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映画「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」 バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー 劇場公開日:2022年7月15日
解説 フランス映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」のフィリップ・ラショーが監督・主演を務めたコメディアクション。警察署長の父の反対を押し切って夢を追い続ける売れない役者セドリックは、新作映画「バッドマン」の主役に抜てきされる。それは“バッドモービル”に乗って宿敵“ピエロ”と戦う“バッドマン”の活躍を描いたヒーロー映画で、セドリックは体を鍛え上げ、武術を学んで撮影に臨む。撮影初日を無事に終えようとした頃、妹から父が倒れたという連絡が入る。慌てたセドリックは衣装のバッドスーツを着たままバッドモービルに乗って病院へと急行するが、その途中で事故に遭い記憶を失ってしまう。共演にも「シティーハンター THE MOVIE」のメンバーが顔をそろえるほか、「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」のジャン=ユーグ・アングラードも出演。
2021年製作/83分/G/フランス・ベルギー合作 原題:Super-heros malgre lui 配給:アルバトロス・フィルム
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「ヒャッハー」二部作の、そしてマンガ実写化の金字塔であるフランス版「シティハンター」のフィリップ・ラショー一座が、今度はDCからマーベルまで、近年のスーパーヒーロー映画をまとめてパロディにしたバカコメディ。いかにもフランスの大衆コメディらしくギャグはいちいち子供じみていてベタだが、ちゃんと負け犬的キャラクターのエモーションを描こうとしている作風はチャウ・シンチーを連想させる。 そして、ストーリーよりもなによりも、ヒーロー映画の醍醐味を気後れすることなくトレースすることで生まれるカタルシスに、なんだか涙ぐんでしまう。映画なんぞ作り物でしかないことは重々承知の上で、作り手が観客と一緒に思い切り盛り上がろうとしているその気持ちが感動的なのだ。 特にアベンジャーズネタで盛り上げてから思い切り落とすギャグシーン、発泡スチロールの岩を砕きながらのバトルシーン、待ちに待った掃除機の大活躍の3つのシーンが泣ける。基本的にはバカ映画であって、どなた様にも同意してもらえるとは思わないが、この感覚を共有してくれる人が少なからずいるはずだと信じていますよ。
2023年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
歳をとると若い時には笑えたものがひどくつまらなく思える。 漫才ブームの時はあれほど笑えたのに今では苛立ちすら覚える。 特にドタバタのそれは目を伏せたくなってしまう。 さて今作、予想はしていたがそれを下回るチープさ、くだらなさ。 だが、久しぶりに声を上げて笑ってしまった。 日本のそれとどこが違うのだろうか。 さしてセンスが違うとは思えないが、ネガティブな想いは湧いてこなかった。 最近は長すぎて冗長すぎると感じることも多かったが、サイズ感もちょうど良い。 続編が作られることは決してないだろうが、このチームはぜひ再結集してもらいたい。
良:オマージュが酷い(笑) 悪:下ネタ抜きでも良いのでは? 再鑑賞:無い
2022年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
売れない映画俳優が「バットマン」ならぬ「バッドマン」役に大抜擢されるも、撮影中、父親が怪我をしたと連絡を受け、バッドマンの衣装を着たままバッドモービルで向かう途中、事故で記憶喪失に――。という、いわゆる勘違いヒーローもの。 普通この手の作品では、他者にヒーローに勘違いされるor自分がヒーローだと勘違いした主人公が、自分が何者でもない事を知ってなお、ヒーローとして戦い偶然や運で勝利。自己実現を成す(成長する)。というテンプレートがあるんだけど、本作の主人公は一切精神的成長をしないのが新鮮だし面白かった。 今どき下ネタバリバリ&下らないギャグのつるべ打ちなのも、個人的には良かったし、「バッドマン」なのにMCUのツボを押さえたオマージュネタがこれでもかと入っていて、映画としても普通に面白いけど、ヒーロー映画好きならより楽しめると思う。