泥棒日記

劇場公開日:

泥棒日記

解説

2021年11月にアイドルグループ「アイドルカレッジ」を卒業し、映画「黄龍の村」などで俳優として活躍の場を広めている石塚汐花の主演で、友人の替え玉として過ごしていた家で侵入者と鉢合わせた女子高生が、思わぬ事態にき込まれていくさまを描いたヒューマンサスペンスドラマ。小説が趣味のおとなしい女子高生の瑞穂は、常に人に囲まれた人気者の桜と、ある秘密を共有していた。それは、夜な夜な家を抜け出して遊び歩く桜の替え玉となった瑞穂が、桜の家族に対して桜が部屋でおとなしく過ごしているというアリバイ工作の手助けをする「替え玉バイト」をしているというものだった。ある夜、桜の両親は旅行に出かけ、広大な高級邸宅のなかでひとりになった瑞穂。そんな折、家に怪しい2人組が侵入していくる。侵入してきたのは売れない小説家の下村と、その担当編集者の小夜で、あるものを盗み出すため泥棒に入った2人は、誰もいないはずの家で瑞穂と鉢合わせて驚く。しかし、下村が瑞穂の好きな作家だったということもあり、3人は次第に打ち解けていく。仮初の家族のようなかたちとなり、予想外に楽しい時間を過ごす3人だったが……。「HiGH&LOW THE MOVIE」シリーズや「私がモテてどうすんだ」の脚本なども手がけた上條大輔がメガホンをとった。

2021年製作/50分/G/日本
配給:BLUE ROSE
劇場公開日:2022年6月10日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
上條大輔
エグゼクティブプロデューサー
大住太郎
前田宏
古川朋久
プロデューサー
片山武志
協力プロデューサー
菊池浩二
撮影
福本淳
照明
福島拓矢
録音
弥栄裕樹
編集
渡辺直樹
音楽
西村大介
音響効果
臼井勝
装飾
吉田敬太
フードディレクション
鳴海有樹
スタイリスト
扇野涼子
ヘアメイク
花房みなみ
助監督
菊嶌稔章
ポストプロダクションプロデューサー
稲村浩
ポストプロダクションコーディネイト
稲村剛義
ダビングエンジニア
長谷雄智宏
猪本純
ダビングエンジニアアシスタント
三谷佳奈美
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(C)2021 BLUE ROSE

映画レビュー

3.5普通に面白い

2024年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

悲しい

楽しい

元アイドルのために企画された映画だろ?と色眼鏡で見る向きもありそうですが、普通に面白いです。主人公はネクラ女子高生で全体的にやや重めの演出です。そのせいで友人女子高生の天真爛漫さや人懐こさが際立ちます(それはその後の伏線になっています)。

設定自体がやや奇抜でご都合主義的な点も少なからずあるので神経質な人だといちいち突っ込みたくなるかもしれません(笑) 中盤、邸宅での悶着は小説を読み進めるような演出もありテンポ良く好印象。最後のオチは弱いですが主要人物のその後を予感させる前向きなトーンであり、ED曲の印象とも合せて晴れやかな終幕でした。

なお、私は仮面ライダー龍騎主演の須賀貴匡さんが好きで彼の出演作ということで前提情報無く視聴しました。短尺なのでスキマ時間に一本観たいという場合におすすめです。

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Japanese_Idiot

4.5「自分でしたことを必死でごまかそうとする大人たちへ」

2024年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

実際にあった出来事をモチーフにした作品。
物語で描かれているのは家族間の不信。
父の不倫現場を目撃した娘サクラは、普通に動揺した。
この動揺と父と話せなくなったことから、何とかしてその修復をするために日記を書くことで頭の中をブレインストーミングしようとしていた。
サクラは豪邸に住み成績優秀で容姿端麗。誰が見ても悩みなどないところに、誰もが同じ立場になれば同じように悩むという仕掛けをしている。
このサクラの悩みと対照的なのが父の悩みだ。
父は大手出版社の社長 ゴシップは命取りになる。
彼にとって娘に見られたことは、誰かに伝わってしまうことを意味する。
そして不倫をやめようとしない。
妻も馬鹿ではない。早々にそれに気づき、それとなく父に質問することで夫婦関係もこじれる。
娘に小遣いを与え口止め効果を狙うも、娘はそれを受取らない。
父は娘の言動を注視しだすと、娘は日記のようなものを書き始めていることの気づく。
娘が日記を書き始めたのは、自身の不倫を記録しているものだと思い込む。
日記を探してみたものの、どこにもないのは、きっと娘が持ち歩いているからだろう。
この悩みを不倫相手に話す。それがどんな風に伝わったのかは、作中に事件として登場することになる。
事件そのものは父が依頼したことではなかった。しかし父は家族旅行と称し家を空けることで、社員である編集者に日記を盗み出すよう指示し、同時に不倫相手にも日記を探すよう依頼したのだ。
編集者は初回作のヒットだけで萎んでしまっている小説家の人物描写を描く腕を上げさせるために、社長宅侵入の同行をさせた。
そこに替え玉バイトのミズホがいたのは想定外だったが、それこそがこの作品の原動力となっている。
不倫相手の女は、何でもする。
女がサクラを殺したあと、サクラのスマホでミズホに「日記を探して」とラインしたのだ。
小説家は思いもよらなかったことをそのまま小説にしたのだろう。
それがこの作品のタイトルとなっている。
ただ、
編集者と小説家が窓から侵入するのと、どう見ても泥棒の二人に対しミズホの言動が落ち着き過ぎていることは残念な点だった。
金持ちだろうが貧乏だろうが、家族の中に発生する不信という問題は、潔癖であればなおさら汚点に見えるのだろう。
してしまったことは変更できない。それに真摯に向き合うという感覚を持てないのは多くの人も同じだろう。何とかしてごまかしたいのだ。
そこに第三者を使ってしまうことで、問題が事件を引き起こしてしまうのだろう。
50分と短い作品ながら、見ごたえがあり面白かった。

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R41

1.5脚本が酷い

2024年6月1日
スマートフォンから投稿

設定はおもしろいけど、脈絡ない、つながりがない、無理がある展開が多い。脳内補完も難しい。
2時間分の脚本を無理矢理50分に切り詰めたような印象。
エンドロールの文字が極小で読めないのもそうだけど、観客無視な独りよがり感が強い。

こういう作品が「それ違うんじゃない?」と誰にも止められず世に出てしまうのはなぜなのだろう。

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ほげたん

1.0超々粗挽き

2022年6月11日
Androidアプリから投稿

単純

寝られる

萌える

夜な夜な遊び歩く金持ち同級生の身替わりバイトをするJKが、留守番中に侵入してきた泥棒と意気投合する話。

旅行に出かける両親と、身替わりとして体調が悪いと宣う主人公からことが起きて行くけれど、食事用意してあるっておかしくない?w

ちょっとすっとぼけたコメディではあるものの、中途半端で楽しさはないし、サスペンスとしたらダイジェスト過ぎ。

ちゃんと作り込んだら面白くなりそうだけど、とりあえずファンの方向けにやっつけで作った感じが有り有りだった。

渋谷に人がいなさすぎたのは、コロナ禍真っ只中の撮影だからかな…。

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Bacchus

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