わたしの幸せな結婚のレビュー・感想・評価
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とにかく美しい!
塚原監督に期待しながらも、ラノベ原作ジャニーズ主演ということで、10代女子向けの薄い内容だったらどうしよう…という一抹の不安を抱えて鑑賞しましたが、全くの杞憂でした。
まず、ちゃんとお金と時間を掛けた衣装と撮影ロケーションが大正ロマン風の設定に違和感なく溶け込んで高級感も漂っていました。
CGも演技もアイドル映画的な過剰さはなく、監督のセンスの良さと引き算の上手さを感じます。
そして主演の二人が和服も似合うし、儚くて美しい!観た後はウットリとするような余韻が帰宅後も長く続き、十分な満足感がありました。
一つ大きな欠点を挙げると、設定が難解なのに説明がほとんどされない。少し盛り込みすぎたのか、ストーリーが走り気味なのが気になりました。
「異能」「異形」「蟲」など、SF漫画によく出て来そうな設定も、慣れない者には理解しづらく、出演者の特殊能力も風、火、式神など、大きなジャンルの括りしか誰も教えてくれない。細かい説明は皆無で、想像で補うしかありませんでした。
ただ、登場人物の心情や人物描写はわかり易く感情移入しやすいので、細かい事を気にしなければ老若男女楽しめる作品だと思います。
私はネタバレが好きではなく、いつも原作は読まずにいくのですが、この映画は原作を読んでからのほうが楽しめるのではないかと思います。
豪華キャストでやってくれて有難う
良くできた話なんだわ。継母にいじめられた娘が見初められてって《シンデレラ》なんだよね。それで『私は異能がない』って言ってる主人公が最強の異能を持ってるってのは《みにくいアヒルの子》なの。こういうのを下敷きにして話を組み上げてくるのはうまい。
話の進め方もいいのね。今田美桜が認められていく話と、帝都に魔の手が迫ってる話が交互に出てくるの。
目黒蓮が『うまいな』と料理を食べて、今田美桜が涙をこぼすシーンは良かった。ベタ展開な気がするんだけど、いいんだよ。《シンデレラ》と《みにくいアヒルの子》なんだからベタ展開で。
テンポ良く進んでやってくる葛藤シーン。今田美桜のことを思うなら、置いていかないといけない。けど……という葛藤シーンを目黒蓮が頑張って演じてた。このシーン唐突だからまとめんのが難しいんだけど、目黒蓮よく頑張った。『私が出て行けと言ったら出ていけ』も効いてたね。
そして目黒蓮が絶体絶命のピンチに。ここまで後ろに隠れていた今田美桜が前に出るときだ! 異能を発動しろ! と言われるまでもなく異能を発動し、櫛が折れて不安な空気を醸し出しつつもなんとかなった。
ラストは目黒蓮と今田美桜がイチャついてすっきり終わりで良かったな。
このベタな話に、ここまで豪華なキャストを使えるのは、主人公が目黒蓮だからだよね。ジャニーズ強いな。でも、豪華キャストのお陰で話がすごく面白くなってるから、良かったよ。ありがとう目黒蓮。
塚原あゆ子監督もうまいと思う。面白い話だけど『旦那さまの前に食事を口にすることは……』というしきたりが残ってる時代の話だから、ちょっと「ん?」と思うところもあるんだよね。現代的に焼き直したり、LGBTQキャラを登場させたりも有りな気がするんだけど、そんなことはやらずに、まとめてきた。
高石あかりも良かったね。《ベイビーわるきゅーれ》が来週公開だから観に行かなきゃ。
タイトルからは想像できないが良い
タイトルとは・・・
和風ラブファンタジーの秀作
コスプレ感満載のキービジュアルやフライヤーから乙女ゲームの劇場版かと思い、鑑賞予定に入れてなかったのですが、フォローしているレビュアーのみなさんの高評価に誘われて急遽鑑賞してきました。評判どおりとてもおもしろい作品でした。
ストーリーは、異形のものが蔓延る世界で、それらと戦う特異な能力を有するさまざまな家系が、婚姻によって家同士の結びつきを図る中、斎森家当主は前妻の子で異能のない長女・美世を疎ましく思い、冷酷非道と噂される名家の当主・久堂清霞に殺されれば厄介払いできると考えて久堂家へ嫁がせようとするが、美世の献身的な振る舞いに清霞もしだいに心を許し、二人は惹かれあっていくというもの。明治・大正期を思わせる日本を舞台にしたラブストーリーをメインに、異形VS異能、異能を有する家同士のパワーゲームを絡めて展開し、物語をおもしろくしています。
まずは序盤、初めは彼女とわからなかったほどオーラを封印した今田美桜さんがすばらしかったです。それでももちろんかわいいのですが、それ以上にその健気で謙虚な人柄が滲み出る言動が心を打ちます。清霞に料理を褒められて泣くシーンは渾身の演技で、こちらまで泣けてきました。そして、そこからの本来の魅力全開の艶姿に、彼でなくても目を奪われます。もう全編通して彼女を愛でる作品と言っても過言ではありません。
最近はドラマで絶好調の共演の目黒蓮くんも、冷たい態度の中にも美世に少しずつ心を開く変化がうかがえる清霞を好演しています。他作の役でもそうでしたが、はしゃいだり笑顔を安売りしたりしないキャラは、今の彼にはピッタリだと感じます。また、マスタング大佐かと見まごう異能発動時の所作も、なかなかカッコよかったです。
物語の構成は起承転結でわかりやすく、テンポもいいのでまったく飽きません。この手の話はハッピーエンドが既定路線なので、最後は二人の恋の成就を見届けて、こちらも幸せのお裾分けをいただいた気分になります。
ただ、サイドストーリーとして展開していた異形との戦い、宮内省内の陰謀、異能名家同士の確執等が、中途半端に終わってしまったのはいただけません。そんな不満をもちながらエンドロールをながめていたら、まさかのポストクレジット!なるほど、まだ続くわけですね。これは続編も気になるじゃないですか!できたら、続編ではセリフをもう少し聞き取りやすくしてもらえると助かります。自分の耳か劇場の音響が悪いのか、本作はちょっと聞き取りにくかったです。
主演は、目黒蓮くんと今田美桜さんで、二人の演技については前述のとおり。脇を固めるのは、渡邊圭祐くん、前田旺志郎くん、山本未來さん、山口紗弥加さん、津田健次郎さんらです。最近、津田さんをいろいろな作品でよくお見かけするようになりました。イケボだけでなくイケメンなので、認知度が爆上がりですね。
メデタシメデタシ
チープなアイドル映画とミスリードさせる作戦か?(笑)
あまり期待しないで観に行って、最初の15分くらいの導入部分から「あれ、これちょっと様子が違うぞ?」と、正直戸惑いました。
アイドル映画特有の乱暴な始まり方しないし、登場する人物が妙に落ち着いた良い演技だし・・・B級感がまるでないのです。
画面は確かに新しいが、ちょっと昔の良質な大正浪漫が漂う日本映画を観るイメージです。
特に最初から悲壮感漂い、悪い奴に押し潰されてススで汚れた感じだけど、桜の蕾の様な内に秘めた清らかな美しさが観てとれるヒロインの演技が秀逸!今田美桜さんは映画では初見ですが、実に演技力高い正統派の役者さんでピュアな魅力に満ち溢れているなと感心いたしました。いや、正直言うと惚れちゃいました(笑)。
また、主演の目黒蓮さんのアイドルとしての活動は全く興味がなくて1度も見たことなくファンの方々には申し訳ないのですが、凛とした武士(騎士?兵士?)の佇まいが素晴らしく、そして内に秘めた優しさがちょっと隠せないくらい溢れていてアラファフおやじからしても、本当に惚れ惚れするカッコ良さですね!おっさんに惚れられてもなんの得もないが、許してください!
主演二人が恋愛がらみでねちっこく絡むわけじゃなく、適度な距離を保ちながら愛を育み、困難、そして宿命に立ち向かう様が清らかで美しくて胸熱で泣けますね。
強いて欠点言うとアクション面がスローモーション多用することでスピード感に欠けてたっていうくらいだけど、それが見どころの映画でもないので良しでしょう。
いや、想定外の良い映画で大満足です。同じキャストでぜひ続編お願いしたい!
ただ・・・黒幕の想像はなんとなくつきましたけど(笑)。
誰からも愛されずにただ孤独に生きてきた
2人の男女が運命的な出逢いをした
それは、政略結婚のはずだった
美世が久堂家に嫁いでから、丹精込めて作られた料理を口にしたときの久堂の台詞
旨いなと。それを聞いたときの美世の喜んだ表情、人に褒められたのは初めてだと。
惹かれ合う2人の純愛が描かれていました。亡くなった母に特殊な能力を封じ込められていた美世、他人に入り込んで夢を操る!
軍人として、1人の人間としても戦う久堂
炎を操り、刀を振りかざすシーン
母が着ていた着物に似ている桜色の着物を
着て現れた美世、花吹雪のなか
息を呑む美しい姿でした。
久堂から渡された花模様が彫られた櫛を手にする美世、春の到来、2人を祝福するかのように小鳥のさえずりが聞こえてきたラストでした。
惹かれ合う二人。
冷酷、無慈悲と知られる男の家(名家の当主)に嫁ぐ女の話。
斎森美世(今田美桜)が、名家で知られてる当主、久堂清霞(目黒蓮)の家に嫁げ(家から)と命じられ二人が結婚するまでのストーリー。
初対面でのやりとり
初対面の人は信用出来ない清霞、美世が作ってくれた朝食を「まずは自分から食べろ、食べられなければ毒でも盛ってあるのか?」と結局清霞は朝食を食べず。
冷たく当たってしまったと心の中では思ってる清霞、一方美世は冷たい事を言われても健気に家の事をやってくれる美世。ゆり江(山本 未來)の言葉もあり、徐々に二人の距離が縮まってく。
美世のあかぎれを見た清霞、あくまでも自分の為に風呂に漢方を入れといてくれと、後に美世のあかぎれが治る様にと清霞の優しさとわかる。(清霞は薬湯が苦手)清霞の美世への全ての言動の裏には優しさがあった。その優しさに泣けた。
あと余談なんですがRRRぶりに鑑賞中トイレ行きたくなっちゃって💦結果我慢したんですが集中出来ない為、面白さ半減。
悔しい!凄く楽しみにしてた作品なだけに。
トイレなければ評価もっと良かったと思います!(笑)
また時間に余裕あれば観に行くかも。
今田美桜さんに主演女優賞を差し上げたい作品。 本年度ベスト!!!
本作は今田美桜さん目当ての一択!
彼女の演技がとても良い!
表情や仕草が素晴らしい!
全てが素晴らしい!
ずっと彼女だけを観ていた感じ(笑)
彼女が演じる美世が可哀想過ぎるんだけど、目黒蓮さん演じる清霞と政略結婚をされる中、自分の気持ちを強く持って行く展開が良い!
今田美桜さん目当ての中、清霞を演じた目黒蓮さんも素晴らしかった!
アイドルではなく役者さんの比重を高めて欲しい(笑)
思った以上に考えられたストーリーに満足度は高め!
今田美桜さんの演技が終始目が放せない。
ちふゆが泣くシーンが多目なんだけど、彼女が泣くと自分も泣いてしまう連続(笑)
鑑賞中、ちふゆに感情移入してしまうのは自分だけでは無いはず。
和服姿がお似合い&目力がハンパない(笑)
ちふゆの作るご飯が食べたい!
ある理由で仲間と戦うシーンにも泣けて思った以上のストーリーで満足度は高かった!
続編はあるよね( ´∀`)
【令和版”帝都物語”&”陰陽師“&”シンデレラ”。結婚するなら政略よりも絶対に自由恋愛だよね!薄幸だった美世が清霞に大切にされ、ドンドン美しくなっていく過程の描き方も佳き作品である。】
ー 作品設定は、時代的且つ”異能”という概念が正に”帝都物語”であり、"式"を使う辺りは”陰陽師“であり、美世(今田美桜)が、”異能”の才が無いゆえに継母とその娘(高石あかり:あの嫌な役を好演している。)に使用人として苛められる辺りは”シンデレラ”だなあ、と思いながら鑑賞。-
◆感想
・明治期初期と思われる作品時代設定や、“異能”という言わば念動力、もしくは超能力という概念が好みである。
又、ヒロイン美世を演じた今田美桜さんが、薄幸な娘が徐々に恋に目覚め、美しくなっていく過程を、抑制した演技で魅せているのも良い。
・今際の際に在りながらも、帝(石橋蓮司)が強大なる異能の力で、”蟲”達を抑えようとするも、力が弱ってきたためか、”蟲”達が人々を支配し始めるシーン等も、宜しい。
ー 流石に、加藤保憲の様なトンデモナイ化け物は出て来ないが、今作は恋愛映画であるから良しとする。-
・美世が、政略結婚のために久堂家に嫁ぐことになり、放り出されるように斎森家を出るシーンや、久堂清霞(目黒蓮:Snow Manというグループの方だそうだが、知らず。どーりで、女性が多かった筈である。ファンの方々、申し訳ない。)との初対面時に、清霞が美世に言い放った冷たい言葉も、物語の展開的には宜しい。
・美世が最初は自己肯定感が異様に低く、謝ってばかりの姿ながら、朝キチンと清霞のために朝食を丁寧に作るシーンや、1度目は食べて貰えなかった朝食を2度目は清霞が口にし、”美味い。”と言う言葉を聞き、美世がボロボロと涙を流すシーン。
ー 当然ながら、観ている側も涙ぐむのである。ー
・そして、清霞が美世が清廉な心を持つ女性だと分かって行く中で、彼自身も美世に対し不器用ながら温かく接し(薬湯の辺りね。)美世も、ドンドン美しくなっていく過程も良い。
ー 清霞が美世に、直接ではなく、柘植の櫛と着物を送るシーン等も和風で奥床しくて、宜しい。-
<ストーリー展開的には粗い部分もあったが、美世が、継母とその娘に拉致され拷問を受ける中、清霞が”異能”の力を発揮し助け出すシーンや、美世にも夢見の“異能”がある事が分かり”蟲”達に乗っ取られた人たちを救うシーン及び、雪舞う中、美世と清霞が交わす会話などは美しかった作品である。
次作を待ちたいと思った作品でもある。>
心に刺さる異世界ラブファンタジー
へぇ〜、今田美桜ちゃんが着物着て時代劇の主役やるんだ。だけど相手がジャニーズの目黒蓮くんだから、普通の恋愛物語かもって、不安に感じながら着席。
ん?最初に説明される設定が普通じゃないぞ。
社会は明治大正の日本って感じだけど、異能(超能力)が社会に影響を与えている。
美桜ちゃん演じる美世は、強い異能の一族の1人なんだけど、能力は持っていない。その事で継母や妹にいじめられ続けていた。コンプレックスもあり、反抗できない気持ち良く分かる。
そんな中、目黒蓮くん演じる久堂家の御坊ちゃま清霞の元へ婚約しに行く。ふむ、こりゃ政略結婚に違いない。相性の悪い2人が仲良くなっていく普通の展開を想像していたら、あらら、すげ〜面白い!異能に関わる話しがメインなのでアクションもあり、SFアニメを観せられているみたいだった。手のひらに火を呼んで水に手を突っ込んで風呂を沸かす。うそ〜ん!話していた相手が突然サラッと消える。折り紙の鳥がスパイをする。蟲に乗り移られて仲間と戦う。などなど、アクション要素盛り沢山。でも、本筋は2人のラブストーリー。
美桜ちゃんとっても可愛かった。それと亡くなった母親を演じた土屋太鳳、別格の美しさ。
予想を遥かに上回る展開で美桜ちゃんと目黒くんから目が離せず。気持ちが心に刺さりまくった。ずっとウルウル、とっても良かったです。
お着物バンザイ!
単なる恋愛物ではない、続編を期待。
時間が空いたので仕方なく・・・でも─
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