ヴィレッジのレビュー・感想・評価
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作間龍斗は新人俳優賞
19歳でこの演技できるって凄い…菅田将暉ぶりの衝撃。
ジャニーズの役者組先輩(目黒蓮、松村北斗)超えちゃってるよ…
スクリーン映えするし、映画監督は撮りたくなるはず…!!
私がよく知るビレッジ‼️❓
あれ、みたような景色、近隣のロケ地でしたので、でも、産廃施設はCGです。
舞台挨拶によると、企画したプロデューサーが死に、監督が交代して、監督がやらないテーマでもなんとかできたそうです。
だから、流星はロケハン、製作部分から関わり続けたそうです、監督の頼みで。
だから、産廃違法がらみと閉鎖的村組織の複合人間交差点がテーマでしたが、少し空中分解気味でした。
最初の企画から何故か、能とゆう芸能と絡めてるので、不完全燃焼です。
でも、その分、危機感を流星が監督と共有してるため、演技が神がかり的です、事実、失神したほどだそうです。
今年の主演男優賞確定の演技を、是非。
ラストシーン後に考えさせられる
昔から能の伝統が続いていて、魅力がない村で母の借金を返済する優。村長とやくざが絡んでおり、再生センターという名の廃棄場でした。優が昔親しかった美咲が村に戻ってきて、美咲が村のPRに成功し、一気に県内トップの観光地に生まれ変わります。しかし、優、美咲、透の間であることが起きます。
エンドロール後に考えたこと
・誰にも潜在能力や魅力があり、一人もくそな人間はいないし、くそな人生を送っていても、きっかけ次第では生まれ変われます。
・力関係は恐ろしく、パワーで問題を解決する人と戦う正しい方法は何か?優、美咲、透三人の関係性や出来事が一番考えさせられました。
・人は感情を顔に表現し、表情となる。能の仮面を被っているときはみんな同じ表情で平等である。
★藤井監督×スターサンズ=映画表現の自由さ、エンドロールの終わり誰もが考えさせられる。考える内容も人それぞれという面白さがあります。
強烈な劇薬
謡曲が聴こえる中、能の舞と火の惨劇がカットバックする強烈なプロローグで幕が上がる。禍々しい絵力で脳が麻痺してしまい、極端な設定をすんなり受け入れることができる。
村長の息子がタトゥーをチラつかせながら尊大に振る舞うなんてことは、ありえない。家族が何かを仕出かしたのなら、村から出ていくのが普通。田舎出身者であれば、このフィクションのおかしさに気がつくと思うが、藤井監督が劇薬のような物語を作るために、あえてそうしたのだと思う。
人口が減少していく中で、よほどの観光資源か、付加価値の高い物産でもない限り、小さな村を維持するのは困難だと思う。地域共創という名目でコンサルのカモにされるよりも、産廃施設や基地を引き受けて延命する手段が一番現実的なのだろう。
この物語に答えはない。胸をえぐられる物語に何を感じるか、何を思うか。
悪魔に魂を売り渡して村を維持することを否定できない自分がいる。そういう意味では、異なるラストも見てみたい。
首をひねる部分が若干…
横浜流星さんの親に関する事情が途中まで伏せられていたのは、どういう効果を狙ったんだろうか?最初から開示されていた方が本筋のストーリーに集中できたように思いました。
裏稼業の処理があまりにもズサン過ぎて、「そりゃそーなるわな」と。普通もうちょっと慎重にやらないのかな(村ぐるみだから問題ないのか)?
役者の皆さんの演技には迫力を感じました。
もうすぐ観たくても観れない作品になるかも
2023年劇場鑑賞93本目。
舞台挨拶中継つきで鑑賞。本編の前に舞台挨拶あると内容に触れられないからフワッとした感じになるからやめろ!そういう事やれてしまう作品は大体大したことないというのが経験であります。
しかし、この舞台挨拶での中村獅童が、かなりもったり話していて、話も聞いているのかいないのか、相当寝不足なのか、それとも薬物でもやっているのか心配になるほどの様子でした。薬物で逮捕されたらすぐ上映終了して、配信やBlu-rayもしばらくなくなるかもしれないのでちょっとでも気になったら今のうちに観ておいたの方がいいかもしれません。歌舞伎の話になったら急に覚醒して、話すスピードが普通になったのがなおさら怖かったです。
本編は村のゴミ処理場を巡る話で、4ヶ月前にイチケイのカラスでそれを調べる立場の黒木華が当事者になっていたのが皮肉というか、私今同じ話の作品撮影してますと制作陣に言わなかったのか疑問であります。
色々嫌な方向に進んでいくので後味は最悪でした。
運命に翻弄される村人
閉ざされた村を舞台に人間関係の光と闇を描いたヒューマンサスペンス。藤井道人監督らしいスリリングな展開で異質な作品に仕上がっている。主演・横浜流星の体を張った演技はさすがの印象で圧倒された。共演者も実力派揃いで見応え充分です。
エンドロール後にも映像があるので最後まで鑑賞してください。
2023-59
横浜流星さん
藤井監督の作り出す、乾いているのにじめっとした映像が好きです。
横浜流星さん、じわじわと俳優になってきましたね。
まだまだ成長過程だし、もともと持っている品の良さが今作ではちょっと邪魔になってしまったなと感じましたが、そこはご本人も理解しているだろうし、今後の役者人生で一歩一歩修正されるのだと思います。
小さな村で起きたことだけど、今の日本社会を凝縮したような。
みんな何かに耐えているけれど、ポジションによって耐える量も質も違い、耐え続けたからと言って誰一人幸せになれるはずもなく。
ただ、極端なち密さは求めないけれど、ちょっと脚本に粗が目立ちました。
それと、セリフ。センスに欠けました。
藤井監督、たて続けに映画の話をもらいすぎて、詰める余裕がないのでしょうか・・・。
予告編で想像してた感じとはちょっと違いました。(村の呪いとか村八分...
予告編で想像してた感じとはちょっと違いました。(村の呪いとか村八分とかが軸になってるのかなって思ってました)
終始暗い雰囲気で役者の笑顔や明るい曲もほぼ無く冷たい映像のみ。
内容は良かったです、好み。
ただ好き嫌いはっきり分かれそう。
横浜流星がとても良い演技をしていて難しい役だったのに凄いなーと。
それと個人的にはマザーで出てた男の子、奥平大兼くんが出てたのがびっくりしたのと嬉しかったです、出演してたとは…!マザーを観てからファンになったので釘付けでした!
楽しい映画を見せてくれ!
藤井道人は今日本で最も技量のある監督であろう。もし私がプロデューサーでどうしてもやりたくてかつヒットさせたい企画を持っていたら間違いなく彼を選ぶ。薪能とシンクロしたスタイリッシュで音もグッとくるMV的プロローグの見事さ、横浜流星と一ノ瀬ワタルの壮絶な長回しバトルシーンの凄さ(このシーンだけはどうしてももう一度じっくり見たい)そして役者のリアルを引き出す演出力よ、あたかも能面と見まがう横浜流星の朝日に照らされたその目その表情を見て震えるのだ。センスはもちろんだが自分でなんでもやるような岩井俊二的監督とも一線を画しおそらくあくまで職業監督として撮影部から照明美術演出部をチームでまとめ上げるコミュニケーション能力に長けているのだろう。観ながら数年前の「デイアンドナイト」をずっと想起していた。モチーフや設定、メインテーマもかなり似ていてあの映画をブラッシュアップしたかのような作品なのだが‥いかんせん脚本がというかストーリーにのめりこむことができない。ずっと一歩引いてスクリーンに映し出されている「映画」として鑑賞してしまった。もっと楽しい映画を見せてくれよと切に願う。
出るべき田舎。
監督のオリジナル脚本なのね、凄い凄い。
初めホラー風味かな?と思ったけど実はもっと怖い田舎の問題山積み。狭い地域特有の排他的で自浄作用の無い、悲しい無限ループが横溝正史的で好みの話だった。
辛い日々が夢なのか?
幸せな瞬間が夢なのか?
片付いたのか?
また繰り返すのか?
かなり重めですが流星、黒木ががっつり魅せてくれます。黒木の良さは置いといて、流星くんはなかなかおもろい役柄、仕事積極的にこなしていて好感持っている。
今回は少し役に振り回された感があるが好演してるし先が楽しみな役者である事は変わりなし。
もちろん役者陣全員素晴らしかったが、一ノ瀬ワタルと木の花が何気に気になった。
引き絵の山村のゴミ処理施設の合成は怖い感、異物感出てたけどちょっとやりすぎ感あり。
横浜流星さんの演技に圧倒される一級のサスペンスドラマ
舞台となる霞門村(架空の村です)の景色や能面を着けた大勢の人々が松明を持って橋を渡るシーンなど、ほとんどが京都で撮影されたという幻想的・神秘的な映像美に惚れ惚れします
主人公 優を演じる横浜流星さんの演技が素晴らしかった、辛く暗い過去とダメダメな母親を背負い鬱屈した日々に押し潰されそうになっている危うい青年を見事に演じています
主人公の幼馴染み 三咲を演じる黒木華さんもまた、真っ直ぐで健気な女性を見事に演じており、とてもよかったです
希望に満ちた生活に負け、故郷へ出戻った三咲は人が背負う心の痛みを理解でき、優を心から支え・救おうとします
古い伝統を持った村を存続させるために迷走する人々、美しい村と裏腹に彼らが作り上げた闇の世界はその闇から産み落とされた運命によって淘汰されていく、
という深淵なストーリー展開が重厚で見事な映像と共に描かれ、とても見応えがありました
能いる?
霞門村という田舎の集落のゴミ処分場と村で暮らす村から出られない男の話。
パチ〇カスの母親の借金返済の為、全てを受け入れ汚れたゴミ処分場で働く主人公達の前に、東京に出ていた幼馴染みの女性が帰って来て巻き起こっていくストーリー。
家に灯油を撒いて火をつける男に始まって、ぐっずぐずな母親と暮らし陰口をたたかれる主人公。
閉塞感と隠謀というか掃き溜め感MAXな状況はとても良いけれど、犯罪者の息子って突然言われ、まあオープニングの放火男の絡みは想像つくけれど、終盤に差し掛かるまで何故か過去の父親の話しは明確に示されず。
彼女の家でのゴタゴタも想像着くのに、わざわざ時系列をいじって実は…いや普通にみせてもっとわかりやすく落とせば良いのに。
それで結局何が言いたいのかという部分が良く解らず、しかもエンドロール後の映像のリアクションで余計に???そういえば彼女も放置ですか?
やるせなさや悲しさは良かったけれど、それだけという感じだった。
怪物だ〜れだ?
こんなに救いが無くて暗いのに、スッキリしちゃっていいんだろうか。
自分がもし優くんの立場にいて、あのような状況におかれたら…?
そうなんです。ほとんどすべて同じことをしていたはずです。その共感性の高さがスッキリの理由だと思います。
細かいことを言えば…例えば、あの時弟に見られていたかどうか確認したの?とか、美咲さん、あそこのシーンは、まず先にシャワーを浴びさせて、清潔な衣服に着替えさせてからの能面じゃないんですか?とか、まぁ気になるところはそれなりにあります。
それでも、全体の流れの中での優くんとしては、〝だって人間だもの、そうするしかないでしょ〟という納得感がありました。まるで相田みつをのダークサイド版でも見てるかのようでした。
そういえば…
このところの予告編では、かなりの頻度で『怪物だ〜れだ?』とやってますが、この映画を見た直後だと思わず、『怪物は古田新太の村長です!』と答えたくなりました😄
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