レジェンド&バタフライのレビュー・感想・評価
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現代解釈版 織田信長恋愛物語
感想
誰しもが知る最強の戦国武将の半生の物語が、現代的再解釈を入れつつ描かれので新鮮な気持ちで見る事できた。
20億円掛かった分の圧倒的美麗映像には引き込まれた。
・物語構成
織田信長と濃姫との出会いから本能寺の変までを恋愛物語視点で現代的再解釈を入れつつ描く大河スペクタクルラブストーリー。
織田信長が行った数々の偉業を映画作品としてまとめた結果約3時間という長時間映画にはなっていた。しかし、濃密な内容の為体感的に3時間には感じなかった。寧ろより丁寧に描いて欲しいと思う部分もあった。
史実通りのシナリオでありながら、ラブストーリー主体の為、作品全体にコメディ要素が含まれいる事、史実とは異なるキャラクターの描かれた方がされている等再解釈的な作りでもあるので、不思議な気持ちになった。
特に、本能寺の変の中でのある驚愕のクライマックスには、『ここまで描き切るのか⁈』と驚かされた。
・演技
実力派俳優陣ばかりが出演している為、自然と引き込まれた。特にうつけ者から魔王の片鱗を見出す綾瀬はるかさんの演技は流石の実力で、圧倒された。
・豪華な絵作り
邦画としては異例の大規模な予算を掛けて作られている豪華な舞台セットとVFX、世界遺産や重要文化財での撮影による豪華な画面に終始酔いしれる事ができた。
総評
現代ラブストリート寄りのスペクタクル大河作品。織田信長と濃姫の新たな恋愛関係描写が夫婦愛の物語としてとても楽しめた。
歴史オタクは嫌いだろう
『カエル』と『蝶』で、実は主役は濃姫なのかも
歴史に興味がある方ではないので、濃姫の別名が帰蝶だというのは、大河ドラマ「麒麟が来る」の女優の交代騒ぎで初めて知りました。濃姫については資料が無くて謎が多いため自由な造形が出来ます。
本作は切り口がかなり独特です。
まずは信長が濃姫を妻に迎えるところから始まります。信長の、威勢はいいが何も出来ない大うつけぶりが長々と。そして魔王と呼ばれる残虐さとカリスマ性がいつの間にか形成されていましたが、歴史の切り取り方としてはどうなんでしょう。信長を描くには欠かせない桶狭間の戦いが省略されただけでなく、合戦は一切ありません。闘いは本能寺の変だけです。
お市も「妹を嫁がせる」というセリフのみで登場せず。歴史好きにはかなり不満が残るかもしれません。
型に収まりきらない男女の生きざまと思って観れば面白いかもしれません。
信長と濃姫の関係をクローズアップしたので、他とは違った面から描こうという意欲作なんですが、ちょっと引いたのは、二人が必要の無い大量殺人をしたこと。アオスジアゲハが人の血を吸うシーンはホラーです。キジの作り物や斎藤工さんの特殊メイク、南蛮人のシーンなどビジュアルは凝った模様ですが、信長と言う人物は描き切れてないと思います。時代劇なので綾瀬さんの口紅はもっと赤い方が良いですね。
主演の二人は熱演です。綾瀬さんは運動神経も抜群です。(「ichi」の綾瀬さんはメチャクチャかっこいいですよ)
伊藤英明さんが渋くて素敵で、宮沢氷魚さんと市川染五郎さんは凛々しかったです。
入場者特典の「オリジナル織田ちんポチ袋」が可愛いです。
戦国時代劇の革命的作品。
綾瀬はるか、綺麗すぎ、演技うますぎ。ドアップの連続で、顔だけで、眼だけで演技してる。こんな凄い女優だったか。声も方言も魅力満載。
信長の物語ではお約束のあの合戦もこの逸話も、悉く割愛され、その前後の夫婦の掛け合い、葛藤がストーリーの基軸となる。秀吉も前田も丹羽も柴田も、家康や明智までもがその展開の推進役に過ぎない。
夫婦二人の掛け合いを、こうも濃密に見せられると、普通はうんざりするものだが、いつまでも観ていたくなるくらい、魅力全開の木村と綾瀬の、いや、信長と濃姫の強烈な個性のぶつかり合いとその中に育まれる見えない絆。なんかもう、ハッピーエンドにしてあげてほしいと、心から思うくらい、感情移入させられてしまいました。
細部は異なっても、大枠は皆一緒の戦国時代劇の形をぶち破った見事な作品でした。
追記
レジェンドは信長として、バタフライは?調べてみると、濃姫の唯一本名として伝わるのが胡蝶又は帰蝶という名前なんですね。濃姫とは美濃国のお姫様という通称。映画の中で一度もそう呼ばれていないのはそういうことかと。勉強になりました。
お金をかけて撮影しているのはわかるのですが・・・
濃姫最高にカッコ良かった‼️
あっという間だった
前評判を見て、時間が長いのかな?と思っていたが、始まると作品の世界に引き込まれて、あっという間に終わっていた。番宣では木村拓哉さんと綾瀬はるかさんが全面に押し出されていて、最初はそれを楽しみに見始めたけど、観ているうちに、木村拓哉さんが演技している事を忘れて全く違う役者さんが信長を演じているように思えた。信長と濃姫の心の機敏が感じられて、時代劇というよりは王道のラブストーリーだと思った。話の作りも、今までにない解釈、描き方でそれが返って面白かった。特に明智光秀の描き方は、面白いと感心してしまった。この映画は、監督、脚本家、役者さんだけで無く関わった全ての人が楽しみながら作り上げた作品だと感じた。あと、時代劇が苦手な人でも充分に楽しめる作品だと思いました。良い作品を作ってくれてありがとうございました。楽しかったです。
どうにもこうにも長すぎる…。
今年34本目(合計687本目/今月(2023年1月度)34本目)。
さて、こちらの作品。70周年記念の一環ということです。
とはいえ、この映画で描かれている2人、(時代が少し古いという事情もあって)どのような一生を送ったかはいくつかの説があり(戦国時代なのでいろいろな資料が消失したというのもありそう)、そのうちのひとつの説をとったというものになります。
ただ、中学歴史(日本史)程度で必ずやるこのテーマを、あえて70周年枠で持ってきたのも何だかぁ…というのは思いました。ほぼ常識扱いの歴史ものなので、「ある程度」結果は見えてしまうため、ストーリーに意外性を持たせにくく、ほかの部分で勝負しなきゃいけないという別の意味でのハンディもかかってしまうからです。
投稿こそ多いものの結局は日本史のある出来事を「一つの解釈として」描いたというものであり、いろいろな説があるこの2人ですが、「常識的範囲でこういう説もあり?」というもので描いたもので、余り解釈の揺れはないのでは…と思います。
採点としては以下の通りです。
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(減点0.3/やはり長すぎるという意見は確かに…)
インド映画並みの180分はちょっときついです…。2人どうしの人間としての交流を描くのならカットできる部分もあると思うし、いかんせん「インド映画でもないのに3時間級」は結構厳しいです(ただ、合理性があれば減点なし)。
(減点なし?/謎の広島アクセント)
綾瀬はるかさん、広島県出身の方とのことですが、もちろん、広島弁は出てこないものの、広島弁独特のアクセントや発音の上げ下げが結構見えます。一方、濃姫もいろいろ謎が多い人物であることも確かですが、広島(当時は、安芸(の)国)出身という史実もないようで、ここは気にはなったものの、別に(現代)広島弁が出てくるとか無茶苦茶ではないですし(せいぜい、アクセントや話し方の語彙で見られるに過ぎない)、指摘はしても減点はなしの扱いです(それを厳密に論じると、地方出身の方が担当できないことになるため)。
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時代劇感があまりないが、、、
全体的には不満だがラスト演出は衝撃
”ぎふ信長祭り”の時が、一番”信長”としてハマってたかも!?
金曜レイトショー『レジェンド&バタフライ』
TOHOシネマズのチケットがネットで買えず焦りましたが、直前に使用可能になり鑑賞
ジャニーズタレント作品は、アンチが観ないで酷評するので鵜呑みに出来ないし・・・
それと主演俳優が嫌いなのに、わざわざ試写や初日に観に行くかな^^;
そういう部分は、気にせず鑑賞しましたが・・・・
人間50年〜政略結婚させられた2人のラブストリーって事なので・・・
本来なら一番見応えを期待する戦国絵巻な有名な戦シーンは、ほぼ割愛されてます。
なので、それ期待してたならレビューは、低くなりますね。
私的には、信長の武勇高めた桶狭間の戦いは、もう少し丁寧に描くべきだったと思います。
『るろうに剣心』シリーズなどの大友監督と『コンフィデンスマンJP』の古沢さんの脚本で、この上映時間なら・・・
戦国ネタ満載で、名だたる戦国武将は、マスカレードホテル的に豪華俳優陣を出演させる2部構成でも良かったと思う。
現在放送中の大河で、岡田准一演じる信長の所作から出る雰囲気は改めて凄い。
木村さんは、観てる側の脳裏に埋め込められたキムタクオーラが、第六天魔王さえ凌駕してしまう部分との戦い。
なので、逆にちょっと役が抜けてた”ぎふ信長祭り”の時が、劇中より信長だった気がします。
今回の濃姫は、信長の全て上をいく完全無欠な女傑的に描かれてますが・・・
それを完璧に演じる綾瀬はるかさんは、最優秀主演女優賞レベルで、素晴らしかったです。
観る前は、☆4以上の出来ならいいなって思いましたが、レビュー評価通りの3.5ってのが正直な感想です。
キムタクは誰を演じてもキムタク
どうする・・・
好き派とイマイチ派が分かれるかな
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