画の大筋の枠としては他の方も書かれていますし、大半それにつきる上にそもそも論として小説にあることの映画化なので、あれこれ書いても仕方がないのでそこはカットします。
一方で本作品は「小説の映画化」という点では「小説に沿っている」とはいえ架空のお話ではあるものの、小説そのものは「当時の社会運動など」をテーマにしているため(前述した小説家のポール・ギャリコは、何らかの意味で「社会性のあるテーマ」の小説が半分、ほかは「動物がテーマ」の小説(猫・ウサギなど)が半分で、この映画自体は前者に属しますが、物語前半でドッグレースが登場するように、「動物」ももちろん出てきます(ただし、この点は後述)。
映画全体のストーリーを見た場合、「夢をかなえるために、いくら年をとっても活動することの大切さ」といった部分に論点があるのは明らかですが、この当時(第二次世界大戦終了直後の混乱期のイギリス)において、「ディオールのドレスが買いたい」ということでパリに行く主人公の「自由爛漫さ」が素敵です。そのあと、ディオールについてからは、服を作るだの作らないだのといった話に飛び、また、他の方も書かれていますが、元の小説の作者(ポール・ギャリコ)が当時の社会問題などを織り込んで執筆した作品のため、当時の労働者運動(待遇改善、賃上げ、不正な行為の撲滅)など、今でもつながるような内容まで扱われています。
映画としては丁寧な説明はあるので男女とも十分わかるけど、ディオールのドレスやオートクチュールの話など、どうしても、「男性の私」にはわかりきることができない部分はどうしてもあり、その点では「おしゃれに興味のある20~30台の女性を想定しているのかな?」という気がします。この点では若い女性の方にはおすすめの一作です。
※ 映画内では「ドレスの作成に500ポンドかかる」等の発言が出ますが、当時(第二次世界大戦直後)の、ポンド/円の換算レートが不明なうえに、当然、当時と現在とでは物価そのものが違うので、「500ポンド」等が「(2020~2022年の現代において、どのくらいの金額なのか」は不明でしたが、あの一流ブランドのディオールでドレスを購入するとなると、「現在の日本の基準」で考えれば、100万円ははるかに超えるんじゃなかろうか、という印象です(もしかすると、もう一つ0が付く範囲?)。
こういう事情もあり、ストーリー自体は元の小説の映画化という事情、さらにストーリーも変な方向にあっちこっち飛んでいないこと、また、この主人公の活動にも賛同できる点が多いため、男女問わず楽しめる作品ですが、「趣旨的に」20~30代の女性の方の感想も気になるところです。
減点要素としては下記が明確に気になったところです。
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(減点0.3/動物愛護に対する配慮不足)
・ ストーリーの序盤で、ドッグレース(競馬ではない。当時はドッグレースが賭けの対象にされていた)の話がでますが、その中の出頭犬(出走「馬」ならぬ出走「犬」)の中に、「疫病にかかっているんだぞ」(だから、その犬の単勝を購入するのはお金の無駄遣いだ)というようなシーンがあります。
この部分はドッグレースが法律上許されるかという問題もありますが、広く見れば、いわゆる動物愛護の観点で、この当時にイギリスで明確に日本の今の動物愛護法に相当する法律があったかは調査しても不明でしたが、この時代(わずか70年前)であれば、「動物を意味もなく娯楽の用に供してはいけない」「病気であることが明白なら動物病院などで治療させるべし」というのは法(動物愛護法に相当するような、イギリスの法)が要請していなくても一般常識として存在していたと考えるのが普通で、ここは明白に「動物に対する配慮不足」を感じました。
ただ、この件(ドッグレースの件)も、極論問題が起きないようにすれば競馬でもサッカーくじでも何でもよかったのですが、あえてこういう議論がおきるということは「原作通りです」ということであり、小説(ポール・ギャリコの作品)にあるのであろう、という点においては、「やや配慮を欠くかな」という点はあるにせよ、そこまでの減点はできません。
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今日(18日)は4本みましたが、明日(土曜日)は「ザリガニ」「ある男」など、ここでも評価が多く、かつ行政書士の資格持ちとしてはどちらもはずせない「法律枠」なので今日から明日(19日)が待ちきれないです。
文句なし!今の御時世に夢を持ってもいいじゃないと思わせてくれた映画。
今の御時世では絶対に有り得ないストーリー内容だったが、夢を持ってもいいじゃないと思わせてくれた映画。ミセス・ハリスがクリスチャンディオールのドレスを着るためにイギリス、フランスでいろんな登場人物との縁、出会い、波乱を持ちながらも勇気とやさしさで乗り越える映画だと感じた。今の御時世だからこそ観て良かったと痛感。トラブルもありながらミセス・ハリスの大冒険はなぜか胸に響いた。夢を得るには縁がいかに大切かと考えさせられた。この映画は今、脳梗塞で体調を崩し奇跡的に回復し今、リハビリに頑張っている私の母に捧げたい映画。今年のベスト映画。オススメです。
今日は吉日
良いことも悪く事も含め 人生だなと思った映画です 主人公の人の良さ 出てくる登場人物が基本的にいい人だらけで 少し非現実感あるけど どこか見てると結果的にいい方向に行くんだなと前向きになりました! 何が起きるかは分からないからこそ 積極的に行動してみるのが良いことへの近道なのかもしれませんね。
ドレスも出てくるモデルの女性たちは綺麗でとても目の保養になります ぜひ見てください
夢を抱くのに年齢は関係ありません
何年かかっても 夢を追っていきたいですね
最愛の伴侶を失った掃除婦がたった一つ見つけた生き甲斐は眩いばかりのディオールのドレス!! お人好しな中年女性が国を跨いでファッション業界に愛のお節介...
戦争で夫を亡くした中年女性がディオールのドレスという目標を見つけて大奮闘するハートフルコメディー。
持ち前のお人好しで周囲を魅了し他人の恋路を後押ししつつ自分はほろ苦い失恋…まさに女はつらいよな人情喜劇で、出てくるキャラクターがみんな良い人ばかりで心がほっこりすること間違いなし...
近年こういう作風は本当に減ったけど、古びれない普遍的な面白さを持ってる気がする。
言うなれば『男はつらいよ』シリーズの寅さんの女性版みたいな感じです。
苦労して貯めたお金を食べるためではなく上を向いて生きるために費やす主人公の様はまさにコンゴのサプールのようで、豊かなお金の使い方と正しい年の取り方此処に在り!
ときめきに年齢の限界は無い
私にとって2022年下半期ベスト10入り確定です!
戦後、夫の帰りを待ちながら、掃除の仕事で生計を立てるミセス・ハリス
ひょんなことからディオールのドレスに出会い、まさに一目ぼれ。
ディオールのドレスが欲しい!と資金計画を立てて、いざパリへ…
行けるのか?!とハラハラさせる。
パリへ行った後もディオールの従業員に相手にされない?!など
一筋縄ではいかないストーリー展開で最後まで楽しめた。
最近、おしゃれとか趣味活とか勉強など様々なことに対して、
自分の年齢的に勝手に「そろそろ」と線引きをすることが多かったけど、
ハリスさんの姿を見ていたら、いやいや!!まだまだ、思い立ったが吉日どころか、
胸がときめいたら吉日でしょ!!
それにおしゃれに対しての気持ちも変わった。
ハリスさんは胸がときめくからディオールのドレスが欲しい
フランスのブルジョワジーたちはディオールを着て、他人からよく見られたいからドレスを着たい
ハリスさんはこれを着て他人から羨ましがられるとかそんなこと一切気にしてない。
好きだから、ときめくから着る!!これに尽きていた。
私はオフィスワークだし、おしゃれしても仕事の効率上がらないし、
恋愛的な出会いも求めてないからって身なりに無頓着なんだけど、
自分の気持ちのためにおしゃれするっていいなぁって感じた。
で、次の日に仕事に着けていったのが、カードキャプターさくらのコラボネックレスというオチです。
(ふとした時に自分のネックレスが目に入るんだけど、
たしかに気分上がった(笑)
公開館少ないのもったいないな…って思う映画!
冒険家にしてシンデレラ
一目惚れしたディオールのドレスを求めてパリに行くミセス・ハリス。ドレスはお宝(マクガフィン)で、目的地パリは未知の地という構図は、ちょっとしたアドベンチャー映画になっている。
ロンドンでもパリでも上流階級からの差別・偏見を受け落ち込むも、親切心と不屈な精神力という武器で乗り越えていく。出会った人々はその姿に魅了され、いつしか彼女の味方に。「こんな上手い話ありえんわ」と切り捨てるのは簡単だけど、冒険家でありながらシンデレラでもあるハリスさんの前では、それすら詮無い事に思えてくる。
ディオール自体は高級ブランドでも、そこで働くのはセレブでも貴族でもない一般の人間。そこに生じる歪みや階級の是非を、原作より強めているあたりが現代らしい。
ハリスさん役のレスリー・マンヴィルが実にチャーミング。
クリスチャン・ディオールにあこがれた素敵な高齢女性の大大大冒険旅行。
主人公のハリスさんは家政婦さん。戦争で亭主をなくし、失意の中、仕事先の家で、クリスチャン・ディオールのドレスに一目惚れする。高価なドレスを手に入れるため、戦後間もないパリに旅立つハリスさんの大冒険。公共機関での労働者の争議やモンマルトルの丘やセーヌ川のほとりから見えるオルセー美術館、70年たっても変わらぬパリの街を散策できる。当時のパリのファッション・ショーを見ることができたり、見ていて幸せな気持ちになれる。時には、働く女性の権利問題でたたかうことになる等、映画スタンドアップ(North Country)を想起させるシーンもある。すべてがうまくいくわけではなく、いろんな問題がふりかかるけど、それをのりこえていくヒロインに惜しみない拍手を捧げたくなる。
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