「斬新で見応えはあるけど」NOPE ノープ まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
斬新で見応えはあるけど
終始ヒリヒリした緊張感が続き、不穏な空気に覆われて、なんとも言えない不気味さや恐怖が満ちる、さすがジョーダン・ピール。主人公の兄妹も個性的でカッコ良いし、ダニエル・カルーヤの大きな瞳がより恐怖を際立てていました。
これまでのビジュアルとはかなり異なる未確認物体の造形も見応えがあり、且つ、西部劇のような舞台設定もまた独特で新鮮。
視覚的な部分や全体の不快感(良い意味で)は良かったけれど、やや短調で、スリルに関してはかなり期待値を下回ってしまった印象。また、主人公たちの目的や行動の動機もイマイチ分かり難かったり、説明のないまま終わった謎も多く、消化不良な面もあり。
とはいえ、観賞後にこのあたりを深掘りしていくのもまた面白いところかも。
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