マルセル 靴をはいた小さな貝

劇場公開日:

マルセル 靴をはいた小さな貝

解説

実写とストップモーションアニメを組み合わせ、小さな貝のマルセルが繰り広げる冒険を描いた作品。

アマチュア映画作家のディーンは、靴をはいた、体長およそ2.5センチのおしゃべりな貝のマルセルと出会う。ディーンは彼が語る人生に感銘を受け、マルセルを追ったドキュメンタリーをYouTubeにアップするのだが……。

新進の映像作家ディーン・フライシャー・キャンプが2010年から14年にかけてYouTubeで順次公開し、累計5000万回再生を記録した短編作品を長編映画化。「ミッドサマー」や「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」などの話題作を送り出してきた製作・配給会社A24によって北米配給され、小規模公開ながら評判と話題を集めた。アニメ界のアカデミー賞と言われる第50回アニー賞では長編インディペンデント作品賞・長編作品声優賞・長編作品脚本賞を受賞、第95回アカデミー賞でも長編アニメーション賞にノミネートされた。

2021年製作/90分/G/アメリカ
原題または英題:Marcel the Shell with Shoes On
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2023年6月30日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第95回 アカデミー賞(2023年)

ノミネート

長編アニメーション賞  

第80回 ゴールデングローブ賞(2023年)

ノミネート

最優秀長編アニメーション映画賞  
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映画レビュー

4.5孤独も痛みもまるごとつつみこむ。

2023年7月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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村山章

4.0フェイク・ストップモーション・ドキュメンタリー?

2023年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

一種のフェイクドキュメンタリーのスタイルで撮影されており、合成も違和感がないので、リアリティがある。アニメーションであり実写映像でもある、ハイブリッドな作品で、技術のコモディティ化による現代的な感性によって作られている。今後、こういう感覚の作品は増えていくだろう。アニメーションキャラクターと生身の人間が違和感なく、特に説明を必要とせずに当たり前に共存しているという感覚だ。
マルセルの会話がウィットに富んでいて飽きることがない。カメラの後ろにいる監督とのやり取りは気心のしれた友人といった感じで、映画を観ているこちらに話しかけてくるような構図になっているので、自分もその場にいるような感覚を味わえる。ところで、これが長編アニメーション部門の要件を満たすと判断されたのはちょっと驚きだ。全編の75%以上がアニメーション映像じゃないといけないんじゃなかったか。

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杉本穂高

4.0可愛いだけじゃない。しっかり織り込まれたストーリー性が胸を打つ。

2023年6月28日
PCから投稿

身長2.5cmの小さな貝が、向けられたカメラに向かって天真爛漫におしゃべりを続ける。そんなドキュメンタリー風のファンタジー世界を、ストップモーションを駆使して奇想天外に撮りあげた素敵な作品だ。何が素敵かって単にキャラや仕草が可愛いからだけではない。彼が一軒家で様々なアイディアを駆使して日常を営んでいく生態が見ていてとても楽しいし、撮影者(人間)と被写体とで織りなされる会話のキャッチボールもナチュラルで、敬意と創造性に富み、互いの間に少しずつ信頼関係が芽生えていくのが手に取るようにわかるのだ。そしてマルセルと一緒に暮らすおばあちゃん貝のふんわりと優しい存在感が最高。イザベラ・ロッセリーニが声をあてるこのキャラは、時にマルセルへ向けて勇気を持って踏み出すことの大切さを教えてくれたりもする。不意に登場するフィリップ・ラーキンの有名詩が、この映画の記憶をいっそう眩く、忘れがたいものへと高めている。

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牛津厚信

2.5どうやって増えるの?

2024年5月19日
スマートフォンから投稿

棚の中にいっぱいいるシーン、きもくて笑っちゃった。話は可愛かったです

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ぎょうざ