消せない記憶のレビュー・感想・評価
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SFというより“少し・不思議”系
公式サイトでも当サイトなどの説明文でも、「SFラブストーリー」と紹介されているのだが、サイエンスフィクションの要素を期待して鑑賞すると「えっ??」となるかもしれない。原作となったシナリオが「記憶代理人」というタイトルなので、「JM」でキアヌ・リーブスが演じた記憶の運び屋のようにハイテクを駆使した記憶の転送や埋め込みの描写があるのかと予想したが、ちょっと、というより、かなり違った。
記憶を巡るSFラブストーリーと言えば、傑作「エターナル・サンシャイン」(ミシェル・ゴンドリー、チャーリー・カウフマンらの共同脚本がアカデミー賞受賞)がまず思い浮かぶ。あちらは過去の恋の痛みから逃れるために、脳内の情報に干渉する手術で記憶を消そうとする話だった。一方の本作は、若年性認知症で記憶が消えていく未来を悲観し、恋を諦めようとする話。こう並べてみると、本作は「エターナル~」への返歌のようにも思えてくる。
神崎優衣役は当初、オーディションで見上愛が選ばれていたが、コロナ禍によるスケジュール変更により降板、桃果が代役となった。桃果の演技と雰囲気も悪くないのだが、ギター演奏(特に右手のコードストローク)がところどころ音に合っていないのが惜しい(急な代役で準備期間が短かったのかもしれない)。見上はバンドでギターを弾いた経験があり、「異動辞令は音楽隊!」のスタジオシーンでも実際に演奏した音が使われたそうで、見上による弾き語りの演技が幻になったこともやはり惜しい。
昨晩行われた「AKB48 Team8」休止コンサート補完企画の一環!?
2023年 「山本亜依」演員、AKB01 作品。
昨日4月30日横浜「ぴあアリーナMM」で行われた「AKB48 Team8」休止コンサートだが、自分の中ではまだ終わってはいなかった!歴代メンバー75人中61人迄が一堂に会した訳だが、参加出来なかった人で逢えそうな人は新潟県代表2代目「塩原かりん」(現:津島かりん)!しかも同会場の1ブロック先の「KT Zepp Yokohama」でだ!ライヴの出番には間に合うか微妙だったが取り敢えず向かう。案の定、会場の扉を開けたらメンバーが舞台上で挨拶して居る処だった・・・!そして特典会、やはり同じ事を考える人が多い様でいつもより列が長いとの事!しかし此の後の事に驚いた!!此方はOGとして出演していた「三重県代表2代目野田陽菜乃」が其処に居たのだから!!別グループメンバーとして昨年10月にデヴューしていたとの事!早速、初回無料特典を行使してチェキを撮って貰った・・・。
やっと此処からが本題!そんな「三重県代表」の先代が映画の目当て「山本亜依」だ!
勿論、一日の映画の日だから赴いたのに通常料金と変わらない、全国で独占上映だから仕方ないか・・・!?
始めの方は極ありふれた(苦手な)恋愛モノかと想ったのだが・・・!?
主演の「桃果」が好い!お顔がメッチャタイプ!!
超現実と非現実が絶妙の塩梅。何か不思議な感覚に陥った!
キャパ100人にも満たない小さな劇場!そりゃ、舞台挨拶即完売だわ!!
観に行って良かったです!
とりあえずビラ配り
路上パフォーマンスで知り合ったミュージシャン志望の女性と記憶が低下していく舞台俳優の恋愛物語。
花屋でバイトし毎週水曜公園で弾き語る優衣と、通行人相手に演技パフォーマンスをしていた潤一がバッティングし一悶着、そして後日路上で倒れている潤一に優衣が遭遇し…というストーリーだけど、仲裁のシーンは無しという潔さなのに仲が深まっていく様子は結構丁寧にみせていて、恋愛映画が苦手な自分には少々冗長気味。そもそもその関係性で毎日お花お届けは明らかにロックオンしかあり得ないしね…。
記憶の低下が始まってみたら、あらすじ紹介にはなんだかミステリアスに書かれているけれど、若年性認知症ですか。そう謳えば良いのに。
そして記憶代理人が仰々しく登場したと思ったら、まさかのファンタジー?
まあありがちな話しだしそれでも構わないけれど、手紙とかメッセージとか映像とかを届けるだけじゃダメだったのか?ファンタジーにする意義が感じられず。
ラストもかなり中途半端だったし。
そんな感じで構成の部分では雑というか荒いというか、そういうところも多々みられたけど、悲しく温かい物語でお話し自体はとても良かった。
美しい映像と音楽、引き込まれるストーリーとが一体となったインディーズ映画の秀作
美しい映像と音楽、引き込まれるストーリーとが一体となったインディーズ映画の秀作。
とてもよく書かれたストーリーと、実力のある若手俳優の瑞々しくも説得力のある演技に引き込まれました。自主制作ということで、大作映画のような派手さはありませんが、とても丁寧に作られていて、美しい映像と音楽にどっぷりと浸れました。
特に映像と音楽が一体となったラストシーンには心を鷲掴みにされ、すごく感動しました。
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