「AI万能説」ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
AI万能説
最近のインテリジェンスものは技術的に仕方ないとは言え、AI活用しまくりで顔認証からハッキングと人間の能力に関係ないレベルの技術力で泥臭い殴り合いとかアクションシーンがある意味わざとらしくなるのはどうしようもないのかなあ。序盤の潜水艦シークエンスとかは一切人間の能力が通用しない訳でこういうのをまず見せられるとなんというか白ける部分がなくもない。最近マーベルやらDCみたいなSFが受けるのはそういう昔の意味でのファンタジーに回帰してるのかもしれないな。
カーアクションもスタントも派手で物は壊れる落ちる爆発する、と目を惹く要素てんこ盛り。なんだけどどうにも今ひとつ煮え切らないのは素人に引っ掻き回されてるってところだと思う。なんかプロ同士って感じがしない。偶然に巻き込まれてる訳じゃないけどどう見てもなんか雑にヒロイン交代させるためのキャラ処理みたいな部分やもっとどうにかなるだろってのをシナリオの都合でミスったりと終始モヤモヤが残る。まあこれはきちんと完結してないこともあると思う。次はいつだ。
ローマの階段とか石橋破壊から列車転落とかつい最近見た既視感がすごかった。実際いくらでもあるんだろうけど、この間やってたワイルドスピードと同じ階段だよな、あれ。あとインディージョーンズの序盤っぽくて。
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