カラオケ行こ!のレビュー・感想・評価
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綾野剛と齋藤潤の化学反応
当初狂児役の綾野剛さんで「ヤクザ+大阪弁=紅」が想像できませんでしたが見事にハマり今は「綾野剛+成田狂児=紅」で脳裏に焼き付く魅力がありました。歌が裏声で終始気持ち悪いの再現力が高い!
そしてナイーブで繊細な中学生の聡美役に新星の齋藤潤くんも間の取り方表情仕草など、青春を切り取ったような存在感で可愛らく、彼を見る狂児の温かい目線に共感しました。
何より観客をダレさせることのなくテンポよく進む物語はより様々な登場人物を効果的に描いていてコミカルな部分は特に最高でした。宇宙人は流石に怖かったですが狂児の大人(ヤクザ)な対応に惚れる。二人の年の離れた友情関係はずっと見ていたくなります。
一緒に母も鑑賞していたのですが飽きやすい彼女も最初から最後まで笑って泣いてと大絶賛、親子で楽しめる作品に感謝したい。
ヤクザと中学生のなにわのハートフルコメディ
あーよかった!
楽しかった。
綾野剛は七変化じゃなくて無限変化だな
こないだ幽遊白書の戸愚呂弟見たばかりなので
混乱してます。
ヤクザもいろんな種類あるんですね笑
とってもチャーミングでかわいらしい成田狂児。
愛らしいじゃないですか。大好きです❤️
原作読んでないので、先入観全くないんですけど、作画は見てるのでこの人ねって想像してました。
そして、またまた素晴らしいのが岡聡実くんを演じた齋藤潤くん。見つけましたね、逸材を。初めての演技とは思えない、ヤクザとの怯えながらの関わり方とか、あの魂と愛のこもった鎮魂歌。本当に変声期で声が出づらいのに必死に歌い上げた姿には涙が出てきてしまいました。紅の歌詞ともリンクしていて、さすが野木さん脚本だなとうなづいてしまいました。
いやーハートフルな温かい作品でした。
今年この時期に最高に近い映画に出会えた!
カラオケ行こ!
カラオケ行こ!
あらすじ
中学合唱部の部長で、ソプラノパートを歌う聡実は、ある日ヤクザである成田と出会い、カラオケ行こ!と誘われる。
成田は、組長の誕生日パーティでのカラオケ大会での失敗を阻止しようと聡実に教えをこう。最初は怖がっていた聡実だったが、声変わりが始まり、うまく歌えなくなってしまったため、合唱部に居場所がなくなり、徐々に成田との特訓に自分の居場所を見出していく。
そんなある日、合唱コンクールに向かう予定だった聡実は、成田の事故現場を目撃してしまう。歌えない上に、いてもたってもいられなくなった聡実は、組長の誕生日パーティに乗り込んでいく。
そこで成田の死を知らされた聡実は、成田への鎮魂歌を歌うのであった。
邦画だね〜。なんて事ない普通の映画。しかしこのなんて事ない映画を作るのがどれだけ大変か。知っているからこそ、このなんてことない映画を極めた山下敦弘監督はすごい。
野木亜季子脚本がやはり素晴らしい。
綺麗に全て回収し、見事に描き切った。
ただし全体的に俺の好きなものかと言われると、刺さるものではなかった。
学んだところ
・コメディとしての台詞回し、そのシーンのみで笑わせるのではなく、笑いの伏線を張っておくことで、後で回収した時笑いに変わる。
強引にでも見せた方がいい。
笑いは設定がちで、設定に笑いの要素を盛り込んでおくと使いやすい。
入れ墨の意味は?
ラストシーンで出てくる狂児の入れ墨「聡実」の入れ墨は聡実への愛から入れたものなのかカラオケ大会で最下位だったため組長に入れられたのかが疑問です。本当は好きなものを嫌いだ嫌いだと言っておくと好きなものを入れ墨で入れてもらえるとの伏線が気になります。
王道な作りで完成度高め
座組
これは同性愛受けする純愛映画である。
手のひらくるり
主演二人でなければ成り立たないっす笑
少々女性向けな気もするが純粋に面白い
笑って、笑って、泣かされるなんて
軽やかな1本
綾野剛は素晴らしいけれど・・脚本がダメダメ
綾野剛、凄いとしか言いようがない。コメディ基調の作品において、男の可愛らしさを難なく表現出来る様を観るだけで価値あります。スラリと伸びたスリム体型に優男と強面の変幻自在。まるで彼のための役と思ったら、どうやら原作者も彼を意識して描いたとか、役者冥利に尽きますね。おまけに激しいヘッドバンギングで熱唱される歌唱が上手いのか下手なのか、微妙な案配が圧巻です。
成田狂児、これが彼の役名で、端からぶっ飛んだ設定の絵空事を血と肉で造形してゆく、実は難役でしょう。まして相手は撮影時多分15歳の齋藤潤君、もろ中学生なんですね、綾野の息子の年代。これが少年愛的ニュアンスに陥らないところは評価すべきでしょう。こんな男の色気駄々洩れで、一人前の男なんざ、彼の他は小栗旬くらいしかいない。よりコミカル側ならば綾野しかいない。
肝心なのは相手役の齋藤潤君ですが、無垢でクソ真面目、ラストの熱唱で観客を虜にさせる作戦は大成功でしょう。失礼ながら主役の場合華に欠け気味な芳根京子が脇に周り、ほんわかムードを醸し出しいいじゃないですか。朝ドラ「ブギウギ」で主人公の理解ある上司を演じ好感度アップの橋本じゅんから、やべきょうすけ、思わぬところで加藤雅也、そして親分北村一輝と、ちょっと勿体ないレベルの起用です。
原作は漫画ですが、近頃の邦画は割とどころか結構多いですね。オリジナル脚本よりも既にとんでもない刊行数のコミックスでしっかり客がついている漫画原作の方が確実に集客が見込めますから。しかし漫画がベースになると、もとより絵コンテ同然の原作があるわけで、風貌のみならず描写のアングルまで実写においては無視出来ずってジレンマがある。画のない小説等なら監督の思うままですが、漫画原作はそこがネックでしょう。
私は漫画原作もまるで存じ上げず、ただ新作映画として鑑賞したまでです。その上で、本作を気に入られた方も多数いらっしゃるでしょうが、御免なさい私には前述の役者に関して以外はまるでダメでした。お気に入りの山下敦広が監督でしたのに残念至極。なにより脚本がホント出鱈目、観客を自然に落とし込む努力がまるでない。原作漫画では無理なくとも実写にする以上細工が必要なのは当然でしょ。
ヤクザと中学生の関係性、親や教師は一切絡まず話も拡がらず、変声期のポイントも弱く、歌唱の指導もいい加減、常にヤクザ側が上位の立ち位置を維持するために子供にまで手を出した、と言う欺瞞が拭い切れない。フツーでしたら、少年を介して歌唱指導を乞うのは芳根京子になるべき。なのに敢えてそうしなかったのは、色恋抜きの少年の成長を通じヤクザの成長をも描きたかったのでしょう。仔細をキチンと押さえていれば傑作になったかもしれないのにね。
リンダ リンダ リンダから紅へ
ヤクザと中学の合唱部の部長との不思議な交流。
声変わりでスランプに陥っている部長にとって、およそ対極の世界のやくざとの交流は衝撃的だった。
だが、お互いのプライベートなことはほとんど話さず、カラオケだけで通じ合う関係というのは、ある意味対等な関係になりうるのだ。
利害関係のない対等な関係を、日常生活から見つけていくのは実は難しいこと。
面白いのは、ヤクザは部長を先生と呼び、部長は、ヤクザの歌に対して矢継ぎ早に注文をつける。
たとえば、ヤクザの声の音域にあった歌をチョイスする。高音域の「紅」が大好きなヤクザの志向を見事にぶったぎっていく。
綾野剛と齋藤潤の絶妙なコラボはもとより、「紅」というX-JAPANの名曲が、これほどまで耳から離れないのも心地良い。さすが、「リンダ リンダ リンダ」を世に轟かせた山下監督らしい。
エンディングのLittle Gree Monsterのアレンジバージョンも、言い知れぬ余韻が残る。
中学生日記、時々昭和ヤクザ
総実くんが超刺激的な経験から大人の階段を昇る。
総実くんの心情だけフォーカスすれば斬新な中学生日記としていい作品。
ヤクザをこれでもかと茶化した昭和設定はコメディらしいが、青春とコメディどっちなんだろうとほくそ笑む。
ただ入りがコメディにしてもムリがありすぎる。
ヤクザが中学生に頼むのはキモなので良いが、教師引率付きのチャーターバスで生徒離脱とかあり得な過ぎるし、後半判明するずぶ濡れでコーラス会場→さすがに入れてくれないでしょ。他にもムリは山のようにあるがコメディとしてスルー。
そこさえクリアすればそこそこ楽しめるし、最後の紅熱唱も◎だし、綾野剛の裏声はなかなか良い
北村一輝他、有名どころも出ているが、知らない人には単なるおじさんおばさんなのはもったいないか、ムダ使いかも。
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