劇場公開日 2022年10月28日

  • 予告編を見る

天間荘の三姉妹のレビュー・感想・評価

全157件中、1~20件目を表示

3.5女優のんの復調は喜ばしいが

2022年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

NHK朝ドラ「あまちゃん」で一躍メジャー女優の仲間入りを果たした能年玲奈=のんが、やはり東日本大震災と被災者らの“心の復興”をテーマにした「天間荘の三姉妹」の主役にキャスティングされたのは、確かに理にかなっているとは思う。

かつて大手事務所から独立した際のトラブルで、本名で芸能活動ができなくなったのを皮切りに、テレビ・映画業界から半ば干されてしまい、理不尽な仕打ちを受けてきた彼女だが、映画に限って言えば、今年は監督・脚本も兼ねた「Ribbon」、まだ記憶に新しい「さかなのこ」そして本作と、なんと主演作が3本。あとは民放でドラマ主演を果たしたら、完全復活と言えるだろうか。

ただまあ、近作でキャラクターにしっかりはまっていた「さかなのこ」「私をくいとめて」に比べると、演技なのか演出なのか、彼女の持ち味と演じる人物の相性が微妙にずれているように思った。

アクション作品が多い北村龍平監督が、ファンタジー要素を含む“感動作”のメガホンをとるとは意外な気もしたが、原作の本家にあたる漫画「スカイハイ」の実写化ドラマと劇場版でも演出・監督をした縁からだろうか。この内容で2時間半は冗長で、2時間以内に収めてほしかった。

コメントする 1件)
共感した! 24件)
高森 郁哉

3.5スカイハイだと知らないまま観たかったかも

2024年8月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

キャストが魅力的だったので観たくなった本作。観始めてすぐに「これってスカイハイだよね」と妻に言われた。
スカイハイって、あの「お逝きなさい」のスカイハイ?
よくよくタイトルを確認してみると、確かにスカイハイと書いてある。知らなかったなあ。スカイハイはもう一つある劇場版しか知らないけれどまあいいだろう。
北村龍平監督が普通のドラマかぁなんて思っていたのに、スカイハイならそうなるか。スカイハイ劇場版も北村監督だったものね。

さて本編について。
スカイハイをよく知らない自分でもいつものスカイハイとは違うであろうことはなんとなく分かる。なんせ、三ツ瀬という謎の町に、謎の人々、なのだから。
後半は三ツ瀬のことについてがメインになってしまうかと思うが、前半は三姉妹、というか天間家の物語で、この部分は大雑把に言うと「海街diary」だったね。

冒頭に、あの世とこの世の間にある町と紹介されるので、ファンタジーであることはすぐに分かる。
なので、スカイハイだと知らないままのほうが面白く観られたのではないかと思ってしまった。スカイハイだとどうしても「おいきなさい」に引っ張られるからね。
更に違った可能性の選択肢が最初からなくなってしまうのは残念。

あとは、観る原動力になったキャストだが、こちらは概ね満足。
女優志望だっただけあって大島優子の演技は悪くないんだけど、あんまり大きい仕事してない。頑張れ。
やっぱりなんとなく地味なのか。本作でも、のん、門脇麦、寺島しのぶに囲まれて、若干影薄かったもんな。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
つとみ

2.0昇天

2024年8月12日
iPhoneアプリから投稿

冒頭の柴咲コウの舞台設定説明から気持ちが離れるが、それでも役者陣の演技は好感が持てて、緩い気持ちで観ていたが、現実の不幸と絡めてきたところで、支持する気持ちは遠のき、そのあとの展開も演出も嫌悪して観るしかなかった。不幸を営利目的で消費する感動イルカショーをやらされる能年玲奈は痛々しくもあり、役者陣に同情してしまう。こういう音楽は止めて欲しい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Kj

3.0優しい映画

2024年5月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

のんの人柄があの災害を癒してくれる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ムーラン

5.0のんに圧倒される

2024年1月1日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
プライア

3.02023 173本目

2023年12月31日
スマートフォンから投稿

単純

のんがかわいい
それだけかな。
ストーリーはシンプルだし長い
のんのファンなら観ても◯

コメントする (0件)
共感した! 1件)
しゅん13

3.5家族との付き合い方、やりたい仕事との出会い、会えなかった人に会う ...

2023年12月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

家族との付き合い方、やりたい仕事との出会い、会えなかった人に会う 人の命の尊さを描く少し長めの映画。門脇麦、のんが出演してるので観た。
上戸彩の『あずみ』(2003)や『スカイハイ[劇場版]』(2003)の北村龍平監督作。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ナイン・わんわん

3.5願い

2023年8月22日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 3件)
共感した! 6件)
りか

3.5天界と地上の間にあり、天に召されるか地上に戻るかを選択する場所。 ...

2023年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

天界と地上の間にあり、天に召されるか地上に戻るかを選択する場所。
見た目は普通の旅館なので、あまりファンタジックな雰囲気はないが、そこそこおもしろかった。
のんが地上に戻って、イルカショーで挨拶をするくだりは泣けた。
あと、三田佳子は末期ガンだったはずだが、地上に戻ったら治癒していたのかな。
しかし、視力は失われたままだった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
省二

0.5くさい

2023年8月4日
PCから投稿

『臨死状態の魂が天に昇るか、地上に戻るかを決めるまでの間を過ごす、天空と地上とを繋ぐ宿「天間荘」を舞台としている。』(「天間荘の三姉妹」ウィキより)

災害でなくなったはずの街とそこの人々が、天間荘のまわりでは続いている。──という話だが、現代劇を書いていたけれど感動シークエンスへもっていくストーリーテリングがめんどうなので設定をSFにしてしまったという感じの話。

年寄りを敬えという言葉があるが、どんな人か知るまでは敬ってはいけない。難渋な人にほどこせという言葉もあるが、やはりどんな人か知るまではほどこしてはいけない。

商業施設や公共機関で年寄りが若い女性スタッフに絡んでいる風景がしばしば見られる。年寄りはサポートをもとめているわけではない。たんに若い女とおしゃべりがしたくてカスタマーの優位性を利用しているだけだ。このばあい女性スタッフが「難渋な人にほどこせ」の庭訓にしたがっていたとしたら悲劇である。

映画内で三田佳子や寺島しのぶは難渋な人という設定で出てくる。「口も態度も悪いけど悪気はないのよ」という台詞どおりにのんに対してつらくあたる。
そういった難渋さをのんが清らかな気立てで懐柔していく──という展開がすぐに察せられ、そのとおりになっている。

話は性善説をとっていてそれが万人の共通認識であるという前提ですすんでいく。それがくさい。
とはいえ、わたしは性悪説をとっているわけではないし、とりわけ世に諦観し醒めきっているわけでもない。ただくさすぎて、見ていられない。

日本映画に対するざっぱくな印象だが製作者たちはだいたい自分より二回りほどばかな観衆が見る想定で映画をつくる。反して外国映画はりこうな人が見る想定で映画をつくる。

ふしぎな岬の物語というのがあったがそれと同じで徳育の立脚点が幼児化しているものを堂々たる装丁で出している。

ひとつひとつあげはしないがぜんぶ三文芝居になっていて鳥肌がたつような予定調和にもっていく。ばかかこいつら。のんの演技も話も設定もぜんぶくさく、すべてが同情につながるエクスキューズになっているのがくそいまいましく、個人的には全員ぶんなぐりたかった。

映画がくそみそにけなされるばあい、レビュアーが不幸におちいっていてふてくされているからだ──と見なされることがある。そうじゃない。ほんとにくさかった。

巷の評価がわるくないのはのん効果と大震災の気配によるものだと思われる。
日本映画のタクティクスとして低評価をすることが人でなしになってしまうようなポジショニングをする──というのがある。これは東北大震災のようなリアル題材からもってきたり、障がいや病気をテーマにしたり、ことさら性善や博愛を説く話にすることで、観衆はつっぱねたりむげにしにくくなって低評価を回避できる──というもの。これもそれだった。

ちなみに山谷花純という俳優がうまくて目をひいた。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
津次郎

4.0残された者の役目

2023年8月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

それは大切な人のことを忘れずに、想い、その身に終わりが訪れるまで生を全うすること。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
上みちる

4.0皆々の望みを叶え賜え

2023年7月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

幸せ

萌える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 19件)
近大

4.0美しき世界・・・鎮魂とありがとう

2023年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 8件)
共感した! 24件)
琥珀糖

4.0思っていたのとは違った

2023年7月17日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ぺこ

4.5折角の良品がCGのお陰で大失速ですが

2023年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

門脇麦ちゃんのファンです。
密かに能年玲奈ちゃん好きです。

いやー、世界観が推理小説風で
すっかりハマりました。
最後まで論理的にしっかりしており
原作が素晴らしいんでしょうが
作品として輝いております。
音楽も素晴らしく、
こんな良作にめぐり合い満足です。
タイトルのマイナスを除けば。

それと麦ちゃんのイルカのり、
相当練習したんでしょうな。
凄い!
90点
12
イオンシネマ近江八幡 20221102
パンフ購入

コメントする (0件)
共感した! 3件)
NWFchamp1973

4.0傑作までではないが間違いなく佳作な名作

2023年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

スカイハイのスピンアウトということは知っていましたが、ただただ評判の良さが気になり鑑賞。
一言にまとめれば東日本大震災犠牲者への鎮魂作。
そこに普段の彼岸を混ぜて、というか導入して本筋に流し込む作りでした。泣いたとか泣けるというSNS上の書き込みはみましたが自分にはそこまでではなかったかな。で、そこまでいかなかった原因は画像、特にCG関係がダメすぎて幼稚というか作り物過ぎるとか、興をそがれたことですかね。星空だったり津波だったり彼岸のことだったりがホントに絶望的。それ以外は素晴らしいのにもったいないなあと思いました。
天間荘のモデルに小樽市の銀鱗荘をもってきたことにはとても関心しましたし、水族館のロケ地を変えていくことで時代の流れ(変化)を表現した工夫はよく考えたなあとうなりました。役者も意外なところで意外な人を登場させたり、正直、もったいないなあとも思いましたが、やっぱ演技の上手い人がこれだけ投入できるってすごいよな、なところも見どころかなあ。
「三ツ瀬」の実態が、あの世とこの世の中間にあるところ、が単純なものではなくだんだんと実態に顕になっていくことや家族が再び家族になっていくところなど脚本も演出も素晴らしいです。上映時間が鑑賞しにくかったり回数も減ってはいますが、観られるうちに鑑賞しておくことをお勧めします。

さいごに、余計なことを。
のんさん、岩手で未だに大人気ですが、大人気の理由が分かったような気がします。単純に「あまちゃん」に出たからではなく、岩手の方言でいう「めんけぇわらし」なんです。可愛いとかそういうものではなく「めんこい」んです。めんけえわらしがあまちゃんさででた、ということかなあと思いました。自分のルーツの半分以上があまちゃんの舞台でしたのでそういう感慨をもったのかもしれません。本作でののんさんの「めんこい」こそ醍醐味でしょう。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
zem_movie_review

2.5過度な演出や展開も心が泣く(?)、惜しい!

2023年5月31日
iPhoneアプリから投稿

2022年劇場鑑賞88本目 佳作 59点

役者がすごく臭い所をついてくるキャスチングだし、予告の感動作感の押し売りに負けて鑑賞

演出や展開、絵のCGの感じは正直嫌。当方が現実思考なのでその瞬間は単純にオエッってなるし印象として悪い

けどなんか今作はそれでも少しだけストンっとじんわりきてしまっていたから多分勝ち負けでいうと負けですね

上記の様に感じたのを紐解くと、結論キャストの方の誰もが半透明に見えるというか感じる。上手く言えないけどなんかそういう風に見えてくるんですよね。どこか皆今の尊さや人と人の一瞬の煌めきに生きている感じが伝わる

配信でまたじっくりと観たい

コメントする (0件)
共感した! 1件)
サスペンス西島

2.5なぜ、、、、

2023年3月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
まさのすけ

4.0快作でした

2023年1月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
ぱおう

4.0遅すぎた家族愛に感動する邦画。 本年度ベスト。

2022年12月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

まったりと観られた感じだけど、所々でハプニングや感動させられる展開が良かった。
なかなか観られなかったけど鑑賞して正解だった感じ。

でもファンタジー風のシーンは不要だった感じで安っぽい感じになって実に勿体無いない印象。

生死を彷徨う人達が過ごす天間荘。
生きるか死ぬのかを自分で決めるまでそこで暮らすストーリー。

天間家のお局、恵子(寺島しのぶさん)はかなりガラが悪い(笑)
長女のぞみ(大島優子さん)は若女将の姿より眼鏡の私服の方が美しい。
次女かなえ(門脇麦さん)は予想外のイルカのトレーナー。門脇さんって何でも出来る女優さんって感じ。
三女たまえ(のんさん)。生死を彷徨う中、天間荘で働く展開。
相変わらず滑舌が良すぎる(笑)

中盤。本作はある自然災害に絡めた作品と知る。
災害で自ら望まなく亡くなった人達。
天間荘で自分で生死を選択出来る展開で登場人物がどちらを選択するのかが見所と言った感じ。

マスクにサングラスの怪しいタクシー運転手。
絶対に何かあると思いきやからの正体が良かった。

終盤は最近観た二宮和也&北川景子さんが夫婦の作品の様相(笑)
あのシーンで、たまえがマイクで話す展開は無理があったけど良いシーン。

友情出演が多目。
色んな役者さんが登場しているのも良かった。

どこかで聞いた「お逝きなさい」のセリフに?
本作はテレビドラマのスピンオフだったのね( ´∀`)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
イゲ