劇場版 荒野に希望の灯をともす

劇場公開日:

解説

2019年、アフガニスタンで用水路建設に邁進するなか武装勢力に銃撃されて死去した医師・中村哲の足跡を追ったドキュメンタリー。アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や貧困に苦しむ人々に寄り添い続けた中村哲医師。現地の人びとにその誠実な人柄が信頼され、医療支援が順調に進んでいた2000年、アフガニスタンの地を大干ばつが襲う。農業は壊滅し、人びとは渇きと飢えで命を落とす中、中村医師は医療で人びとを救うことに限界を感じる。そこで彼は医療行為のかたわら、大河クナールから水を引き、用水路を建設するという事業をスタートさせる。これまでにテレビなどで放送された映像に、未公開映像、最新の現地映像も加えて劇場版として再編集し、中村哲の生き様を追った。

2022年製作/90分/G/日本
配給:日本電波ニュース社

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映画レビュー

5.0すべての学校で上映してほしい

2023年5月7日
iPhoneアプリから投稿

素晴らしかった!

ヒューマニズムだけではない。

この作品には、この地球に生きることのすべて(「道徳の内容項目すべて」と言い換えてもいい)がある。
生命、家族、隣人、自然、挑戦、冒険、探究…

911テロの報復として“ならずもの国家”とされたアフガニスタン、治安が悪化し米軍ヘリの機銃掃射を受けながら、中村哲は「彼らは殺すために空を飛び、我々は生きるために地面を掘る」と呟く。

すべての学校で上映してほしい。

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しろくま

4.0「百の診療所より一本の用水路を」

2023年3月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

歴史に残る偉人・中村哲医師の足跡を追ったドキュメンタリー完全版。現地の医療支援をしていた医師が大干ばつをきっかけに医療に限界を感じて用水路建設を決意した生きた方は実に素晴らしく敬意を表したい。

平和の在り方や自分の生き方について深く考えさせられる作品であり、中村医師の名言の数々はコトワザとして後世に語り継ぎたい。

「百の診療所より一本の用水路を」
「彼らは殺すために空を飛び、我々は生きるために地面を掘る」
「ここには、天の恵みの実感、誰もが共有できる希望、そして飾りのないむきだしの生死がある」
「戦争がないことだけが平和ではない」

2023-48

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隣組

5.0国を超えた結びつき

2023年1月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

自然の雄大さ、怖さ
人間の儚さ、結びつきの大切さ、
信頼関係の持ち方、
……色んなことを学んだ。

病気に薬よりも有効なものに気付き、人間が生きていくために必要なものを自ら作り、人々が暮らしていけるよう知恵と技を与え、中村さんを信頼した者は、銃を捨てスコップを持ち、自分たちの生きていく国を守ろうとする。

川が流れ
砂漠に緑が育ち、
子どもたちの笑顔が溢れてくる……

中村さんが成し遂げたことは、お金を与えるということより、どんなに凄いことか。

監督の舞台挨拶で話しを聞き、更に目頭が熱くなった。

到底真似はできないけれど、世界に目を向けていこうと思った。まだまだ知らないことはたくさんあるから。

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yoccy

5.0たくさんの人に見てほしい映画

2023年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

このような活動をされていた方がいたこと
そして、中村医師の生き方。
こうすればいいんじゃないかと思っても
それに向かって実際に努力できる人は少ない
自分自身もそう。
それを実際にやり続けた人。

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あさ
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