わたしの見ている世界が全て

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わたしの見ている世界が全て

解説

自分ひとりの力で生きてきたつもりの女性が、疎遠だった兄弟との交流を通して大切なことに気づいていく姿を描いたヒューマンドラマ。

遥風は価値観の合わない家族の元を離れベンチャー企業で活躍していたが、目標達成のためには手段を問わない性格が災いし、パワハラを理由に退職に追い込まれてしまう。自ら事業を立ち上げて見返そうとする遥風だったが、資金の工面に苦戦する。そんな折、母の訃報を受けて実家に戻った彼女は、実家を売却して現金化することを家族に提案。姉は興味を持たず兄と弟は猛反対するが、遥風は彼らを実家から追い出すべく「家族自立化計画」に乗り出す。

「アイスと雨音」の森田想が主演を務め、中村映里子、中崎敏、熊野善啓が主人公の兄弟を演じた。監督は「東京バタフライ」の佐近圭太郎。

2022年製作/82分/G/日本
配給:Tokyo New Cinema
劇場公開日:2023年3月31日

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(C)2022 Tokyo New Cinema

映画レビュー

3.5「その先の言葉を私は探し続けた・・・」

2023年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

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いぱねま

4.0生きるって、合理性だけじゃないよね

2023年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

話の起伏はそんなに大きくないし、ドラマティックさのない淡々とした邦画ではあったけど、
兄弟やその周りの人のキャラクターがとても立っていて、その生き方や話し方、人生の選択を見ているだけで充分に面白いと思える映画だった。
全員、「うんうん、そんな人いるよね」って、違和感なしに見れた。田舎あるあるもたくさんで、一度も違和感はなかったと思う。

普段はサバサバとしてみえる兄弟たちだけど、次男の一大事があったら兄弟全員で立ち上がるところは、「兄弟って、家族ってそういうものだなぁ」と。

性格は全く似てないけど、自分の立場が主人公に似ていてるのでなんとなく重なる部分があった。(複数人兄弟の末っ子、次男がニート、実家が商店をやっている、商店をたたむことになる等)
長男が、便利屋みたいになりながら、いろんな人と繋がりながら仕事をしている姿が、うちの父親を見ているようでなんかジーンとした。

実家の商店が、空っぽになる最後のシーンの物悲しさ、自分の実家を思い出した。
仕事や恋愛や生きるってことは、合理性だけではないよねって、主人公も学んだのではないのかな。

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とも

4.0できる女は違いますね、でも切ない

2023年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

とても映画らしい映画で良かったです。

とても日常的なストーリーですが、家族の想いが滲み出て良かったです。

始まり方と最後の終わり方も好きです。
ちょっと切ない。

なかなか近所では観ることが出来ないと思っていたら、近くの映画館で1週間限定公開とのこと。ありがたいです。

クラウドファンディングらしいので、次回作も期待しています。

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だるまん

5.0構築してきた他者との繋がりは合理性だけでは割り切れない

2023年4月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

我が身と主人公の考え方にシンクロする部分があったため(超合理主義で超個人主義という点で)、勢いで鑑賞。
結果、現時点で今年観た邦画のうちNo.1満足度の作品となりました。いや、素晴らしい。よく82分でこんなにキャラも性格も立ち位置も違う4人の兄弟姉妹を、描き切られたものだなと。
繰り返し申し上げます。
82分!
長いから良いって訳じゃないんだぞ、邦画界!
※もちろん例外もあります。

そんな訳で、単純な家族映画と思いきや、田舎町あるある事情を土台に複雑な兄弟姉妹の背景と、そこに伴う周りの人々との繋がりも非常にうまく盛り込まれた作品でありました。
特に好きなのは長男ですね。
家族の前ではイキがっていますが、お願いと言われたら断れない(風に生きてこなきゃいけなかったんだろうなという)性格と。その布団いつ干したのさっていう、あの部屋。どうでも良いですが、長男の部屋が1番客が来た時に駆けつけやすい場所にあったのも、個人的に田舎の店あるあるな感じでポイント高いですね。
本当にキャラ立ち半端ない。
この長男と、訳ありで帰ってきた長女、それにニートの次男の前に爆撃機(嫌な言い方で申し訳ないが、もうそれしか言いようがない)のように飛来する主人公。
結果的に自分がスッキリすればいい、という視点で動くので、まあ嫌われまくる。
でも、自分が嫌われてるということが、多分あんまわかってないんですよね。自分がやってることが正しいと思い込んでるので。

結果的には最良の選択。
ただ、それって人としてどうなんだ?

…うん。
なんか、本当にこの作品を通して、いろいろと反省してしまった。
なお、この作品の素晴らしいところは課題提起するだけでなく、ちゃんと答えに導いてくれるヒントをくれるということ。

忙しさと合理性のあまりに、他者との関係性を損得で勘定したり、数字でカウントしたりするような習慣がある方に、是非ご覧いただきたい映画だと思いました。
重ねて言います。
82分。
でも得られる教訓は一生モノ。

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BONNA
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