窓辺にてのレビュー・感想・評価
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吾郎ちゃん、演技(?)上手い!
偶々この映画を観ようと思った日が、生中継の舞台挨拶の日でした。
上映開始から2週間目だったそうですが、五郎ちゃんがコロナにかかったのでそうなったそうで、妻役の中村ゆりさんと監督さん、そして吾郎ちゃんの三名。
他の舞台挨拶も何度も観ていますが、今回はかなり自然体。面白いエピソードも聞けて、それを頭に入れながら映画を観てました。
まるで素のままの吾郎ちゃん、こんなに演技が上手かった?と振り返ったほど。
映画館には若い女性たちが多かったので、ファンなんでしょうね。こんな生中継が観られて、良かったですね。(私も含めてですが)
映画を観ながらフリーライターってこんなに裕福?とか、なんでこんな娘に付き合うの?とか思いながら観ていました。
は?とか、誰かが誰かに話すと、直ぐに「は?」とかの反応が入るのが、不思議でした。私の周りでそんな反応は皆無なので気になりました。
色々含めて面白い映画でした。
ある意味多様性を肯定する作品。脚本が非常に良かった。出てくる人が全...
パフェと中年
窓辺の席で
吾郎ちゃんは宇宙人か?
パフェ、パチンコ、絶妙。
普段なら苦手な長回しが全く苦にならない。
濱口監督の「偶然と想像」「ドライブ・マイ・カー」はいかにも台詞を喋ってるって感じで役者さんたちの演技が楽しめた。
今泉監督の今作は全然演じてる感じがしない。会話が台詞っぽくない。それが長回しでずっと続く。ずっと観ていられる。これってすごいことだな。俳優さんたち大変だったろうな。
その長い会話からの場面の切り替わるところや、音楽の入るところ、ナレーションの入るところ、音の消えるところ、すべてが絶妙。
小説家だけでなく、物作りをする人の心情が吐露されていて、今泉監督の作品を遡って観たくなった。
今泉監督が小説書いたら読んでみたい。
劇中の小説を読んでみたい。
この作品の登場人物たちの今後も観てみたい。
玉城ティナ今まであまり好きじゃなかったけど、とても魅力的でかわいかった。
派手なアクションやセンセーショナルな事件が起きるわけでもないけど、とても引き込まれる作品でした。
パチンコ行って最高の贅沢をして、コーヒー代に200円足してパフェ食べてこよう。
ゆったりと心地よく
タバコは1本、コーヒーは何杯目?
二つの見破られた不倫のゆくえ
2022年。今泉力哉監督。かつて将来を嘱望された小説家でありながら長年フリーライターをしている男は編集者の妻と二人暮らしだが、ある悩みを抱えている。新進の女子高生作家と出会い、人間関係の繊細な部分について彼女と通じ合っていくなかで、その悩み(妻の不倫とそれを知りつつなんらショックを受けない自分自身)を周囲に打ち明けていくが、という話。
主人公の友人の男(なんらかのスポーツのプロ選手らしい)も不倫をしていて、こちらも妻に見破られている(しかしこちらは妻はショックを受けていて元に戻りたがっている)。同じような二組の夫婦を並べることで、比較を可能とし、主人公の抱える問題がより鮮明に浮かぶ上がるようになっている。浮気をしている相手に怒りがわかないのは愛がない証拠なのか。愛していることと浮気を許せないこととは別のことではないのか。
密室でかわす二人の人物の対話がいずれもおもしろいので、ずっと見ていられる、そういう映画。
脚本とキャスティングが絶妙!
正直って他人を傷つける刃なのかしら
一人一人を丁寧に描く
今泉力哉作品を観るのは「猫は逃げた」に続いて二本目。人と人の関係にとことんこだわった会話劇をベースに、柔らかな光線、控えめな音楽といった自己のスタイルが確立されていることがよくわかる。
シリアスでありながら、ユーモアを感じさせるセリフのやり取り、気まずい間、テキストのモノローグと、濱口竜介の「偶然と想像」を思わせる味わい。淡々とした展開ながら、2時間20分の長尺を飽きずに観ることができた。
役者陣では、稲垣吾郎の、決して冷たいわけでなく、飄々として懐の深いたたずまいが活きている。驚いたのは、若葉竜也。大まじめにダメ男を演じて、あんなにハマるとは。主要キャストだけでなく、タクシー運転手、パチンコ客まで、登場人物一人一人を丁寧に描いていることに、好感を持てた。
ケチを付ければ、稲垣吾郎から妻の浮気を相談された志田未来が、当の二人に夫の浮気を相談するところは、さすがにあり得ない感じがした。あと、ラストの小説家の原稿は誰が出版したのだろうか…
ともかく、今泉監督に力量があることはわかった。過去作も観たいし、これからの作品も大いに期待したい。
時間がゆっくりと流れていく!
前から気にはなっていたので、東宝会員ポイントで鑑賞しようと思ったら、ポイント鑑賞対象外でした。
せっかく、来たので正規料金で鑑賞しました。
143分の上映時間は長いかな〜と思いましたが、盛り上がるシーンもなかった割には、そんなに長くは感じませんでした。
ドライブマイカーといい、この手の映画はあまり好まないのですが、妻の不倫と言う部分では、自分に置き換えてストーリーにいつのまにか吸い込まれてました。
たぶん、私も腹が立たないかもって・・
主人公の市川氏は、稲垣吾郎さんにぴったりの役柄でした。
奥さん役の中村ゆりさんも、40歳とは思えないぐらい綺麗だし。ドラマ「クロサギ」でも気になってました。
とりあえず、時間に余裕がある方で年配の方にはオススメかなと思います。
ラストのパフェ一つの意味
心の多様性映画
上映時間は鑑賞後に知ったのだが、あっという間の143分でした。(もっと浸っていたいという鑑賞後感)
今泉力哉監督って調べたら今年41歳でしたが、作風的にもはや巨匠の手触りの様な肌感がありました。そういう意味で私の中では濱口竜介監督に近い存在かも知れません。
監督の作品自体はそれほど多く観ている訳でもないし、観た作品全てが好きな訳でもないのですが、その作家性には惹かれますし、本作に於いては大いにシンパシーを感じました。
本作があっという間に感じられたのは、恐らく醸し出す空気感が私にとって非常に心地よかったからでしょうね。
で、何が心地よかったのか?を見つけることによって今泉力哉監督の謎を解くことが出来るような気がして、結論から言うと、私が一番心地よかった部分は“決めつけへの密やかな反抗”の様な気がします。
今や、家庭内で、教育現場で、会社内で、各メディアで、SNSで、各々が各々の“常識”をひけらかしている時代であり、それらの“常識”は本来答えのないモノである筈なのに、凄まじく各々の“常識”を押しつけてくる時代になっている様に感じられます。
特にネットが進化した今、更にその押しつけ度合いが増し、最近では“マウントする”という言葉まで流行り、ただの個人のつぶやきや日記に対してまで反論や押しつけがましい意見や誹謗中傷まで書き込まれる時代になってしまい、人々は常に他者に対して自分の常識を押しつけたい生き物なのか?と思ってしまうほどです。
冒頭の、久保留亜の授賞式の記者の陳腐な内容の質疑応答シーンで、上記した“今”を簡単にまとめ表現していました。そこで、主人公の市川茂巳と留亜の共感が生まれたのと同じく、私も主人公に珍しく感情移入してしまったキャラでした。
“好き”の形って人によって違うんだよ、喫茶店のパフェのように。
恐らくこの作品、好きな人と嫌いな人、分かる人と分からない人、両極端に分かれる様な気がします。(その比率は今の社会なら2:8位と個人予想)
上記したよう社会の中で、元々答えなんかないモノに対してあまりにも他人とは違う感覚に悩み、答えを探す様を理解できる(嘘の常識を押しつけられる)人と、理解できない(自分の常識を押し付ける)人に別れるのと同じように…(しかし、この私の意見自体が人によっては私個人の“常識”の押しつけと捉える人もいるかも知れませんが…)
答えのない、結末のない映画があっても良いじゃないか!! 喫茶店のパフェみたいに“完璧”なんて人によって違うんだよ。
追記.
最近の日本映画(特に娯楽映画)の特徴としてやたら叫ぶ演出が多いのだけど、対極の作風として今泉力哉監督や濱口竜介監督がいるような気がする。私は叫ぶ映画が苦手なのでこの二人の監督の作風に惹かれているのかな。
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