わたしの見ている世界が全て

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わたしの見ている世界が全て

解説

自分ひとりの力で生きてきたつもりの女性が、疎遠だった兄弟との交流を通して大切なことに気づいていく姿を描いたヒューマンドラマ。

遥風は価値観の合わない家族の元を離れベンチャー企業で活躍していたが、目標達成のためには手段を問わない性格が災いし、パワハラを理由に退職に追い込まれてしまう。自ら事業を立ち上げて見返そうとする遥風だったが、資金の工面に苦戦する。そんな折、母の訃報を受けて実家に戻った彼女は、実家を売却して現金化することを家族に提案。姉は興味を持たず兄と弟は猛反対するが、遥風は彼らを実家から追い出すべく「家族自立化計画」に乗り出す。

「アイスと雨音」の森田想が主演を務め、中村映里子、中崎敏、熊野善啓が主人公の兄弟を演じた。監督は「東京バタフライ」の佐近圭太郎。

2022年製作/82分/G/日本
配給:Tokyo New Cinema
劇場公開日:2023年3月31日

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(C)2022 Tokyo New Cinema

映画レビュー

4.0この世界は正しさで出来ていない

2024年2月2日
iPhoneアプリから投稿

2023年劇場鑑賞26本目 優秀作 72点

期待を胸に足を運んで、鑑賞時は今ひとつな感触だったけど、次第にじんわりよかったなぁと思えてきた作品

やっぱり印象的なのは主演の森田想の役柄というか、目つきと口元の表情が頭硬そうな視野の狭い、自身に疑いを持たないキャラクターを見事に演じていました

短い上映時間の中で、小さいけど人間関係の革新に迫るようなテーマとその成長を描けていて、充実感があります

わたくしも4.5年前までは今作の主人公の様な理屈っぽく合理的な正論至上主義な考えで、今もまだどちらかというとそうなのかもしれないけど、ここ数年で話を聞くこともそうだし、その内容の意図と相手にとってどんなボールをどのコースでどんなスピードで返すのが適切なのかよく考えて、逆にこちらからの言葉を発するのに一層時間がかかるまで個人的変化がありました

人は感情で動くものだし、何を言うかより、誰がどんな言い方で言うかの方が受け手にとって重要で、そういった日々の振る舞いが回り回って、きっとなりたい理想の自分に返ってくるのではないのかなと思います

是非

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サスペンス西島

3.5「その先の言葉を私は探し続けた・・・」

2023年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

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いぱねま

4.0生きるって、合理性だけじゃないよね

2023年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

話の起伏はそんなに大きくないし、ドラマティックさのない淡々とした邦画ではあったけど、
兄弟やその周りの人のキャラクターがとても立っていて、その生き方や話し方、人生の選択を見ているだけで充分に面白いと思える映画だった。
全員、「うんうん、そんな人いるよね」って、違和感なしに見れた。田舎あるあるもたくさんで、一度も違和感はなかったと思う。

普段はサバサバとしてみえる兄弟たちだけど、次男の一大事があったら兄弟全員で立ち上がるところは、「兄弟って、家族ってそういうものだなぁ」と。

性格は全く似てないけど、自分の立場が主人公に似ていてるのでなんとなく重なる部分があった。(複数人兄弟の末っ子、次男がニート、実家が商店をやっている、商店をたたむことになる等)
長男が、便利屋みたいになりながら、いろんな人と繋がりながら仕事をしている姿が、うちの父親を見ているようでなんかジーンとした。

実家の商店が、空っぽになる最後のシーンの物悲しさ、自分の実家を思い出した。
仕事や恋愛や生きるってことは、合理性だけではないよねって、主人公も学んだのではないのかな。

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とも

4.0できる女は違いますね、でも切ない

2023年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

とても映画らしい映画で良かったです。

とても日常的なストーリーですが、家族の想いが滲み出て良かったです。

始まり方と最後の終わり方も好きです。
ちょっと切ない。

なかなか近所では観ることが出来ないと思っていたら、近くの映画館で1週間限定公開とのこと。ありがたいです。

クラウドファンディングらしいので、次回作も期待しています。

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だるまん
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