女神の継承のレビュー・感想・評価
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ラストのめちゃくちゃ具合は近年ないくらいのカオス
あれだけめちゃくちゃでカオスを超えた展開になると人間は大爆笑してしまうんですね!初めての体験ですよ本当に😂
途中でメインの祈祷師が〇〇するしえ? どうすんの? ヤバくね?からが更に面白いんだよなあ(最後に頑張った祈祷師と弟子たちのいかにもダメそう感漂う感じで絶対失敗するやろって思いながら見てたらそれ以上に酷い事になるから大爆笑してしまった笑)
最後は完全敗北で終わるとか面白過ぎます!
あと取り憑かれた女優さんはエクソシストのリンダブレア以降最も頑張ってたと思うくらいイカれた行動(子供を〇〇してオシッ〇して会社で男と〇〇して犬を鍋で〇〇するとか好感度爆上がりです笑)
しかもあんなラストなのに劇場から帰る時にスッキリしているという謎の現象起きてて解析不可能だし。
最後にあの呪文の書いてる頭に被せるやつ売られていたので購入して額に入れて飾ってますがなかなかイカしてます! ここまでいくとカオス過ぎて笑えるんだよなあマジで😂あー笑いまくって楽しかったー🤣🤣🤣🤣
タイってのがいい
まさにアジア版エクソシスト
動物が酷い目に合うシーンが苦手な人は注意!
POV方式で撮影された映像だからこそリアルさと怖さが増す内容だったと思います。
完全なフィクションとして普通の映画のように撮影されていたら、そこまで劇的なシーンが無く(大変なことは十分たくさん起きてはいますが)、つまらなく感じてしまっていたかも。
主人公の見た目の変化とヒートアップする不可解な行動が今作のメインの恐怖ポイントだと思いますが、個人的にはやはりラスト、インタビューで祈祷師ニムが「分からない」と答えるシーンが最も絶望的でゾッとしました。
歴史ある風習だから続けているが、神が本当に存在するのか?私には分からない、とするニム。じゃあこれまでの人々の奔走は無意味?主人公に憑いているものは一体?この後どうなるの?と、最後の最後に鑑賞者に謎と不安感を残す一言。
説明が少なめなことと、終盤の長めの祈祷シーンによって、結局どういうこと?となる人も多い気がしますが、ネットで今作の解説・考察・製作者のインタビュー等を読むとさらに面白く感じると思うので、鑑賞した方はぜひ調べて読んでいただきたいです。
丁寧に語られてるので世界観にノれるが…
オカルト要素多め?
精霊、悪霊、自然の中に神は宿る系のお話がお好きであれば最初の頃は楽しいと思います。
ヤバンという名の精霊の、その巫女さんのインタビューは楽しかったです。
ただ、ミンという美少女が取り憑かれてからがちょっと失速したかな、って思いました。
(どこかで、別の映画で観たことある…と気づいてしまい気持ちが萎えてしまったのが原因かも。
またミンの性行為シーンやTシャツビリビリにしてバストを見せてくるシーンは個人的には不必要でした。
こういう、人間 対 何か の戦いにおいては、できれば人間側が勝つ話が好きなので、何かのほうが勝ってしまう話、果てには人間側が全滅してしまうこの映画は苦手です…)
全く怖くない
韓国とタイのコラボ精霊
我々はタイ東北部の山間にある村を訪れた。
この地には“バヤン”という精霊が村人から崇拝され、ある祈祷師一族に宿っている。
現継承者である女性、ニムに密着。
そんな中、彼女の姪ミンに異変が。バヤンがミンを次の継承者に選んだのか…?
彼女にも密着し、世代交代の様を記録しようとしたが、我々のカメラは衝撃と戦慄の一部始終を捉えてしまった…!
ホラー映画お馴染みのPOVモキュメンタリー。
氾濫する同手法だが、本作は多様な味付けがミソ。
『哭声/コクソン』のナ・ホンジンがプロデュース。同作の続編としてスタートした企画を、タイのホラーの俊英バンジョン・ピサンタナクーンが継承。韓国とタイの鬼才がコラボ。
監督は似通っている所がある韓国とタイの民間信仰に注目し、そこにタイの信仰や文化でアレンジ。オカルト色が強かった『哭声/コクソン』より土俗性が濃いものに。
人里離れた村、古めかしい因習…。呪われた一族、惨劇…。横溝ミステリーやJホラーをも彷彿。
アジアン・テイストならではの異様で神秘的な恐怖を目撃…。
タイの一部では今も尚精霊や呪術などの超自然的現象や信仰が根付く地域も。“実在の恐怖村!”と謳うだけの某Jホラーシリーズとはレベル違いのリアリティー。
動物殺傷、自傷、近親相姦、自殺や惨殺など、生々しいグロや鬱描写。それらが恐怖の作風に拍車をかける。
オーディションで選ばれたミン役の女性の“取り憑かれ演技”は驚愕と震撼もの。
この世には本当に存在するのか…? 存在するとして、それは偉大なる精霊か、我々の想像を遥かに超える悪霊か…?
POVモキュメンタリーなのが本作のポイント。
勿論それを十二分に売りにしているが、POV(一人称視点)なのにカメラが何台も切り替わるような印象を受けたり、所々やクライマックスの儀式のシーンなどモキュメンタリーと言うより普通の劇映画のように見えたり。あまり映像がブレ過ぎるのも好きじゃないが、もうちょっとPOVモキュメンタリーならではを凝らして欲しかった。
同ジャンルでは近年屈指。
が、インパクトも衝撃も恐怖も『哭声/コクソン』には及ばずなのが正直な感想。
ドキュメンタリー?
やや、やり過ぎ感はあるが
「哭声 コクソン」の続編的映画と聞き、公開時はかなり話題にもなっていたのでずっと観たいと思っていたが、Amazonレンタルに入ってたので早速鑑賞。
タイの土着信仰+エクソシストという展開は、確かに「コクソン」と共通するものがあったかな。
ケレン味がなくあくまで普通のおばさんっぽい祈祷師の二ムは、個人的にかなりリアリティーを感じたし、ミンにとり憑いたモノの正体を探っていく儀式の様子なども西洋のそれとは違うアジアらしさがあって良かった。
ミンの様子がどんどんおかしくなっていく中盤は、怖いというより「役者さん頑張ってるなー」の方が勝ったし、ミンにとり憑く悪霊を祓うクライマックス以降の物量で攻めてくるあの感じは、やや、やり過ぎ感があったかな。
個人的に苦手なジャンプスケアが殆どないのは良かった。
あと、物語には直接関係ないけど、お葬式なのに原色のネオンライトがギラギラしてる感じや、ロープで吊ったロケット花火で火葬炉に点火する様子など、タイのお葬式事情が垣間見えるシーンの数々も良かった。
期待しすぎたかな・・?
超カオス
信仰とカルマの話
最近のホラーには珍しく2時間10分と長い。
代々巫女を継承してきた家の現巫女の姪に、精霊からのメッセージとも見える体調の変化が訪れる。インタビュー形式のモキュメンタリー。
信仰とカルマの話。
前半、現巫女(癌は治せないから病院にかかって)と精霊や巫女を信じていない姪が現代風で良い。
中盤の姪の体調不良からズブズブと墜ちていくところ、現巫女の対応はとてもミステリ的で見応えがある。
インタビュー形式は異文化を学ぶ感じで興味深い。
ここまでは殆どジャンプスケアなし。
後半、姪が取り憑かれてヤバくなったあたりからゾンビ+洒落怖になっていく。八尺様とかリアルとか好きな人にはお馴染みの展開。監視カメラあたりからジャンプスケアが多くなる。ありがちなラストからの巫女のシーンで終わるのが印象的。これがあるとないとでは全く違った。
キリスト圏ホラーにありがちな悪魔オチは、神の力が及ばない対象への恐怖だけど、こちらはそもそも今まで信じてきた精霊の存在/自分の信仰が揺らぐ畏れ。
作中に偽りの儀式による弊害(変な悪霊を呼び込む)を描写/非難しつつ、ラストにこの巫女の吐露を載せたのには唸った。
途中でインタビュワー/カメラが複数いることに気づいたが、後半思った以上に人数がいた。
まさかホラー映画でカメラ=残機扱いになるとは思わず笑ってしまった。そういう使い方があったかwこの映画のおかげでホラーでは何かに付けてキャラ=残機扱いになるようになった。
後半のゾンビ的なホラーは個人的に全く怖くないので好みがありそう。個人的には演出がベタで陳腐に思える(それこそがハッピーホラーでもありそうあけど…)。洒落怖的展開は大好きなんだけど…。
巫女ニムの信心深さ・慈善的なところ、ニムの姉ノイの人間的な身勝手さ・罪深さの対比は良かった。この2人は役者さんの演技も良い。この年代の女性の役者さんがメインになることは少ないので、新鮮さもある。
ノイの身勝手さも共感できてしまう。
代々続く巫女になれとか意味不だし、謎の体調不良続くのも怖すぎる、キリストに縋って巫女から離れるも、娘が助かるためなら神をも捨てるし自分が犠牲にもなる。妹に巫女を擦りつけたのにその妹に助けを乞う。終盤の女神が見える〜からの演技も不気味で良い。
正直、儀式の場面では、偽の儀式も正しい儀式も全然違いがわからん…(うさんくらくみえる…)なんだけど、ラストのニムのシーンでその絶対的信頼感が揺らぐのがとても良い。
個人的な好みで前半(ドキュメンタリー)は★4.5、後半(ゾンビ)は★2、ラスト(ニム)が★4.5。
容赦ない暴力と下品描写
犬も赤ん坊も容赦なく殺すのは素晴らしい。胡散臭くエキゾチックな儀式も見ていて楽しかい!とにかく胸糞悪く、救いようがなくて地獄!たくさん考察の余地があって楽しいです。しかし美しいヒロインのお色気シーンがあるのでかなり気まずくなります。お色気成分が無ければ星5でした!
ラストのセリフだけが評価ポイント
ドキュメンタリー風ホラー映画という試み
普段あまりホラー映画は観ないのですが、重なる時は重なるようで、先日の「NOPE」に続いての本作の鑑賞となりました。ただ「NOPE」ががっつりハリウッド映画だったのに対して、本作はタイ映画。しかもホームビデオで撮られたようなタッチの映像で、さらにドキュメンタリータッチのホラーという、実に斬新な作品でしたので、全く違う印象の映画となりました。
内容的には、伝統的にタイに伝わる女神の化身というか、霊媒師というか、日本で言うなら恐山のイタコとか、沖縄のユタのような存在の継承を軸にしたお話でした。この霊媒師は、一般的に代々女性が継承するという設定で、現在の継承者は主人公のニム。本来は姉が引き継ぐべきだったものの、姉が嫌がったために妹であるニムが受け継ぐことになったようです。
そして物語は、ニムの後継に姉の娘である姪っ子のミンが選ばれたらしいということで展開していきます。ところが実際はミンに憑依したのは女神ではなく、最恐最悪の悪霊だったということになり。。。
中盤までは、前述のようにドキュメンタリータッチで淡々と描かれており、創作ということを忘れてしまいそうになりました。しかし終盤を迎えて最恐最悪の悪霊が本領を発揮し出すと、残虐シーンが頻出するホラー映画然としていきました。個人的には中盤までのドキュメンタリー風の創りで通して貰った方が面白かったように思えますが、まあホラー映画なので仕方ないのかも知れません。
また、結解のようなものを使って部屋の中に封印していたとは言え、完全に悪霊が憑依している状態のミンが家にいるのに、ニムの兄の妻と赤ちゃんを残してみんなが悪霊払いの儀式に向かったのは、明らかに違和感がありました。既に一度赤ちゃんをミンに攫われており、普通なら真っ先にこの2人を安全な別の場所に移しそうなものを、護衛1人だけの状態で家に残しているのは、いくら何でも変でしょう。結果的に当然の如く2人は殺されてしまうのだから、この辺の展開にはちょっと醒めてしまいました。
そんな訳で、中盤までのドキュメンタリー映画風の創りには大いに感心させられたものの、終盤の展開にはイマイチ納得が行かなかったので、評価は★3としました。
コクソンが好きなだけに観る前から期待も高まってしまい... 導入は...
信じることの難しさ
タイの村で代々巫女として地域の霊的な問題を解決してきた一族の中の若い娘がある日なにかに取り憑かれ、巫女や祈祷師たちがお祓いを試みる話。
強い恨みを持って死んだ動物植物含めた悪霊達vs信じるか信じないかは貴方次第な全てに宿る精霊なるものを信仰する祈祷師の戦い。冒頭ドキュメンタリー風の取材に精霊について語る巫女も、話が進むにつれてその精霊を"信じる"ことの難しさが顕になっていく。
祈祷師たちはとりあえず色々な供物を使って真剣にやってる風に祈るのだけど、その行為の曖昧さたるや。人は精霊よりもわかりやすい家族や身近な人同士の関係を信じてしまうし、悪霊の圧倒的脅威を前にした時精霊という目に見えない曖昧なものの弱さよ。最近宗教問題話題だけど、お金を出すのって簡単でも本当に信じて祈るだけってめっちゃ難しいな。
悪霊バトルも女神の首が切り落とされてた瞬間「あ、これもう勝てねえ」感がすごいけど、多分勝敗はもうちょい前の自殺した息子疑ってた時点で決まってたんだろうなぁ。普通に考えて何の罪もない身内疑って1ヶ月祈ってたの無駄足すぎる(笑)あの黒い卵は悪霊がバトルしたいのに全然来ないから「ここちゃいまっせ〜」って伝えに来たんだろうなぁ(笑)
あとは、悪霊に取り憑かれてる娘が夜中に徘徊して家を荒らしてるのが分かってるのに普通に同じ家で夜寝てた巫女一家がやはり正気ではないと思った。結局女神とか悪霊とかよりやっぱり自分の娘という確かなものを信じちゃってるからなんだろうなぁ。実際最期まで娘の名前を読んでたし。
ホラー演出も、終盤ずっとドキュメンタリー内で当事者を見つめる3人称視点だったカメラに悪霊が襲い掛かり、突然POVの1人称視点になるのよりリアルで怖かった。そして、カメラと悪霊が目が合ってしまった瞬間私の頭の中で逃走中の「見つかった。」っていうナレーションが毎回流れてた。
結構軽めに感想書いたけど、中盤あたりから「これ見終わったら誰もいない自分の家に帰らないといけないんですか!?最悪!」ってずっと思ってた(笑)実体として霊は出てこないのにこの気持ち悪さ怖さ、すごいなぁ。
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