NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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この手の映画は嫌いじゃないはずだが
全然ダメだった。予告編を見て勝手にMナイトシャマランを期待していた。ようは「サイン」みたいな映画なのかと。悪口も言えないほどコメントできるところすら見つからず、ただ茫然とスクリーンに流れる動画を眺めていたらエンドタイトルが流れはじめた。まぁこれは完全な自己責任だ。責めるなら自分だ。映画に罪はない。この手の映画が好きな人もいるし、こうゆう映画だって認められるべきだ。アリなのだろう。
予想以上に面白かった
予想を超えた面白さ。 何を書いてもネタバレになるけど、ジョーズと未知との遭遇とAKIRAとクローバーフィールド等々の良いところを合わせた感じ^_^大画面の映画館で見るべき。 スカッとした終わらせ方も素晴らしい。 兄妹愛に泣けました。
予想外でいい
おっかなびっくりの一言につきます。映画のジャンルすら知らないで見た方がいいです。得体の知れない感を楽しむ映画かな思います。あと映画館でやっている間は映画館の大スクリーンで鑑賞をおすすめします。
ど直球な映画と思わせておいて、やっぱりジョーダン・ピール作品になってる一作
意味の良く分からない短いショットが連続する予告編が、何とも興味をかき立てる作品です。不思議現象に巻き込まれた人々がそこからなんとか対処しようとする過程で、徐々に巨大な謎が明らかになっていく…、という過程は、M・ナイト・シャマラン監督作品にも通じていて、もっと先を観たい、という欲望がくすぐられます。 ところが中盤頃に、もうこれで謎は出尽くしたんでは?と思えてくるような展開となり(そう見せかけてる訳なんですが)、見ようによってはそのまま結末に行き着いてしまうため、大どんでん返しを期待すると肩すかしを感じてしまう可能性もあります。また『ゲット・アウト』(2017)や『アス』(2019)での、ホラー風味の作品に鋭い現代批判を盛り込んだピール監督の作品作りを知っていると、今回はそこまで批評的な側面を入れていないのかな?とも感じるかも知れません。 ところが実際には、ピール監督は画面内のあらゆる要素、メタファーを通じて、「うち捨てられ、周縁に追いやられた人々」による巻き返し、というよりも復讐を描いています。それは一見本筋のドラマとあまり関連してこないような、テレビドラマで起きた事件とそれに巻き込まれた元子役の男性の挿話が含まれることで、一層明瞭となっています。ただ作中での二つのエピソードの結び付きがちょっと分かりにくいので、どちらかというと物語の筋そのものに不思議さを感じるかも知れません。ストレートな怪奇ものとしても、ピール作品ならではの深読みを促す作品としても楽しめる作品ですが、特にテレビドラマのパートはちょっと恐いシーンがあるので、この点は注意を。
スペクタクル映像でおくる、人間の傲慢さへの警鐘
「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール監督3作目 いわゆるサスペンススリラー、ホラーではないですね 前2作の不気味で体が硬直するような緊張感漂う作風を期待してましたが、少し毛色が違いました、でもこれはこれで普通に面白かったです オープニングから旧約聖書の一節、ナホム書3章6節が映し出され、聖書に精通していない人が多い日本人にはピンと来ない人が大多数かもしれませんが、この時点から方向性が明確に示されています その象徴的なエピソードとして登場する冒頭(後半でも再度来ます)のチンパンジーの暴走映像はおぞましく、想像をかきたてグロいので、戦慄という意味ではここが一番すごかった、終始こんな調子でいくのかと不安になりましたが、それ以外は大丈夫でした 広大な灼熱の大地とかんかん照りの陽の光、闇夜のシーンなど、IMAXカメラで撮った映像がすごく綺麗で一級の大作の風格を纏った作品となっています キキ・パーマーさん演じる主人公の妹エメラルドがバイクでスライドブレーキをかけるのは「AKIRA」、そして謎の飛行物体は「エヴァンゲリヲン」の使徒と、ピール監督の好みで日本映画のオマージュが散りばめられ、観ていてとても楽しかったです キキ・パーマーさん演じるエメラルドは最初はうるさいキャラだと思ったけど、どんどんストーリーに巻き込まれていくうちに、とても力強く勇敢で頼りになる妹へ進化していき、とても魅力的でした
解らない!空に浮かぶフワフワは何?
評判の高い作品なのですが、私は一向に内容を理解しないまま、エンドロールを迎えた。 空に浮遊するフワフワは一体何?UFOと言うなら、 未知との遭遇 然として、まだ理解もするものだが。 ジョーダンピル監督作品と。 映像が?カメラアングルが?空の青とフワフワの対比が?何かが秀逸。 ケチつけるつもりはないけれど、解りにくい…いや、 解らない作品でした。私の選択ミスですが、酷評して しまったこと、御容赦。。。
あなたの知らない世界
好き。IMAXlaserで観られたのも高評価(?)に繋がったかも。「ゲットアウト」でヤられて「アス」では乗り切れませんでしたが、監督のリズムへの慣れもあるのか、抑揚の薄い展開のわりに前のめりになっていた様です。 だもんで中盤の「ドーン!」の時には背もたれに「ドーーーン!」となる位にビックリしてしまいました。お恥ずかしい…笑 大不評なアレの造形なんかも個人的には、昔のアレコレを彷彿させるので好きでしたし(ラスト間際のビローンの形はフラットウッズっぽくて慄えた)、ちょいちょい西部劇ぽいのも美味しく頂戴出来ました。 予告編をもっと工夫すればより面白かっただろうなぁ。そこは残念。 音が良い環境が推奨です。
どいつもこいつも"頭上の悪魔"に首ったけ!! 搾取されてきた者たちが搾取する側に廻った時、醜悪な現実が露呈する... 牧場の兄妹がUAPの大捕物に挑む映画
これまで『ゲット・アウト』(2017)や『アス』(2019)等、表向きにはホラージャンルの形を取りながら一貫して黒人の視点から人種及び社会問題を取り上げてきたジョーダン=ピール監督の最新作です。 今回も主役は黒人の若い兄弟ですが、彼らが見舞われる受難を描きつつもどうやらその暗喩的批判の矛先は彼ら自身にも向いているフシが有り…。本筋である正体不明の物体との暗闘と、時おり挿入される過去のTV番組で起きた放送事故とはまったく別個に見えますが、同じ解釈のまな板の上に乗せてみると色々と見えてくるものがありそうです。 父親が急死したことで図らずも広大な牧場を経営することになった兄弟が正体不明の浮遊物体による動物・人間の収奪を目撃し、そこに電気屋の店員や有名な撮影監督も巻き込んでこの怪異をスクープしつつ被害を食い止めるために牧場での大捕物を開始するお話。そこに牧場の隣で西部劇のテーマパークを経営する男性が過去に見舞われたTVコメディーでのチンパンジーによる出演者殺害事故が要所で挿入される、という構成。 序盤こそ正体不明の浮遊物体が巻き起こす動物や人間の取り込みや電子機器異常に怪奇音、謎の飛来物といった怪現象で得体の知れない恐怖を掻き立てますが、中盤に主人公兄妹が一連のチェック&エラーを経てその特性を感得して以降は仲間を交えての件の巨大生物を如何に撮影し、また無力化するかのモンスターアクション映画のスリルにその意味合いが変質していきます。 牧場の隣のテーマパークの写真撮影や道中の車屋のチューブマン等、それまでのなんでもない描写が伏線として終盤の闘いに生かされる展開は丁寧で面白さに貢献してはいるのですが、過去2作品で見られたような正体不明や不気味に対する底の知れない恐怖は本作では控えめです。 よって純然たるホラー映画好きには手放しではおススメできませんが、モンスターと戦うアクション映画、それも限られた人数・道具・ロケーションで巨大な敵に立ち向かうケレン味マシマシのシチュエーションスリラー仕立ての作品が好物な方にはバッチリハマると思います。
ジョーダン・ピールの「未知との遭遇」
今作で監督作品が3回目となるジョーダン・ピール。 「アス」は未鑑賞なんだが、これは早く観ないといかん!と痛感させられた。 「ゲット・アウト」の時もそうだったが、今作も、より作家性、メッセージ性の強い作品であり、何となくボーっと観ているだけでは、少なくとも自分としてはストーリーの裏に秘められた作品の本質を感じ取ることがなかなか難しい。 鑑賞後、ネットの考察を色々読みながら、なるほどと感心させられた。 やはり、どの作品においても"人種差別"は共通している。 ただ、予告編でも見られる通り、今作は広い意味でSF作品だ。 もちろん観ていれば単なる娯楽SFではないことは理解できるが、このストーリーに人種差別を含めた様々なテーマを織り交ぜる構成力たるや、ストーリーテラーとしてのジョーダン・ピールには脱帽せざるを得ない。 ちなみに、今作は「インター・ステラー」「テネット」など近年の大作で活躍するホイテ・ヴァン・ホイテマを迎えてのIMAXカメラによる撮影。 映像的視点からも圧倒させられた。 ジョーダン・ピールの次回作に、嫌でも期待値が上がる。
面白い!
わたしはジョーダンピールでは一番好きでした。 過去に二作が好きな人には確かにちょっと...かもですが メッセージ性も気付く人は気付くのでしょうけど そこまで気づかなくてもちゃんと楽しめ 一番、万人受けというか観やすいのかなあ、と。 舞台もIMAX映えで良かったです。 ラスト、ちょっと泣きそうになりました。
三宅さん2回…
エンドロールで、どこの担当だかは見逃したけど、 Daisuke miyake …(違う人の名前)… Daisuke miyake … て、ひとり間に挟んで、全く同じ三宅さん2回出て来て、気になりました。
映画館退出を堪えるも最後までつまらない。
前半40分くらいはごっそり要らない。 ダラダラ、ジメジメ映像が流れるだけ。 何かメッセージ性が込められているとしても、なんだろう、そのメッセージ性を考察させるような魅力も無いので深く思考する気にもなれなかった。 終始映画館を退出しようと思っていたが、 この監督の過去作の面白さを信じ最後まで鑑賞。 でもびっくりするくらいつまらなかった。 おそらく、恐怖や疎外感・差別意識・仲間意識などを抽象表現してるんだろうけど。 ピカソがホントはめっちゃ写実的な絵が描けるけど、だからこそキュビリズムのような抽象表現をすることで表層ではない、核=真理へのアプローチを試みたように。 一枚の絵画ならいいけど、 2時間以上、自己満足な空気漂う抽象映像を見せられても苦行でしかない。 紙一重だしこうやってど素人の私が批判するのは恐縮ですが、いち観覧者としてそう思った。 分からせる工夫もない。 日本人だから分からないのかもしれないが、 であればむしろ日本人にとってはとってもつまらない映画だってことは確定しちゃう。 未熟者がピカソなどの抽象画を見て、こんなんオレでも描けるじゃん! って言いながら実際描いたらこうなっちゃうんだなぁ、 っていう考察を入手出来たことが唯一の収穫。 何も裏切られず意外性もなく、悔しいけどつまらんかった。
不思議な映画
メッセージを観たときにも不思議な映画だと思ったが、こちらも不思議だ。 兄妹のUFOに対してのモチベーションがいまいちわかない。スティーブ・ユアンが演じる彼は見せ物にした罰としてああなったのか?そんなドラマ的に見てもなんだか、さっぱりしない。 お猿さんが人を殺すのって可能だっけかな。チンパンジーが人を撲殺できるというのは聞いたことがある。それはそれでとても興味深いトピックだ。そのトラウマを抱えたアジア人、パーク経営者。それと、映画史の原点を再現したいというのは図々しくて良い。 話としては面白くないが映画としては楽しめた。帰り際に若者が映像だけだと怒っていたが、映像だけでもこんなに素晴らしいならいいじゃないか。夜にダニエル・カルーヤの白目が映えるのも良い。尺の割にキャラクターを掘り下げないドライな感覚も人を選ぶかも。 撮ること、観ることについて言いたいのはわかるが、ここが批評家受けするだろう。でもそこをそこまで論理展開していかないのは好ましい。目線を問題にするのなんて、めちゃくちゃ批評家好みだな。 低俗な話にするとリアルライフのなかでもヤバい人を対応したりするとき、目を見ると絡まれたりするので、ライフハックとしても正しい。 ビニールが苦手なのは、掃除機でビニール袋を吸うと詰まるそんなイメージかな。 帰りはキリン一番搾りを飲みながら帰った。
難解な映画
論理的にとか、理解しようと思いながら観てはいけない映画 怖さを感じながら、感情で観るべし 私ではいろいろなシーンの意味が理解できず、ネタバレサイトを見て、あぁ、そういうことだったのか!となった
これは唯一無二のジャンルかも…
「わ、笑ってもいいのかしら…?」な場面がちょいちょいと現れて… ビッグ・◯ーイのキャラに似た空気人形の状況には…どうしましょう💦と 周りの方の同意を求めたくてたまりませんでしたよ! 現実から逃避して欲しい作品を作りたかったと ピール監督がコロナ禍で書き上げた想いがちょいと突拍子過ぎて戸惑ってしまい 監督からの招待状を遠慮がちに受け取った感じでございました ただ、正反対な性格のOJとエメラルドの兄妹の絆が徐々に深まって行く過程や エメラルドのウザい位のポジティブさ インチキ(いい意味です!)ザック・エフロンみたいなエンジェルの活躍も「やるじゃん!」 でしたけどね! 猿のゴーディのくだりには「どして?」「何があった?」と寝付き抜群の私が中々眠れず💦 翌日の通勤電車の中から雲を見つめ過ぎて乗り越したりと…😅 シレッと劇場を後にした割に 後から不思議な余韻が残る魔薬をピール監督に飲まされた気分でありました
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