NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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オチ無いんかい‼️❓笑える笑えるワールド、失笑‼️❓
人殺しオラウータンのエピソードは何の意味があるのでしょう。
UFO型の人喰い飛行体とは、なんそれ。
宇宙人かどうかも不明。
オチ作ろうと考えたけど、浮かばんので、やめたんでしょうね、トホホ。
監督が、あれなんで、どんでん返しを期待したのですが。
暇ならどうぞ、ハツピーエンドです一応。
あの物体?あの生命体?は・・・何 宇宙大怪獣ドゴラに似てる(笑)
超大作の仮面を被った超B級映画
ご多分に漏れず聖書を引用し、さも意味ありげに話は展開するが、ちゃちな特撮、怖くもなんともないあれ・・・ストーリーも貧弱だし
他に観たい作品があるなら、そちらを御覧ください。
この映画はどうしても観たい?
NOPE!
ごめん面白くないものは面白くない
2022年劇場鑑賞190本目。
白人嫌いなんだろなぁという感じの作風でおなじみジョーダン・ピール最新作。
ゲットアウトやアスのような不気味な怖さのホラーというよりはパニック系なんでしょうか。
M・ナイト・シャマランの「サイン」をなんとなく思い出して観ていたのですが、終盤の展開とか、目的は全然違うのですが日常に潜む人智を越えた脅威に一般人が違和感を感じていき、真相が想定してたんと違う!というのは一緒だと思います。
サインの場合はなんじゃこりや的な展開が当時酷評を受けた事もありましたが、あの作品はその肩透かしを味わわせるのが真意だったのではないかと自分の中ではそこまでひどいとは思っていないです。
対してこちらは中盤で思ってたのと違う!状態になるのですが、なんかエライことしてるんだけどカメラアングルがちょっと独特すぎてエライことになってるのがいまいち伝わってこなかったです。最後のラストショットもドヤァって感じでしたがあんなもんでどうにかなるかね?という感じでした。
ネタバレ回避でフワッとしてますが、色々暗喩が分かれば面白いらしいんですけど分かんない人にも面白いの作ってくれたら嬉しいなあ。デビッド・リンチなんて暗喩の塊で何やってるのか全然分からなくても面白いです。
訳分からなかった
牧場を経営してるヘイウッド家で、ある日、父と長男OJに空から異物が降り注いできた。謎の現象が止んだら、馬に乗ってた父親が倒れ、車で運ぶ途中息絶えた。OJは、父親の死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことを妹に話し、兄妹はその飛行物体の撮影に挑むが、その飛行物体は生き物のように見た人を吸い込み、また近づくと電気が通じなくなる物だった。無事撮影出来るのか、てな話。
意味わからず、あの飛行物体は何かもわからず、???で終わった。
いったい何を見せたかったのだろう?
それと、サルの人殺しは何だったんだ?
もう少し解説が欲しかった。
「何やねんこれ!」空の異物が無機質過ぎて怖くない!有料パンフの解説叩き込んで観た感想がコレ。
この監督社会批評が得意のようで、過去、黒人差別、格差等描いてきているとのこと。
普通の作品ですよチト長い。凡人のワシにはチョット・・・という感じ。
何のことはない、本末転倒だが、先に購入した有料パンフをある程度読み込んで臨んだ。
そこには
見過ごされた人々
有色人種、史上初の映画に映った黒人騎手
暴れるイエローモンキー→旧日本軍のことかい?確かに上層部は間違いなくイエローモンキーです。(キッパリ!)
現代SNS社会に至る(見せ物)社会の危険性
だと書かれていた。
でも観てみると、
単純に空の上の怪物が無機質すぎる。
確かに複雑なメッセージは読み取れるのだけど
もう少し尺を短くしたら
そして「怪物の生物性、牙や血管のようなもの描こうよ。
残酷描写も比喩程度で良いから欲しいよね。
海の上のクラゲ?最後へんな変形してるし
チョット嘘つきました事前にパンフレット読んでなかったら
か複雑な構造、メッセージは読み取れなかった。ワシレベルでは。
スリラーだかサスペンスだかスペクタルだか知らないけど・・
空のモヤモヤした物体が最後までモヤモヤのまま・・
「ゲット・アウト」「アス」のようにはいかなかった「ジョーダン・ピール」監督。
この掲示板で「プロ」名乗っている人の高尚なレビューは高評価の得意顔だろうけれども。
ただ普通に長くて、モヤモヤ、オシッコ行きたくなる作品。
冒頭スローモーで少し寝た😪
単純に空の上の怪物が、「血の気を感じない、無機質、簡単に言うと単なるアドバルーン、気球にしか見えない」
未確認飛行物体(=保守的南部の縄張り意識強い白人?) vs 黒人兄妹!"バズる"現代の西部劇こそ今年最も興味を引く作品
長年ネタにされすぎてきたので、今後はUFOじゃなくてUAP。KYじゃなくてRTR("read the room" 空気を読む)。
《起源/興り》最初の映画は2秒間の馬の駈ける映像だった。それは頑として動かずそこに居座ることで権利を主張してきた"白人の地"というイメージのあるもの/場所(白人ばかりの映画馬業界もそう)を、実は自分たちの方が以前から持っていて奪還しようという試みか。タイトルが指す強い否定のように黒人の正しい歴史を開拓する。『ゲット・アウト』でも組んだダニエル・カルーヤくん流石の存在感と、ハイテンションな妹エメラルド役キキ・パーマーの好演。一方で、言うならば黒人に先んじて覇権を持つ白人と近づいて/上手に擦り寄って甘い蜜を吸おうとする抜け目なく飄々とズル賢い(?)アジア系スティーヴン・ユァン。チンパンジーにまつわる過去のトラウマ必至の血みどろな記憶、この辺りのドキドキハラハラというより居心地悪くバクバクする容赦ない暴力描写なんかは前作『アス』を彷彿とさせた。すべてコントロールできるだなんて思うのは人間のエゴ。
"最悪の奇跡"…降り刺さる鍵(=所有権/所有物の象徴)の雨、血の雨、そして動かない雲。ホラー/スリラーというジャンルで今まで誰も見たことのないような画期的アイデアと奥深さで持ってして、アメリカ社会を描く/映し出すことで映画を更新してきた鬼才ジョーダン・ピールは、やはり賢すぎるのかもしれない…作品を重ねるごとにそれは確信に変わっていっている。いちいち印象的な小物使い含め小技が効いている巧妙な見せ場作り。旗でもスカイダンサーでも、既に世の中に普通にあるものを思いがけない用途やシーンで使うことで効果的な場面や作品を作り上げてしまう天才。今後もそんな僕たちの目を見張らせるような唯一無二ユニークな存在であり続けてくれ。
彼の手(頭?)にかかればどんなものだって怖くなる。今作では子供のときにTVで見ていたようなUFOやUMAに迫る2時間特番なんかにホラーテイストを混ぜ合わせたような、遠くから見ているのではなく、もし真上に"それ"が半年も動かずにいて、生活が脅かされたら?…という究極シチュエーションを突き詰める。ホイテ・ヴァン・ホイテマによる美しい撮影で、この上なく不穏な空気を演出する。注目を引きたくなければ見るな。上を見るな…上を見るな…見上げちゃだめ。←これもまたKKKはじめ白人至上主義者たちによって、白人を見ただけでなぶり殺されたりしていた黒人分離政策ジム・クロウ法などのことを指し示しているのだろうか(あるいは現代的事なかれ主義か)?今回も真にオリジナルでものすごく掴まれた"オプラ映像"。カメラを向けることの暴力性に見る/見られるの関係を空のジョーズとして描いていて、一見の価値ありです。
APPLAUSE
P.S. 『スコーピオン・キング』見直したくなるかも(あのいい発色したオレンジ色のパーカーいい)?あと、スティーヴン・ユァンの少年時代とチンパンジーのゴーディは、前田航基とパンくん??
RTR
相変わらずジョーダン・ピール監督らしさ
全開の作品でした。
謎のタイトルバック表現とか大好物です。
痛み止めの薬とか靴とか考察をさせたがる
意味深なアイテムやお話がいっぱい。
伝えたいメッセージがたくさんあるかも
っと思いながら鑑賞。
ゴーディ🐵のくだりが最大の謎かしら。
予告編は全然ネタバレじゃないっていう
公開2日目で鑑賞、観た感じは極上の午後ロー。
空の青に赤や黄色を強調した鮮やかな映像、エンタメ寄りで見やすかったですね。
旧約聖書の一節の引用と四角い画面で馬の走る映像が本作の読み解きのキーですかね、旧約聖書の一節は後からWEBで調べるとある単語の微妙な訳があるので、悩みたくない人はしっかり脳裏に焼き付けときましょう。
フライズの店員が松本人志のモノマネやってるJPに見えたのと、みんなで飲んでるビールがキリンの一番搾りってのがニヤリとしたポイント。
130点
ジャンル無し。観る前から特定のジャンルを決めつけて行ったら理不尽な低評価を付けられそうな気がするが、僕自身ジャンルで物を見るのも見られるのもくだらないと思っているたちなのでそれは無かった。
優れたものはジャンルも時代も関係なく個別に独立してる。
強いてどんなジャンルか人に聞かれたら「スペクタクル」。
主人公側も批判対象になっているのがすごく良い。
今の世の中全員野次馬、全員ストーカー、全員自己顕示欲バカじゃねーか!気持ち悪いわお前ら!という強烈なメッセージをチンパンジーとUFOが全力で示してくれた。
でも結局は世の中の大多数であるところの野次馬ストーカー自己顕示欲側の都合でどちらもパーン1発ですよ。
ラスト主人公がヒーローに見えるのも皮肉だわな。
そこかしこに点在する要素
…なんてものは気にしなくても映像を額面通りにとらえてみてもこの映画楽しかった
主要人物どこかしら大なり小なり心に闇抱えてるけど、基本いい人感(感であって全員が利己的な衝動を抑えられてないけど)に収まってるのも気持ちよく見られる
予告からは想像もつかないこの作品のルールに気がついたとき、乗れるか乗れないかで評価は別れそう
SFかと思ってたら、ゆるゆるホラー。
ハリウッドで牧場を営み撮影の為の馬を調教しているヘイウッド家。ある日父親が、空からの落下物により死亡していまい、息子のOJが仕事を引き継いだが、評判はイマイチ。妹のエメラルドは他の仕事で頑張っていて、牧場の事は副業に位置付けている。兄としてはイラつくよな。それは置いといて、OJは空にUFOみたいなのがいる事に気づいて、エメラルドに話すとネットに上げる為に撮影する事になる。
それにしても、謎の物体ってなんだっの?人や馬を食べてる。船?生物?布?形態が変わるのはなぜ?こんな事件なのにジモティ以外は知らないってのも?
中判まで、ゆるゆるで退屈。後半やっとバタバタとテンポアップ。これ最初にして欲しかったな。人殺しチンパンジーのエピソードとか、撮影現場とか、話が繋がらなくてウトウト。謎の物体に意志が感じられないのも残念。最後もそんなんでやれる?
とても残念でした。
考えなければ、面白いかも?
あまり他作品の名前を出すのは良くないのですが、
「クローバーフィールドのジョーダンピールver」みたいな感じ?なのかな。
僕って1回目はあまり内容を考えずに見るので、最初のテロップとか、テレビショー?の悲劇とか、あまり考えずに見てました。
だから個人的に、1回目の視聴はめちゃくちゃ面白かった印象です。
他の方のレビューを見る感じ、かなり深く作られているみたいなので、いろいろ学んでからの、考えながら2回目見た時の印象がどうなるかですね。
やっぱり、予告編や公式サイトでも内容をあまり出さない感じのおかげで、衝撃的なシーンが満載で、後半につれてのワクワク感は久しぶりに味わえましたね。
日本リスペクト感も結構あって、
日本のビールが出てくる、AKIRAのシーン再現、ラストのエヴァンゲリオン感。
なんか嬉しかったですね、なんか。
あと、あまり他の方は触れてなかったので言うと、
こちらレイティングはGですが、
暴力的なシーン(とくにテレビショーの時)や、
血がめちゃくちゃ出るシーンとかあるんで、
苦手な方は気をつけて下さいね。
僕は今のところ、凄く好きです。
センター返し狙ったらバックスクリーン越えちゃったよ。的な。
あ。一番搾り。と喜んでたらですよ。
まるっきり「使徒」w
止めが。出たー!アキラーー!
あのバイクの止まりかたを見た瞬間、彼女の勝ちを確信しましたw
兎に角、日本の影響を色濃く感じた作品でした。
冒頭はA24でも見てる気分。半分ホラー的。クライマックスに向けては、ユニバーサルの本気感が出て来ます。コレが結構なとこ、独創的。局面局面は何かに似てる気がするけど、ネタバレからのラストスパートはワクワクドキドキのエンタメです。
イヤイヤ、だから使徒を倒しちゃうんですよw
その使徒、ちょっと弱過ぎひん?ってのはあるけど。
ユニークで楽しかった。
面白かった。
とっても。
オマージュいっぱい
予告を見て 、UFO &宇宙人と駆け引きするホラー映画だと思い込んでいたら!
(しかも『アス』イメージで、へっぽこ系と想像してたらすみません違った)
まさかの怪獣映画。
『宇宙大怪獣ドゴラ』ドゴラ+『ウルトラマンレオ』円盤生物シルバーブルーメ+『エヴァ』シャムシェル&ガギエルみたいなやつ。
本筋がシンプルなのに、枝葉が多すぎて散漫な印象だったけども、面白かった。
あと、また別の捉え方をすれば、枝葉の多さ=小ネタいっぱいであり、いろんなオマージュにもあふれてるし見ごたえあり。
バイクを運んでくれたYouTuberが好き。
あれ、絶対『AKIRA』やりたかっただけでしょ?
可能ならIMAXで観て欲しい、凝った画ばかりでした。
焦らし過ぎ
127本目。
上を見るなって、そういう事ね。
始まりは何か起りそう、Xファイルな感じと期待したけど、そこから次に何か起こる迄の過程が長過ぎて興味を失い。
上映時間知った上で観たせいか、おサルの件はいらないと思うし、もっとシンプルに見せられたのでは思う。
あとこれは劇場の問題だけど、スクリーンが所々ドット抜けみたいになってるのは直すべき。
気になってしゃーない。
アメリカ人の感性で観るべき映画…
やはりキリスト教の文化や神と宇宙生命体、未確認航空現象(UAP)といった知識に理解がないと、ただの宇宙人襲来映画みたいに捉えられてしまうかもしれません。
いろいろな方も書かれていますが、冒頭の「私はあなたに汚物をかけ、あなたを辱め、あなたを見せ物とする」というナホム書第3章6節からの引用とか、UAPについて話すシーンなどが、完全にフリになっていて、伏線回収されるような展開は結構好きです。
ジョーダン・ピール監督の3作目ということで、3作目に神と人類、宇宙人みたいなテーマを持ってきたことからちょっとシャマラン監督の「サイン」が頭に浮かんだので、調べてみたら、ピール監督は「ゲットアウト」の大ヒットのあと「アス」を作る際、2作目のジンクスに対する不安は感じていたそうで、尊敬する映画監督たちの2作目に絞って研究を重ねたらしく、中でもシャマランの『シックス・センス』から『アンブレイカブル』への流れにとりわけ感銘を受けた、とローリングストーン誌に書かれていました。
となれば、3作目に宇宙人と人みたいなテーマを取り上げたのも、シャマランを意識したのかな、と勝手に想像してしまいます。
ローリングストーン誌によるとピール監督は「アス」を撮る時に知人を通じてシャマラン監督から「伝えたい物語をありのままに伝えればいい。外野の声に耳を傾けず、常に初心を忘れないことだ」とのメッセージをもらったそうです。
結局、こういった天才映画監督に通じているのは、撮りたいものを撮る、という自己主張なのかもしれません。
そういった意味でこの作品はピール監督の興味関心のあるネタを思う存分に披露した映画なのかもしれません。
日本人のリアリズムとはかけ離れた内容かもしれませんが、欧米人の宗教観や宇宙生命体への関心度を理解しながら観るべき映画だと思いました。
ちなみに「サイン」よりは数段面白い作品だと思います。
あなたは何も考えず消費だけする現代人か?または思考する生き物か?
さすがはコメディアンの顔を持つジョーダンピール。SFホラー的なUFOジャンル映画の側面と、社会派映画としての側面を持たせたビッグバジェットの映画を作ってしまった。
おそらく日々何も考えずテレビを流し見て、YouTubeで話題になるものを見て、過激なものを追う人々は、この映画をなんだかよく分からない、つまらなくて眠いUFO映画としか思わないだろう。
その一方で、社会で何が起きていて、何を見ているのかをきちんと考えて生きている人であれば、これは"エンターテイメント界で蔑ろにされてきた人々の話"という事が分かる。
テーマからして身近で一般的なものではない。ただアジア人としては身近に考えるべき話題である。
物語は二つのプロットで進む。
一つは兄妹の話。歴史上初の映画と言われる黒人騎手の動く馬という実在の映像。その俳優の名は明かされていないものの、彼らはその子孫であり、不審死を遂げた父から継いだ牧場を経営している。経営は、とてもうまくいっているとは言えず、空に潜む何かをカメラに収める事で一躍"時の人"になろうとしている。
もう一つは、アジア人で子役より活躍してきたジュープ。子役時代出演していたシットコムにて、ゴールディというチンパンジーが撮影中大暴れし、そのトラウマを抱えながらも、今はウェスタン風のテーマパークを経営し、彼もまた空に潜む何かをネタに"時の人"になろうとしている。
彼らに共通するのは"時の人"になりたい、注目されたい、主人公になりたいという事。理由は明確で、これまで有色人種はエンターテイメントでは主役になる事は無かった。ハリウッド黎明期では悪役か都合のいい役。ハリウッド黄金時代もいい黒人としてメインパーソンのサポートに回る役柄がほとんどであった。最近ブラックパンサーがほぼ黒人のみで構成された映画であるにも関わらず大ヒットしたのはとても大きな進歩。
アジア人においても、お笑い担当、頭脳担当、モブなど、いつも脇役でイエローモンキーと言われた。
ゴールディのお誕生日会というエピソードで、ゴールディはその自分のポジションに我慢の限界となり、共演者をめっちゃくちゃに叩く。だが同じアジア人であるジュールは襲わず、むしろグータッチしようとするのだ。そして射殺される。これは言わずもがな、チンパンジー=アジア人俳優のメタファーだからである。
こんな過去があったにも関わらず、ジュープは空の捕食者をネタに客を集める。
時に有名になりたい、主人公になりたいという欲望は恐ろしい結末を招く。YouTuberであればやる事がどんどんエスカレートし最悪死に至る事もある。ライターは有名になるために着色し話を持って嘘を書いていると叩かれる事もある。そしてそのエスカレートするトピックスは人々の大好物なのだ。
空の捕食者は言わば政治家や著名人のスキャンダル、事故現場の映像、流失動画、過激なYouTuberを無意識的に追う現代人だ。話題になっているから見る、怖いもの見たさから見る。彼らは恐ろしい音を立て、物凄い速さでネタを食いに来る。瞬く間に。そのスピードと食いっぷりはまさに巨大な捕食者であるため、一見UFOに見えるそれが、恐ろしい捕食者として描かれていた。今作ではそれを動物界のタブーという事で、それの目を見てはならないとしていた。
この映画の素晴らしい点として、社会風刺的な映画でありながら、それを説教的な作りにせず、表向きはジャンル映画としてリリースしている事。まさに空の捕食者の様に、雲に擬態しているのだ。そしてこの風呂敷をどうまとめるんだろうと思いながら見ていたものの、さすがはジョーダンピール、最後は仲間、家族が集う事でちゃんと終わってくれる。それはゲットアウト、アスも同様だった。結局はファミリーが核なのだ。
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