NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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本当は星3.8かなぁ
なにかの隠喩、暗喩が多すぎてストーリーがちぐはぐしているような気がした。こういうのを芸術性の強い映画というのかな。
ネットの評論とかを見て、単なるSF映画ではなく、「見ること、見られること」をテーマとして掲げた象徴的な映画だったことがわかったけど、それでもちょっと難しかったかな…
けどそんなことを考えなければ普通におもしろかった。
広大な平原と広い空を背景に円盤から馬で逃げるシーンとかスクリーンで観るとめっちゃかっこよかった。
といっても上級者向けの映画だったので、いろんな映画のオマージュみたいなのも山ほど出てくるしそういうのが全然わからないと物足りないんだろう。あとは「映画とは何か」みたいなことをいつも考えてる人とかも向いてそう。
自分も映画好きだけどそこまでじゃないのであんまりのめり込めなかった。なので星3.8です。
有色人種版ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
安直な恐怖映画かと思わせておいて、実は有色人種版ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドであった。動物の調教という横串があり、そこに未知との遭遇系サスペンスホラー、パニック活劇、さらにハリウッドで成功を掴もうともがく人々の人間ドラマが重なっている。ただのUFOものでないことは確かだ。
馬、猿、サメクラゲ?、ヒト
最初、猿ヒトをやっつけ、やっつけられる。
馬、ヒトを選ぶ。
サメクラゲ?、上から隠れてじっと狙っている。
最後、サメクラゲ、ヒトをやっつけ、やっつけられる。写真に撮られる。
動物、ヒトは飼い慣らしているつもりだが、動物の側では違う事情がある。動物、例えば馬の事情に通じているヒトもいる。
そういうヒトは、サメクラゲの事情も少しわかってくる。
サメクラゲ、異界からやってきているが象徴性を感じる。
偉大なスターに、俺はなる
本当にこの監督は心底ボンクラだなぁ…賢いくせにあたまわるいよ(好き)。
↓観る前に読まない方が楽しいと思います。
①長くて序盤がゆっくり、②ホラー場面がそこまで怖くない、③ルールがあいまいなとこがある、などの理由で素直に人に超おもしろい!傑作だから観て! とは言いづらい。
けど、ようやく話の全貌が見えてからのあのクライマックス、なんだかんだいってあれには超アガりました。
そこが「アス」より評価できるところかな(そう考えるとアスは設定の「盛り」に対して呎が足りなかったのかも?)。
それにしても都市伝説的な謎の組織につづいてX-FILE的なアブダクションとか…なんか年々ネタのチャイルディッシュ度が上がってない…? 世代的な呪いかな?
UFOの登場描写が完全に未知との遭遇パロなんだけど、ただの無邪気なオマージュじゃなく、ちゃんとドラマ上の意味を持たせてるところが小賢しいというか、抜け目がない。
偏差値の高いボンクラ、それがジョーダン・ピール。
界隈では大ネタ中の大ネタであろうアブダクションに、いちおう新しい解釈を与え、かつ風呂敷をたたんだところは率直に偉業だし、同時にいい歳の大人が四六時中そんなこと考えてるんかいと呆れもするところ。
はっきり言ってしまうと、古典的なSFホラーと映画製作者の話と西部劇的な背景という、この掛け合わせこそがこの作品の妙だと思う。それがわかるまでが長い。
後半、この残り時間で一体どうオチをつけるんだ? と不安にかられてからの「映画の始まりからいた」黒人たちが再び前代未聞の撮影に挑み、スターになろうとする、というゴールが見えた瞬間はさすがにブチ上がりました。
ただ、のちに伏線として回収するとはいえ、メインのお題ではっきりと手がかりを掴むのに1時間くらいかかっているので、さすがに助走が長すぎない? と思う。
主人公たちの現状を見せる上で必要だし、それが全部あとで効いてくるのでムダではないんだけど、初見だと日常描写の意図が見えなくてちょっと冗長に感じたり、これドラマの方がいいんでは、と思ったり(そうなると完全なるX-File)。
あと偏差値が高いのはいいけど、その芸風を楽しみにしてる人はともかく、普通にB級SF的なものを期待して来たお客さんがちゃんと満足して帰ったのかどうかやや疑問。予算がかかっているぶん興行的な成果とか。
「ゲット・アウト」で成し遂げたように両立は可能、と信じたい。
なおスティーブン・ユアン演じるジュープのエピソードは単に子役の闇あるあると受け止めてしまったけど、Twitterの考察で、あのE.T.的場面は彼が自分(だけ)は荒ぶる野生と通じ合えると勘違いしてしまったことの示唆、という意見を読んで、すごい腑に落ちました。
そう考えると、華やかな世界から離れ、過去のダメージと折り合いをつけてどうにか自分の居場所を見つけたかに思える彼の帰結にも、逃れがたい業のようなものを感じて余計胸にくるものがある。
期待せずみたせいか、面白かった。 最初は一攫千金の為に。 最後は恐...
期待せずみたせいか、面白かった。
最初は一攫千金の為に。
最後は恐怖におののきながらも写真を撮る兄妹。
死んでも珍しい動画を撮りたいという狂気。
さいごにあのキャラクター登場でずっこけ。良い意味で。
「映画見た」
今年97本目。
映画見ました。「ゲット・アウト」「アス」は見れなかったがジョーダン・ピール監督ホラーの名手と確信しました。「AKIRA」「新世紀エヴァンゲリオン」のオマージュもありました。監督が私は日本のアニメの崇拝者と語っていたので。ホラーの映画でここまで斬新なのは初めて。映画後20代の男性2人が「あの猿のシーン何に繋がったか分からなかった」「動物は怖いって事なのかな、宇宙人になぞらえて」「アスのようにメッセージ性何でしょうね」思わぬ映画談義が聞けて良かったです。
ホラー初IMAX、最高で最悪!!
池袋のグランドシネマサンシャインのIMAXで鑑賞しました。
映像についての評判は知っていたので池袋まで足を運びました。
内容はまぁともかくIMAX画角の場面ではその場に本当にいるかのような臨場感が得られました。
やばかったですが観に来てよかったと思いました!
チンパンジーがトラウマになった
『ゲットアウト』『アス』のジョーダンピールがついにあの領域に挑戦!という今作。
〝人間〟に焦点を当てたホラーを撮ってきた監督が、荒唐無稽さが必要とされるジャンルを上手く撮れるのかな?と素人ながら心配をしていたけど、心配ご無用でめちゃくちゃ面白かった。
チンパンジーの凄惨なヒトコマだけでも、ジョーダンピールの映画監督としての才能を再確認できる。あそこまでチンパンジーを怖く撮れるなんて。。ただチンパンジーと本作のテーマの関係性が最後まで謎だった。
AKIRAやダフトパンクなどの小ネタも楽しかったです。
今度は〝獣害〟をテーマに映画を撮ってほしい。
鑑賞動機:ジョーダン・ピール9割、ネタバレされる前に観たい1割。
うすうすネタバレ気味だったけど、肝の部分はセーフだった。
またこれも細かいネタが色々仕込んであるみたいで、それがわかってもわからなくても楽しめた。途中でどんどん雰囲気というかジャンルも形も変わっていくので、余計楽しかった。社会風刺も以前よりはあからさまではないので、わかってもわからなくてもいい。
撮影がホイテマさんだからか「撮る」ことへのこだわりが感じられた。どんどん原点回帰というか…。
音響では派手なシーンよりも、むしろ日常の何気ないところでサラウンドで聴こえてくる風の音や虫の声にこだわりを感じた。
金田のバイクにその場で気づかないくらいなので、もう一回観たら、他にも色々気付けるかも。
案外良かった
火曜日、平日のレイトショー。
お客は自分を含めて、10名ほど。
女性は2人。男性は、おじさんが多め。
平日のレイトショーはあまり来た事ないこら、わからないけど、観客が少ないよなぁが第一印象。
あらすじから、好みだから観に来ようと思っていたけど、皆様のレビューがいまいちなのと、ブラピ様のブラットトレインを先に観てしまいました。
音響効果が素晴らしく、音で怖さが倍増でした。
電気屋のお兄ちゃんと、元子役の方が良かったです。
純粋にハラハラドキドキをら楽しめました。
この手の映画は嫌いじゃないはずだが
全然ダメだった。予告編を見て勝手にMナイトシャマランを期待していた。ようは「サイン」みたいな映画なのかと。悪口も言えないほどコメントできるところすら見つからず、ただ茫然とスクリーンに流れる動画を眺めていたらエンドタイトルが流れはじめた。まぁこれは完全な自己責任だ。責めるなら自分だ。映画に罪はない。この手の映画が好きな人もいるし、こうゆう映画だって認められるべきだ。アリなのだろう。
予想以上に面白かった
予想を超えた面白さ。
何を書いてもネタバレになるけど、ジョーズと未知との遭遇とAKIRAとクローバーフィールド等々の良いところを合わせた感じ^_^大画面の映画館で見るべき。
スカッとした終わらせ方も素晴らしい。
兄妹愛に泣けました。
予想外でいい
おっかなびっくりの一言につきます。映画のジャンルすら知らないで見た方がいいです。得体の知れない感を楽しむ映画かな思います。あと映画館でやっている間は映画館の大スクリーンで鑑賞をおすすめします。
ど直球な映画と思わせておいて、やっぱりジョーダン・ピール作品になってる一作
意味の良く分からない短いショットが連続する予告編が、何とも興味をかき立てる作品です。不思議現象に巻き込まれた人々がそこからなんとか対処しようとする過程で、徐々に巨大な謎が明らかになっていく…、という過程は、M・ナイト・シャマラン監督作品にも通じていて、もっと先を観たい、という欲望がくすぐられます。
ところが中盤頃に、もうこれで謎は出尽くしたんでは?と思えてくるような展開となり(そう見せかけてる訳なんですが)、見ようによってはそのまま結末に行き着いてしまうため、大どんでん返しを期待すると肩すかしを感じてしまう可能性もあります。また『ゲット・アウト』(2017)や『アス』(2019)での、ホラー風味の作品に鋭い現代批判を盛り込んだピール監督の作品作りを知っていると、今回はそこまで批評的な側面を入れていないのかな?とも感じるかも知れません。
ところが実際には、ピール監督は画面内のあらゆる要素、メタファーを通じて、「うち捨てられ、周縁に追いやられた人々」による巻き返し、というよりも復讐を描いています。それは一見本筋のドラマとあまり関連してこないような、テレビドラマで起きた事件とそれに巻き込まれた元子役の男性の挿話が含まれることで、一層明瞭となっています。ただ作中での二つのエピソードの結び付きがちょっと分かりにくいので、どちらかというと物語の筋そのものに不思議さを感じるかも知れません。ストレートな怪奇ものとしても、ピール作品ならではの深読みを促す作品としても楽しめる作品ですが、特にテレビドラマのパートはちょっと恐いシーンがあるので、この点は注意を。
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