ロッキーVSドラゴ ROCKY IVのレビュー・感想・評価
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なつかしい けどあたらしい
前のバージョンだと、冒頭のシーンで左右からグローブが衝突して粉砕するとこで
吹き出してました
当時は友人たち、5、6人で酔っ払って観てたんで
たのしい作品の印象です
アポロの埋葬前の場面で落涙してしまいました
泣けるとは思ってもみなかった
だってサバイバーの楽曲を大音量で聴きたいから劇場に足を運んだ
そんだけが動機だったんですよね〜
デイヴ・ビックラーとジミ・ジェイミソンの声がだいすきで。
物語的には今作のほうが、
当たり前ですけどスタローンの気持ちが前のめりです
Rockyサーガ?
の中では3がベストでした
グラバーに勝ってアポロとの友情マックス、ラストシーンが
さしずめ
マーベリックとアイスマンぽくて
今夜から今作が最高になりました
グッドシェイプ
ほぼほぼ忘れていたので配信で元のロッキーⅣを観てから劇場に行きました
約半分、40分以上ものシーンが差し替えられているとの事でしたがなるほど『こうなったか』とか『そうくるか』の連続です
基本的には不要なものがなくなって必要なものがふくよかになった印象
具体的にはロボットは全カット、スタローンの元奥さんのドラゴ夫人出番は大幅カット
実にシンプルな話になっていました
そして、やはりというか一番印象的なのはラストの書記長の態度
ここだけはオリジナルと逆と言えるほど変更されていて、こんなパターンも撮ってたんだと驚かされました
星は3.5と迷いましたが個人的にはオリジナルより良くなっていると思うのでその分評価を上乗せ
大画面のロッキー
まだ学生で劇場で見れなかった作品。大好きで何十回見たのかわからない。それがまさかの劇場公開。見に行かないわけにはいかなかった。
で、個人的な感想は、前のままでよかったかな。。
エイドリアンとの家でのやりとりなど、良かったシーンなどもありましたが。
個人的には旧作の、みんな変わることができるんだというメッセージは薄れ、そこが良いと思っていたので残念な気持ちになりました。
特にエンディングの盛り上がりは欠けたところが、個人的にはありました。
スタローン本人はどちらが良いのだろう。
旧作でもアポロの葛藤、ロッキーのタオルを投げ入れるかどうか躊躇するシーンのアポロとの目の会話、歌の歌詞の表示、ドラゴの無慈悲(今作心が見えたのが良いという人もいますが、マシーン的な所が私は好き。ヒョードルの様な)からの血が出て人間味を見せるとか。書けば書くほど旧作好きなんだなぁ。
思入れが強い分、少し残念な感じ。別角度から見た感じは良かったけど。。
スッキリと洗練されたロッキー4
サントラ買って、シーンの順番を暗記してたぐらいに好きなスポ根映画でした。冒頭にロボットが出てきたりとか、当時は「余計」と思って不満だったシーンがバッサリカットされてスッキリした感じ。あとは書記長が最後に拍手しないところぐらいが大きな変更点。その他、細かいところとか小刻みにカットしたり追加しているけどあまり気づかないレベル(むしろ「あ、そのあとのがセリフ良かったのに!」と思ったところがいくつか切られた)。一般的なディレクターズカット程度に期待した方が良い。「多くのシーンを入れ替えた」と大袈裟に書く記事や投稿もあるが、限りなく同じ。冒頭はロッキー3からもかなり多くのカットを持ってきてるが目新しさはない。決して「見たことないまったく新しいロッキー4」がそこにある訳ではないので、そこは惑わされないよう劇場鑑賞時にはご注意下さい。
味わい深い…
素晴らしい!! 伝説の名作が新たなる伝説として生まれ変わった
すごく良かったです、完璧な仕上がりで感銘を受けました
オリジナルの公開時、私は高校生、今まで何度も観てきた大好きな作品に劇場の大画面で再会できただけでもスゴいのに、オリジナルを越える名作として生まれ変わった本作との再会に心から感激しました
初公開から35年の時を経て、監督であり主役のシルベスター・スタローンさんが自身が理想とする作品に再編集した、いわゆるディレクターズカット版
1時間半の上映時間のうち約半分の42分が未使用だったシーンであり、正に「生まれ変わった、もうひとつのロッキー4」として完璧に仕上げられています
オリジナルに対し人間ドラマとしての描写がより強く・深くなっており、とても見応えのある骨太なドラマとして生まれ変わった本作、歳を重ね円熟味を増したスタローンさんの人となりが滲み出ていて、人を描く方に軸足がシフトしているのがよく解り、作り直したかった理由もよく理解できます
オリジナルを観てムダだなあと思ったサービスロボットのシーンはばっさりカットされているし、アポロとドラゴとのエキシビションマッチまでの流れがより深掘りされていたり、なぜロッキーとドラゴとの試合がロシアになったのかという所などがとても自然な流れで描かれていて見応え抜群です
強く芯のある女性に成長したエイドリアン、それを演じるタリア・シャイアさんが大画面で観ると改めて綺麗な女優さんだなあと思ったし、スタローンさんの当時の奥さんだったドラゴの奥さんを演じるブリジット・ニールセンさんもスゴく綺麗でカッコよかったです
本作で一番好きなシーン、ロシア行きを止めるエイドリアンと口論し家を飛び出したロッキーがランボルギーニ・ジャルパで夜の街を飛ばしながらフラッシュバックする過去作から引用の名シーンも改めて再編集され重みが増し、そのバックでかかる名曲"No easy way out"もオリジナルテイストのままで最高に感動的でした
そしてクライマックスのロッキー対ドラゴとのド迫力の死闘も大画面・大音響で味わえ大満足
これが本当の"ディレクターズカット版"だと思います!
スタローンさん、ありがとう!
ビックリするほどシンプルな物語にコッテリ塗りつけられた戦う男達の誇りが眩しいです
『ロッキー4/炎の友情』を観ていないので残念ながら比較は出来ませんが、同世代なら全員知ってるくらいのあらすじは変わっていない様子。91分の作品から42分も未公開シーンと差し替えたということですが、ドラマ自体は拍子抜けするくらいにシンプル。アポロ対ドラゴのエキジビジョン戦ではアポロがこれでもかと戦意を高揚する描写と完全にアウェイの環境下で孤立するドラゴの憔悴、ロッキーとドラゴが黙々と精神と肉体を磨き上げていく様子、ラウンドを重ねボロボロに傷つきながら少しずつお互いを認め合っていく過程といった心理描写に重点を置いた再編集になっているようで、奇しくも翌年公開の『プレデター』にも似た微かなノワール臭が漂っていました。
80年代半ばの米ソ対立を背景とした不穏さとそれとは裏腹の浮ついた空気感を知る者なら懐かしいの一言で片付けられますが、頻繁に奏でられるアナログシンセの独特な響きは当時を知らない人には耳障りになるかも知れません。
意外だったのは”Burning Heart”よりも『ロッキー3』の主題歌だった”Eye of the Tiger”の方がドラマにグッと入り込んでいたこと。Burning Heartの歌詞の方がドラマに寄り添った内容だと思うのですが、何かが気に入らなかったのか扱いがちょっと雑でした。
短めでお勧めだけど、要当時の歴史事情
今年244本目(合計520本目/今月(2022年8月度)20本目)。
この映画、単なるリバイバル上映や4Kリマスターではないそうです(ストーリーの一部が変わっている??)。
当然、ストーリーそれ自体は架空のお話ですが、当時の冷戦時代に代表される、アメリカとソ連(現ロシア)の不仲など、ある程度の歴史の知識は前提として要求されます。この部分が3割ほどありますが、ただこれは中学歴史の範囲だろうと思います(少なくとも特殊な知識がないと無理なようにはなっていない)。
むしろいわゆる「試合シーン」(アクションシーン)のほうに焦点をあてて見るのが妥当な映画でその限りにおいて傷は少ない印象です。
そうですね…。「半分近い42分間を再構成」などとあり、すると「新規映画ともいえるし、あるいは過去同作品を見ていれば(変わっている点があると認識する限り)見る必要なし」とも言えうるしどうにも評価が難しいです。私も原作を知らないとので、旧作品との異同を論じることができないからです。
ただ、短め(100分をきるかどうかくらい)の映画で、かつ、当時の国際情勢なども踏まえたいわゆる「政治パート」もあり短めではありますが2色(これと、アクションシーン(試合シーン))楽しめるという点では「お得な映画かな」という印象です。
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(減点0.3) この映画「それ自体」は架空のお話ですが、妙に無頓着な英語を話す人が結構多いです。字幕ありの映画ですが、字幕を補助にして音声メインで見る人もいるので(英検準1もあればそれも可能)、その観点では混乱させてくる要素があります(とにかく無頓着がすごく、三単現の-sがない、単数複数の-sがない、省略できない関係代名詞を勝手に省略するなど)。
ただこれも当時の水準(当時はあまりそこまで言われなかった、という点も踏まえて「あえて」いい加減に話している)を尊重していると解することはできるし、少なくとも字幕はあるので、「混乱はさせてくるが、字幕と異なる解釈は取れないので、そのような視聴者(字幕をサブにするような視聴者)もストーリーの理解で混乱させることはありません。
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なお、最初にも書いた通り、本当に軽くでよいので、冷戦(特にアメリカとソ連関係)はかるーく何かの辞書アプリなどで把握されることをお勧めしておきます。
ノイズを取り除いてスッキリ
そりゃ面白いけど
ディレクターズカット版の概念を変えた一本?
もう冒頭の『ロッキー3』のダイジェスト(回想)シーンからしてオリジナル版と違う。オリジナル版ではクラバーとのリベンジマッチのシーンのみだったのに対し、今回はアポロとの友情にフィーチャーした構成になっている。
アポロがドラゴと闘いたがる理由や、タオルを投入しようとするロッキーの描写の変更、さらに冷酷非道と思われていたドラゴの内面をより強調するなど、人物描写に深みが加わっていたのが印象深いし、出番こそかなり削られたものの、ポーリーのコメディリリーフぶりも見逃せない。もっとも削られたといえば、ブリジット・ニールセン扮するドラゴ妻の登場シーンの大幅カットに笑ってしまった。やっぱりスタローンの元妻だったからか?
もう何度も観ているのに、クライマックスのドラゴ戦は新映像の確認を度外視しても興奮。ラストシーンも、『クリード 炎の宿敵』を観ている人ならより感慨深くなれるだろう。
スタローンは、『エクスペンダブルズ』もDVD化の際に自ら再編集したディレクターズカット版を発表したように、作品づくりにこだわりを持つ人物。ディレクターズカット版を作ったからといってオリジナル版を「なかった事」にしないのがいい。ジョージ・ルーカスには彼の爪の垢を煎じて飲んでもらいたいもの。
大げさじゃなく、ディレクターズカット版という概念を変える一本となったと言っても過言でないかも。ていうか、どんだけ未使用フッテージ持ってたんだよ!とツッコみたくもなったけど。
シリーズの中ではイマイチだった『ロッキー5』も、いつの日か再編集版を作ってほしい。あ、でもそれが『ロッキー・ザ・ファイナル』になるのか…
大切な人へ思いを伝える
私達は映画「クリード」の1も2も知っている。それ以前、エイドリアン亡き後のロッキーも知っている。その上で、見ても見ていなかったとしても今回のスタローン編集による本作は心に沁みた。
愛する人、大切な人へ言葉を伝えるというのが今作の大きなテーマの一つだと思った。アポロの妻もエイドリアンも眼差しと共に夫への思いを言葉で伝える。アポロのトレーナーはロッキーに言う、アポロは俺が作った、俺の息子だ、今度は俺がお前の父親だ。ロシアに向かう前にロッキーは、自分の生き方を決めるのは誰でもなく自分だと息子に伝え、ポーリーは試合直前、生まれ変わったらお前のようになりたいと今までの感謝と共にロッキーに伝える。ロッキーが一人「サウスポー」と書かれた車に乗って今までのこと、エイドリアンとの初デート、ミッキー、アポロ戦、エイドリアンへのプロポーズ、アポロに鍛えられたカリフォルニアの日々を、アポロが自分に言った言葉を思い出す。モノクロのこのシーンは観客がロッキーと共有できる回想場面だ。
そして映画「クリード Ⅱ」でドラゴが息子と共に現れアポロの息子とリングで闘うことを知っている私達は、ドラゴが当時どれだけの孤独と屈辱を味わったのか知っている。話すのはドラゴの妻とスポークスマンだけ。ドラゴは話すことも許されず耳も傾けてもらえない。ドラゴ、ドラゴと自分の名をつぶやく彼の言葉は無視される。ロッキーとの試合では言われた通りのことだけするよう指示されている。だがファイターとして対等の立場で向かってくるロッキーがドラゴの心を開いた。その瞬間がよく見えた。国家は関係ない、ドラゴという名の一人の男の闘いに変わった。素晴らしかった。そこに重点がおかれたから、ロッキー勝利後のスピーチを聞いて、ゴルバチョフそっくりさん含めた高官達が前作(Ⅳ)では拍手したがその場面カットして拍手なしで去った編集にしたのはいいと思った。
Ⅳを知っていても新しい映画を見るようだった。編集も映画の命だと思った。スタローンは素晴らしい映画人。
おまけ
1)アポロには呼び名が沢山あって一番気に入ったのは「ダンシング・デストロイヤー」!
2)James Brownが歌う場面がいい感じでたっぷりあって良かった。
泣ける
かなりブラッシュアップされた印象
マシーンと野獣がぶつかる重い音
技術の進歩と、スタローン自身の進歩が生み出した新作
あの「アメリカン筋肉(マッチョ)こそ最高」なプロパガンダ作品だった旧作『ロッキー4 炎の友情』とは、全然別物。
91分→94分だが、そのうち42分が別シーンへの入れ替えで、完全新作じゃないのかという感じ。
傑作ってわけじゃなくて、普通に面白いです。
旧作からドラゴの繰り返しドーピングやロボット的なシーン、さらには試合そのものの尺がかなりカット。
代わりにロッキーたちの「何故戦うのか?」という葛藤や、家族との心の在り方が増えていました。
製作された1985年当時はあの旧作でよかったんです。
薄っぺらい「アメリカvsソ連」国家の代理戦争に、「自然に鍛えた筋肉vsドーピング」のふりかけ程度で。
79年ソ連アフガン侵攻→80年モスクワ五輪ボイコット&イラン・イラク戦争→84年ロス五輪ボイコットと、いわゆる「新冷戦」で米ソが一触即発の緊張状態。
さらにスポーツ選手が割をくって、活躍出来ず引退が続いた時代の空気そのものの映画でしたから。
それでも十分で、熱狂的支持の上でヒットしたはず。
ところが時代を知らないor忘れた人が後から見るとスカタンというか、スカスカというか、よくわからない、愛国心だけを押し付けたような映画にも思えてしまっていました。
説明不足でアポロもロッキーも戦う意味のなさたるや。
そこに、今回入れ替えられた新たなシーンによって、
「俺は今でもロッキーと同じ偉大なチャンピオンなんだ」という意地と。
「ロッキーに負けて一度引退したからって忘れられたくない」という執念と。
「俺たちが積み上げてきたアメリカのボクシングを舐めるな」という誇りと。
「俺より強そうな奴を倒すチャレンジがしたい」というファイターとしての本能と。
これらが合わさって、アポロは戦ったんだな、と感じさせられました。
さらにロッキーが、単なるかたき討ちではなく、アポロの気持ちを継いで「ドラゴに勝たないとチャンピオンを名乗れない」と「あいつに勝ちたい」の思いで戦うように思えました。
だからこそ、本作の編集の方が、続編の『クリード』シリーズに綺麗に繋がると思います。
あと、音も編集されて5.1chになり、音楽はもちろん、効果音も重奏的。
殴る音の痛そうな感じがすごく良く、低音が腹に響いて、自分がロッキーに殴られているような気がしました(苦笑)。
これを体感する意味でも、配信スルーしないで、スクリーンでの鑑賞をおすすめします。
テクニカルな面(技術)の進歩と、スタローン自身の進歩の両方が揃わないと出来なかった作品でしょうね。
悪かった点・良かった点
1985年公開当時に劇場で観て以来、VHS→DVD→Blu-rayと買い替えるほどにシリーズで一番好きな『ロッキーⅣ』単純明快熱血エンタメ極まる傑作です。
東京都立川シネマツーの1週間先行上映初日に駆けつけましたが…
(^_^;)
《悪かった点》
・エンディングの大幅改変
『ハーツオンファイヤー』が『バーニングハート』に差し替わるのは許容範囲ですが、曲のテンポに合わせカット割が変更された結果、ラストショットまで変わってしまいエンディングの高揚感が削がれてしまいました。エンドロール中に『ハーツ~』が続けて流れるものの、曲はフェードアウトで終了……うーん
・字幕無しの“LIVING IN AMERICA”
アポロVSドラゴ戦前のJブラウンのパフォーマンス。85年版と違って字幕無し。あの曲の歌詞が判るか判らないかは重要だと思うんですが(え?ロシア国歌の歌詞は?って…)……うーん
・拍手しないソ連政府高官
85年版で印象的だった「ゴルバチョフそっくりさんwith政府高官の拍手」ですが、今回は憮然とした表情で無言の退場というウクライナ情勢を予期したかのような改変。もしかして最初はコレだったのかもしれませんが……うーん
(´Д`)
《良かった点》
・ロボット登場場面の全削除
あれ何かのタイアップだったんですかね?バッサリ全削除してくれてグッジョブです!
・ロッキーのトレーニングに手を貸すポーリーのカット追加
文句ばかり言ってる印象のポーリーが極寒の吹雪の中でロッキーを手助けしてるんです(大きな石を持ち上げ放り投げる場面)滅多に見られぬ彼の心意気を感じる貴重な場面にグッジョブです!
・モスクワ出発当日、2人だけで言葉を交わすロッキーとエイドリアン
本作の改変で一番良かったです。なぜ85年版に使わなかったのか不思議。この場面を復活させたスタローンに天晴れグッジョブです!
(o´∀`)b
…てな具合に、悪かった点・良かった点を引っくるめ素直に評価すると『…微妙』な感じです。期待値ハードル上げ過ぎるのは禁物だと思います
<(_ _)>
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