アルピニスト

劇場公開日:

解説

断崖絶壁に命綱なしで挑む若き天才アルピニスト、マーク・アンドレ・ルクレールに密着したドキュメンタリー。世界有数の岩壁や氷壁を、たったひとりで命綱もつけず登るというクライミングスタイルの「フリーソロ」を貫いてきたマーク・アンドレ・ルクレール。名声を求めない彼自身の性格から世界的な知名度はほぼ皆無だが、不可能とされていた数々の難所に挑み、新たな記録を次々と打ち立てていく。そんな知られざる天才に、これまでクライミングを題材にしたドキュメンタリー作品を数多く手がけてきたピーター・モーティマー監督とニック・ローゼン監督が密着。雄大な自然を背景に、体力と精神力の極限に挑むマークの姿を、臨場感あふれる映像で映し出す。

2021年製作/93分/G/アメリカ
原題:The Alpinist
配給:パルコ

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映画レビュー

4.5自己肯定感上がります

2023年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

シンプルに幸せとは何かを突きつけられました。日本社会のことしか分からないですが、今は社会に適合することのハードルがどんどん上がってきています。だから、適応障害や鬱などのメンタル疾患が増えてきているのだと思います。いや、ADHDの人でなくとも普通こんなマルチタスクこなせないですよ。

本作を鑑賞していて、初心に戻れたというか、競争や他人との比較やエゴや、なんだかいつも疲弊している自分が馬鹿らしくなりました。そんな私を勇気づける様な神々しい山々と山を登るマークを映したカメラ。

マークはお母様の理解があったからこそ、自分を肯定して生きることができました。自分を肯定することに、人間の幸せの本質があるのではないでしょうか?誰でもスマホが欲しいわけじゃないし、誰でもお金が欲しいわけじゃない。誰もが山に登りたいわけじゃないし、誰もが冒険したいわけじゃない。私は私になりたいんだ。

人生をマニュアル化するのではなく、ユニークな人生を歩みたい。私だったら、2年位ずつ環境を変えたいな。

「世界にひとつだけの花」を聴くよりも、100倍説得力がありました。自己肯定感が上がります。

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ミカ

4.0【不世出の天才クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールの信じ難き数々のフリーソロによる登頂シーンを写した画期的なドキュメンタリー作品。】

2023年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

■携帯も持たず、登頂結果をSNSで発信することもなく、たった1人で驚くべき登頂を次々と成功させていた無名のカナダ人青年、マーク・アンドレ・ルクレールに魅せられたピーター・モーティマー、ニック・ローゼン監督が、彼の挑戦に密着。

◆感想<Caution!  内容に触れています。>

・「フリーソロ」で観たアレックス・オノルドも作中で言っているが、マーク・アンドレ・ルクレールの登頂スタイルは、”ちょっと、山に登って来る・・。”と言った感じで、”スタンレー・ヘッドウォール”や、”ロブソン山のエンペラー・フェイス”をフリーソロやダブルアックスを駆使したミックスクライミングで、易々と登っている。

・そこには、山への恐怖は感じられず、彼自身が楽しそうに、ガールフレンドのブレットとフリーソロを楽しむ姿が映し出されている。

・彼のフリーソロシーンの姿も”どうやって撮影したのか!”と言う位、至近距離で撮影されている。

■白眉のシーン

・冬のパタゴニアのトーレ・エガー登頂シーン。
 一度は頂上直下で吹雪に会い、下山するが、再挑戦する姿。
 マーク・アンドレ・ルクレールは子供時代にADHDと診断されたとあるが、確かに自由人だし、取材陣の前から突然姿を消したりするが、スピリットは純で、強靭なる人である事が良く分かる。
 そして、何より彼の言葉には悲壮感はなく、極限状態の中で生を謳歌している事が伝わって来るのである。

<私は、登山とは頂上に登る事が全てではなく、無事に愛する人や、家族の所に戻ってこそ完結すると思っている。(10年前まで、登山をしていたので・・。)
 故に、マーク・アンドレ・ルクレールのアラスカでの雪崩遭難死は悲しい。
 だが、彼の追悼式に集まった、多くのアルピニストたちの姿や、母親のスピーチを聞くと、彼の死は悲しい事だが、多くのルートを開拓し名を残したのだから、有意義な人生ではなかったか・・、と思った作品である。>

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NOBU

5.0いろいろな生き方がある

2022年9月25日
Androidアプリから投稿

山の映画は結構好きなのですが、これはまた・・・。
みんなに見てほしいな。

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M

3.5生きるを謳歌すること

2022年9月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

マークの笑顔がなんともいえないぐらい最高。

自分の道を見つけて歩いている人、
自分のやりたい事を追求している人、
自分の全人格を余すことなく発露している人、
そういう人だからこその、爽快で純粋な心の底から自然と湧き出る笑顔だった。

人生は長さではない。
二五歳。とても幸せな人生に見えた。

✳︎物凄く景色が綺麗。
山と星空、テントを開けると山間に朝陽、谷の景色、、。素晴らしい。

*足が縮むようなシーンが続く。少しの引っかかりに自分の体重を預ける、、、。

*マークの母が素晴らしい。このお母さんの子供でマークは幸せだっただろう。

*人間関係のしがらみや仕事のこと、老後の心配など、今悩んでいることがとても小さなしょうもないことに思えてきた。心配ばかりして人生を謳歌しなくてどうする?マークのような笑顔ができるようになろう。

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momokichi