ダウントン・アビー 新たなる時代へ

劇場公開日:

ダウントン・アビー 新たなる時代へ

解説

イギリスの人気テレビドラマ「ダウントン・アビー」の劇場版第2作。

1928年、英国北東部ダウントン。グランサム伯爵クローリー家の亡き三女シビルの夫トムが、モード・バッグショーの娘と結婚することに。華やかな宴が繰り広げられるが、屋敷は傷みが目立ち、長女メアリーは修繕費の工面に悩んでいた。そんな折、映画会社から新作の撮影に屋敷を使用したいとの申し出が入る。高額な謝礼をもらえると知ったメアリーは、父ロバートの反対を押し切って撮影を許可。一方、ロバートは母バイオレットがモンミライユ男爵から南仏の別荘を贈られたことを知る。その寛大な申し出に疑問を抱いたロバートは、家族とともに現地へ向かう。

キャストには名優マギー・スミスらおなじみの顔ぶれに加え、ドラマ「ハンニバル」のヒュー・ダンシー、「たかが世界の終わり」のナタリー・バイらが新たに参加。シリーズの生みの親ジュリアン・フェロウズが脚本を手がけ、「マリリン 7日間の恋」のサイモン・カーティスが監督を務めた。

2022年製作/125分/G/イギリス・アメリカ合作
原題または英題:Downton Abbey: A New Era
配給:東宝東和
劇場公開日:2022年9月30日

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映画レビュー

4.5ドラマファンは間違いなく面白いでしょう。ただ、一見さんでも楽しめるのは「さすが」の出来栄え。

2022年9月30日
PCから投稿

本作は、シーズン1(2010年)からシーズン6(2015年)まで続いたイギリスの人気テレビドラマ「ダウントン・アビー」の劇場版です。
この作品は「今から100年前が舞台」となっています。
具体的には、シーズン1は1912年が舞台で、シーズン2、3、4、5、6がそれぞれ1916年、1920年、1922年、1924年、1925年のようになっているのです。
そのため、例えば、シーズン1の冒頭では「タイタニック」の沈没事故が起こるところから始まります。
また、1914年には「第一次世界大戦」が起こるので、それも反映されています。
このように書くと、「何だ、かなり昔の話なのか」と興味を無くす人がいるのかもしれませんが、実は、「今から100年前」というのは、「現在」と密接に関係しているのです!
それは、2020年から突然、世界を恐怖に陥れた「新型コロナウイルス」が今でも問題となっていますが、この土地勘として「今から100年前」に起こった「スペイン風邪」に近い、という予測があったのです。
「スペイン風邪」は、のちに「インフルエンザ」だと判明していますが、当時は未知のウイルスとして約3年にわたり世界に蔓延し多くの死者を出しました。
そのため、「新型コロナウイルス」も3年程度は続くもの、という土地勘が役立っています。
このように、本作は、今だからこそ実感しやすい作品になっている面があるわけです。

実は、「ダウントン・アビー」の劇場版は日本で2020年1月に第1弾が公開されています。
私は、第1弾の映画から見始めましたが、その時は思い入れがなく、「なるほど、今から100年前のイギリスの上流階級らの物語なのか。そして、『ダウントン・アビー』とは、お城のような邸宅を意味しているのか」と知りました。
その後に新型コロナウイルスが蔓延し、改めて本作の意義深さを実感し、再び映画が公開されるのを楽しみにしていました。

まず、ドラマを見てからの方が、間違いなく楽しめるでしょう。
ただ、私は、ドラマを見ずに、しかも、第1弾の内容さえ忘れている状態で本作を見ました。
基本的な流れは、ダウントン・アビーで映画の撮影をしたいというオファーが来て、映画のキャストやスタッフがやってくる、というものです。
一見すると「華やかで豪華なお城のような邸宅」でも、雨漏れなどが起きたりと問題も多く、メンテナンスの費用もままならない現実があるのです。
このように、本作は、意外に共感できる人物構成となっているのも人気の1つでしょう。
また、ドラマの段階から同性愛者の話が自然に出ていたりと、リアルさを探求しています。
そして、あるシーンで「スペイン風邪」というセリフが出てくるなど、現在ともリンクしているのです。
さらには、「映画」も、「サイレント映画」から、音のついた「トーキー映画」へと移り変わる時代なので、映画の変革期の様相も知ることができるわけです。

強いて言うと、登場人物が多いため、ディテールが把握できない点も出てきます。
ただ、細かい点は気にせずに見ても、大まかな話の段階でも十分に楽しいのです。
ドラマファンは間違いなく面白いでしょう。
そして、一見さんでも楽しめるのは「さすが」の出来栄えと言えます。

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細野真宏

3.5A Carefree Story in an Age of Stress

2022年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

単純

Nope, I didn't see the first film, let alone the TV show. I didn't know what I was walking into here; and even in the first fifteen minutes I anticipated pure boredom. But unfolds a delightful Criterion Collection-style film on film, a British country-yard Singin' in the Rain that's a light hors d'oeuvre, a break from melodrama in all the other movies out. Dominic West is a great surprise here.

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Dan Knighton

4.0うるさくて死ねないわ

2023年8月12日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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GAB I

4.0評価難しい

2023年6月23日
iPhoneアプリから投稿

Amazon prime だったので何回かに区切って観ました。
途中でやめられない程の盛り上がりは無かったかも。
でも、オープニングから懐かしい顔ぶれにまた再開できた事で胸が熱くなります。
いくつかキーとなるエピソードも、盛り込まれています。
ドラマのように、これ、どうなっちゃうの、といったまさかの展開はないので、安定感あります。
ラストも荘厳で美しい。
伝統と新たなる時を感じサブタイトルに相応しい。
もちろん、映像は全編美しいです。
テレビシリーズ込みでの感想ですがイギリスって、こんなに、晩婚、再婚等々、盛んなお国なのでしょうか。この時代から。
⭐️0.5はこのシリーズが続いてくれた事に感謝の加点です。
そして、、、メアリーの夫どこ?お顔を忘れました。
ハリポタ女優も出演。

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かーな

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