劇場公開日 2023年4月21日

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ヴィレッジのレビュー・感想・評価

全167件中、101~120件目を表示

3.5ゴミ処理場を建設した村の物語

2023年4月24日
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正しくないが必要な事。
正しいが利益にならない事。
生きる為にするべき事。
東京にあって、
村に無い事、
その反対。
そして、
人を愛する事。

全てを虚実ないまぜにして、
ストーリーを回すなら、
数回のドラマレベルの、
長いシナリオに加えて、
産廃の根深い問題に、
言及するなら、
難解な作品になってしまう。

残念ながら、
上記を明確に色分け、
線引きしないと、
120分で語るには内容が濃過ぎる。

その為か、
起承転までで結が無い。

優、美咲、透が、
この複雑な世界観を背負えてるのは素晴らしい。

能も、もっと見たかった。

ゴミ処理場を題材にして、
その陰鬱さを、
能に昇華しようとしてる事や、
祭りのシーンは圧巻。

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蛇足軒瞬平太

4.0世の中、必要なもんだけで回ってるわけじゃねぇ。

2023年4月24日
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周囲に流されてしまう弱さ
支えてくれる人に応えようとする責任感
トオルを殴らずに耐えた強さ
親と同じ過ちを犯してしまう愚かさ
主人公は、そんな人間のいろんな面を凝縮させた存在のように描かれていた気がします。
横浜流星が上手に体現していました。

やっぱり支えるのは彼のことを共感できる存在なのかー。
トオル役の方は、ああいう役回りが多く気の毒。
最後の「お前はごみ」っていうセリフのために、ごみ処理場が舞台だったのかー。
なんて感想をもちながら、あの村での出来事はいろんな場所•組織を象徴しているような気がして、入り込んでしまったせいか、気がつくと2時間という感じでした。

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Eiji

3.0自分にはハマらなかった邦画。 本年度ベスト級。

2023年4月24日
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予告編がイマイチだったけど、本編も同様イマひとつって感じ(笑)

全ての出来事が表面的で深掘りされていない印象。
観ている観客に考えさせる感じで消化不良。

役者の皆さんは自分の役をしっかり全うしていた感じは伝わって来ました( ´∀`)

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イゲ

3.0昭和の話?

2023年4月23日
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悲しい

黒木華さんが好きなので観ました。
設定が近年の割には新しさに欠けた印象です。

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そるたん

3.023-054

2023年4月23日
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鑑賞方法:映画館

小さな村の闇と光。
閉鎖的な村社会に潜む同調圧力、陰湿ないじめ、格差と貧困。
現代社会の縮図なのだろか❓

黒木華の涙は良い。
横浜流星の涙はもっと良い。

村を包む朝靄と同じく、
気持ちはずっとモヤモヤしてたなぁ😕

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佐阪航

4.0流星くん、じー、でいってる❓

2023年4月23日
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悲しい

怖い

興奮

よかったよかった流星くん。演技に困らなかったんじゃないのかな❓と思うくらい彼のじ、で、演技できてる感あったよぅな。一ノ瀬ワタルくんの演技もうまいうまい。自分的には今年の1番当たりの映画でしたね。

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Cinemaオタク女

4.5人は変われるはず

2023年4月23日
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ある出来事によって後ろめたい人生を送ってきた主人公が東京から戻ってきた女性と再会することで、人生が変わっていく。

横浜流星の人生を諦めてきた感じが良い。
そこから明るくなっていく感じもギャップがあって良い。
が、どうしてこうなってしまうんだという絶望感。

一ノ瀬ワタルのクズっぷりと薄っぺらい笑顔が印象的。

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いたかわ

3.0評価内訳:横浜流星の美貌と変貌

2023年4月23日
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泣ける

悲しい

単純

正直、中身はありそうでからっから。
劇中で覗いていた穴のような映画。深くて見応えありげだけど、なんにも無い。というか、何を伝えたかったのかまるで分からない。雰囲気とキャストでゴリ押ししている感じ。横浜流星の美貌と変貌ぶりに驚かされる、というのが本作の唯一の見どころ。

ストーリーは、「ヤクザと家族」の焼き直しのようで、舞台が寂しげな村になり、ヤクザではなくなったというだけで、ほぼ同じ。あの作品同様、家族への妬みのようなものが描かれており、2連チャンでこのオリジナル脚本は、藤井道人監督の過去を少し心配しちゃう。でも、あの映画よりも物足りないし、メッセージ性も薄い。村八分だとか、家族の犯罪だとか、環境汚染やメディアの怖さだとか、色んな要素を詰め込みすぎたあまりに、一つ一つがすごく弱い。もっとひとつに絞るか、色んな要素を絡ませるにしても、丁寧に深堀できなかったものだろうか。ちょっと想像よりしょぼくてガックシ。

前半とかは普通に面白く、ここからの展開が気になる!と胸が高鳴っていたのだけど、一気にテンポが悪くなったり、駆け足になったり、粗い作りになったりと、後半になってから急にダメダメになる。ストーリーをそんなに詰め込めるなら、せめてキャラクターだけはしっかり描いてよ。完全に役者頼みで、そのキャラにどんな過去があったのかが全く分からず、雰囲気で捉えるしかないという適当さ。何から何まで抽象的な映画で、どうしようもない。

こういう映画にしよう!という目標・目的無しで突っ走った感じが丸見えで、見ている側としては疑問が浮かぶばかり。しかも、テーマには目新しさは一切なく、かなり普遍的だし、かなりご都合主義な展開で現実味がない。村八分を描いた物語だと、綾野剛主演の「楽園」の方がよっぽど上手くできているし、ちょっと作る時期が遅かったかなという印象。もうその手の映画はやり尽くされてない?

ただ、横浜流星は異様なほど素晴らしい。
1つの映画で、ここまで顔を変えられる俳優はいない。すごい変貌よう。ぼっさぼさな髪と髭の姿には惹き込まれるような魅力があり、綺麗に整えると別人のような美貌をもっている。そこから段々と表情は変わっていき、いつまでも観客を楽しませてくれる。あまりに凄い。名優たちの演技も完全に食ってしまうほど凄い。圧巻である。横浜流星による、横浜流星の単独ライブ。開いた口が塞がらない、独走劇。いやぁ、あっぱれ!

横浜流星に救われし映画。
もう、彼の演技で元は取れました。ストーリーが面白くなくても、彼のおかげで大満足。横浜流星はいつまでもトップ俳優でいられると確信できる。相変わらず、役者の良さを最大限引き出せることに関しては、優れた才能を持った監督でした。横浜流星ファンは絶対に劇場へ。

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サプライズ

3.0ゴミは棄てるしかない。。。

2023年4月23日
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古き悪しき伝統と能の伝統をリミックスして横浜流星の喜怒哀楽の引き出しをフルで盛り込んだ作品。

人間的にクズな人種はどうしょうもないなぁと思いながら、もっと多くな村民がおかしな事になってるのかと思いきや

ラスト逮捕された後どうなったのか??

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asgy213

3.0設定がいろいろおかしくて違和感ありまくりです、その他いろいろ・・・

2023年4月23日
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○設定がいろいろおかしくて違和感ありまくりなのです。
 まず、産廃関連施設がショボすぎませんか。
 24時間連続稼働できる大規模施設ですよね・・。分別回収場所も小さい屋外仮設・・
 話の進行の都合でショボくしたんですかね。おかしくないですか・・・
 (話の内容から実在施設の協力得られなかった?ドライブマイカーの描写とは大違い)
 次に年間100万人の観光客を惹きつける要素って何でしょう?想像つかない。エンドロールのあとのおまけに関係する?
 ほかにも色々あるけど、まあ省略

○最後の村長宅での主人公の行為はどう考えてもやりすぎでしょう。理解できない。

出演者は頑張っているのは分かるのですけど、筋書イマイチというか何を描こうとしているのかよくわかりませんでした。
出演者のファン向けの作品ですかね。

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お抹茶

4.5やっぱり藤井監督と横浜流星は凄い

2023年4月23日
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泣ける

怖い

興奮

初めの30分くらいは、キャラクターの表面しか見えないので、不気味と思いつつ、なんかつまらないかもと思ってみていましたが、髭を剃ってからは怒涛の展開で惹き付けられました。

各役者陣のいいところが滲み出ています。
特に黒木華と古田新太は凄い。
そして何より横浜流星の、喜怒哀楽は凄すぎた。
笑と怒、そして涙はとても印象的だった。

藤井監督の演出もとても良かった。光と闇。
終わり方も、予想通りかな、、、と思っていたら、更にひと展開ありつつ、、、ラスト(エンドロール後)はなんだったのか、、

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だるまん

5.0人間は・・・

2023年4月23日
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人間は、いつまで経っても、痛くて、弱くて、脆い。

表面的な部分と内面的な部分がドロドロと渦巻いていてなんとも言えない、不完全な存在です。

そんな悲しき玩具を創造した何者かが、本当に恨めしく思えました。

ユウ君はトオルに撲殺されていた方が明らかに安らかで幸せだったんじゃないだろうか?

出口のない生地獄を見せつけられました。

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ちゆう

3.0美しい集落・霞門村(かもんむら)に暮らす片山優はそんな片山の日常が...

2023年4月23日
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美しい集落・霞門村(かもんむら)に暮らす片山優はそんな片山の日常が、幼なじみの美咲が東京から戻ったことをきっかけに大きく動く、、。
優役を横浜、美咲役を黒木華が演じるほか、古田新太、中村獅童 、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗、杉本哲太らが顔をそろえる。
罪は、罪。加害者を美化してはならない、、そう思っちゃいました。

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てかる

3.5面白いけどラストは

2023年4月23日
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 予告編からもっとドロドロしたものを想像したけど、意外にタンパク。展開がいいので面白く鑑賞できた。ただ、ラストが、こういう終わり方いいのでしょうけど、自分的には消化不良。エンドロールのあとに何かあるかなと思っていたらあったけど、それでも解消されず。

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旅行者

3.0隠蔽村

2023年4月23日
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悲しい

怖い

能、いらなくない?

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YOU

3.5三つ子の魂百まで

2023年4月23日
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とても興味深かったです。
人間の人生は自ら切り開くものだと考えますが、両親含め出会う人間達による事象と『三つ子の魂百まで』の自分との心情的掛け合いが面白かったです。
人間には誰しも本音と建前があり、そこには地位、名誉、欲望、権力、金があって根底には差別が潜んでるですね。
『正しいことを選択する』という気持ちは勇気がいりますね。

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あにゃい

3.0何か変わったこと。

2023年4月23日
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中村獅童が「何か変わったことあるか?」
って言ったとき「あっ違法廃棄バレてる」と思った。
普通探るなら「何か変わったことないか?」
ですよね。
しかし冒頭は横浜流星らの状況を理解するのに時間がかかってしまった。

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あらじん

3.5「捨てる」ということ

2023年4月23日
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悲しい

難しい

予告でサスペンスフルな雰囲気を感じて興味をもち、公開初日に鑑賞してきました。確かにそんな部分もありましたが、全体としては後味の悪さが残り、思っていたのはちょっと違う内容の作品でした。

ストーリーは、犯罪を犯して自殺した父、パチンコと借金に溺れる母のせいで、絶望的な人生を強いられ、昼は村のゴミ処理施設で働き、夜は不法投棄に加担して、なんとか食い繋いでいた青年・片山優は、東京から帰ってきた幼なじみの美咲の誘いを受け、村の広報の仕事に就き、どん底の人生から抜け出すことができたのも束の間、ある事件をきっかけに歯車が狂い始めるというもの。

冒頭で邯鄲の夢が紹介されたことを踏まえると、本作は片山優の人生の浮き沈みを描こうとしていたのかもしれません。また、象徴的にインサートされる能にまつわるシーンは、本心を面で隠すこと、同じ面が並ぶ画一化、それが生み出す村民の同調圧力、村の閉塞感、受け手の自由な発想など、多くのことを暗喩していたのかもしれません。しかし、そのどちらも本作のテーマとして強く訴えかけてくるようには感じませんでした。

むしろ鑑賞後に最も強く印象に残ったのは「捨てる」ということです。本作で舞台となるのは、村の大規模なゴミ処理施設であり、文字通り捨てられたゴミが処分される場所。そして、そこで働く人は、悪いことだと知りながらも夜は不法投棄に手を染める、世間から捨てられたような人たち。

そういう場所と人たちにゴミを押し付けることで、平穏な生活を送る村民。汚いものや不要なものをゴミとして捨て、その行く末を考えようともせず、ただ視界から消えてくれればそれでよいと考えているように映ります。臭いものには蓋をしてバレなければよいと考える村長、優に「おまえはこの村に要らねーんだよ」と罵る透は、その象徴のようでした。

そうして築いたかりそめの豊かさは、問題の露見とともに音を立てて崩れ、今度は村自体が世間から捨てられます。やがて村民自身からも捨てられる日が来るかもしれません。それを早々と実行に移したのが光吉であり、ポストクレジットでの恵一の姿であったのだと思います。村にゴミを捨て、村が人を捨て、最後は村自体が捨てられるとは、なんとも皮肉なものです。

問題から目を背けるだけでは何の解決にもならず、むしろ先送りが最悪の事態をもたらすことは多々あります。本作で描かれるのは小さな村の出来事ですが、一人一人に突きつけられた気がしますし、この国自身の問題だと思えてきます。そういった問題提起をしながらも、本作が何ら解決のヒントも糸口も示さないまま終わることに、胸糞の悪さと後味の悪さを覚えます。

主演は横浜流星くんで、周囲に翻弄される青年の変化を見事に演じています。脇を固めるのは、黒木華さん、古田新太さん、杉本哲太さんらで、イメージどおりの役どころです。中でも、透役の一ノ瀬ワタルさんのハマり具合は秀逸でした。

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おじゃる

4.0悪魔の手毬唄を解体し再構築した成功作。

2023年4月23日
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昭和「悪魔の手毬唄」を解体、
金田一は不在、北公次の目線として令和に再構築。
父を亡くした過去の事件、
物言わぬ老婆、伝統芸能、都市からの帰還者、
都市の下請け産業、有力者の一族。
全員が儲け役の中、
一ノ瀬ワタル「宮本」でのハマり役、
モテない巨漢のボンボンの悪辣に
嫉妬と哀切を足す好演。
支持。

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きねまっきい

4.0村って何処だ?

2023年4月23日
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面白かった、良い映画だった
悪い所は一点だけ、面白過ぎる所かな?

いや、「面白過ぎる」シナリオ構成で、クライマックスへ向かい、主人公たちの行動がパワーグルーヴしちゃうんすよね。

たぶんコレって、僕達そのものの物語の筈なんだけど、あそこまで衝動的行動されると、僕達の物語からほんの少しカイリしてっちゃう気がして。

この物語の何処かまではたぶん僕達のお話なんですよ。
ヴィレッジ=村ってタイトルですけど、田舎の小さいコミュニティの話しじゃ無いですよ。
学校や、会社、団地マンション、PTA。

1ミリのモラルも無い同僚。保身と建前だけの上司、大衆に身を預け、自分の都合しか主張しない善良な市民。

この映画見れば解るけど、あんな人間何処にでも居る、朝目覚めると、あんな世界に自分が居る。
ヴィレッジで描かれてた世界って、僕達の住んでる世界と同じで、地獄って事なんすよね。

黒木華が「東京から逃げて来た」って話でスタートしてますけど、結局彼女は2回目の地獄を見る訳ですよ。
横浜流星クンも地獄に加担する人生を選ばされる訳ですよ、正しさに気付いても、そこには別の地獄が有る訳ですよ。

エンドロール後に決断をした彼を待つのも、同じ地獄なのかも知れない。
そしてコレは僕達の世界と同じなんだろう。

この映画って、登場人物全員が悪い事してるんすよね。
仕方ない事情も有るんだろうけど、コレも僕達の話しなんすよね。

全員が悪い事をしている、僕も含めて。

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永田製麺